【カオ転三次】ヘタレた黒札の奮闘記   作:skakira

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なお、神達は話で出てくるだけで戦闘はできません
これくらいの事が無ければ蹂躙されるとは考えにくいレベルの神が揃ってる気がしてます

人財は誤字ではありません

GWは仕事とGジェネで終わりました


インド入り

ショタおじに無理に強請って親父用に過剰な干渉を防ぐアクセサリーを貰ってから出発。準備してる間に何回も親父に神託があったためだ

 

「自分と自分に同調した神の氏子の一部が件の王族と一緒に逃げてる。彼等にはメシアンに渡れば悪用されるか鼻で笑って燃やされる様々な記録を纏めて持たせてある。その中には君らが欲しがっている羊飼いやインドのスパイスの苗木や種を持っている者もいる。だから早く保護してくれ!」この神託を毎日3回送ってきているのである

 

このスパイスをオカルト食材化出来ればガイアカレーがより美味くなる可能性があるし、羊飼いと羊が数頭雌雄ペアで確保できれば異界で育てる事が可能になる。人材と羊の確保はまだできてなかったから丁度いい。ここまで露骨に先にこっちが欲しがる報酬の話を出してくるって事は大分切羽詰まってる状況みたいなのは理解できたが、そちらの頑張り過ぎだ!必死さが1日の遅れに繋がるとは思うまいて。インドから戻ったらデビルシフターの黒札の皆に、悪魔に引っ張られないようにどうしてるか聞いてみよう

 

準備中に分かったのだが、かもめの玉子生産異界は完成した状態でできるだけで素材は無理だった。期間限定ものなら何とか一時的にその素材を入れればできるのだが。砂糖やチョコ等のベース素材の生産は無理だった。素材に戻そうとすると消滅するし。まぁそれならそれで他の支部と協力するだけだ。お互いに補強し合うのは大事だからね

 

セツニキの知り合いにインド近海に船を用意してもらい、そこまでシャドサ改2のグゥエインで移動して乗り付ける。思ったよりも上手く行ったが、国外への移動拠点としてバンガードを造りたいところだな

とりあえず船かつ非正規な方法でインド入りするのだが、移動中にラバセンニキに船室に連れ込まれた

 

「皆に秘密にしてる事があるんだが、この後の戦闘で晒す可能性が高いから、先にお弁当ニキには教えても良いと思ってね。…出てきていいよ。姉さん」

 

ラバセンニキが眼鏡を椅子に置くと、眼鏡が神崎蘭子になった。って事はこの蘭子は

 

「当然俺の式神だ。例の病で早逝にした姉の姿を模してある。他に知ってるのはショタおじと製作に関わった黒札と玉蹴りネキだけだ」

 

「姉の真礼です。弟がお世話になってます」

 

姉のモデルは中の人ネタの方だったか

 

「何で隠してたんだ?」

 

「母方の由来で姉の髪は生まれつき銀髪でね。小さい頃に一人だけ髪色が違う事で散々揶揄われてな。ここでは喜ばれても他では嫌がられるのが分かっているから、人前に出すのが嫌だったんだ。連合に参加してからは似た見た目のシキガミを見ることもあったから、理由は違うのに同じモノだと見られるのが嫌で隠すことにした」

 

そこをつつかれるのは嫌だろうな。俺も弟妹の見た目を模したシキガミを用意してそう揶揄われたら面白くないからな

見た目が偶然にも蘭子だから口さがない奴だと"不治の病は厨二病"とか言い出すのが出そうだし、本人の前で言ったら殺し合いだ。噂の流れ方次第ではそれ言ったほうが爪弾きにされるぞ。少なくとも岩手には出禁だ

 

「なるほどな。そりゃぁ他人には見せたくないな。…母方の親戚ってどうなってるんだ?宗教関係危なくないか?」

 

