蛇のおっさんが幻想入り   作:幽玄ノ乱

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あっるぇ〜おっかしいなぁ〜、前回の投稿から一ヶ月以上経ってるぞぉ〜?
……はい、上のバカな前置きは流し読みしてください。どういうわけかね、前回の投稿から一ヶ月以上経ってました。
何話か前もこんな感じだったような気がしますが、僕は昔のことを振り返らないタチなんですよ(嘘ですめっちゃ振り返ります)。なんか前置きが長くなりましたが、気にせずに第二十三話をどうぞ(汗)



第二十三話 人形使いのおつかい

アリスは、どういうわけかキノコ(ぽい何か)や亀(ぽい何か)が横に伸びる一本道を歩いているという、謎の場所へ来ていた。空中には物理の法則を無視して、ブロックのようなものが連なっている。そのブロックを、ドット絵で表現されているので分かりづらいのだが、赤い服を着た配管工のような男が叩いて壊したりもしていた。

どこまでも続く道を呆然と眺め、アリスは呟いた。

 

「……どこよ、ここ」

 

いつの間にこんな某レトロゲーのステージのような場所にワープしてしまったのか、本人にもよく分かっていない様子。まあ、突然こんな場所にワープすれば、一部を除いて誰しも混乱するだろう。

アリスが道を踏み外さないようしばらく進んでいくと、旗と茶色い城が見えてきた。さっきの配管工が、旗のてっぺんに向かってジャンプした。配管工はありえない跳躍力で飛ぶと放物線を描き、見事旗のてっぺんにしがみついた。ファンファーレが鳴り響き、旗とともに地面に降りると、さっさと城の中へ入っていってしまった。

一瞬の間に謎の光景をいっぺんに見てしまったら、人(魔法使い)はどうなるのだろうか?

 

A.思考放棄

B.思考放棄

C.思考放棄

 

そう、思考放棄。アリスは、自分も旗に飛びつき、鳴り響くファンファーレの中、城の中へと歩を進めた。さすがの彼女も、この意味不明な状況下では少し混乱するようだ。

城の中は暗黒に包まれており、湿度が高いからなのか少々カビ臭い。そして、外から見たよりも大きいようで、廊下の幅は大人5人が並んでも狭さを感じさせないぐらいの広さだ。なぜ幅が分かるのかというと、出口から光が一筋差し込んでいるからである(その他に光源はないという親切設計)。

この空間に長居するのは、精神衛生上よろしくない。

半ば自棄のアリスはそう考え、終着点へと走り出した。飛べれば早いのだが、なぜか飛ぶことができない。この空間では、飛行能力は使えないようだ。

しばらく走ると、ようやく暗黒から解放され、眩しい陽光が目に刺さった。光度の差に目が慣れ、最初に視界に入ってきたものはーーーー

 

 

ーーーー土管。

 

 

圧倒的な存在感を放つ緑色の土管が、アリスの目の前に設置されていた。土管の向こう側は崖になっており、土管の口がこっちに向いている。どう解釈しても、入れとしか受け取れない。

この土管はどこにつながっているのか、アリスにはなんとなく見当がついていた。しかし、後戻りしても意味がないわけで。

アリスは意を決し、中腰の姿勢で土管の中へと入って行った……

 

 

 

 

 

その後のことは、カオスとしか言いようがなかった。

なぜか酸素切れにならない水中を進んだり、そびえ立つ塔の中にいた亀を倒したり、亀の親玉からお姫様を救ったり(ついでに赤い配管工も倒したり)……

もう、いろいろありすぎて、インドアな彼女は疲労困憊していた。

ドット絵のお姫様から、もらっても嬉しくないご褒美のキスをほっぺたにもらい、生えるように地面から出現した土管へ躊躇なく入っていくアリス。もう疲れ過ぎで警戒心などは微塵もない。隻眼の怪しさMAXの男からキノコを渡されても食べるだろう。

土管から抜けると、そこは見慣れた森の中だった。帰ってこれた……と、安堵すると同時に、彼女の意識はぼんやりと霞みがかっていき、ついにはその場に倒れ伏せてしまった。過労って怖い。

 

 

 

 

 

 

次に目を覚ましたのは、毎朝見るいつもの天井だった。寝返りをうって横を見ると、魔理沙人形が傍に置かれていた。そして、魔理沙人形が重しになっている形で、書き置きが残されていた。アリスは、かすむ目をこすりながらいびつな文字で書かれた手紙の内容を確認する。

 

『これを見る頃には、おそらくオレはいないだろう』

 

なぜか故人が遺族に残す手紙のような書き出しから始まり、こう続いていた。

 

『注文のキノコは集めておいた。突然気を失った時はどうしようか焦ったが、まあ大丈夫だろうということでーーーー』

「……私をなんだと思ってるのかしら。それより、倒れたって一体……」

 

倒れたとはどういうことなのか、それを知りたいアリスは手紙を読み進めていく。そして、読み進めていく中、どう考えても「あ、これ原因だわ」と納得するような行を発見した。

 

『ここのキノコのことはよく知らないが、多分頼まれたキノコに似ていたやつだろう。それを味見してから倒れたからな』

 

アリスは、テーブルの上で異様な存在感を放っているキノコに目を移す。そこで、一連の経緯全てを思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか。なんで一ヶ月以上も空いてるのに短いんだというツッコミはしないでくださいお願いします。
誤字、脱字、ここ変じゃね?というところがありましたら報告よろしくお願いします。
次回は「香霖堂は何処へ」になります。
では、次回に会いましょう。
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