The hunters story―狩人の奏でる旋律―   作:真っ黒セキセイインコ

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まずはじめに、第六話での予告を無視してました。
本当に申し訳ございません。


第七話 踊る彩鳥

 夜が明け日差しが控えめに差し込む渓流にて、アインは二匹の獣人種と共に行動していた。

 片方は彼女のオトモであるトトだが、もう片方は違った。オトモアイルーには珍しいメラルー種の彼の名はポップ。昨日ナルガクルガに襲われ殺されそうになった自分を助けたハンター――エンの連れていたオトモである。

 

 なぜエンのオトモであるポップがアインと共にいるかと言うと、それは先刻まで巻き戻らなければならない。

 

 

 目が覚めたアインは、ポップが焼いたこんがり肉(エンが獲ってきた肉らしい)を、昨夜の件により話しづらかったエンとは目を合わせないよう食べていたら、彼は徐に口を開いた。

 

「今日のことだが、俺がナルガの相手をしておく、だからアンタはクルペッコを狩ったら村へ帰れ」

 

 その言葉を聞いて、アインは手に持っているこんがり肉を落としそうになった。

 あのナルガクルガを相手に一人で相手をするなど、どう考えても自殺行為にしか思えなかったのだ。

 

「そんなの危なすぎます!」

「じゃあ聞くが、クルペッコを相手にしてる時にもしも奴が来た場合、お前はどうする?」

「…………!」

 アインは何も言えなかった。『対処できる』なんて言えるわけが無い。

「だろ、だから俺が相手をするんだ。それに、アンタが居たらただの足手まといだ」

「それでも……」

「わかんねーのか。俺は邪魔だから帰れって言ってんだよ!」

 アインは今度こそ絶句した。彼の言葉にではなく、彼の眼を見たからだ。

 彼は昨夜以上に哀しい眼をしていた。それでいて、激しく何かを憎む眼を。

 そして、その眼は他人(アイン)ではなく自分に向けているように感じたのだ。

 

「……これを渡しておく」

 そう言って彼が渡してきたのは、二本の茶色い小瓶だった。

 

「それは『千里眼の薬』。それを飲んだらモンスターの居場所が分かるから、今はペイントの消えたクルペッコも、どこにいるかわかる」

 

 千里眼の薬と言うのはハンター達が使う特別な薬の一つだ。これを使えば短時間ではあるが五感が研ぎ澄まされ、モンスターが何処にいるか特定できる。

 

「それと、ポップ、お前はアイツに付いてっといてくれ」

 

 いきなり話を振られたポップは少し逡巡した後にゆっくりと頷いた。

 それを一瞥したエンは食べ終えた肉の骨を置くと、彼の得物であろう狩猟笛を担いでそのままベースキャンプを出て行った。

 

「じゃあな」

 その感情のこもっていない不穏な言葉に、アインは口を開こうとしたが何も言えなかった。

 

 

 そういう形で、エンと別れたアイン達は現在エリア3を通りかかっていた。

 エリア3は竹が自生する崖のフロアであり、モンスターはアイルーくらいしか現れない場所である。

 そしてクルペッコが居るのは此処にあるつり橋を渡った先のエリア9であり、ベースキャンプからではここを通るのが一番近道だったのだ。

 だが、相変わらずアインの頭の中ではさっきのエンの顔がコマ送りで再生されていた。

 

(なんで、あんな悲しそうな顔をしていたのかな?)