「祖父は一神教だ。曾祖父母と一緒に明治に移り住んでね。イタリア人だったから問題も無かった。イタリアの親戚は縁は切れてるし、国内にいる親戚は千奈の件の後に折り合いが良いのは既にガイアグループに抱え込んでる。ちなみに、千奈の父親が母方の再従兄弟だ」

 

「なるほどね。千奈ちゃん側の親戚ならなら早めに手は打つよな」

 

「そう言う事だ。姉さんの事は皆には秘密で頼む」

 

「了解」

 

 

 

現地民と誤認させるアクセサリーを活用して無事?姿を変えてインドに密入国。着いたら直ぐにガネーシャを祀る寺院に入り込む。すると

 

「依頼通り来てくれて感謝する。黒札殿」

 

ガネーシャ像から声が聞こえてきた

 

「申し訳ないがハイ・アナライズさせてもらう。…失礼した。依頼してきたガネーシャ殿ですね。黒札のお弁当ニキです。父が受けた神託を受けて来ました」

 

「丁寧にありがとう。目的地はこの街を出て東に数十キロだ。近くに行ったら再度の神託をしよう。早速行ってくれ」

 

「その前に教えて貰いたい事がある」

 

「答えられることなら答えよう」

 

「何故、インドはメシアンに負けたのです?それに何故ここまで切羽詰まる神託を出さざるを得なくなったので?」

 

「それは…」

 

「それは?」

 

「あの糞鳥、もとい糞隼と寝取られ糞犬のせいだ!奴らこっちが貸した氏子まで強奪しやがった!普段殺し合ってるくせにこういう時だけ仲が良い辺りやはり同類な家族よな!格好つけてようが所詮叔父と甥よ!」

 

いかん。ガネーシャの思い出したくないネタに触れたらしい。何か漏れ出してきた

 

「落ち着かれよ!神威が漏れて嗅ぎつけられたら救出に向かえなくなる!」

 

「すまぬ。つい…盗られた者たちや責任を取らされたガンガー伯母上達の事を思うとな…」

 

要約すると、エジプトでの戦いに多神連合とエジプト神からの依頼でインド神の氏子の異能者の上澄みの一部を派遣したら、逃げたエジプト神達の裏切りで氏子が全員強奪されたらしい。余裕がある状況であれば全力で逃げれば帰ってこれるレベルの人財を派遣し、彼等に逃げるよう神託を出す前に殺られたそうだ。当然支払われる報酬も無しでバックレられたそうだ。『この状況だから裏切る理由は無いはず』と依頼を受けるよう進言したサラスヴァティ神やガンガー神は責任を取らされたらしい

 

それとエジプト失陥によって混乱している隙を突かれてメシアン共が大量にインドに入り込んで来たんだと。メシアン侵入に気が付く前にこの混乱した状況が危険だと気が付いたガネーシャ神とシヴァ神が他の神に呼びかけて、盗られたくない記録等を纏めて自分の氏子に託し、メシアンには偽物や、そのまま試したら試したやつが呪われる様な仕掛けを施したのを掴ませて、その氏子は何がなんでもそれを持って生き延びさせるように神託したんだと。呼びかけに同意した神の氏子は幸い一緒に目的地にいるらしい。反発したり、無視したのは危険を感じて勝手に纏めてた氏子が別方面に逃げて其の後は判らんとさ

 

で、準備を整え警戒していたが、警戒疲れで気が緩んだタイミングで電撃戦と人海戦術をフル活用され、力がある上位者は囲んで棒で殴る作戦で最初に壊滅させられ、地脈もほぼ抑えられてしまい、弱体化したタイミングで現界していた神は全滅し、下位の分霊を再度現界させることすら出来なくなってしまったそうだ

まさにメシアンの武器を最大限に活用されたということか。こういう事は本当に上手い奴等だ

 

「で、王族も殆ど捕らえられたが何とか1人日本人に連れられて逃げて氏子達と合流出来たが、それ以上が出来ずに困っていたところに新たに黒札の身内にガネーシャのシフターが出たからそちらに神託を、と言う事だ」

