もしもまちカドまぞくのリリスが受肉して死滅回游に参加していたら 作:リリス様病患者
呪術廻戦、終わったんですねえ
しかもクリスマスに二冊売るって。正気じゃない。
三十路の青春に浸らせるな。一つ目猫め。
楽しみです。
ついに来た、12月24日。
バシバシ、と生徒たちに背中を叩かれ参る姿。
まさに信頼の最強よの。
と、五条に聞かねばならない事があった。
「寸前ですまぬが、五条悟。いいか?」
「何? リリスさん」
「余のノート、どう使うつもりだ? 渡したのはいいが、使い道は呪力の乗算程度しかないぞ」
「なあに、1冊で5000年の呪いが押し寄せるんだ。大事に使うよ」
ふむ、はぐらかされたな。
「まあよい。行ってこい白いの。帰りを望んでる奴が居るからの。」
「ハハッ、言われちゃ仕方ないね。勝ってくるよ」
ビリリ、と身震いする。流石最強、相対したとて、勝てる自信はない。
と、五条悟が行ってしまったが、暇だな。
「皆さん、それでは向かいますよ」
? なんだ?
「何も聞かされてないって顔だな。何って、観戦だよ観戦。安全な場所でな」
「まず1冊。」
感じたけどこれは初撃の乗算には必要ない。
どちらかというと向こうの相殺に使うべきかな。
けれども。
「挑戦者は、そっちだよね?」
意地があるんだよ、こっちには。
「お、さっそくリリスさんのノート使ってますよ」
「ホントだ。」
「あのノートってどれぐらい強くするの?」
「1枚で俺や博打野郎の眠気を強くする。それがノート全てに書いてると思えば計算は容易い。」
「リリスさんあれ何ページありますか?」
「大体50ページ。」
「仮計算だとして、半径も呪力も強くなると考えれば、50倍になりますね」
「馬鹿、そんなもんじゃねえ。」
「金ちゃんわかるの?」
「俺も見せて貰ったが、マジで特級呪物だ。俺の簡易領域なら群馬が埋まるぐらい強いノートだな。」
「ただ俺のような搦手の術式には難しいようだ。運用方法が考えられない。」
「日車さんの場合、どうなるんだろう。死刑確実とか?」
「そんなもんあるかよ」
「あ! 始まりますよ!」
呪詞、掌印、舞、楽、そこに乗算の呪物。
歌姫の術式を上回るほどのブーストがある。
今から放たれるは一切の省略のない術式。
「虚式 茈」
うわズゴゴゴゴ言うておる。
「初撃は……!」
「どうなる……?」
「アハ、成功みたいだね。」
「……何か使ったな」
「半分こ。」
「?」
「5000年の呪詛を半分お前に当てたんだよ。」
「……」
「もう半分でお前の攻撃を打ち消した。」
「すげえ…………」
余、もしかしてめちゃくちゃな物渡したんじゃないか?
「宿儺、半身もげてる。」
「じゃ、これで分かったね。
そっちが
「クソガキが……!」
バカスカ殴りあってる。ようだが、これが異質なようだ。
余は全くさっぱりわからーん。簡易領域? 展延? なんもわからん。
「リリスは? 何かわかる?」
「わかるとでも? 呪詛を書いてきただけだ。領域がどうの展延がどうのとか言われてもさっぱりだ。そもそも余が得意とするのは有情非情の狭間に潜り込む事だ。」
「その時点で生得領域に入り込んでるんだからおかしいって……」
「それは術式なのか?」
「いや、生前でも使っていた。眠気を誘う方がこちらで初めて使う。」
「じゃあ俺の術式では眠気を誘う方が術式扱いになるだろうな。」
「死刑取る気!? ない、とは言いきれないが、応戦しただけだ! ただの反撃だ!」
「ものの例えだろ。怯えんなって」
「しゃけ、いくら」
「俺は展延が感覚として理解出来そうだ。少し真似していいか?」
「俺に教えを乞うわけじゃないだろうな」
「実験台だ」
「ほらもう!!!」
「いいじゃないですか日下部さん」
「お前本当に生意気になったよな」
「もしもの備えだ。やっておけ」
「しゃけ」
「向こうは放っておいて、どう? ノート何処にあるかわかる? つか持ってる?」
「1冊先程使ったならば、あと4冊あるはずだ。どこかで使うのだろうが。」
「!」
日車が戻ってきた。出来たのか?
「ちょっと待て、来るぞ。
なんか黒い玉が出た。
「外側からの攻撃に脆い」
なんか略された気がする。
だがしかし、五条悟はこの程度で負けるか?
この5000年の呪詛を載せてるんだぞ?
余が敗北したことにもなる。
聞き捨てならん。
「戯け。この程度で五条悟が負けるか。奴は宿儺の手の内を全てさらけ出すつもりで戦ってる。ノートの使い方も余よりわかってるはず。ならば静かに見守れ。」
4000年書き続けた呪詛が、たかだか1000年の忌み子に負けるとでも?
