デュエル・マスターズ 光輪編〜青春の物語〜   作:シユウ_001

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お気に入り追加、ありがとナス!
しかも、なんと、この作品初めての評価がつきました!しかも星9!!!
本当にありがとうございます!!

それでは、どうぞ!



DMP、遂に聖人と邂逅す

〜side:先生〜

 

 

シャーレに辿り着くために生徒と共に戦っていた先生は、今起こっている状況に少し冷や汗をかいていた。

 

自身が指揮を取る生徒達に押され、どんどん数を減らしていく不良生徒達。

段々と近づく目的地に、漸く希望も見えてきたところ、だったのだが……

 

『今度は何よ……って巡航戦車!?』

 

『これは……クルセイダー1型!私の学園の正式戦車と同じ型のものではないですか!なぜこんなものがここに……』

 

追い詰められた不良生徒達は後に引けなくなったのか、明らかに切り札であろう戦車を投入し、こちらを倒しにかかってきた。

 

"うーん……勝てはするだろうけど、厳しい戦いになりそうだね……"

 

何とか工夫すればどうにか勝てそうではあるものの、流石に骨が折れそうだ、と先生は考え、何か攻略の糸口はないかと注意深く辺りを見渡す。

 

すると、戦車の横あたりに辛うじて何かがあるのが見えた。

よーく目を凝らして見ると、それは「何か」ではなく「誰か」で、それが段々と戦車に向かって近づいているのが分かった。

 

もしや、援軍なのでは!?と少し希望が見えた先生は嬉しそうに戦闘中の生徒達に報告する。

 

"戦車の右側から誰かが近づいてくるよ!援軍でも呼んだの?"

 

「……え、援軍ですか?私は援軍を依頼してはいませんが、他の方が依頼されたのでしょうか?」

 

『私もですね。正義実現委員会も応援には来れないはずです。』

 

『トリニティ自警団も言わずもがなですね。ということはユウカさんですか?』

 

『いやいや、私でもないわよ!』

 

"……リンちゃん?"

 

「私でもありません。あと、リンちゃんは……もういいです。」

 

何と、この中の誰も援軍を呼んだわけではなかったようだ。

となると、今戦車に近づいてきているのは………と、全員がそちらの方向に意識を向けたその時!

 

「しゃあ、対戦よろしくお願いしまッッッす!ということで、ぶちかませ!ニコル・ボーラス!!」

 

「ギュリイイィ!!」

 

突然走ってきていた人物の側から巨大な竜が現れ、戦車に向かってその腕を叩きつけた!

 

"うわ!ドラゴンが急に現れた!?"

 

『あれがクリーチャーですよ、先生!』

 

『戦車を潰してくれるとは、これはこちらの援軍と見ていいんですかね…?』

 

「それにしても、相当大きいですね……倒すのには骨が折れそうです。」

 

ユウカ達は最大の懸念点であった戦車が破壊されたことに安堵しながらも、戦車を潰し終わった竜と仲良さげに戯れる少年に意識を向けた。

 

"あの子……"

 

『明らかにあのクリーチャーを従えてるわよね……?』

 

"クリーチャーを従えることってできるの?"

 

そんな先生の質問に、難しそうな表情をしながらリンが答える。

 

「………できるかできないかで言えば、出来はします。ですが、それは心から従っているわけではなくあくまで強制されて仕方なく、といった感じです。稀にクリーチャーと友達になるといったケースもありますが……あの少年の隣を見てください。」

 

リンに言われた通りに視線を横に動かすと、そこには燃え盛る炎のような橙色の鳥型クリーチャーと、青色と緑色が混ざった色をしたヘイローを持つ、薄緑色の髪の少女がいた。

 

『あっ!クリーチャーがもう1体いるじゃない!』

 

「そうです、基本的にクリーチャーは一体で行動していることが多いのですが、複数体で行動しているものもなくはありません。ですが、複数で固まっているクリーチャーは大抵交戦的か臆病かのどちらかです」

 

"つまり、クリーチャー複数体と友達になるのはとても難しい、ってことで合ってる?"

