もしもまちカドまぞくのリリスが受肉して死滅回游に参加していたら   作:リリス様病患者

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死滅回遊が始まって高専組が潜入してすぐのあたりです。
日数経過とかは全く覚えてないのでごめんなさい。
とりあえず設定上は東京第二結界に居ることにしてますが、具体的範囲がわからないので適当に書いてます。本当に申し訳ありません。
適当に進行して、12月25日まで生かします。


覚醒 ─目覚め─

余は封印されていた。

確かにそうだった。

神秘の世界から遠ざけられ、悪として流れに流れた。

しかし、ここはどこだ?

記憶が薄いが、ここはニホンという国で、タマシという地域に住んでいる模様だ。

どうやら、何か厄介ごとでもありそうだな。

と、その時小さな奴がやってきて、喋る。

どうやら余は「呪霊」として流れ、人間に受肉したらしい。

とりあえず、参加せねばなるまいし、宣誓した。

次にやることは、泳者と呼ばれるほかの人間を殺害し、ポイントを得なければならないらしい。

……とりあえず、外に出るか。

 

 

外は多種多様な人間が殺し合いをしている。久々に見たな。ギルガメッシュから逃れ、愚かな争いをしていたのを思い出す。

記憶が二重にあって、ちょっと混乱しそうだ。とりあえず、受肉元は相当稼いでいたらしい。飯でも食うか。

 

コンビニとやらに入る。ホーロンというらしい。

現代知識はなんとなく受肉元の記憶でなんとか出来るが、如何せん混濁して慣れるまで時間がかかりそうだ。その前に殺されないよう気をつけねばな。

記憶から漁ってよく食べていた「サラダチキン」と「ボトルコーヒー」を買うことにした。だが、店員がいない。現代化したのか? しかし、支払える様子ではなさそうだ。

結局値札らしきものを見て、相応の金額を置いた。と、ここで気付く。そうか、店員だった人間も泳者だから死にたくないのか。だから居ないのか。肉を食いながら思う。

 

一息付けそうな場所はないかと記憶を探ったが、どうやら受肉前はここから歩きながらデンシャを使い仕事場へ向かっていったようだ。忙しない女よの。

コーヒーは、あの頃とは違うが、旨味がある。なるほど、嗜好品は受け継がれていたのだな。

と、人影が見えた。

 

いや、アレは

 

二足歩行の動物?

 

「おっす姉ちゃん。アンタも泳者か?」

「如何にも。受肉泳者リリスだ。」

「あんたまだ0ポイントか。まあいい。ちょっと実力計らせてくれない?」

「0……まあ先程起きたばかりだしな。」

「えっじゃあ何も現代知識ない感じ?」

「まあ、受肉前の記憶を探って買い物する程度しかしてないな。」

「ふーん……通りで俺を見てもあんまり驚かないわけだ。」

「二足歩行の動物がうようよ居たからな。」

「うようよ居たら怖くね? ちょっと姉ちゃんの生前想像したくねえなぁ」

「とりあえず、なんだ。ウチ来ないか? 少し話そう。」

「え、何? 逆ナン?」

「多分違う」

「まあいざとなったら逃げれそうだし、乗るよ。」

「あいよ。」

 

 

歩きながら話す。こやつの名前は「パンダ」だそうだ。動物にもいるらしい。清に居た時に見たような、そうでないような。

パンダは余に現代知識を話す。どうやらスマホとやらが通信手段らしい。昔はテレパスが当たり前だったから不便に思うが、これも未

来か。

テレパスの話をしたら驚いておった。どうやらそれは超能力と呼ばれ、呪力とはまた違うらしい。

余が今何の能力を持ってるのか、こやつと手合わせして試すのも良いな。

 

 

家に着く。パンダが言うにはオートロックないけど高そうな家だなと言った。確かに、商人ぐらいの家の大きさだな。と言ったら「いやいや、公民館ぐらい大きいよ。あんた受肉前相当稼いでたね」と言ってくれた。どうやって今の資産を見るのか不明だが、確かに不思議だ。

 

パンダを家に招き入れて一言。

 

「広っ。」

まあ、あまり物がないな。

「これ現代人の部屋? ミニマリストっていうんだっけ。にしても持て余しすぎだよこの空間。」

「確かに。余なら宝石と黄金まみれにするな。」

「それはシュミ悪くね?」

パンダに言われたくないな。

 

とりあえずコンビニで改めて買った食料と飲み物で卓を囲む。

パンダが言うには「死滅回遊はヤバい」「止めるには複数の協力者が必要」「俺達は正義の呪術師、呪術高専から派遣された」「スマホとりあえず開けれるようになりなよ」等あった。

