メシアン排除期限6日前。レベル30になったらショタおじに呼び出された
「レベル30おめでとう。思ってたより早かったね。さて、君がこのレベルになったら話さなきゃいけないことがあってね」
「と言うと?」
「君の弟妹の魂に関してなんだけど、君が覚醒修行を願った時には既に異界に囚われてた。岩手県内にその異界があるのは分かった」
「!」
「ただ、詳しい場所は分からない。分かってるのはGPがある程度高まらないとその異界の入り口は開かないこと。敵の平均レベルが3桁位。セツニキを筆頭にするレベル70越えメンバーがいると入り口が逃げる。異界の核が君の弟妹の絶望みたいだからある程度君が抵抗可能なレベル40以上まで上げれれば君の声が届いてレベル半減位にはなるようだ。もしかしたら君のお姉さんとかならいればもう少し補助がかかるかも?」
「とにかく俺が強くならないといけないと?」
「それは間違いないね。あと気になる事があってね。多分お弁当ニキなら分かると思うんだけど」
「なんです?」
「"黄京に見立てよ"って分かるかい?」
「黄京…?そうだ!ロマサガ3のラストダンジョン突入!」
「ロマサガ3?」
「俺と俺の弟妹の見た目の元ネタのゲームです。それのメインストーリーでフォルネウス、アラケス、ビューネイ、アウナスっていう四魔貴族が世界各地で守ってるアビスゲートって異界の門を閉じてまわるんだが、4つ目を閉じる時に異界に消えてった仲間。俺の弟妹がその仲間達にそっくりなんだ。で、その二人を救出するためにその黄京にある5つ目のアビスゲートから逆侵攻をかけるんだ」
「へえ?」
ショタおじがフォルネウスの名前で反応した事に気づかずに続ける
「ただ、そこはその地域の権力者の居城なうえ、その力を利用しようとしているんだ。だから簡単には入れない。だからその地域で出会ったアビスの危険さを理解している仲間が兵を率いて陽動を行い、その隙に突入する形を取るんだ」
「つまり?」
「俺を含めた異界突入メンバーの他にその異界の前に屯する敵を陽動するメンバーが必要だ。その地域だから岩手支部のメンバーに協力を請おうとするといいってところかな」
「なるほどね。ところで、ロマサガ3ってどんなゲーム?」
「それは…」
「…というゲームです」
「そうか。言い忘れてたけど、岩手支部には既に連絡済みだ。岩手支部全体で対処する事案だと判断したそうだ」
「俺の個人的な問題にそこまで…」
「いやいや、これ終末案件だからね。ついでに言っておくと、お弁当ニキは連合内でも製造部での活躍はもちろん、君自身の気質でも評価されてるし。岩手支部でも交渉事をやってるし、評価は高いんだよ。恋愛事以外は」
「う…」
「ちひろネキなんてさっさと子供作って子供連れて遊びに来いとか言ってたよ。小さい子供の無邪気さは癒しにもなるんだよ。せっかくあと一押しで結婚できるような相手がいるんだから、ちゃんと責任取らないと」
「(何でかイラッとした)…お言葉ですがショタおじ。そういうショタおじは良いお相手はいないのですか?セツニキ達が心配してましたよ」
「…。…とにかく、周囲との連携と色々な事を兼ねて、沖縄支部への支援はお弁当ニキにとっては都合がよさそうだな」
「(痛いところを突かれたから強引に話題を反らしたな)外でレベル上げして来い、と?」
「その方がいいかもね」
「ならちゃんと試験を受けて越えないと」
「だな。…そういえばさ」
「はい?」
「そのロマサガ3のフォルネウスってどんな見た目なんだ?」
「…えーと、クジラの親戚みたいなクリーチャーがその幻影で、本体は緑髪で上裸のマッチョ…で…す」
「…」
「…時々それらしいのが夢に出てくるんですが」
「…多分本霊がその側面の姿で干渉してきてるね。レベル、下げないようにね」
だから分身がフォルネウス兵だったのか
「そういえばフォルネウス兵の術式、ここをいじってみると更に効率化出来るよ。今のレベルなら出来るはずだ。頑張れ、お弁当ニキ」