「……リリスさんの言う通りだ。予想外が飛び出まくるだろうけど、耐えて見守ろう。」
「当たり前だ。これは決闘。第三者があってはならない物だ。全く、呪術師はここまで衰えたか?」
その後落花の穣だの領域拡大だのちっさだの摩虎羅だの、そして。
五条悟は、宿儺と同格に至った。
「すげえええええ!!!!」
「あれ、つまり無量空処が当たって宿儺も脳の治癒が出来てないって事ですよね」
「そうなるな。」
「ここからが正念場ってワケか……!」
「となると、上回れる機会が4回ある五条悟が勝つのでは?」
「それはなぜだ、リリス」
「反応的に、まだ初撃しか使っておらん気がする。今までの領域展開に使っててもおかしくないはずだ。そこで宿儺を押しても良いはず。だがしかし、ここまで五条悟の実力だけで押し出している。」
「はいリリス先生! なんでわかるんですかー?」
「使ったらノートが焼け焦げる。単純明快。炎焦反応が見えないということは」
「使わずして……!?」
「バケモンだな、つくづく思うけど」
「この中で五条悟に本気で殴られた奴は居るか?」
「「「「「本気で殴ったことなら……」」」」」
余はそもそも最初と送り出す時と……ぐらいしか会ってない。
「俺はある」「無下限呪術を応用してですが」
「あいつは殴った瞬間に「蒼」を重ねて吸い込む反応を重ねてる」
ふーん。
「普通に殴られてるのにカウンター食らった感じになるんだよ」
「痛かった?」
「吐「きました」いた」
「ああ、ギルの魔術みたいなもんか」
「何それ?」
「ギルって、あのギルガメッシュの?」
「あの頃はやんちゃでの、フルップの樹以外にも何度か奴に本気で殴られた事がある。それこそ内臓が飛び出る程のな。日車、ちょっとやっていいか?」
「?」
感覚はわかる。眠りたいのに眠れないあの反応。ならば。
「!」
「わかったか、日車。これが恐らくそれだ。秤、やっていいか?」
「やだよ!!!」
「そう言わずにさあ」
「やめてほし……! 確かにあの感覚だ。」
「この通り余は五条パンチを再現可能だ。この術式ならば宿儺を常に五条悟に殴られている状態に出来よう。」
「サブサブプランが、信頼性上がってきた……!」
「すぐに解析出来るリリスさんも化け物じゃない?」
「「「それはそう」」」
「すみませんリリスさん、僕にもいいですか?」
「お主は確か、乙骨憂太と聞いた。天才特級術師と。」
「はい、まあ。なのでもしかしたら感覚をもう一度理解するためにお願い出来ますか?」
「ふむ、良いだろう。」
有情非情の狭間。そこの直上に立っている感覚。今にも沈みそうなのに浮き上がれもする不思議な感覚。
「ありがとうございます。それと、ノートを1冊貰えますか?」
「掃いて捨てるほどあるからな。良いぞ。なんなら今書いてやる。数分で出来るぞ。」
「特級呪物数分で作らないで貰えます?」
「出来た!」
「うわ本当に出来てるよ」
「ほら、乙骨。」
「ありがとうございます。」
「……何に使うかは知れないが、気張れよ。」
「杞憂で済むなら」
と、乙骨はノートを半分に裂いた。
「!」「?」「!?」
「半分は僕の里香ちゃんに。もう一つは保険に。」
「……里香と言えば、確か」
「そうです。恐らく模倣出来ます。」
「ハハ、任せたぞ。」
「何理解した顔してるんだ。何も分からねーぞ」
「こっちもかなり進んでる。摩虎羅が顕現してもう一体出た感じだ」
「エグくね!?」
「暫くは鑑賞するか。」
「危険では?」
「言ったろ若造。これは五条悟の戦いだ。割って入るもんじゃねえ。」
「……」
何故だ。
何故初撃に使ったあの炎焦反応を出さない!
呪詛の焦げる匂い。何かを使っている。残している。
何故使わない!
今かなぁ、多分。
「さっきからお前だけ、」
! 出した! あの呪力、確かにあの呪詛の物だろう。
「釣り合ってねーんだよ!」
出力最大 「蒼」!!!
ここに2冊!
ついに奥の手を出すか。ならばこちらも
「"位相" "波羅蜜" "光の柱"」
フン、反応的に赫か。ならば摩虎羅で受けてダメ押しの順応を
「術式反転」
「! 摩虎羅!」
不味い、何かが起こる
「"位相" "黄昏" "智慧の瞳"」
さて、リリスさん。使わせてもらいますよ。
「"九綱" "偏光" "烏と声明" "表裏の間"」
「ついに来るか、五条の奥の手4乗バージョン」
虚式 「茈」
これが、初撃で当たり、最後にも当たる技。
「美しいの」
「五条悟の、勝ちだ。」
世界を、斬られた。
その感覚はあった。
当ててもダメだった。
宿儺を、最後まで引き出せなかった。
ごめんね、皆。特にリリスさん。
上手に使えなかったよ。
「世界を斬った。天晴だ五条悟 生涯その名を忘れることは無いだろう」
はい。というわけでここから本格的にリリスが動きます!
次はガッツリ関わるので2930巻待ちます!!!
そして年末色々と忙しいので絶対来年投稿になります!!!!
少々お待ちくださいませ!!!