 

「そうなります。」

 

まぁ、あの少年はそれを覆しているわけですが、とリンは困ったように告げる。

それに続けるようにユウカもボソリと呟く

 

『やはり彼等とは少し話がしたいわね……』

 

先生も、あの生徒は何で私達を助けてくれたんだろうか、何でクリーチャーを連れているのだろうか、そもそもクリーチャーのことについて知らないことが多すぎるし色々聞きたい!と疑問と好奇心がごちゃ混ぜになった感情が強く湧いてきたので、何とかあの生徒と接触しようと生徒達に、みんなで彼に会いに行くことを提案した。

 

先生の提案は満場一致で快諾され、先生に護衛を付けるという追加条件をのんだ上で、どうやらこちらが話し合っていることに気づいていたらしい少年の元へ彼らは向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***   side:???   ***

 

 

 

 

 

 

 

巨大な質量と『破壊』効果により盛大に戦車が砕け散る。

勝利の雄叫びを上げるニコル・ボーラスと、それを指揮するレイを眺める影が1つ……

 

「ついにやってきましたか……『()()()()』よ。これは、面白くなりそうです。」

 

 

「………クックック!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***   〜side:レイ〜   ***

 

 

 

いやー、圧勝だった!

まさか手始めに撃ったジャクポから『ニコル・ボーラス』が捲れるとはな!

 

攻撃アタック時効果の「相手のクリーチャーを一体、破壊する」を利用して確実に戦車を破壊できたのが功を成した。

さらに嬉しい誤算だったのは、ニコル・ボーラスの登場時効果である相手の手札の7枚ハンデスがある意外な効果をもたらしてくれたことだ。

 

「相手の『手札』を捨てさせる効果、これがまさか()()()()()()()()()()を失わせる、って感じに変化するとは……」

 

不良達は近づいてくる俺達に対して銃で応戦しようとしたものの、その弾倉に入っていた銃弾や予備の銃弾、グレネードなどがニコル・ボーラスの効果によってことごとく消滅していたことに焦りに焦り、反撃もままならないまま散り散りに逃げていった。

 

……てかこの世界の、戦闘のハンデス効果つっよ!!

銃の中だけじゃなく、予備にまで効果範囲及ぶのかよ!

ま、お陰で安全に距離を詰めることができたし、結果オーライだな。

 

「お疲れ様です、レイさん!」

 

「おお、アーシュに栄光ルピアか。……まあ、戦闘はニコルがすぐに終わらせちまったから疲れるも何もなかったんだがな!」

 

「すごい一瞬で終わったッピね……」

 

あまりの戦闘終結の速さに少し呆れる栄光ルピアの声を聞きながら、何やら話し合っている様子のユウカ達を眺めていると、急に背中に軽い衝撃が走った。

 

「ギュル………!」

 

そこには、先ほどの戦闘で頑張ったのを褒めて欲しそうにこちらに頭を擦り付けるニコル・ボーラスの姿が……

 

「ニコル!ああ、すまん、お前を労うのを忘れてたよ!ほら、よく頑張ったなぁ!よーしよしよし……」

 

「キュルルルゥ……」

 

何処ぞの動物好きのように頭を撫でまわすと、ニコル・ボーラスは気持ちよさそうに目を細めながら喜びの声を上げた。

 

何だ、見た目は滅茶苦茶カッコイイ竜なのに甘える姿が可愛すぎて、もうペットのトカゲみたいになってんじゃ……いてっ、尻尾ではたかれた。

わ、悪かったって。機嫌直せよ……

 

明らかに、『私、不機嫌です!』というオーラを出しながらそっぽを向くニコル・ボーラスの機嫌を何とか治したりして時間を潰していると、やっと折り合いがついたのか、先生らしき男性がチュートリアル4人組を伴ってこちらにやってきた。

 

"初めまして、私は先生だよ"

 

"さっきは助力してくれてありがとう。ほんとに助かったよ!"

 

「初めまして、西宮レイといいます。さっきのことは、暴れる不良を鎮圧するという当然のことをしたまでですよ。それで助かったのならよかったです!」

 

"そんなに畏まらなくてもいいよ。友達と話すような感じで話してほしいな"

 

「あー、分かったよ。宜しくな、先生!」

 

すっごい話しやすい。

うーん、顔も対応もイケメンだなぁ。

こりゃ原作で先生ガチ勢がわんさか出てくるのも納得だ……

 

よかった、最悪顔に落書き先生の似顔絵を貼り付けたようなのも想像してたから、これで面と向かって会話できないっていう線は無くなったな。*1

 

と、そんな若干失礼なことを考えながら会話を続けていると、先生がふと気づいたように俺に問いかける。

 

"……あれ?君にはヘイローが無いの?"

 

「無いです。唯の一般人っすよ、俺は」

 

その言葉に、先生の後ろで何やら話していたハスミとスズミや、先程アーシュと栄光ルピアに声をかけ、瞬く間に仲良くなって、話に花を咲かせていたユウカとチナツまでもがバッとこちらの方を向いた。

 

………いや、気づいてなかったんかーい!!