出ていくお弁当ニキを見送り
「…コレはコラボの可能性が出てきたな」
ロマサガ3の四魔貴族や魔王ピグマリオン、その母ガラテアのような神話由来のネタが重要なところに絡んでるし、占いの結果どうも彼が本霊に繋がった時に弟妹の魂が捧げられたようで、そのタイミングでフォルネウスだけでなく、アロケル(アラケス)、アミー(アウナス)、ビューネイ(ブネ)とも繋がり、ラスボスがその異界に呼び出された可能性がある
ロマサガの神話由来の武器として2のロンギヌスの槍の様な名前で即分かる地雷もあるし、気をつけさせないと。開発の俺達も避けてはいるようだけど、いざとなったらロンギヌスの槍くらいなら噂を流して過激派を釣る時にガワだけ似せたただの槍を作るくらいはやりそうだ
期限三日前。何とか試験を合格し、岩手支部へと帰る。試験後にショタおじからのアドバイスをやってみたら1時間もあれば全ての分身のメンテナンスとアップデートが出来るようになった。これが出来ていればと俺は泣いた
「…連絡だけで修行中は一度も帰らなかったな」
「お帰り、弁当ニキ。一回り大きくなって。随分待たされたな」
「ホークアイニキ。…待ち合わせとかしてたっけ?」
「してないけど、なんか言わなきゃいけない気がしてな」
「…そうか」
「皆首を長くして待ってたぞ」
「まず支部長に挨拶だな」
「ただいま戻りました。長い間留守にして申し訳ありません。こちら土産と報告書になります」
「お帰りなさい。元々メシアン排除期限の翌日迄幹部の仕事は休みの予定にしてたから問題ないわ。お弁当ニキのレベルアップがそのまま案件の難度低下に直結する以上、レベルアップも業務の一部よ」
「ありがとうございます。近々家族にもこの件は話すつもりです。家族の覚醒修行を行うかもしれないので」
「一つづつやっていきましょう。せっかく救えるようにやってくれたセツニキと連合の為にも、頑張りましょう」
「はい」
「今日は名誉店長ネキを迎えに行ってそのまま直帰で良いわ。良い温泉宿があるし、名誉店長ネキも休みにしておくし、明日にでも早速行ってみると良いわ。パンフレットこれね。私の名前出せばすぐに予約とれるから。お祖父さん元気無いんでしょ。何だか心配なのよね」
「重ね重ね感謝します」
「楽しんで来て頂戴」
知り合いのところに顔を出すたびに捕まり、昼過ぎに岩手に戻って来たのに律子を連れて家に着く頃には夕方になっていた
ショタおじのところに行く前に比べたら家の中の空気が随分明るくなったが、やっぱりじいちゃん元気無いな
「皆!明日から泊まりがけで温泉に行くよ!上司がとても良い宿取ってくれてさ。お金と足は会社から出るから心配しないで」
「…そうだな。行こうか。見た目は一回り大きくなったくらいだが、こういう気遣いも出来るようになったか」
2人がこういう時にリアクションして皆が乗る事が多かったからな…こんなところでも2人がいなくなってしまったのを感じてしまうが、その感情は、隠す
「今回は律子達も連れてくから」
「冬舞、二人部屋と大部屋の2部屋とっても良いんだぞ」
「それじゃあ親父が肩身狭くて楽しめないだろ。皆でゆっくりするのが目的だから問題ないよ」
明日は護衛の部下が車出してくれるようになってるからこれで良い。排除期限過ぎたら、皆に2人の件を話そう。協力してくれるならデモニカか霊視ゴーグル用意して覚醒してもらうかな
まずは明日温泉を楽しもう。混浴風呂があると嬉しいが、ないかな?
コラボイベント
頓西南北氏ファッション無惨様のごちゃサマライフより
霊能力者、鷹村ハルカは改造人間であるのような仮面ライダーディケイド御本人がやってきたりするような別作品との絡み
実は11話冒頭で即意識を刈り取られて無かったら色々な物と繫がりすぎて2のソウルスティールの人とその仲間、合わせて7人も何故かくっついて来てソシャゲのロマサガRSとのコラボになるところだった