アークナイツRTA 「愚人曲:Coda」称号取得アビサルハンタールート 作:ころもち
己は弱い作者なので続きに詰まりまくってました許してセンセンシャル!
この期間にガスコイン神父をオルゴールと火炎瓶、ちいかわを血酒でしばきました。卑怯とは言うまいな?(隻狼並感)
【パスワード…確認しました】
【前回の閲覧から一定期間が経過しています、生体認証をどうぞ】
【波長の一致を確認】
【ようこそ、⬛︎⬛︎様】
【第■■回殲滅作戦の記録を閲覧します】
作戦参加人数 ⬛︎⬛︎名。
内、生存者⬛︎名。
作戦概要
⬛︎⬛︎にて恐魚及びシーボーンの大量発生、繁殖を確認。
これ以上の被害拡大、繁殖を防ぐ為『都市焼却作戦』発令。
今回の恐魚の群れが死⬛︎を食い荒らすのに執心してその場をさして動かなかった事、そしてアビサルハンター部隊の尽力によって事態は一応の収束を見せた。
後援部隊が回収した生存者⬛︎名の内、既に⬛︎名が(※検閲済み)となり処⬛︎の判断が下された。
直前まで異常な数値など見られず、何らかの要因があると見て調査中。
会話可能な唯一の生き残りとなった⬛︎⬛︎隊・援護狙撃手であるア⬛︎スキュ⬛︎ス⬛︎⬛︎兵による聞き取り調査、及び生体検査の結果は別紙に纏められています。
【閲覧はレベル⬛︎以上研究者の許可、もしくは⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎執政官の立ち会いの元行って下さい。】
【確認しました。】
【閲覧を許可します。】
血液検査含む数種類の検査の結果、アイ⬛︎キュ⬛︎ス⬛︎⬛︎兵(以下検体Aとする)の体内の⬛︎%がシーボーンと同質のものに置き換わっている事が判明した。
再生速度の向上、体組織の異常代謝が見られる。
この症状自体は浸食の進んだアビサルハンターに見られる末期症状と同じであるが、検査Aにはそれに付随する精神の混濁、身体の変形、『⬛︎れ』への帰属意識などがあまり見られない。
多少の心理的外傷が見られ、これら症状との因果関係は⬛︎⬛︎。
彼はシーボーンに侵される狂気の中において自らを確立している、数少ないサンプルの一つである。
引き続きの調査を進める。
【特記事項】
以前から確認されていた検体A固有の技能である【⬛︎⬛︎発動時の周囲のアビサルハンターに及ぼす著しい身体能力向上】について、細胞採取の結果以下の要因が推測される。
『彼と最初に融合した⬛︎⬛︎の痕跡が消えている。』
『正確な時期は不明だが、体外から侵入したと見られる「より大きな反応」が元々⬛︎⬛︎の融合していた所に癒着している。』
『切除を試みた機器が尽く機能停止、後に人的手段に移行。
担当者である⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎執政官が持ったメスで自らを切りつけようとする事態に。
執政官の脳波に異常な波が見られた。
癒着した反応の影響であると推定。
切除は不可能と判断。』
彼の演奏とシーボーン因子の共鳴反応が見られた。
演奏を長時間聞かせたシーボーン類の生物いずれにも異常は見られず、彼の演奏は対象を選んでいる可能性がある。
基準は目下不明、引き続きの調査を進める。
検体Aの処遇に関して、レベル⬛︎会議の結果『アビサルハンター計画の判断に一任する』となった。
我々は知らねばならぬ、かの脅威、その真意を。
意思があるのかも分からぬが。
彼がそれら全てを解き明かし、我らの活路の先触れとなることを祈る。
【閲覧後、データは自動的に破棄されます。】
【保存の意図がある場合、緊急解除番号をどうぞ。】
【3】
【2】
【1】
【削除完了しました、目録へ移行します。】
【閲覧終了しました、良い一日を。】
─────────⬛︎⬛︎/⬛︎⬛︎。
とある可能性の世界、壊滅したエーギル都市に残された最後の閲覧記録より。
ある人のの献身と研究の証は永遠に失われることとなった。しかし全て無意味で無価値、今の地獄において何の意味もあるものか。