 

「あ、あなた、ヘイローが無いのにあの不良集団に喧嘩売ったの!?危ないじゃない!」

 

「お、おおう……そんなに目くじら立てないでくれよ。簡単には死なないように少し細工はしてあるから!」

 

まあ、多分最低6発貰ったら死にますけどね。

(体が)弱すぎなんだけどマジで!!(キヴォトス人に比べたら)

 

「それにしても、ヘイローのない生徒とは珍しいですね……」

 

「というか、まず、キヴォトスに男子生徒って……」

 

「………居ないわね。過去に居たという記録もないわ。」

 

「なら、あの生徒は何処から……」

 

ううむ、4人で集まってなんか話し始めてしまった。

そりゃそうか。原作にもヘイローのない外の世界の人間は先生ただ1人だったし、男子生徒に至っては存在すらしていなかった。

 

彼女達にとっては、俺は訳のわからない存在だろうしな。

彼女達の声が聞こえていたのか、先生が少し真面目な顔をしながら質問してきた。

 

"レイは何処の学園に所属してるの?"

 

「えーっと……実は俺、ここの生徒じゃないんだ。先生と同じ、外の世界から来た……ってことになるのかな?」

 

"あ、やっぱり?ヘイローも持ってないし、そうじゃないかなーとは思ってたよ"

 

まあ、先生の住んでた世界とは違うけどな。

そんな俺の考えをよそに先生は話を続ける。

 

"その感じからして、もしかして迷い込んできた……とか?"

 

「あはは、流石は先生!正解だよ。気づいたら、道ゆく人が当たり前のように銃を持ってたり、ぶっ放したりしてるのを見て流石にびっくりしたな……」

 

"うんうん………分かる、分かるよぉ………!"

 

アホみたいに銃の引き金が緩いこの世界への衝撃にしっかりと共感してくれる先生。

しかし、少しすると急に引き締まった表情をして、俺をしっかりと見つめ、話し始める。

 

"ねぇ、レイ。シャーレに所属しないかい?"

 

……!きた、シャーレに所属するチャンス!

ここでシャーレに入っておけば、あの先生の活躍を間近で見れる!!

しかも、いろんな生徒達と仲良くなれるかもしれない!

これは入るしかないだろう……!

 

「する!所属するよ!」

 

"うーん、やっぱりそうだよね……まあ、まずはシャーレがどんな組織か話を………え、所属する!?"

 

「おう」

 

"まだ何にも詳細話してないんだけど!?警戒したりしないの?"

 

「今まで話してて、先生が悪い人じゃねぇって事ぐらいすぐに分かったよ。だから信じたんだ。………今の俺の、たった1人の()()()()()()()だから」

 

“………”

 

こ、こんな感じでいいかな……?

ちょっと信用しすぎていると見られる可能性もあるが、理由については割と本音である。

いや、ブルアカの大人はいい人も居るけど、割とヤバい人も居るし……

普通に頼れる人、先生ぐらいなんだよなぁ……

あと、柴大将。

 

“……うん、分かった!レイと、もう1人の子も歓迎するよ、ようこそシャーレへ!………まあ、まだオフィスにすら辿り着けてないけどね。”

 

「ありがとう、先生!俺、頑張るよ!」

 

よかったぁ……認めてくれたみたいだ!

これで帰る場所もなく銃弾にビクビクするような日々にはならなくなったな!

 

“あ、でもレイには後でお説教ね。あんまり人を無条件に信じすぎないの!”

 

「あっ、はい……」

 

あ、やっぱそうなるのね………

 

*1
落書き先生だったら、多分一生ツボってる





一応説明しておくと、ニコル・ボーラスは元々デュエマのカードじゃ、ないです。
確かMTGとのコラボだったかな……?
まぁ、カッコイイからええか!
というか、鳴き声まじで分からんかった……デュエプレでもただバキバキ言ってるだけだもん。

……突如現れた謎の人物、一体何色の豆なんでしょうね?
え、緑の豆?バカ言ってんじゃねぇよ!二度と戻ってくんなボケが!(SDU)

あと、先生と柴大将とかいうブルアカ界の二大聖人。
あの人たちの信用度高すぎるッピ……
……レイは先生達を信用し過ぎてn(イーヴィルキャンセル)

どの学園の生徒のデュエルが見たい?(ここで出た学園からまたアンケートとります。)選択肢になかったら、コメントでオナシャス!

  • ミレニアムの生徒
  • ゲヘナの生徒
  • トリニティの生徒
  • アビドスの生徒
  • 山海経の生徒
  • ワカモ!!!
  • 黒服に決まってんだろあくしろよ
  • そんなことよりアーシュ食べたい
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