 

 どうも昨夜のことだけだったとは思えなかった。アレはまるで自分に対する憎悪のように感じられたのだ。

 

 

◇ ◆ ◇

 

 

「着いたニャ」

 

 ポップの声が響く。どうやらボーっとしている間に、つり橋を渡り切ってエリア9へとたどり着いたようだ。

 

 エリア9は青々とした草に覆われた原っぱで大きな樹が立っており、キノコやハチミツの他にもユクモノ木を採集できる場所で、このエリアにあるぽっかりと空いた洞窟はエリア8へと抜けることもできる。

 しかし、今探しているはずのクルペッコはどこにも見当たらなかった。

 

「クルペッコがいないけど、もう移動したのかな?」

 

 拠点で飲んだ千里眼の薬の効果はもう切れていた。効果が切れた後に移動されたのかもしれない。

 

「仕方ない、もう一回飲むか」

 

 千里眼の薬は効き目が良過ぎるせいか、あまり濫用してはいけないらしく、ポップからはできるだけ、連続で飲んではいけないと忠告されていた。しかし、こうなれば仕方ないとアインは思ったが、横からポップが声をかけてきた。

 

「大丈夫それは必要ないニャ」

 

 ポップがそう言いながら指を指した方向を見ると、大きな樹があり下にはハチミツの採取場所があるだけで、それ以外には何もないように見えた。

 

「違うニャ。もっと上だニャ」

 

 アインはポップの言った通り上を見てあっと息を飲んだ。

 樹の一番上の方に見たことのある緑色が見えていた。そしてそれが時折小刻みに動く度、極彩色の羽毛も見え隠れする。

 そう件のクルペッコは樹の上にいたのだ。

 

「なんであんなところに……?」

 

「どうやら奴さん、樹上で傷を癒しているみたいだニャー」

 

「でも、どうやってあれを下ろすんですかにゃ。あんなところに届かないですにゃ」

 

 トトがもっともなこと言った。

 なんせクルペッコが寝ているのは地上から二十メートルは離れていて、樹を登るにしても、あの樹はゴツゴツした個所が少なく、木登りには向いていない。ましてや重たい武器を背負ったままでは登れるわけが無かった。

 それに例え登れたとしても、その先はクルペッコの狭い巣であり、そんな場所で戦えるわけが無いのだ。

 そんな時自信満々に、切り出したのはポップだった。

 

「それなら任してほしいニャ。オイラだってすぐ終わらせて、旦那さんの援護に行きたいからニャ」

 

 取り出されたのは羽っぽいひだの付いたタル爆弾―――打ち上げタル爆弾だった。

 打ち上げタル爆弾と言うのは、通常小タル爆弾を飛甲虫の羽で加工したもので、呼び名の通り上空へ飛びあがっていく爆弾だ。

 しかし、これでモンスターに当てるのは難しく、そもそもあんな高い所までは飛ばないのである。

 そしてポップの出したそれは、大タルと小タルの中間ぐらいの大きさで、何やら不穏なドクロマークが描かれているが、それ以外に変わった点は見当たらなかった。

 

「それが一体如何したんですかにゃ? どう見ても普通の打ち上げタル爆弾にゃ。それじゃあクルペッコのところまで届かないにゃ」

 

 トトもタル爆弾は使うため、ある程度の知識があるのだが、ポップの取り出したモノがどう違うのか分からないらしい。

 

「まぁ、見てからのお楽しみニャ」

 

 不敵に笑ったポップは、それを樹から三メートルは離れた場所に置くと導火線に着火する。

 導火線が燃え尽きた瞬間、タル爆弾は上空へ飛びあがっていった。

 そして、それはちょうどクルペッコのいる場所に綺麗な放物線を描きながら向かっていくと、そこで爆発した。それも結構大きな爆発である。

 

―――クェ! クェェエェ!

