【元世界ランキング1位】がモンスター育成ゲーム、主人公の【歴代最弱ライバル枠】に転生する   作:流石ユユシタ

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第60話 火星へ

「アムダくん、少し留守にしてもよろしいですか?」

「火星にでもいくの?」

「あら、知っていらしゃったとは」

 

 

 

 

 モエは唐突に火星にいくと言い出した。しかし、俺は既にそれを知っている。裏ボスが存在して居たのが火星だったからだ。

 

 

 

 この裏ボスを捕獲することで……装備の厳選がかなり楽になる!

 

 

 

 火星のエレモンは特殊で、こっから装備にレベルという概念があることがわかるんだよね。ゲームだと裏ボス撃破前は単純なステータスしかわからない。同じ装備でも買った店で性能が違うとかもあったから、序盤はどこの店で装備を買うべきかみたいな説明動画もあったくらい。

 

 

 

 だが、そもそもこの世界は基本的に装備の性能は完全に解明されて居ない、という設定らしいからね。

 

 

 生命が何%回復するとか、わからない。ざっくり回復みたいな感じだから。

 

 

 レベルがあるかなど、分かっているはずがない。しかも、厳選効率などが格段に上がるからね。

 

 

 

 

「わたくし、友人がおりまして。その友人の父親が現在火星にいるそうなんですの」

「そう」

「わたくしがスタードラゴを持っていることを知っている彼女は、私に相談をしてきましたわ」

「なるほど」

 

 

 

 

 

 火星に移住計画をしている人の娘と彼女は友達なんだよね。現在火星ではとあるエレモンが封印から目覚めてしまっているから、大変なんだ。

 

 どっかの大地でスタードラゴが復活したからそのエネルギーに反応したとかしてないとか。

 

 

 

 

「わたくし、行ってこようと思いますの」

「良いんじゃない」

「えぇ、行ってきますわ」

 

 

 

 まぁ、俺も行こうかな。火星になら行く方法が沢山あるしな。

 

 

 こっちにはタイムマシンすら作れる天才がいるからね。その気になればロケットを作ることすらできる。お金が足りなくてできないけども。

 

 

 

 しかし、宇宙に行くことができるエレモンもいる。ゲームだとロケットとか宇宙服とか用意してもらえるんだよね。

 

 

 

「どうやって宇宙に行くつもり」

「知り合いがロケットを用意してくれたらしいですわ」

「……もう面倒だから俺達が連れてくけど」

「いえ、もう借りが沢山ありますわ」

「あ、そう。でもとりあえず俺についてきてよ。っていうか、失敗とかして、こっからなんかあったらもっと面倒だよ」

 

 

 

 

 俺がそう言ったタイミングで球型のエレモンが現れた。地球儀くらいの大きさだが、球体は中が星空のように暗く、光っている。彼の周りには円形上の黄金ベールが何重にも包まれている。

 

 

 そして、そのエレモンは宙に浮いている

 

 

 

「これは……?」

「コスモリフト、というエレモンだ」

「コスモリフト?」

「──コスモリフトですか!!!」

 

 

 

 

 そのタイミングでラリラ博士が出てきた。そういえば彼女には見せたことがなかっったな

 

 

 

「先生……」

「モエさん! コスモリフトは古代に存在して居たエレモンの名前ですよ。地ノ国と魔ノ国はかつて大きなエレモン兵器を有して居ました。それに恐れた者達は、星からの脱却を目指し、新天地を探そうとした」

「……新天地」

「この星ではない、危険ではない星のことですね。例えばモエさんがこれから行こうとして居た火星とか」

 

 

 

 

 コスモリフトは古代のエレモン。未知系の強力な力と特殊な力が宿っている。

 

 

「新天地を目指そうとした人達のエレモンですのね」

「僕も行きますよ! 火星には行ったことありませんからね!」

「アムダくん、よろしいのですか? また頼ってしまって」

「貸しにしておく」

「……これ、貸しマジでどれくらいに……なりますの?」

 

 

 

 恩を売っておくべき。彼女の父親はグレンだしね、今のうちにね。恩も売りすぎたら、回収できないけども。

 

 

 

「まぁ、俺も一回火星は見ておきたかったからね。丁度良い機会だ」

「そうですの」

「そうそう」

「僕も行きます!」

 

 

 

