時は数日戻り、お葬式中。ティベ爺の読経中
「…佐奈のやつ、何相談したかったんだろうな…」
「…この前佐奈ちゃんがさ、高校卒業したら、岩手支部に事務員で入りたいって言ってたわ。お兄ちゃんにも相談してみるって話してたし、多分その事だと思うわ」
「…そっか…就職か…そんな事考えるようになってたんだな」
「お弁当ニキ」
「…ノーラネキ。…すいません、昨日ネキのアラケスの槍を股間焼きに使いました…」
「別にいいわ。あの愚物9個への拷問で股間焼くのに既に使ってたし。それで少しはスッキリした?」
「ええ…」
「…(もうしばらく休ませることにするのも仕方がないわね)メシアンはやっぱり糞ね。予想通り誰も来やしない」
「一人でも来ればまだ印象変わるけど期待するだけ無駄よね」
「2人の顔見た?ラバセンニキ徹夜であの状態までやってたわよ。千奈ちゃんにできる限りキレイな顔でお別れさせたいって」
ラバセンニキによる隠蔽で修羅勢クラスまで行かないと本来の状態を見抜けないようにしてある。お陰で俺の目でもハイ・アナライズしなければ分からないのはありがたくもあり悔しくもあった
お陰で家族はあの状態を悪い夢だと思っている。それでも2人を亡くしたショックは俺より大きい。敵討ち出来た事はこのままなら永遠に伝えられる事はないだろう
「大黒殿、冬舞君。着ける人員をもっと戦える者たちにしておけばこんな事には…本当に申し訳無い」
実際は戦闘諜報色々できる最精鋭を用意していたんだ。謝ることは無い。そう言ったがやはり納得できなかったんだろう。こういう後悔を幾つも抱えてきたんだろうな、ティベ爺は
そして月曜日。トラポート場まで名誉店長ネキと一緒に行くとチクリンニキとノーラネキが待っていた
「今日は俺が送って行こう。ノーラネキも一旦山梨に戻る用事が合ったから一緒に連れてく」
「よろしく頼みます」
「気をつけてね」
「名誉店長ネキ、数日の俺と家族の世話から見送りまですまないな」
「…気にしないで、先週は事務は殆ど動かない状況だったから。今日からまた再開よ」
「そうか…(ぴよちゃん来ないで仕事してたからちゃんと動いてたの知ってるけど)ありがとう」
「…(言えない。高雄ネキから義弟義妹が亡くなったんだから、無理せず旦那と一緒に休めって無理やり休ませられたなんて)」
「では行こうか。…トラポート!」
ショタおじがいる部屋までチクリンニキに案内されて別れる。入ると笑顔で手を振るショタおじ
「やあ、久しぶり。この間は大変だったね。その影響で…」
流れる様に土下座。未覚醒でも見逃さないね
「ショタおじ。覚醒済みでも厳しい覚醒修行を受ければスキルとか色々強くなるって本当ですか?」
「…そうだけど」
「お願いだ。厳しい覚醒修行をしたうえで、レベル上げをさせてください!強くなりたい!2人の魂は持ち去られたって聞いた!自分で取り返しに行きたいんだ!それに、俺の分身のメンテナンスもレベルと技術両方の上昇で時間がかからなくなるみたいなんだ、レベルが高ければ、日帰りで帰って助けに行けたのかもしれない。それに、家族にあんな事したメシアンが憎い!過激派も、隠れ過激派も生かしておきたくない!」
「…わかった。そこまで言うなら覚醒修行"も"やろう」
「…?」
「この前本霊と繋がったっていうの覚えてる?ああいうことがあると本霊から侵食されて、最終的に心も体も悪魔に乗っ取られる事になる。それを防ぐには最低でもレベル30、下級の神レベルまで自分のレベルをあげないと対抗できないんだ。だからレベルをあげないといけないのはわかるかい?」
「…はい」
「だから、強くなれるよう手を貸すよ。でも、厳しい覚醒修行には準備が必要なんだ。その間に製造部に顔を出してね。皆待ってるよ」
「…わかった」
「じゃあまた後でね」
北上は見た。部屋の扉を締める時予想以上の動きを見て嬉しそうに悪い笑顔をするショタおじを。でも黙っている事にした。マスターが強くなるのは彼女も望んでいたからだ
製造部に顔を出すとエドニキが笑顔で迎えてくれた
「よう。顔色は良さそうだな」
「厳しい覚醒修行受けてからレベル上げに入りますから暗い顔もしてられませんよ」
「そうか、これは皆からのお悔やみと戦闘班復帰祝いだ」
「これは…シキガミ製造優先チケット…!」
「必要になるだろ?武器を瞬時に切り換えるなら武器型式神が丁度良いだろうしな」
「どうしてそれを?」
「先週のも含めた戦闘関連の映像は見せてもらった。それにロマサガ3のトーマスといえば全キャラの中で最もシステム的に器用な奴だ。そのスタイル、出来るだろ?」
「…ありがとうございます」
「お礼を言うのはこっちだよ。フォルネウス兵八体にして下級、下級全体、中級のストーンと魔石の量産頑張ってくれてたろ。流通量見て数の調整も行ってたから新人が次のステップに進んでも数が足りなくなる事なくやれてたからな。これでも足りないくらいだ」