 良く眠っていたらしいクルペッコは悲鳴を上げ、そのまま地上へと落下してきた。

 

「オイラ特性の打ち上げタル爆弾、名付けてUTB(打ち上げタル爆弾)DXだニャ。でも少し火薬の量が多かったみたいだニャ」

 

 ネーミングセンス無ぇ! と、割と本気でツッコミたいアインだったが、グッとこらえて落ちてきたクルペッコに向き直る。

 落ちてきたクルペッコはしばらくの間、爆弾のダメージによってもがいていたが、アインが投げてきたペイントボールにより、敵としてアイン達に怒りの目を向け立ち上る。

 そして、そのまま突進。

 アインは昨日見たこの動きを出来るだけ最小限の動きで避けると、クルペッコが立ち止まったところを見計らって背中に荒くれの大剣を抜き放つ。

 しかし、クルペッコはそのまま身体を回転させ、大剣は硬い翼爪に弾かれてしまう。

 

「―――ッ……」

 

 アインは弾かれた時のビリビリとした感触に硬直してしまい、そこを狙ったかのように、クルペッコの尻尾が横薙ぎに彼女の身体を吹っ飛ばした。

 吹っ飛んでいくアインと入れ替わるように、トトのブーメランでの牽制と、ポップがクルペッコに愛剣【アイアンネコソード】で斬りかかっていく。

 それを振り払おうとクルペッコは身体を回転させたが、その動きに気付いていたポップは足元に潜り込み、その全体重支える軸脚を斬りはらった。

 身体を支える軸脚にダメージを与えられたクルペッコはそのまま転倒してしまい、すぐには立ちあがれずもがいている。

 

「今だニャ! クチバシを狙うんだニャ! それさえ壊せばモンスターを呼ぶのに、時間がかかるようになるニャ!」

 

「わかった!」

 

 すでに体勢を立て直していたアインはポップの言葉通り、クルペッコのクチバシ目掛けて荒くれの大剣を振りかぶり叩きつける。

 今度は確かな手ごたえだった。それを証明するように刃は通り、クチバシにひびが入る。

 アインは続けて剣の腹で殴りつけ、そのまま力を込めて振りかぶる。

 

「ハアァァァ!」

 

 筋肉が膨張した瞬間に振り下ろされた一撃は、吸い込まれるようにクチバシに当たり、それを大きく欠けさせた。

 

――グェアァァァァァー……!

 

 クルペッコは悲鳴を上げ、倒れたまま無理な体勢で翼をはためかせる。

 飛びあがる時ほどの風圧ではなかったにしろ、攻撃後の不意を突かれたアインとポップは体勢を崩してしまった。

 そしてその間にクルペッコは立ちあがり、翼を広げ少しだけ浮かび上がると、そのまま後ろへと後退していく。

 着地すると自慢のクチバシが破壊されたクルペッコは怒りで小さな咆哮を上げ、火打石と呼ばれる翼爪を打ちならし、そのままアインに向かって跳躍した。

 アインは昨日見たこの動きを紙一重でかわすが、二発目もあることを知らず、それを無理やり身体をひねって大剣の腹でなんとか受け止める。

 しかし三回目の攻撃までは予想できず、ガードしきれない。決死の覚悟でアインはそのまま跳躍してくるクルペッコの股下を転がるように跳び込んだ。

 途中背中をクルペッコの足の爪で軽く斬ったが、アインは気にしない。爆炎をモロにくらってしまうよりは、マシに思えたからだ。

 跳び越えて行ったクルペッコはそのまま着地すると、転んだままのアインに割れたクチバシで突こうと身を翻した。

 しかし、それを予想していたトトが爆弾を投げつけ注意を引き、クルペッコの視線がそちらへと向けられる。

 その間にアインは立ちあがると、回復薬グレートに口をつけ体力の回復を促した。

 ポップはとっくに体勢を立て直しトトだけが狙われない様、クルペッコをかく乱するように牽制していく。

 

(このままじゃ埒が明かない。どうにかして、クルペッコの動きを止めないと)

 

 大剣はその重量により高い威力を叩きだせる高火力武器なのだが、それが災いしてかどうにも動きが鈍く、相手の動きが早いとどうしても後手に回ることになってしまう。

 そして先程クルペッコが転んだ時にかなりのダメージが通すことができ、クチバシも破壊できたがクルペッコのあの様子を見る限り、まだ余力は残っているようだった。

 