ふむ、死滅回遊。思っているよりヤバいらしいな。

まず、必ず十九日以内に人を殺さねばならない事。

ルールを追加しても、百点稼がねばならない。

まさに、虐殺を他人に強いる悪行だ。

顔をしかめるとパンダは「アンタそんな顔出来るんだな。惚れちまうぜ」と言った。相変わらず訳のわからない。

 

パンダが言うには「宿儺」「羂索」を倒せば、死滅回遊は終わる(停止とも言っていた)らしい。そのために協力しなければならないらしい。

まあ、余は夢魔であり悪魔であり呪霊であるため、どちらが未来的に強いか即座にわかる。

彼奴もそうだ。一人だけ強くても駄目だ。全員が個性を持って生きる事が国なのだ。

提言せずに見てたのは、余が悪魔だからだが。

とりあえずパンダと連絡先を交換し、別れることにした。

 

協力するのも悪い話ではないが、別段人殺しがしたいわけではない。

余を封印した奴らには怨讐があるが、わざわざ無辜の民に向けるほど悪魔でもない。

ひとまず休息を取ることにした。スマホとやらを弄る。

中に入ってるアプリは少なく、決済アプリ、銀行口座アプリ、スケジュールアプリ、動画再生アプリ、コミュニケーションアプリが仕事用とプライベート用であるぐらいだ。

つくづく遊びのない女だったようだな。遊戯の類が全くない。かといって、今遊べるかと言われたら、悩ましいが。

口座アプリを見る。顔認証で通るようだ。いいのか現代文明。かなりザルいぞ。

そこには四十万の貯金が入っていた。かなり稼いでいたようだ。宝石何個買えるのだろう。

母の孝子から連絡が入る。

「東京は大丈夫? 会社潰れて今家にいるって聞いたけど、いつでも帰ってきていいからね。」

ふむ、母心よの。しかし、余は残酷な事を伝えねばならない。

余が受肉し、元は引き剥がそうにも残留思念がない事。余は死滅回遊に参加宣言した故そちらに行けない事。そして謝罪。

娘を無意識に乗っ取り、殺害したこと。これから最低一人は殺害する事。余はなるたけ深々と文章で謝罪した。

しばらく動画を見ていた所、新しい通知が来た。

「何が何だかよくわからないけど、死なないでね」

あたぼうよ。誰が死ぬ気だって言った。

余は勝つ。この死滅回遊を生き残って見せる。

吉田家は娘と引き換えに最強の悪魔を降臨させたことを誇りに思え。と連絡した。

孝子は少ししてから、「娘そっくり! 外資企業に入って頂点に立って、吉田家を復興する! って言ってたもの。貴方も似ているのね」と返信してきた。

……まあ、良いなら良いが。

そんなこんなでもう日暮れてしまった。夕食でも買いに行くか。

 

またコンビニに来た。パンダにセルフレジの使い方を聞いたので、今度はちゃんと買い物する。

今日の晩飯は焼肉弁当とビールだ。

ビールと言えばパンに使うものが多いが、当世では飲み物としても発達してるのだな。

外に出ると、人影が。

パンダじゃない。

 

「あんた、術者だね。呪力が漏れ出てる。」

「それがどうした」

「5点寄越せェッ!」

いきなり襲い掛かってきた! クソ、両手が塞がっている!

とりあえず弁当を投げ、ビールを思いっきり振り、ぶちまける。ある程度の猫だましは出来よう。

「うわっぷ!」

「残念だが、余が5点取らせてもらう。」

飛び上がり、その上で呪力を練る。

パンダの言葉を思い出す。

『大抵の術者は呪力を練るとなんか出るよ』

ならば何か出るはず!

と、その時手から何かが放たれそうな感覚になる。

無理やりひりだしてみる。発射!

ズゴン、と襲い掛かってきた術者の頭を貫き、おそらく死亡した。

「ショウシャヨシダリリス! ゴテンカクトク! ゴウケイゴテン!」

よし、これでしばらくは死なぬな。

一息ついてふと思い出す。ああクソ、ビールを買いなおさねば。

適当に遺体を放り投げ捨て、ビールを決済アプリで再度購入。

月夜の晩酌と行こうかの。




まちカドまぞく以外にもメソポタミア文明知識が混ざってたりします。
pixivの程他作品や原典をごちゃ混ぜにするつもりはないですが(そうなると呪術廻戦である意味が……)
今後の展開としては鹿紫雲と戦闘してパンダと合流、そして特訓からの新宿決戦となりそうです。
それなりに外さないで行くつもりですが、もし原作無視したり誰か死亡したらごめんなさい。その方が面白いと思ってしまったのが悪いんです。
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