姉がハイスペックすぎる   作:ガテル

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第23話

 

「NTRで脳が破壊されました、純愛で治さなきゃ」「BSS(僕が最初に好きだったのに)」

 

いやあなた達は何言ってるんですか、後NTR言うてるけどそもそも関係持ってないだろ・・・まずいな。バグった姉さんのトンデモ発言に理解が追いつけず周りまでおかしくなっている、早急に誤解を解かなければ。

 

 

「ごっ、誤解させてごめんなさい。俺は彼氏じゃありません、弟です」

 

 

しっかり間違いを正したのに落ち着くどころか、皆その悲しみを更に加速させ溢れんばかりの嫉妬が籠った目で俺を見てくる・・・いや意味がわかりませんわ!わたくし何か変な事を言ってしまったのかしら!?

 

 

「黒川さんとお姉ちゃんプレイだと!?うらやまけしからん!」「ああ、脳破壊が止まらないよぉ」「僕は弟だったのか!」

 

 

誰か助けてぇ、高校生怖いよぉ・・・確認するけど一応ここ進学校だよな。天才と馬鹿は紙一重ってアレか?こういうときに優れた頭脳で変な想像力働かせないでください。

 

とりあえず俺の言葉は信じてもらえなさそうだし、姉さんからやっぱり嘘でしたって否定してもらう必要がある。まぁそれも簡単じゃないのだが、何故かと言うと。

 

 

「つ、付き合ってるからってそれはまだ早いと思うかな!?でもゆうくんがどうしてもって言うなら」

 

「ニッコリ笑顔で何妄想してんだ姉さん」

 

 

彼氏と彼女に見えます発言によるバグ状態は未だ続いており、まともにコミュニケーションが取れる状態ではなかった・・・こういうとき戻すの大変だから嫌なんだよなぁ。こっちも頭良いんだからしょうもない事に使わないでよ、もう想像力の暴走は禁止にしたい。

 

 

「姉さん戻ってきて、今マジで大変なんだよ」

 

「沢山お姉ちゃんって呼んでくれるのは嬉しいんだけどね、今は彼女なんだからあかねって呼んでほしいな・・・えっ?じゃあこれから何万回でもそう呼んでやる?ありがと、嬉しいよっ」

 

「いや姉さんの中の俺のキャラおかしいだろ!?解釈違いだ、解釈違い!」

 

 

何万回でもそう呼んでやるって何だおい、お姉ちゃんって呼ぶ時点で違うのにもはや完全に別人じゃん。キャラの作り直し要求します。

 

しかし普通に呼んでも無理そうだな、これは・・・もういっその事軽く頬でもつねってみるか?痛さがないようにホント軽めで。

 

「・・・このままじゃ収拾がつかなくなるし、仕方ない」

 

 

俺は右手を姉さんの顔へと伸ばして、頬に優しく触れた。

 

その瞬間思ったことは。

 

 

「わー頬スベスベだなー」

 

 

その色白で綺麗な肌は元からだが、女優という人に見せる立場であるためケアは人より強く注意を払っているのだろう。それにしても凄いな、とても滑らかで柔らかく触っているだけで気持ちがいい・・・両手でその感触を体感したくなったので俺は左手で反対の頬に触れた。

 

 

「わーこっちもスベスベー」

 

 

触り心地が良すぎて、両手をずっとこのままにしていたいとまで思ってしまう。ホント気持ちい「なな何してるのかなゆうくん!???」

 

 

「・・・あっ」

 

いつの間にかバグから復活していた姉さんの声で我に返った俺は、辺りを見渡し。

 

 

「うらやまけしからんうらやまけしからんうらやまけしからん」「もう脳が粉々だよぉ」「神よ、僕をお救いください」

 

 

・・・何というか、その。

 

 

「さよならっ!!!」

 

 

俺は全力でこの場から逃げた、文化祭終了。楽しかったな!

 

 

 

 

「たっ、ただいまゆうくん」

 

「おっ、おかえり姉さん」

 

「本当に今日はごめんね、私あんな事言っちゃって・・・あの後とりあえず誤解は解けたよ」

 

「俺も逃げちゃってごめん、色んな意味で限界だったというかさ」

 

 

姉さんは俺が逃走かました後、彼氏っていうのは冗談で弟ですと説明したそうだ。本人の説明によりみんなは落ち着きを取り戻し、まさかの何人か泣いてたらしい。嬉しかったんだろうなぁ・・・まぁ問題は生徒の中で俺へのイメージ絶対やばい事になってる事かな、ララライの「あかねの大好きな弟くん」絶対超えてるって。姉さんの頬触りまくったんだもん、「超シスコン野郎」とかになってそう。

 

 

姉さんは今日の出来事について申し訳なさそうに何度も謝ってきたが、とりあえず誤解は解けたし問題はあるが別に怒ってない。なので笑って「大丈夫だよ」と伝えると、安心したように顔をほころばせた。

 

アレには触れてこないな、よし。

 

 

「・・・じゃあ俺は読みたい漫画があるから部屋に行「ひ、一つ聞きたい事があるんだけどいいかな?」

 

「ぐっ!?な、何?」

 

「ほ、頬をつねるとかして戻そうとしてくれたんだよね?つねる事は無かったけど私は触られて戻ったし」

 

 

触れるだけで戻ってくれましたね、はい!だからこれ以上は・・・あっダメだ。距離詰めてきてる、あの行動について聞く気満々だぞ。

 

目の前に来た姉さんは、恥ずかしそうに上目遣いで俺を見つめながら口を開いた。

 

 

「・・・ゆうくん、また頬触りたい?」

 

「めっちゃ触りたい・・・あっ、いや今の冗談だから!?全然触りたくないからさ!?」

 

「・・・私は構わないよ?」

 

「だから違うって!」

 

 

ホントに冗談だよ・・・前よりデレが進行したとか断じてないから、ホントに。

 

 

 

 

 

 

 

 

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