あの場所(・・・・)を攻撃出来れば良いんだけど……)

 

 アインはさっきクルペッコの股下を潜り抜けた時を思い出す。

 ぶれる視界にとらえたのは細長く黒いもの。それは胸元の羽毛に埋もれるように、刺っているナルガクルガの尾棘だ。

 昨日刺さった物だったためか、ほとんど抜けかけていたのだが、なんとか刺さったまま残っていたらしい。

 

(アレを釘打ちみたいに、叩くことができれば……)

 

 昨日のクルペッコの苦しみ様からわかる通り、ナルガクルガの尾棘は硬く鋭い。

 もしもそれを杭を打つように叩けたならば、かなりのダメージが通るのは間違いないだろう。

 しかし―――、

 

(問題はどう叩くかだ)

 

 ならばすばやく潜り込める者―――たとえばポップやトトが叩けばいいだけなのだろうが、獣人種の腕力は人間よりも弱く、深く突きさすのには足りない。

 

(少しでも、隙ができれば……)

 

 しかし現在クルペッコは怒り状態。動きの鈍い大剣では当てるの難しい上、大きな危険が伴うのは明白だった。

 アインは無言で狩猟用ポーチの中を探る。そして次々と手に触れて行く物の中に、これを打破する物が無いか模索していく。

 閃光玉はまだ残っていたのだが、何故か今は使ってはいけないような気がした。それに完全に動きを止めることはこれでは意味が無い。

 そして次の物に触れた時、アインは未だクルペッコに苦戦しながらも牽制を続ける二匹に声を上げた。

 

「トトちゃん! ポップくん! もうちょっとだけそっちにクルペッコを引き付けておいて!」

 

 それを聞いたポップとトトはアインの方を見て、彼女が手に持つ物を見ると無言でうなずいた。

 それを確認したアインはすぐに作業に取り掛かった。

 アインが取り出したのは金属製の楕円形の物だ。中には雷光虫という小型の甲虫種のモンスターが仮死状態にして入れてあり、金属をつぶすような重たいモノがのっかることによって、その虫に刺激が伝わり激しく反応し、身体に痺れを引き起こす特殊な電気を流し出す。

 即ちこれは、少し大きさは違うが、アオアシラ戦でもトトが使用したシビレ罠である。

 

(そういえば、いつも持ってきてはいたけど、使うことはあんまりなかったんだよなぁ……。それに持ってきてるのを忘れてたなんて聞かれたら……)

 

 トトがまた怒るだろうなぁ……。なんて思いながらアインは作業を続けていく。

 シビレ罠の特徴としては手早く設置できるということ。拘束時間は長くは無いがモンスターの動きをほぼ完全に止めておくことだ。一番のメリットは落とし罠のようにジタバタ暴れられるということがないという点だ。

 つまり尾棘を叩くにちょうどいい格好となる。

 そういう訳で、できるだけアインは早く設置を終えると、ポップとトトにそれを伝えるべく声を上げた。

 疲労により体力を消耗してきていた二匹はアインの声により、牽制を止めクルペッコから一気に遠ざかった。

 怒り状態のクルペッコは冷静な判断ができなくなっていたのか、突如離れて行くアイルー達に何の不信感も抱かず、次に視線に入ったアインめがけ突進を始める。

 当たればひとたまりの無いだろうクルペッコの突進。罠の向こう側であろうと新米のハンターならば、思わず避けてしまいそうになるのだが、アインはそのまま大剣で溜め斬りの姿勢をとった。

 そしてクルペッコが罠を踏みぬき身体を硬直させた瞬間、それを振り下ろした。

 振り下ろされた骨の刃はクルペッコの肩口を深く切り裂き、鮮血を噴き出させ鮮やかな緑を赤く染めた。

 しかしアインの攻撃はまだ止まらない。今度は胸元に見え隠れする、黒い尾棘に向かって大剣を振り上げる。

 大剣は尾棘に吸い込まれるように当たり、骨の刃からは鈍い音が響き、見事に釘打ちの如く突き刺さった尾棘は、クルペッコの身体の奥深くまで貫通し、体内で骨を削るような音を鳴らした。

