俺の念能力が終わってる件=無為転変。   作:無常くん

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二番煎じです。すいません許してください。呪術廻戦は全巻持っていますが。
ハンター×ハンターは2巻くらいしか持ってないです。だから間違ってる所が有ったら
感想で教えてください。ただハンター×ハンターは旧と新は全て観てます小さい頃ですから
記憶が朧げで怪しいのでご容赦ください。長々とすいません、それでは楽しんで読んで頂けると嬉しいです。


第一話〜無為転変〜

 

 

1971年春

ヨルビアン大陸サヘルタ合衆国スメル街

 

「あ〜何でハンター×ハンターの世界に転生してんだ。」

 

サヘルタ合衆国のスラム街で珍しくも無い、ボロボロの見窄らしい子供が呟く。

子供は先程、頭を強く打ち前世の記憶を思い出した。自身の精神年齢が一気に上がる感覚を

頭の痛みと共に感じていた。自分のいる場所は前の世界に無いことに直ぐに気づき。

記憶に残っていた地理と総合して己がハンター×ハンターの世界に転生したと確信した。

 

「そしてスラム街、最悪過ぎて笑えてくるな。」

 

死んだ時の記憶もあるのだが何故か魂の状態で前世の街をふよふよと彷徨っていたら突然意識が飛んだ。

で気がついたら今の状況と言う訳だが。

 

「オーラ出てんじゃん。」

 

目を疑うのは自分の体から立ち昇る蒸気に気がつく、オーラとはハンター×ハンターに出てくる

生命エネルギーの様な物、それらを自由自在に使うことで超人の様な力を使う事が出来る。

それが今、目の前にいや自分自身から出ている。

 

「ふー落ち着けクールにクールに....」

 

記憶を思い出した事が原因なのかオーラが開放された状態は不味い。

オーラとは先程も言ったが生命エネルギーだ、それが無尽蔵に噴き出る訳じゃ無い、枯渇したら良くて

疲労困憊、悪くて衰弱死だこんなスラム街にいるガキなんて生命に満ちてるわけが無い。

事実もう疲れてきた。なのでオーラを纏う技術をこの土壇場で習得しなきゃいけない。

 

「.....何とかなったな。」

 

自然の中にいる風景を浮かべ、吹き出すオーラを緩く身体全体を包む感覚を保つ。

それがオーラを纏う技術、(テン)をする事で肉体は強く強靭にそして若さを手に入れる。

目を開けると自身の体を薄いオーラが纏っていた。

 

「腹減った。」

 

ぐ〜、と薄い腹からか細い音が響く、一日に一回食べる物があれば良い程だ、親の顔など知らずに

育った、目算で己の年齢は5歳程度で勿論仕事などは出来ない、食べる物はゴミ箱に入っている

まだ食べれる物だけ、あとは虫とか草が良い所、口数が少ないのも思考が回らないからだ。

 

「最強の万能能力とは。」

 

オーラを使う者、即ち念能力者は個人個人でソイツだけの能力を作る事が出来る。

ゴミ箱を漁りながら考える、ただ強いだけじゃダメだ戦闘用だけの発とか腐る。

一度でも発を作ればリセット不可、やり直しは効かない念能力は系統があり。

六角図で説明される強化系、変化系、放出系、具現化系、操作系、そして特質系。

その系統と左右の系統の発は比較的作り易い、逆に念系統が具現化系なのに放出系の念能力を

作って仕舞えばソイツは半端な能力にしかならない。

 

 

「紙コップで出来るか?」

 

自身の系統を調べるには水見式と呼ばれる心源流の方法がポピュラー。

ゴミ箱からまだ水が入った状態の蓋付き紙コップが出て来た。

まあ系統は早いうちに分かった方が良いだろ、その辺の葉っぱを持って路地裏の奥に行き地べたに座る。

 

「ふっ!」

 

