【元世界ランキング1位】がモンスター育成ゲーム、主人公の【歴代最弱ライバル枠】に転生する   作:流石ユユシタ

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第27話 管理者からの話

「アムダ様、最近変コメントが多いですよ」

 

 

 ラリラ博士が俺にそう言った。

 

 

 

『子供が管理するには危険すぎる』

『管理は管理協会に任せたほうがいい』

『Lランクなら尚更だよ』

 

 

 

 なるほど、どうやらジーググラモンとかを、管理協会に提出しろと言ってくる存在がいるようだな。

 

 ゲームだとそんなのは無かった気がするけども……

 

 

 

「アムダ様がエレメンタルコード持っていないから調子に乗ってますね」

「え?」

「ゴッドリーグとかそう言う実績あるテイマーにはこう言うことは言ってこないんですよ。実績ないテイマーはテイムし続けられるか分からないから危険みたいなことを言って管理しようとするのが管理協会のやり方です。表向きはエレモンの保護とか言ってますけどね」

「……めんどいやつら」

 

 

 

 ゲームだと確かに主人公の成長に伴ってランクの高いエレモンが捕獲可能になっていったな。いきなり高ランクとかは捕獲できないように仕様上なっていた。

 

 

「そう言うのは凡人の基準であって、アムダ様とかの基準じゃないですけどね」

「そう言うのって、どうすればいいんですかね?」

「実績を出せばいいんです。アムダ様なら簡単ですよ……ただ、ジーググラモンとか使ってゴッドリーグ行ってもそれはエレモンの力だ! とか言ってきそうですけど」

「……」

 

 

 

 

 管理協会ねぇ……。俺がプレイしてた時なそんな面倒な連中には見えなかったけども。分かりやすい悪役ではないんだろうなぁ。

 

 

 それとも……俺が死んだ後に発売する続編ゲームでは悪役として出てくるパターンだったりしてね……?

 

 

 

 どっちにしろ、このままではダメってことか。グレンが少し言っていたのはこう言うことなんだろうな

 

 

 

 こんなのが毎回コメントとかで出てくると動画としての評価とも下がるし。何より、俺は俺のエレモンを愛しているんだ!!

 

 

 

 管理などさせん!!!!

 

 

 

 ならばどうするか……俺がテイマーとして実力がちゃんとあるとわかれば文句ないだろう?

 

 

 

 

「【大会】にでるか」

「でも、アムダ様、強いエレモン出しても納得しない連中とか出てきますよ」

「それなら……【レンタルエレモン大会】にでる」

「ああ!! 予め決まっているエレモン同士の対決させる大会ですか!! グッドアイデアじゃないですか!!」

 

 

 

【レンタルエレモン大会】。大会側が用意したエレモンを貸してもらい、それにてエレモンバーサスを行う大会だ。

 

なんと、全員同じエレモン、同じレベルで使うことになるのだ。【装備】は自由であり、プレイヤーは一つだけ持たせることができる。

 

全員が同じ基準であり、条件はイーブン。ここで優勝したら少しは声が静まるだろう。

 

 

「よーし、早速出るか」

「博士も応援行きますね」

 

 

 

──では、テレポート!!!

 

 

 

 激闘の町(げきとうのまち)。以前も俺はここを訪れている。今回ある大会は【鏡写の大会】と言われている。

 

 

 エレモンには装備を持たせることができるが、そこ以外は全ての条件が同じである。

 

 ボーン剣士。と言われるエレモンがいる。闇系統、全身が骨であり、骨が緑の服を着ているかっこいい姿をしている。ランクは【D】であり、剣を持っている。

 

 

 このエレモンなのだが、持っている剣の本数が1本の個体と、2本の個体が存在している。

 

 ゲームでは目の前のボーン剣士から欲しいのを選んでくれと言われるのだが、選ぶのは2本であるのが好ましい。

 

 なぜなら……攻撃が2回攻撃になるかだ。1回に与えるダメージ数は半分になるが、2回攻撃をしていることになるのだ。

 

 因みにこれはパッシブスキルでも記載している。持っている剣数によって攻撃回数が変わる。ただし、2回攻撃の場合、1回の攻撃力が半減する。

 