 その激痛によりクルペッコは暴れ回ろうとするが、罠から漏れ出す電気の網がそれを許さず拘束する。

 さらにアインは間髪いれず無我夢中で攻撃を続ける。汗と鮮血が舞い、血に濡れた鮮やかな羽毛が飛び散り、緑色の鱗は削られていく。

 そしてシビレ罠の効力が切れると同時に、クルペッコは短く甲高い声を上げるとそのまま地面に倒れ伏した。

 

 

「ハァハァハァ……」

 

 アインは肩で息をしながら、目の前で息絶えているクルペッコを見据える。

 頭を集中的に狙ったからか、もはや原形を留めておらず、硬かった翼爪も知らぬうちに砕け、辺りにその破片が散らばっていた。

 軽くふらつく足に活を入れ、血が滴る大剣を地面に突き刺してクルペッコに黙祷をしていると、いち早く黙祷を終えたポップから声がかかる。

 

「それじゃあ、終わったみたいだからオイラは旦那さんの所に行くニャ」

 

 ポップはアインの返事も待たず、エリア9を飛び出していった。エンのことをずっと心配していたみたいである。

 そしてアインはしばらくの間、呆然と立ち尽くしていたが、やがて徐に剥ぎ取りを始めた。

 

(『邪魔だから帰れ』……か)

 

 クルペッコの身体から数枚の鱗と羽を剥ぎ取りながら、アインはエンに言われたことを思い出す。

 確かにアインは新米のハンターだ。しかし、だからと言って強敵なはずのナルガクルガに、たった一人で挑むというのは正気の沙汰とは思えなかった。

 普通のハンターならば強敵を相手には結束して当たるだろう。旧大陸での古龍進攻時がいい例だ。

 しかし、彼は新米のアインでも補助として、罠を仕掛けたり閃光玉などを投げることもできるのに、それを拒んだのだ。

 確かにソロで狩りをするのが得意なハンターだっている。だが昨夜のエンの途中までの態度を見るとそうは思えなかった。

 ソロハンターは少々気難しい印象を受けると聞いたことはあるが、彼からはそんな気配は無かったのだ。

 少なくともアインがあの質問をするまでは。

 このまま帰っていいのか? それで後悔しないのか? もし本当に邪魔になったら? そんな思考がアインの中で渦巻く。

 

「旦にゃさん、だいじょうぶですかにゃ?」

 

 思考の海に浸っていたアインは、その声で我に返り、切れ味の悪くなった大剣を研ぐ手を止めて、後ろを向くとトトが心配そうな顔で立っている。

 

「えっと何、大丈夫だけど、どうしたの?」

 

「なんか旦にゃさん、元気なさそうですにゃ。いつもなら、勝った時は嬉しそうなのににゃ」

 

「……そうかな?」

 

「そうですにゃ! 旦にゃさんらしくないにゃ。いつも迷ったら、行きたい方向に猪突猛進でしょうにゃ」

 

「ごめん、それほめてるようには聞こえないんだけど」

 

「ほめてませんにゃ!」

 

 そうやって元気よくキリっと答えるトトにアインは微笑する。

 

(確かに、こんなの自分らしくない)

 

 何というか悩んでいた自分がばからしくなってきた。

 何が新米だ。何が邪魔だ。何が弱いだ。そんなもの関係無い。

 

(私はやりたいようにやる。それで十分ッ)

 

「トトちゃん! もう少しだけ道草食うけど良いかな?」

 

「はいですにゃ! オトモしますにゃ!」

 

 元気よく答えるトトに、アインは再び微笑むと、一人と一匹はとエリア9を後にした。

 

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