デュエル・マスターズ 光輪編〜青春の物語〜   作:シユウ_001

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新しい光堕ちザガーン様、結構強そう。


タイトル思いつかんのじゃ……

というか、PV数300ってマジすか!?
なんかすごい増えてら!……まぁ、上位のお方達からすれば塵芥にも等しいですけどね……

あとは、お気に入りが5件も!
いやぁ、嬉しいっすねぇ……!ありがとうございます!
作者、総合評価ポイントがここから来てるなんて初めて知りましたよ……

あ、そうだ(唐突)
今回は先生の方の話からです。
初めての書き方なのでちょっと変な文になってるかもしれませんが大目に見てください……

それでは、どうぞ!



そのDMP、移動中につき

〜side:先生〜

 

時は少し遡り、レイがブレイズクローとの戦闘を始める少し前の頃、連邦生徒会長代理である七神リンに連れられた先生は、ユウカ、チナツ、ハスミ、スズミと共にシャーレのビルに向かうべく、輸送車で移動していた。

 

「先生、着任していきなり大変なことになってしまい、申し訳ありません…」

 

"気にしなくてもいいよ"

 

"リンちゃんは悪くないからね"

 

「……リンちゃんはやめて下さい」

 

これから、シャーレビルの周りにいる不良達と戦闘になる可能性が非常に高いというのに、銃弾一発で致命傷になってしまうかもしれない先生は、しかしとても落ち着いていた。

 

静かになっていた車内の状況に居た堪れなくなったのか、他の席に座る4人にも話を振る。

 

"そういえば、今さっきユウカが『クリーチャーからの被害もさらに多くなっています!』って言ってたけど"

 

"クリーチャーって、何のこと?"

 

外の世界では聞き馴染みのない単語に違和感を覚えていたのか、先生はそう疑問をこぼす。

 

それを聞いていたユウカは、小さくため息をつきながら話し始めた。

 

「クリーチャーというのは、このキヴォトスに出現する謎が深い生命体?で大抵は、我々に対して敵対関係をとる厄介な存在です。力が強く、討伐しようとすれば見境なく暴れ回るので、ミレニアムではクリーチャーによる被害額がとんでもないことになっているんですよ……」

 

「私の学園でも同じような状況ですね。ごくたまに、クリーチャーを利用したり、逆に知能が高いクリーチャーに利用されるなどどいった犯罪行為も発生しています。正直なところ、本当に面倒な存在ではありますね…」

 

それを聞いたハスミも少し煩わしそうに顔を顰めながら付け加える。

なるほど、クリーチャーというのはなかなか一筋縄では行かなそうな相手だな、と2人の愚痴混じりの返答に対して考える先生。

 

"でも、『大抵は』ってことは、そうじゃないクリーチャーもいるの?"

 

そう先生がさらに問うと、2人は何かを思い出したのか尚更苦虫を噛み潰したような顔をして答えた。

 

「……はい、そこが問題でもあるんですが、クリーチャーの中には我々に対して極めて友好的に接してくるものもいるんですよ。」

 

「ですので、クリーチャーだからといって、無闇矢鱈に討伐していいというわけでもないんですよ。……味方になってくれるものもいますし。」

 

"へぇー、友達になれたりするんだね!"

 

それを聞いた先生は私も友達になれるかも!?と、少しワクワクしてきたのだが…

 

「……先生。貴方は私たち生徒よりも耐久力がないのですから、あまりクリーチャーに近づくといった様な危ない真似は控えていただけると……」

 

とリンに釘を刺されてしまったので、また縁があったら、と割り切ることにした。

 

一通りの話が終わり、再び静寂が戻る車内。

しかし、そこでユウカが思い出したかの様に呟いた。

 

「あ、ひとつ言い忘れてました」

 

"うん?なんだい?"

 

「クリーチャーって、とっっても面倒臭い存在ではあるんですが、少し面白い特性があって………カードを、落とすんですよ。」

 

"カード?"

 

突然のカードという言葉に疑問符を浮かべる先生。

それもそのはず、敵を倒して何か落とす、というのは物凄くゲームじみている。

 

"カードってどういうの?"

 

「基本的には倒したクリーチャーのものが出てきます。たまに2、3枚落ちたり、クリーチャーのものに追加で呪文カードが落ちることもあるんですよ?」

 

"ふーん、そうなんだ!なんか、たくさん集めたらカードゲームできそうだね"

 

「あ、丁度今そのことについて話そうとしていたんですよ!最初は誰が始めたのか分からないんですけど、キヴォトスでは今、この『デュエル・マスターズ』というカードゲームがとても流行っているんですよ!」

 

「例えばこんなカードですね」

 

すると、こちらを見ていたスズミが一枚のカードを取り出す。

それは、『アクア・ティーチャー』と書いてある青色のカードで、裏返すと英語で描かれた『DUEL MASTERS』というマークがあった。

 

"あ、スズミもやってるんだ?"

