現在夜の一時、スネークに対するインタビューが始まってから十時間が経過していた。
「最後に、最近の趣味はなんですか?」
「……スニーキング……」
「はい、これでインタビューは終わりです。ありがとうございました〜♪」
拷問のようなインタビューが終わり、スネークはその場に倒れた。
「あやや、大丈夫ですか、って気絶してますね」
一切の休憩がないインタビューなど、いくらスネークといっても無理があった。
「まあ特ダネも手に入りましたし、寝るとしますかね」
文はスネークの上に毛布をかけ、布団を敷くとその上にダイブした。
そして、そのまま寝てしまった。
スネークが目を覚ますと、部屋には誰もいなくなっていた。
「……昨日は散々だった」
そうつぶやいて立ち上がると、スネークは部屋の扉を開けた。
外はもう朝になっており、あちこちに天狗が歩いているのが見える。
スネークは文がどこにいるか聞くため、近くにいた天狗に話しかけてみた。
「あー、すまない。射命丸がどこにいるか知らな……」
「あ! あんた幻想郷に迷い込んだ人間? ちょうどいいわ、インタビューさせて!」
スネークはまた新聞記者に捕まってしまった。
「いや、その前に射命丸がどこにいるか聞きたいんだが……」
「インタビューが終わったら話してあげてもいいわ」
「……他を当たらせてもらう」
「ああ、待って待って! 話すから! あいつならさっき山を降りて行ったわよ!」
インタビューを振り切って文の居場所を聞くことができたスネークは、山を降りることになってした。
「分かった。ありがとう」
「教えてあげたんだから、インタビューは受けなさいよ!」
「後でならいいぞ」
スネークはそう言ってその場から脱兎のごとく走り去った。
「……逃げられると思ってるのかしら?」
その新聞記者の天狗、姫海棠はたては不敵な笑みを浮かべた。
一方、文は、幻想郷中をネタがないか飛び回っていた。
「さてと、じゃあまずは魔理沙さんのところから行きましょうかね」
行き先を決めた文は魔法の森へと高速で飛んで行った。
「あ、そういえばスネークさんに情報提供するのを忘れてましたね……ま、いいですよね」
そう呟いていると、魔法の森がだんだん見えてきた。
文は魔理沙がいないか探すため森の上空でスピードを落とした。
「うーん、今日は留守なんでしょうか?」
いないようなので、文は次の場所へ行くことにした。
ちなみに行き先は博麗神社。
スネークからどんどん距離が離れていく……
その頃スネークはというと、結局はたてに捕まり取材を受けさせられていた。
「ここに来る前は何やってたの?」
「特殊部隊に所属していた」
「どんな特殊部隊?」
「それは……」
ー1時間後ー
「はい、これでインタビューは終わり! ほら、行っていいわよ」
「早いな(文に比べてだが)」
「そんなに聞くこともないし。じゃまたねー」
そう言い残してはたては天狗の住処へと帰っていった。
「さて、射命丸を探さないとな」
とは言ったものの、射命丸がどこに行ったのか見当がつかない。
とりあえず、他の場所へ向かいつつ射命丸を探すことにした。
山の中を歩いていると、大きな川らしきものが見えてきた。
「あれは……人か?」
川の近くに大きなリュックを背負った誰かが見えた。
ばれないようスニーキングで進むと、その女性はいきなりスネークの方を向いた。
「おい、そこにいるのは誰だい?」
気配は完全に消していたはずだが、あっさりと気付かれてしまった。
「出て来なければ、私の新作レーザーキャノンの試し撃ちの的にしちゃうぞー?」
そう言うと、背中のリュクから小型のレーザーキャノンを取り出し、スネークのいる茂みへと向けた。
そしてその少女は躊躇することなくトリガーを引いた。
エネルギーのチャージ音が鳴り出し、銃身が光り始める。
「待った!俺は敵じゃない」
スネークは手を上げて茂みから出た。
「おっと、盟友だったか。いやー、消し炭にしちゃうとこだったよ」
その少女がレーザーキャノンを上に向けた瞬間チャージが完了し、爆音と共にレーザーが発射された。
レーザーは森の木々を文字通り消し炭にしながらどこかへ飛んで行った。
「ちょっと威力強すぎるかな...銃身が一発で壊れちった」
(一発で銃身が壊れるなんてどんな威力だ)
早めに茂みから出て正解だったとスネークは心底思った。
「お?盟友、その服からして幻想郷ここの住民じゃないね。……ちょっとそのバックの中身見せておくれよ」
「ああ、かまわないが」
スネークはバックパックを外し、中身を広げた。
「ほー、いろいろ持ってるんだねぇ。この銃とか手入れが行き届いてるじゃないか」
その少女はパトリオットを手に取りまじまじと眺めた。
「そういえば、名前はなんていうんだ?」
「私? 私はにとりだよ。いろいろ直したり作ったりしてるんだ」
「何を作ってるんだ?」
「ステルス迷彩とか武器とか作ってるよ」
ステルス迷彩という言葉にスネークは耳を疑った。
ステルス迷彩は光の屈折を利用した近未来の迷彩で(ry
とにかく、それを作れるということは相当な天才ということだろう。
「ちょっと見せてくれないか?」
「いいよー。ほれ」
ポケットに手を突っ込んで、何かのスイッチを入れるとにとりの姿が消え……るとまではいかないが、半透明ぐらいになった。
「おお、確かにすごいな」
「だろ?……って、これはステルス迷彩?」
「ああそうだ」
スネークは自分のステルス迷彩を持って装備した。
すると完全にスネークの姿は消え、見えなくなってしまった。
「おおー、私のより性能いいじゃないか! ちょっと研究したいから私の研究室へ来てくれよ」
スネークは手首をがっしりと掴まれ、強引ににとりに引っ張られていった。
にとりの喋り方ってこれであってるのかな...?
あと、スネークのステルス迷彩って完全に消えるのかも分かりませんw
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