【元世界ランキング1位】がモンスター育成ゲーム、主人公の【歴代最弱ライバル枠】に転生する   作:流石ユユシタ

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第66話 コメンテーター

『おはようございます。本日も皆様に、元気な朝をお届けするニュース番組。『エレ朝』のお時間です。本日のコメンテーターは元管理協会、理事の立場でありました、【ブグン】さんをお招きしております』

『よろしくお願いしますー』

『そして、同じく管理協会【ネルモ】さんもお招きしております。よろしくお願いします』

『よろしくお願いします』

 

 

 

 

 

 わたくしは朝、ニュースを眺めていた。エレフォンを横にして、大画面にして適当に立てかけながらコーヒーを飲む。

 

 朝のニュースを見ながらコーヒーを飲むのは、わたくしの日課になりつつあった。

 

 

 

 

「アムダくん、コーヒーのおかわりは?」

「いや、大丈夫。麦茶あるから」

「そうですか」

 

 

 

アムダくんは前で麦茶を飲んでいる。先ほどまでトレーニングをしてきたのであろう。既に顔が引き締まっている(カッコイイ)

 

 

うんうん、沢山運動をしてきたのですわね。チカはまだ寝ているので本当に助かる。涎垂らして寝てるから、好感度も下がっているだろうと予測してる。

 

 

 

「チカはまだ寝てるのか?」

「朝弱いんですわ」

「隣で寝てくるから、昨日中々寝なかったし」

「そうですのね……!? 添い寝!? してんのか!?」

「ですわ、つけないの?」

「添い寝してんのかですわ!!!?」

 

 

 

はぁはぁ! 添い寝とか何勝手にしてるんですの? でもって、なんともないような反応するのもなんですの!

 

 

「ムラムラしました?」

「何聴いてるんだ」

「ほら、気になりますもの」

「……ちょっとはね」

 

 

 

 

よかった。アムダくんも性欲があったんですのね。

 

 

 

 

 しかし、わたくしの知らない間にそのような行動に出ていたとは……

 

 

 

 チカは油断なりませんわね(流石はライバル)

 

 

 

「起きたら俺の服に涎垂らしてて、ちょっと引いた」

 

 

 

油断して良い相手みたいですわね(手の平返し)

 

 

 

他愛もない話をしながら、ニュースを眺めた。いろんなニュースが沢山出ている。有名テイマーの結婚とか、エレモンの正体調査とか、ゴッドリーグの勝率とか色々だった。

 

 

 

 

『さて、次のニュースですが、失踪をしているテイマー。モエさんに関するニュースです。先日、大きな話題にもなりました火星の移住チームが発見した紅の巨像。このエレモンを現在失踪中のモエさんが捕獲をしたと言うのが話題になっています』

 

 

 

 

 わたくしのニュースだ。確かあの火星での一件は大ごとになるようなことだろう

 

 

『元理事【ブグン】さんはどう思われますか?』

『いやー、子供には危ないエレモンではないでしょうか。そもそもね、まだ10歳程度の子が、兵器を持ってて、星を作ったエレモンも保有してるって言うのが大問題なんですよ』

『確かにネットでもそのような議論がありましたね。管理協会で預けるべきだと言う声もあります。ネットでの意見をまとめたパネルがあります』

 

 

 

 ──そこにはわたくしへの意見……いえ、厳しい意見がのっていた、

 

 

【子供にはすぎた力。親は何をしてるのか】

【一歩間違えれば国民全員を殺しかねないのではないか】

【世界そのものを壊しかねない】

 

 

 

 まぁ、分からなくはない。危険な力であるのは十分承知している。だが、わたくしを擁護する声だってあったはず。

 

 そこは紹介しないみたいだけど。

 

 

 

 

『いやね、管理協会で理事をしてた経験がありますから、分かりますけど。ランクの高いエレモンは協会に預けたほうがいいんですよ』

『なるほど、やはり子供では危ないと?』

『未知のエレモン。どうやって育てたら良いか。分からないでしょう。そこは沢山人材を投入し日々研究をしている協会でならすぐに住みごごちの良い場所を提供できますしね。分からないのに適当に育てるのは虐待ともとれますから。グレン君もね、娘がこんな危ない力を持っているなら、手放すように進めないと』

 

 

 

 

 こいつ……思わず怒りを込み上げてしまったが。仕方ない、これが目立つと言うことなのだろう。力を手に入れる代償、責任なのでしょう。

 

 

 

 

 

『人とエレモンの良い関係を望むなら、身勝手な保有は避けるべきでしょう』

『確かに、危険なエレモンですからね。星の創造をできるほどですから。では、元理事【ネルモ】さんはいかがでしょうか?』

『うーん、なんて言うかねぇ。グレンさんの娘だからねー、昨今男女平等と言われるけど、ゴッドリーグではグレンさんの人気だけ飛び抜けて高かったじゃないですか』

『確かに地ノ国といえば彼の名前が出ますね』

『やっぱりね。ゴッドリーグ全体としても彼ばかりを体勢として推してきたわけだすし。価値観がアップデートされていない人の娘となると、こういうエレモンを考えない身勝手な行動に出てしまうかもしれないですよね。宇宙にもあのアムダくんと一緒に現れたと言うじゃないですか。危険ですね』

 

 

 

 

 

 マジで今からこのテレビ事務所に行ってこいつら殺してやろうか。お父様と好きな人をばかにするなよ。

 

 思っても良いけど、公共の電波があるところで言うなよ。

 

 

 好き勝手言いやがって。マジで法律なかったら殺してる。

 

 

 

『アムダくんもね、保護をずっとはぐらかしてますからね。グレンさんも昔そうだったから、倫理観がない同士、相性がいいと言うか。そう言う人の元にエレモンが渡ってしまうのも問題というかね。管理協会が今後解決していくべきことじゃないかなとね。思うんですけどもね。まぁ、引退はしてますが、エレモンの権利、男女の平等性とかを常に考えて価値観をアップデート──』

「よいしょー!!!!!」

 

 

 

 

 わたくしがイライラして見ていると、急に耳を両手で塞がれた。アムダくんだった。

 

 

 

「こう言うバカは無視しろ。バカなんだから。ネットとかテレビは結構適当だしさ」

「……そうですけど。わたしくは嫌ですわ。アムダくんとお父様がバカにされて」

「俺もモエがバカにされるのは嫌だ! お前がいい奴って言うのは知ってるし」

「えへ。そんな、もうお嫁にしたいだなんて」

「言ってない」

 

 

 

 

 わたくしを勝手に言うのもイライラしますが、なんで父親とアムダくんをバカにされないといけませんの。

 

 

 

 

「まぁ、明日はグレン久しぶりにゴッドリーグで試合するってさ」

「え?」

「なーんか、スカッとすること言ってくれるんじゃない。対戦相手、管理協会の人らしいし」

 

 

 

 

 アムダくんはそう言って、エレフォンを差し出してきた。

 

 

 

「一緒に観に行こう。チケット取った」

「デート!?」

「いや違う」

 

 

 

 こ、この人ガード固すぎじゃありませんのお!?

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