 

「はい、というかキヴォトスの人達は大抵やってるんじゃないでしょうか。人気になりすぎてクリーチャーを積極的に討伐する様な人々もたまに見ますし。」

 

「風紀委員内でも大変人気ですね。皆さんが隙間時間に遊んでいるのをよく見かけます。」

 

「最近ではカードを専門的に取り扱うカードショップなんかもたくさんできましたからね。……あ、そうです。このカード、よかったら先生にあげますよ。」

 

その発言に先生は少し驚く。

カードは手に入りやすくはなったらしいものの、同じカードがすぐに見つかるという保証はないだろう。

 

"え、いいの?無理しなくてもいいんだよ?"

 

「大丈夫ですよ、別にそのカードは私のデッキには合わないですから。記念と思って受け取ってください。」

 

「あ、私もそのカードに合うものを持ってますので差し上げますよ。」

 

"スズミ、チナツ。ありがとうね!大切に使うよ"

 

そう言って先生は『アクア・ティーチャー』を2枚、『アクア戦闘員ゾロル』を2枚受け取って、大切そうに持ち物の中にしまった。

 

シャーレに辿り着くまで、あと少し。

 

 

 

***   〜side:レイ〜   *** 

 

 

 

時間は戻り、戦闘音を頼りにその方向に向かっていたレイ達は、近づくごとに大きくなるその爆発音音と銃撃の音を聞きながら、その音の根元に近づきつつあると察していた………

 

 

「よし、もう近いぞ。こっからは気を引き締めていこう!」

 

「は、はいぃ!わわっ、お、落ちるぅ!!」

 

「すごい速いッピ〜!」

 

あれから走り続けているうちに、何度かクリーチャーと遭遇した。

やっぱりこの世界には、当たり前の様にクリーチャーが生息している可能性が高いかもしれないな。

 

……いや一般人に対して環境がシビアすぎるって……

銃の撃ち合いの流れ弾でキボウノハナー*1する可能性だってあるってのにそれに加えてクリーチャーの襲撃にまで気を割かないといけないなんてな……

 

まあ、それは一旦置いておいてだ。

俺たちはあの後、『AQアクア・vibratoヴィブラート*2や『堕魔ダーマ ドゥポイズ』*3、更には、『斬斬キルキル人形 コダマンマ』と『福腹ぷくぷく人形 コダマンマ』*4のコンビなどのクリーチャーと戦った。

 

出てくるクリーチャーにはあんまり規則性は無さそうなんだが、今の所は小型クリーチャーしか見かけていない。

だが、いつ中型や大型クリーチャーが出てくるかも分からないこの状況では、警戒を怠るわけにも行かないだろう。

 

……一番最初に遭遇したクリーチャーがブレイズクローで良かったよ。

おかげでクリーチャーとの戦闘に慣れることができたからな。

 

それとは別に、俺にとっていいこともあった。

 

連続した戦闘を行ったことにより溜まったマナで『ジャックポット・エントリー』を使ったところ、なんと『不敗のダイハード・リュウセイ』*5という、燃え盛る2本の剣を携えた巨大なドラゴンの召喚に成功!

 

悠々と地に降り立ったダイハードは、瞬く間にドゥポイズを破壊し、そのすぐ後に襲ってきたコダマンマ達を蹂躙した。

特にドゥポイズは、栄光ルピアを上回る8000という高いパワーを持っており、少し戦況も怪しかったのだが、何とかなったな。

 

そして今、少しでも早く目的の場所に向かうために一応翼竜に分類されるであろうダイハードの背中に乗せてもらい、空中を高速で移動しているというわけだ。

 

どうやら俺は非戦闘時でも三体までならクリーチャーを出しておけるようで、今は栄光ルピアとダイハードの二体を出したままにしている。

因みに何で二体なのかというと、残りの一枠はアーシュをこの世界に存在させるのに消費されており使うことができないから、らしい。

 

どうやらアーシュは他のクリーチャーとは違い、クリーチャーの特徴を持っただけの種族的には人間として存在しているようだ。

 

彼女曰く、どうにかしてずっと俺の側に居たいと思っていたらこうなったらしく、一応、『ガイアッシュ・カイザー』の能力を使って戦うことはできるみたいだが……本人の性格も相まって、あまり戦闘をさせたくは無いかなぁ……

 

……というか、ずっと側に居たいってそれもう告白……あやばいまた尊死しそう──

───おっと、危ない危ない。

まぁ、俺自身も戦えることが判ったんだし、戦闘は基本俺がやっていこうかな。

 

と、ここまで色んなことを考えていたわけだが、少し引っ掛かっていたことがある。

それは、ダイハードとドゥポイズとの戦闘のことだ。

 

実はダイハード・リュウセイのパワーもドゥポイズと同じ8000であり、本来ならばこの二体がバトルした場合相打ちとなってどちらも破壊される筈なのだが……

 

「……何かありましたか?我があるじ。」

 

この通り、ダイハードは今も生存しており、先ほどの戦闘で苦戦した様にも見えなかった。

これは、どういうことなんだろうな……?