 さて、ジーググラモンを放出するか。永遠機関とすら言われている。反対にコスモリフトはエネルギー消費が悪く、性能がいいが燃費が悪い。

 

 だからこそ、古代の人間は星を脱出することができなかった。それについての話がわかるのが、第二部となっているけど。

 

 

 ゲームだとこのようにエレモンの特徴を合わせることなどできなかった。しかし、ここは現実であり、このように組み合わせることができる。

 

 

「よし、行くか」

 

 

 コスモリフトが大きな光を放ちながら、回転をし始める。すると光の膜に全員が包まれ、徐々に浮き始めた。

 

 

 

「こ、これは?」

「すごいですよ!! これが古代のエレモンの力ですか!!」

 

 

 

 

 徐々に空が近くなっていく。島が小さくなっていき、空を吹き抜けて、大気圏に突入した。

 

 

 

「すごいぜ、コスモリフト。ジーググラモンも」

 

 

 どっひゃー!!! 強さのスケールが桁違いだよ。エレモンにはテキストがあるけど、それがこの世界では本当になっている。

 

 

 宇宙に行くことができる存在は、宇宙に行ける。永遠のエネルギーを持っているエレモンは、本当に永遠と湧き立つ。

 

 

 

「ひぇ」

 

 

 

 モエは怖くなったのか、俺の服の裾を掴んでいる。確かにこんなに高い空だとびっくりしてしまうだろうね。

 

 

 

 うむうむ、俺からすると興奮するぜ。こんな楽しい場所は他にはないだろう。

 

 

 

 

「ほえぇ!! すごいですね!! これは研究が進みますね!! わくわく!!!」

 

 

 

 

 ラリラ博士は肝が座っているな。メモを走らせる余裕があるだなんてさ。途轍もない速さで俺達は火星に向かっていく。

 

 

 

 

 赤く、全てが砂浜の場所。ここでは普通の人間やエレモンは生活ができない。地平線まで続く広大な砂漠が火星の地表の大部分を占めていた。

 

 赤茶色の砂と、そこに点在する大きな岩の塊が特徴です。風が吹きつけることで形成された砂丘が、波のように連なり、生命の気配がない静寂が星を支配してる。

 

 

 

「ここ、本来なら人が生きているわけがありませんわね」

 

 その通り。

 

 

大気の薄さ

火星の大気は地球の約1%の密度しかなく、ほとんどが二酸化炭素。酸素がほぼないため、地球のように呼吸することはできない。

 

 

──はい、そこでラゴラゴンです。モエも使っていたが海の中でも息を吸うことができる。

 

 

 場を循環させる、最適な場所に光で変える能力がありますと。既にエレフォンから放出済みだから、問題はない。そもそもコスモリフトの能力で息は問題ない。

 

 それに加えて、ラゴラゴンは場を最適にするイメージだからね。

 

 

 島と同じように快適に過ごせる。

 

 

「無茶苦茶なことをしますわね。アムダくん。あと、なんでこんなに丁度良い気温ですの?」

 

 

火星は極端な気温、火星の平均気温は摂氏-60度で、夜間や極地ではさらに低下。一方、日中は赤道付近で摂氏20度程度まで上がることもありますが、急激な温度変化もある

 

 

「ラゴラゴンで場を最適にできるからさ」

「わたくしも出したほうがいいかしら?」

「どっちでも」

「それじゃ、出しますわ……これ、火星だとしても過剰戦力では?」

 

 

 

他にも放射線問題がある、火星には俺達の星のような磁場がないため、宇宙から降り注ぐ放射線や太陽フレアの影響を強く受ける。

 

 

重力の低さもあり、火星の重力は地球の約38%しかないため、長期間の滞在で筋力や骨密度が低下する可能性がある。

 

 

 

 

「ラゴ!!」

「お前で解決できるよな!」

 

 

 

 

 

だが、水の不足、火星の地表には液体の水はほぼ存在せず、主に地下や極の氷として存在している。

 

 

 

 

「これは流石にやばいのでは?」

「そもそもラゴラゴンで最適な場所にされてるから、大丈夫」

「ラゴラゴンの力が尽きたらどうしますの?」

「ジーググラモンは永遠機関だから問題ない」

「……あの、アムダくんって、凄すぎてちょっと引きましたわ」

 

 

 

 

 

 引かれることをしたつもりないけどね。

 

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