水が入った紙コップにオーラを集中すると変化は直ぐに現れた、水が揺れ動きコップから離れる。

水単体で不規則な動きを始めデコボコの塊になってコップに収まった。

強化系なら水が増え、変化系なら水の味が変わる、放出系なら水の色が変わる、具現化なら不純物が浮く

操作系は葉っぱが動く、特質系はその他の変化が起こる。

 

 

「...特質系って!これじゃ水飲め無いじゃん。」

 

不規則な形になった水塊は飲め無くなった。

水は食べ物の次に必要不可欠それも飲める水は限られた時しか飲めない。

 

「やっちまった。はぁ念能力どうすっかなあ。」

 

ナイーブな気持ちを変える為に発の構想を練る、念能力で万能性の発を作るにはどうすれば良いか。

特質系はどの系統とも属さない特殊性が売りだ。...魂そうあの時、俺は魂だけの存在になっていた。

降霊術?いやもっと別の発を作れるはずだ、もっと解釈を自由に。

 

「...無為転変」

 

ピースがハマった瞬間、肉体が作り変わる感覚を覚える、魂を肉体より感じる感覚。

多分、今ので発を作ってしまった特質系だからなのか。無為転変は違う作品に出てくる敵が使う能力。

魂を自在に操り味方を苦しめた真人は人間が人間を呪って出来た存在。

思わず笑ってしまう、いや可笑しくなったわけじゃ無い。

 

「最強過ぎるッ!」

 

そう最強過ぎるのだ、作中猛威を奮った能力をすぐさま作れた己は怖いが。

何となく理由は分かる、俺は一度死んだ事で魂の構造を理解したんだ。

理解出来ないモノは想像も付かない、だから突拍子もない念能力は作れないだろう。

だが俺は理解した、死と魂を知覚し理解し体験した。

 

「色々実験したいな。人間は論外、まだ俺も倫理を捨てた訳じゃ無い。」

 

「手頃なのは虫と小動物かな。」

 

不思議と喉の渇きも腹の空きも気にならなくっていた。湧き出すのは無垢で純粋な知的好奇心。

 

「楽しまなきゃね二度目の人生♪」

 

子供はスキップをしながら帰路に進む、子供の顔に浮かぶのはスラム街には異質な満面の笑顔。

カラス達が悲鳴を上げるかの如く飛び立つ、獲物は変わって狩られる者と狩る者が決定したから。

その日、人知れず世界を揺るがしかねない子供が誕生した...まだ世界は気づかない。

 

 

一週間後

 

 

サヘルタ合衆国名スメル街の外れ魔窟の森の中、俺は寝ずに実験を続けていた。

俺の発、無為転変(ソウルペイント)は予想通り規格外だった。先ず変わった事は俺の肉体は

オーラさえ有れば水分食事を摂らなくて良い、魂にオーラを送ればすぐさま回復し肉体は疲弊しない。

ただ流石にオーラを回復するには食事を摂らないとオーラ枯渇で死ぬ。

 

「まっ草とか木の実とかを食えばオーラは回復できるから大丈夫なんだけど。」

 

この一週間はこの森で過ごしている、環境破壊のせいか凶暴な生物が犇き、住民からは

魔窟の森と呼ばれている。スメル街の住人は此処には寄りつかない。逆に質の良い動物に虫が沢山いる

この森は俺にとっては宝の山なんだけどね、一通り実験は終わっている後はこれらをどう使い

生きていくか。

 

「整理しよう。先ず原作無為転変は呪力によって発動していた。」

 

呪力とオーラは真逆の存在、呪力は負の感情を元に捻出されるエネルギー、逆にオーラは生命エネルギー

昆虫に俺の無為転変を使い、改造したらショック死する個体と耐える個体がいた。そして耐えた昆虫は

念を覚醒させた。そうだな面倒だから名称を付けよう。

 

「お前は改造昆虫1号な。」

 

「●×◆◎●□。」

 

キシキシと口を動かし頷いてるみたいだが、基本意識は無い虫自体、意識が薄いので命令を出さないと

動かない。身長は195センチの人型カブトムシを作ってみた。

 