 

普通にに考えたら、ひとりでに動くとはいえ所詮ただの瓶であるドゥポイズが、己の何十倍もあるダイハードと相打ちになるとは到底思えない。

 

だが、デュエマ的に考えるとそれが普通にあり得てしまう。

イラストがどんなに強そうなドラゴンだったとしても、反対にどんなに可愛らしい動物でも、パワーが高ければバトルに勝つし、低ければ負ける。

それがデュエマにおけるバトルというものだ。

 

しかし、今回はそうはならなかった。

うーん、ブレイズクローと栄光ルピアのバトルはパワーが参照されてそうだったんだがなぁ……

何か見落としてることがあるのか……?

俺がじっと見つめていたことに気づいたのか、声をかけてきたダイハードに少し問いかけてみる。

 

「なぁ、さっきのドゥポイズ……あー、あの瓶との戦闘で怪我とかしてないか?」

 

「……!気づかれていたのですか?」

 

「ッ!やっぱりなんかあったんだな!?」

 

俺の言葉に驚くダイハードにそう問い詰めると、彼は少し申し訳なさそうな声色で白状し始めた。

 

彼奴きゃつを倒すまでは良かったのですが、破壊した時に中身の呪いらしきものを受けてしまいましてな……それが体を蝕んでおり、あまり調子が良く無いのです。」

 

「そうだったのか……それなら早く言ってくれ、無理をさせてしまったじゃないか…!」

 

「申し訳ありません……私も、少しでも我が主の役に立ちたかったのです。」

 

「……はぁ、分かったよ。もう怒ってねぇから、デッキに戻って休んでてくれ。後少しで着きそうだしな。……ここまでありがとな、ダイハード!助かった!」

 

「……!御意!」

 

そう言って俺たちを近くの地面に降ろし、デッキに戻っていくダイハード。

やはり、ダイハードには何らかのダメージが有った。

成程、図体がデカいだけでパワーが同じでもバトルに圧勝!という事ではない様だ。

 

完全にクリーチャーの大きさがバトルに影響しない……というわけではないが、痛み分けの様な状態になるらしい。

これからは、どんなに小さなクリーチャーでもパワーが高いのにはそれ相応の何かがあると考えた方が良さそうだ……今回のドゥポイズみたいにな。

 

ある程度の考え事が終わり、前を見据える。

 

そこには、なんか見覚えがあるビルの前で戦闘中の一台の戦車と、それに伴うヘルメットを被った不良達、そしてこれまた見覚えのある生徒達の姿があった。

 

……ビンゴ!

やっぱりこの時間軸は、原作開始時だったか!

そうと決まれば話は早い、さっさと先生達に助太刀しよう!

 

そう考えた俺は事前にしっかりとシールドを展開しマナを貯めながら、こちらに側面を向けている戦車に向かって吶喊とっかんしていった。

 

しゃあ、対戦よろしくお願いします!

イクゾー! デッデッデデデデ! カーン! デデデデー

 

*1
「何やってんだよ、団長!」「うああぁぁ!!!」(革命チェンジ) 「……なんだよ、結構当たんじゃねぇか」(3枚全てトリガー)

*2
2マナの水のマジック・リキッド・ピープル。出た時に1ドロー

*3
2マナの闇の魔道具(魔道具は種族)。出た時に自分のクリーチャーを二体破壊すると、相手はクリーチャーを一体破壊しなければならない

*4
火または闇のにコストのクリーチャー。どちらも出た時に自分のシールドを一枚回収

*5
8マナの火のドラゴン。自分のドラゴン全てに、「攻撃する時に相手のシールドを一枚墓地に置く」という効果を付与する。また自分がゲームに負ける時、このクリーチャーを破壊することでそのターン負けなくなる。





ダイハード「決戦です!」

ドゥポイズ「知らねぇよ!ペッ!(呪い)」


今回のように、あんな巨大なクリーチャーに勝てる訳ないだろいい加減にしろ!
………とはいかないのがこの世界です。
まあ、ドゥポイズも全長60センチぐらいはある設定なんですけどね。(クリーチャーにしては小さいということで)

要するに完全にパワー依存のバトルではないものの、そのクリーチャーの特徴などでパワー分の帳尻合わせがある、ということになります。
少し面倒くさいですね。(←お前がしたんだろ)

ちなみに、言い忘れていましたがクリーチャーのセリフは、作者のイメージとデュエプレに実装されているものはデュエプレ基準で決めています。

解釈違いがー、と言われやしないかと内心ビクビクしてます。許し亭許して……


どの学園の生徒のデュエルが見たい?(ここで出た学園からまたアンケートとります。)選択肢になかったら、コメントでオナシャス!

  • ミレニアムの生徒
  • ゲヘナの生徒
  • トリニティの生徒
  • アビドスの生徒
  • 山海経の生徒
  • ワカモ!!!
  • 黒服に決まってんだろあくしろよ
  • そんなことよりアーシュ食べたい
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