うたがきこえる。
なみがわれ、まちをのむ。
けものがすべてをくらい、あとをおうたいじゅのえだがすべてをおおう。
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ボコ、と大きな音を立てて薬液が泡立つのを聞いた。
そこで初めて顔を上げ、先程まで黙って天井を眺めていた弟が深く眠ったのだと気づいた。
「……眠ったのか。」
返事は無い。
ここのところ毎日実験、思考、実験、検査の繰り返しで如何に強情な奴とはいえ体力の限界だったのだろう。
多くの人命が消えたかの作戦よりしばらくの月日が流れた。
都市は今まで通りに暮らしている。
アビサルハンターもまた、同じように生と死の狭間で泳いでいる。
この計画を立て、地獄に落ちる覚悟をしてからずっと、この弟とまともに顔を合わせて落ち着いて語らう機会など無かったように思う。
巻き込みたくなかったのだろうか。随分都合のいい話だが、そう思う程には自らの人間性は死んでいなかったのだろうか。
背負い込む質のあるごく普通の弟、楽器好きのアイスキュロス。
彼が、父に落胤が居たことを知ったのは全くの偶然だった。
家族の縁など希薄な生家で、それを知ったとて気にしたのは彼…ウルピアヌスしかいなかっただろう。
エーギルにおいて少し珍しいほどにある心の余分な部分が、彼を弟の元へと突き動かした。
何を思っていたのだろうか、興味があったのか、顔を見たかったのか、もしくは家族の繋がりを求めたのか。
もしくはそれ全てだったか。
ぼうっとした目の小さな子供にしっかりと見つめられた時の感覚は、身体が変わり果ててもなお肌が覚えている。
ペンだこで固くなった自分の指を、冷たく小さな手で掴まれた時のこともよく覚えている。
それが今や自分より背の長い男になったとは、聞く人が聞けば笑い話になりそうなものだ。
笑う心当たりのあるものは皆海の底に沈んだが。
『────そう、穴のあくほど、見られると…目が冴える…』
いつの間にやら起き出したアイスキュロスは、憮然とした顔で兄の顔あたりを見た。何分逆光と影が合わさって姿がよく見えないので。
『今更郷愁に浸ったか、兄上。』
「……貴様は今腹を開いて縫ったばかりなことを忘れたようだな、寝ろ。恨むなら、あのような杜撰な解剖に許可を出した己を恨め。痛みはそれの無理な縫合によるものだ。」
じじ、じじ、と灯が妙な音を立てている。
色の薄い、灰混じりの血色をした目がじっと見つめている。
『懐かしいのか。』
「…。」
だとしたらどうする、と思った。
しかし患者に対してそれをぶつけるほど、ウルピアヌスは理性を失っていなかった。
『私たちに、思い出に浸る資格は、まだあるのだろうか?』
再びうつらうつらを首を動かし始めた弟に、伝える言葉は何も無い。
しばらく時計の音に耳を傾けていると、ようやく弟は再び眠りについた。
次目が覚めた頃には傷もふさがって、また元通りに任務に駆り出されるのだ、兄も弟も。
今の時間が尊いとは言うまい、そう言えるだけの関係性は、今までの軋轢で大方剥がれ落ちてしまった。
どちらかの眠っているときでしか心を言葉にできやしない。
独り言を積極的にする質では無いウルピアヌスだが、今だけはめずらしく口をついて出た言葉があった。
「そうだなアイスキュロス、俺たちに浸る資格はあるまい。」
「俺はお前に、こんな風になって欲しくはなかったんだろう。」
「同じ地獄を歩めなど、頼んだ覚えはなかったんだ。」
全ての計画を立て、その業と責任を背負うべきひとでなし。
振るった力で、友を人として殺せなかったひとでなし。
手からこぼれおちたものに比べて、己のなんて無価値なことか。
(この後)どないする?
(もう最後の戦いまで倍速で)ええやろ。
間になんか挟みたい気分なのでアンケートをだすんだなこれが。
ホモくんのなかよぴオペレーター
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ズオくん