 対戦で使う場合は絶対に2本剣を持っている個体にしないといけないのは常識である。

 

 

 

「あ、参加します……」

「あ!? エレチューバーの方ですよね!? ど、どうぞ! 因みにこちら、ボーン剣士ですが、どの個体にされますか」

 

 

 

 大会委員が差し出したエレフォンには、50体近くのボーン剣士が表示されている。

 

 

「あの、2本剣を持っている個体にしたいです……」

「え? 居るにはいますけども、2本個体は通常より重い剣持っている分俊敏が落ちてしまいますから、あんまり指名する人がいないですけども」

「そう、なんですか。じゃ、それで」

「それにするんですか? 承知しました」

 

 

 

 ゲームではそんな記載はなかったなぁ。ただ、言っていることは正しい。全部ステータスで完結するわけではなく、持っている武具によって多少俊敏性が上下するのか。

 

 しかし、それは問題ないだろう。俺が回避指示をすれば良いのだから。

 

 

 俺は毎日、鍛えてるしな。いける

 

 

 

「装備は一つ持たせることができますが、どうされますか?」

「この、【会心の腕輪】にします」

「承知しました」

 

 

 

【会心の腕輪】レベル50。正直、このレベルの装備を使うのはズルな気もするが……会心率が25%上昇する。と言う効果だ。

 

 

会心は通常与えるダメージを2倍にする。それが20%上昇するのは強い。これを最高峰まで育てると、50%上昇となる。流石にそこまでのは使わないけども。

 

 

エレモンバーサス、普通にメインストーリーをクリアする時はこの会心の腕輪と、二刀流のボーン剣士だけでも良いところまでいける。

 

勿論、レベルを上げるのは必須の条件ではあるが。

 

 

 

「あれ、アムダだろ」

「マジか。エレモンだけが取り柄のやつだから、勝てるだろ。運だけは良いらしいけど」

「俺も有名になれるじゃん」

 

 

 

 ふむ、参加者は結構多いな。大会が始まるまではそれぞれ選んだボーン剣士と戯れる時間だ。

 

 

 ゲームだといきなり言うことを聞いてくれるけども、現実だとそうはいかないだろう。

 

 

 

「……ボーン」

「よ、よろしく。俺アムダと言うですけど、その剣イカしてますね! カッコいい!」

「……ボーン」

『よくわかっているじゃないか。と言っているわね』

 

 

 

 は! 頭の中にクイーンの声が響いてきた。多分、どっかから見ているのだろう。しかし、相変わらず頼もしい。

 

 こっちの言葉はわかるけど、あっちの言葉はわからないじゃコミュニケーションが取りづらい。

 

 

 

「ボーン剣士は二刀流ですよね。俺1番イカしてると思います、二刀流!!」

「ボボーん」

『若いのに見る目あるなと言っているわね』

 

 

 

 よし、このままエレスイーツもあげて好感度を上げていこう。しかも、良いデカイチゴを使っているからめっちゃ美味いだろう。

 

 

「貴方はアムダ君かい」

「……あ、はい」

 

 

 後ろを振り向くと知らん男の人がいた、歳は俺よりも年上だろう。ただ、そこまで歳が上には見えない。

 

 

 

「私は管理協会、サポートメンバー。ラリックと言います。貴方の噂は予々聞いていますよ。身の丈に合わないエレモンを使っていると」

「あ、はい」

「私達管理協会は貴方が珍しいエレモンを保有していると言う事実、それに対し引き渡しを要求しようと考えております。これは数人ではなく、数百人の意見です」

「……あ、そうですか。最近、いろいろあるなとは、思ってましたけども」

「今回の大会、貴方はどの程度できるのか。楽しみにしています」

 

 

 

 管理協会の人はそれだけ言って去っていった。なるほど、管理協会の人は本当に管理を引き受けたいと思っているだろうけども、お前達じゃ無理だぞ調子に乗るなよ。

 

 

 

 この大会で優勝して、功績を上げてやるよ。

 

 

 

 

 ゴッドリーグも目指した方がいいかな? とか思っていたが、今決めた。

 

 

 

 ゴッドリーグでグレンを越す。それで、結果を出し、協会全員を黙らせる

 

 

 

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