「キメラアント風の改造昆虫、アイツらを見本に作ってみたけど。」

 

良い方の誤算、原作改造人間は殆ど仮死状態で保存が効かない。

強く動くと力尽きて死んでしまう、真人風に言うと魂を使い果たすと言ったところ。

だが念を覚醒させた改造昆虫は未だ活動出来ている!それはオーラと呪力の性質の違い。

 

改造人間は小さくするのが難しいと真人は言ったが逆にオーラを消費しない様に冬眠状態にする事で

改造昆虫は長期保存を可能とした。冬眠状態から起こした場合、再度冬眠には出来ない。

 

「後ざっと14匹の改造昆虫を作ったけど。」

 

冬眠状態にした改造昆虫を手に乗せ数える。勿論、改造昆虫も念系統があり強化系が五匹で変化系が四匹

放出系が三匹、具現化系が一匹で操作系も一匹。改造した昆虫達は俺の念技術をそのまま使う事が

出来る。即戦力過ぎるな、言うならば完全操作可能なキメラアントの亜種だ。

 

「改造昆虫1号また虫を集めて来てくれ。」

 

「!◎◎○●」

 

「ムシャモグ、ストックが出来次第この街を出て行くかな。」

 

よく分からん木の実を喰いながらオーラを回復する、強化系の改造昆虫1号は念によって

超人的なスピードで虫を集めてくれる。それで仕事を探す為にヨークシンに行こうと思う。

俺の無為転変(ソウルペイント)は治療にも使える。相手の魂に触れて形を変えれば、あら不思議

肉体は引っ張られ欠損した身体さえ直せる。

 

「やっぱ便利すぎるな、困る事は無いけど。」

 

「◆□□●◆▲♪」

 

「おっ、戻って来たか。また一杯採ってきたな、よーし無為転変。」

 

 

〜無為転変中〜

 

 

「ふーストック数は全部で四十匹、やっぱ特質系はいなかったな。」

 

千匹は無為転変して生き残ってたのは全部で二十六匹、特質系はゼロ。

ストック数はこれで良いだろ、さてこの街ともおさらばだが、特に思い入れも無いな。

改造昆虫1号に拾った布切れを巻き変装させる、流石に素顔だとヤバイからな。

俺も顔を変えて肉体を二十代後半まで変形させる。

 

「うん、じゃまあ行きますか。」

 

「◆●◎●」

 

 

改造昆虫1号の背中に乗って街の反対から山を降って行く。

念の基礎修行もこの一週間続けている、やっぱ練の強さで発の威力は変わるけど。

精度と拡張性は系統別の修行が必要かな、苦手な系統を克服する事で念能力は更に飛躍する。

試しに怪我した野犬に無為転変を使ったら相手の欠損した部位を直すのは時間が掛かった。

 

無為転変の凄いところは通常は練と発を非念能力に当てた場合は相手は念を覚醒させてしまうが

俺の発は魂に触れて精孔を閉じる事が出来る為、非念能力者も治療可能と言う訳だ。

超スピードで走る改造昆虫1号の上で考えていると道が舗装され始めたヨークシンが近いかな。

 

「お疲れ、ココからは歩いて行こう。」

 

「◆★◆▲」

 

それから小さい街を越えて漸とヨークシンシティーに着いた。

やはりスラム街とは違い空気は悪いがスメルよりマシだ、斡旋所探し開始だ...とその前に改造昆虫を

もう一匹出しとこう、他者を癒せる治癒能力者が仲間連れは怪しまれない。

目星ところを改造昆虫に探してもらう。路地裏で冬眠状態を解除する、手のひらサイズのサナギは

みるみる大きくなり人型の蟷螂になった改造昆虫2号は放出系だ。

 

「頼むぜ。」

 

「「●●◎○◆」」

 

さてと俺はベンチでアイツらが帰ってくるのを待つ。

仕事見つかったら名義作って家借りるか、俺も行けば良かったか?暇すぎる。

そう言えばハンターライセンスどうするかな、必要になったら取りに行くか。

 