「…チケット、使わせてもらいます」
「後で前衛用のアガシオンスパルトイ用意してやる。教えた技術と一緒にしっかり使え」
「チクリンニキもありがとう」
「どっちも代金はしっかりもらうけどな」
「勿論さ」
「…そういえばさ、フォルネウス兵のメンテナンスって何やってるんだ?」
「メンテナンスって言うけど実質的には作り直しに近いんだ」
「ほう?」
「適度に休憩挟んでるけど、数カ月ぶっ続けになるとダメージを受けるから、コア部分からのデータを自分に取り込んでボディは俺のMAGでダメージを完全回復させる。データを纏めきるのに1日以上の時間がかかるし、同時に回復させるのもやるからその間動けなくなる。技術の向上でそれを複数同時に出来るようになったから今は八体ある。開始したら自動平行作業だから、かかる時間は同じなんだ。俺のレベルアップでその処理にかかる時間は短縮するみたいでさ」
「つまり?」
「今はコンロで複数まとめてご飯を炊いている状態。レベル上げればまとめてやるのが湯沸かしやレトルトカレーとかの温めになる」
「とにかくレベル上げれば時間短縮できるって事だな」
「そういうこと」
「…予め決めれる部分はこれで決定だな。…覚醒修行頑張れよ。死ぬほどキツいぞ」
「大丈夫さ。2人が味合わされたモノに比べれば何とかなる」
「だな。ただ、吐き出したい時はアンチメシアンの集会にでも顔出しとけよ。そこなら似たような痛み抱えた奴らばっかりだから言いたいことは理解し合えるしな」
「皆、ありがとう」
「良いってことよ。…迎えが来たみたいだぞ」
「だな。行ってくる」
いつの間にか背後にいた前川みくに連行されあっという間に覚醒修行を終える。折れそうになるたびに2人の死に顔の写真を見せてくれる素敵なオプション付きでどうにかなりました
「予想通り武器使用に関するスキルが生えたね。今日は休んで明日からレベル上げを開始するといい」
「あ…りが…とうご…ざいま…した…」
力尽きかけてるので食堂迄首ねっこ掴まれて引き摺られて移動。気が付いたら部屋で寝てた。名誉店長ネキの膝枕と北上の添い寝付きで
「…ここは天国か?…2人しかいないから現実か」
「…起きたわね。もう少しで朝よ」
「…御免、無理させたか?」
「無理するのはそっちでしょ。顔洗って目を覚ましてきなさい」
「すまない…」
「様子を見に来ただけだから、帰るわ。家の事は私が見ておくから、しっかりやりなさいよ」
「ああ」
「旦那の寝顔も堪能したし、戻りますか?りっちゃん」
「旦那って、…そんな事より!冬舞の家族はぴよちゃんが見てるし、仕事行くわよ!仕事!」
「へーい。北上タクシー行きますよー」
「…まったく、いきなり来てマスターのこと見てあげてって無理やり連れ出されたと思ったら寝てるし、1言も言わずに修行はじめるし…世話が焼けるところだけはそっくりな主とシキガミね」
「マスターは私達で支えないとね。ありがとね、りっちゃん」
お弁当ニキが食堂で飯食ってた辺り
「エドニキ、これお弁当ニキの素材」
「ショタおじが覚醒修行ででたのを持ってきてくれるなんて珍しいな」
「武器も含めて早めに強くなってほしくてね」
「お弁当ニキの事で?」
「気になってくそみそニキと占ってみたら、お弁当ニキの弟妹はクソギミック付きの異界に囚われてる」
「どんだけクソなんだ?」
「攻略可能時期が短期間、異界平均レベル100超え、レベル70超えが来ると入り口が逃げる。高レベルは突入のサポートが限界だね。更に終末案件」
「クソだな。でもその口ぶりだとギミック解除条件分かってるのか?」
「お弁当ニキがある程度レベル上げてから入り口で声かければ弟妹が無理やり全て弱体化させられる。2人の絶望の感情がバフをかけてるみたいだからね。そうすれば逆に希望を持ってデバフがかかり平均レベルが50前後になる」
「…実質的にお弁当ニキ専用ラストダンジョンじゃね?」
「そうなるね」
「これは強くなってもらうしかないな。本人は知ってるのか?」
「レベル30越えたら話す予定」
「んじゃ、制作を急がなきゃな」
弟妹が拉致られた段階でこうなる事は決まってました
アガシオン・スパルトイお借りすることとをなりました
ちなみに、今回の優遇を聞きつけたクレクレが発生した場合、修行後の彼がこんこんと自分が連合内で何をやっているかから直前に何があったかまでを写真付きで説明し(最後は勿論弟妹の成長記録から無修正死体まで。自分を奮い立たせる為に残してある)罪悪感を抱かせて強制的に厳しい覚醒修行かダンジョン突入させる事になる
くそみそニキ
霊能力者鷹村ハルカは改造人間である の主人公の師匠でありガイア連合のツートップ占い師の片割れ。愛弟子のハルカ君とは格闘と槍を嗜む同士いつか絡ませてみたいところです