【元世界ランキング1位】がモンスター育成ゲーム、主人公の【歴代最弱ライバル枠】に転生する 作:流石ユユシタ
僕から見たアムダ様は謎です。
見た目は10歳、子供。しかし、彼のエレモンの強さとテイマーとしての実力は年にあわず、ずば抜けています。
どう考えても普通の10歳ではない。何か、あるはずなのです。こっそりと産まれを調べたが特にこれと言って、特殊な血縁を持っているわけでもありませんでした。
テラゴラムを持っているから古代とかと関係あるの一族なのかなっと思っていたんですけどね。
メタルあんこ餅を螺旋の地下洞窟21階、にてばら撒くとメタモルフォーゼが出やすくなる。なんて、聞いたことがありません。しかし、彼の言うことは全て真実であるのです。
──にも関わらず
「ここは、同じか」
彼はそう言うのです。知っているにも関わらず、それが真実であるにも彼は本当に合っているかどうか、疑問を持っていたように見える。
どう言うことでしょうか?
「ふー、わたくし今回だけでレベルが少し上がりましたわ。ありがとうございます。アムダ君、先生」
「いえ、偶には。メタモルフォーゼは狩すぎると居なくなので普通にバーサスするだけでも経験値は上がるので」
「わかりましたわ」
一見、アムダ様ほどのテイマーならこれくらいのアドバイスはおかしくはないでしょう。しかし、彼は10歳のテイマー。
既にエレモンを育て、戦ってきたような言い方をする。
いや、まさか
「アムダ様」
「はい?」
「夜お話があります!」
僕は少しだけ、彼の正体に近づいてしまったかもしれないのです。彼のような理外を超えた存在は常識で考えては行けません。
常識ではない考えこそ、彼の正体を突き止める鍵となります!!
◾️◾️
ラリラ博士に呼ばれたの、夜に2人で話すことになった。モエとチカの2人は既に疲れて寝てしまっている。
今回だけでレベルが2ずつ上がっているので、戦力も増しただろう。正直言えば、ゲームだとライバル枠アムダを倒すのをするとレベルが上がるが、これが一番効率が良いレベリングではない。
中盤からクリアくらいまでなら、黄金の剣を持って経験を増やしていけばいい。これで、主人公とチカはもう大丈夫だろう。
「あ、アムダ様ー」
「どうも」
「アムダ様の正体、わかってしまいました」
「は、はい?」
「ずっと気になっていたんです。そこからずっと考えていました! 博士の天才脳をフル回転して、答えを出しました!」
お、おう、俺の正体を掴んだと言っているがもし本当に分かったのなら、とてつもないな。まさか、ゲームの世界から転生したと言う事実が分かれば凄すぎるだろう。
「アムダ様はテラゴラムを二体持っていましたね。しかし、おかしいのです。遺跡や記述を調べて、この星には確かにテラゴラムの存在は確認できました。だけど、1体しか存在していないと言われてます……この時点でアムダ様をこの星と言うスケールを超えた存在として考えないといけませんでした」
ふむ、確かにゲームでも1体と言われてるけども。後々の作品だと、なぜか別のゲームシリーズでも捕獲できるんだよね。
うんまぁ、ゲームでの話だから。
「【並行世界】から来た、って言う推理でピーんと来たわけですよ。星を作ったエレモンがいるなら、それくらいのことができてもおかしくはないでしょう。アムダ様は並行世界でテラゴラムを捕獲できるほどのテイマーでした」
「ふむ」
「だからこそ、この世界でも捕獲できて、更にはテイマーとしての実力もありますと。そして、時折、自分の知識と実際の現象を確かめるようなそぶりをするのも、並行世界とどこまで合っているか確かめていると考えました!!」
なるほど、当たらずとも遠からずと言う感じだ。よくそれだけの情報だけでここまでの推理ができたものだ。全く違うと言うこともできない。
「うん……惜しいかもだけど、ハズレ」
「くーー!? まじかー!? 惜しいと思ったんですけどね!!」
「本当にアムダ様は、研究のしがいがありますね!!」
なぜか、回答を外したのに喜んでいる。しかし、天才か。全く違う、とも言い難いし、理論を超えたぶっ飛んだ考えができるのは凄まじいことだ。
もしかしたら、彼女なら本当に辿り着いたりするのかもな、俺の正体について。素性について
そう言えば、この島だとDLCで珍しいエレモンが捕獲できたな。難易度自体はそこまで高くないけど、Gランクエレモンが捕獲できるイベントだったから覚えている。
ハンティングギルドが出てきて、それと戦うイベントだったはずだ。まぁ、モエがどうするかが実物ではあるが。
今の彼女のレベルだと厳しいかな。絶対遭遇するとも言い切れないけども。俺が色々と考えている中、博士は未だに俺の正体について考察中だった。
「アムダ様が何者なのか気になりますねー。宇宙人も否定できない気がします」
しばらく、俺の正体についてはバレない気がするからなんか安心した。
次の日、ホテルにて一夜を明かしたモエ達(俺は一度島に帰って森林などがどれほど育っているか視察をしていた)と一緒に朝食を食べた。
泊まっているホテルはまぁまぁ良い場所みたいで、朝食がビュッフェだった。
「わたくし、先生との食べますからチカはアムダくんとどうぞ」
「あえ!?」
「ニヤニヤ」
「ニヤニヤって言葉で言うなよ! 顔で表現しろよ! いや、顔もやめて欲しいけど!」
2人は相変わらず仲がいいらしい。モエと博士は何やら話し込んでいる。チカと食べると言っても、あんまり話すこともないだろうけど。
俺は卵とかウインナーとか色々お皿に盛り付けた。一方でチカは何もお皿に乗せていない。
「あれ、食べない?」
「あ、ほら、お腹空いてないって言うかさ」
「そうなんだ」
「……沢山食べるとか思われると恥ずかしいって言うか」
「沢山食べてもいいんじゃないかな?」
全然食べてもいい気がする。チカは沢山食べると思われたくないのかもしれないけども。
「た、沢山食べる人って嫌じゃない?」
「別に嫌とかないけど」
何を気にしているのか。俺は沢山ご飯を食べるエレモンが好きだ。
「むっしゃ!!」
俺と一緒に居る武者マルも今隣の席でウインナーを沢山食べている。ええ!? 武者マルフォーク使ってる!? 嘘でしょ!? すげぇ!?
最近器用になってきたなぁ。可愛いなぁ
「俺、沢山食べるの(武者マル的な意味で)好きだから」
「沢山食べるの(恋愛的な意味で)好きなんだ! よかった! じゃ、トースト3枚食べよ」
いっぱい食べる武者マルが好き
「むっしゃ!」
可愛いから写真を撮ってしまおう!!