「「●●◎◆□」」

 

「おっ!戻って来たか、どうだった?」

 

「✖️◆✖️」

 

「●●●●」

 

「1号が見つけたか。」

 

どうやら斡旋所らしき場所があったみたいだ。何となく改造昆虫が言いたい事が分かるのは。

俺が設定命令した事は順守する様にしたから脳関係も弄っている為、単純な思考回路も一応ある。

1号に着いていくとアパートらしき場所に着いた。

 

「ここか、おっ看板があるな此処で間違い無いな。」

 

アパートの中に入るとドアを凝で見るとハンター文字で斡旋所と書かれていた。

ノックすると入って良いと声が聞こえドアを開け部屋に入る。

部屋は事務所の様になっており、机にはフードを被った男らしき風貌をした奴が座っていた。

 

「此処って、斡旋所で合ってる?」

 

「ああ、座って構わねえぜ連れもな。」

 

「あんがと、座れお前ら。」

 

男は俺達のやり取りを見て目を細める、大方、俺がこの中のリーダーだと思ったんだろう。

まあコイツら二匹は人間ですら無いだが。早速、仕事を貰わなきゃな。

 

「それで、何の仕事をお求めだい。」

 

「そうだな...俺の念能力は治癒だ。」

 

「!!!!ッそうか。だが良いのかい念能力をバラす様な事して、ちと不用心過ぎるぜ。」

 

次は目を見開く。改造昆虫達に目をやると納得した顔をしている、分かりやすい奴だな。

だが単なる治癒能力者なら念業界なら五万と居るだろう。けれども治癒だと限界があるそれは

自然治癒内の効果しか得れない制約。だから俺の発は治癒では無く変形だ、そこはブラフ。

 

「問題ない、仕事を斡旋するのに必要情報だろ。」

 

「ヒュー!若いのにキマってるね兄ちゃん!気に入ったよ。」

 

「だけど未だ、どの程度の治癒能力か分からないと仕事を任せられない。」

 

「この事務所、シャワールームってある?」

 

「あん?そりゃあ、あるけどよ何すんだい。」

 

まっこうなる事は予想してた、一緒にシャワールームに行きこれからする事を説明する。

信用を得る為に改造昆虫達は置いてきた、斡旋所の人は念能力者だろうが魂の強さ的に勝てる範囲。

 

「此処で腕切っても良いですか?」

 

「は!?イヤイヤ何言ってんだよ!兄ちゃん腕切るって...」

 

「そっ俺の治癒能力がどんなもんか見たいんでしょ。」

 

目玉が出そうな程、驚いている。多分だけど腕を切る事じゃ無くて腕を生やせる事に驚いてる。

考えた末に男は。

 

「分かった、見せてくれお前の念能力。」

 

「OK...ふっ!」

 

左腕のオーラを無くして右手に集中させて、そのまま手刀でオーラが無くなった左腕を落とした。

腕は浴槽に飛び左肩しか残っていない、今世初の大怪我は自分で行った、だが肉体に攻撃したところで

魂には響かない、魂さえ保っていれば例え肉体を半分消されようとダメージは無い。

そして念能力を発動させる。

 

「マジかよ...アンタ何もんだい。」

 

「自己紹介が未だった、俺はヒトマよろしく。」

 

「いやそう言う事じゃ...はぁ俺はムスビメよろしく、ヒトマ。」

 

ムスビメと厚い握手を交わす。不用心だぜムスビメ俺に握手するなんて。

まあよろしく頼むよ、末長く。

 




無為転変はロマンしっかりワカンダネ。ヒトマの才能は呪術真人レベルで
ハンタ世界だとゴンキルレベル、特質系の情報開示で無理な念能力は
全部特質系で通せるから二次創作が増えそう、いや増えてください。
僕もそれに乗りました。次の投稿は制約と誓約より好評なら早いと思うよ。
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