 

「こちらに都合の良い報酬が予め用意されているのは?」

 

「たまたまだ。氏子達が持ったスパイスも羊も我等が加護を与え、それを氏子が育てて供物として供えたモノの子孫だ。逃げる役の氏子達は戦い向きではない為に供物を育てるのを生業としていた者たちだし、我のシフターの目を通してそなたがそれらを欲すると分かったから報酬として出したにすぎんよ。他の物も適切に使うのなら好きにして構わない」

 

つまり、運が良ければ既にシフターが食える物の可能性があるし、適切に育てれば、すぐにそうなる可能性がある、と言うことかな?

 

「では、何故それを惜しげも無く報酬に?」

 

「そんな物より氏子達の命の方が大事だからに決まっているだろう?これ以上我等の氏子達を他の下劣な奴等に汚されたくないのだ。もし、感謝してくれるなら、持って帰った先の日本で増やして、我等に定期的に捧げてくれれば良い」

 

本当にこのガネーシャ善神すぎる…!正に神だよ!形振り構ってられないのはよく分かるけどどんだけ自分から損するつもりだよ

 

 

「で、生き残りの人数は?」

 

「おそらく200人もいないだろう。我ら親子や医者の神のアシュヴィン双神や人間が善神と呼んでいる方の氏子達が各数人集まっている。勿論責任を負わされたサラスヴァティとガンガーの氏子もだ。それに残った王族と護衛達にそのリーダーの日本人がいる」

 

船のサイズ的には問題ないな。余裕で連れて帰れる

 

「なるほど、彼等を受け入れる際なのですが、岩手では現在エジプト人がそれなりな数暮らしています。彼等も逃げたエジプト神達(寝取られ糞犬と不愉快な仲魔達)の被害者なのでトラブルを起こさせないように伝えてくれますか?」

 

「勿論だとも」

 

「分かりました。出来る限り速やかに動かせてもらいます」

 

 

 

お弁当ニキが去るのを見届けて

 

「岩手の歓喜天には礼を言っておこうか」

 

居丈高に話さなかったのは理由がある。彼が予想した通り切羽詰まる状況なのも合っているが、同一視されている歓喜天から黒札やそれ相当な日本人には腰を低くして対応した方が良いと予め聞いていたのだ

それに、岩手の結界やシェルターに歓喜天が関わっているように取り計らったのはあの黒札だとも聞いた。更には黒札の身内に自神のシフターだ。良い顔をしておいて損はない。歓喜天の顔が潰れないなら我の立場も悪くならん

見たところかなり誠実なタイプだし、今回の取り引きで損した分は日本に逃れた事で後々出来るであろう氏子の祈りや供物でそのうち補填されるどころか大きな利益に変わるはずだ

 

「メシアン共と逃げたエジプト神共め、今回の件このままで済むと思うなよ…!」

 

今は力を蓄える時だ。我が黒札の靴を舐めるだけで我の護りたい物が護られるなら幾らでもやってやる!

 

 

…あ、成功報酬で我のシフターの加護を強化する話するの忘れてた




グゥエイン
ロマサガ3の味方兼ボス兼レア武器の為の素材兼ストーリーに関わる齢300歳を越えるドラゴン。四魔貴族ビューネイ討伐の時に一度だけ味方として戦ってくれる。その時に主人公がその背中に乗るのが移動手段の元ネタ。倒した後に手に入る素材の使い方次第でエンディングに若干の変化が起きる

姉の病は厨二病
桜庭薫の中の人が神崎蘭子の中の人の弟だと発表後に言われてた小ネタ。エドニキ達製作班の中にこのネタを知っているのがいたので、黒札相手にこそ人型状態を隠すように伝えられている。シキガミ完成待ちの時期に覚醒したての低レベル黒札にラバセンニキへからかい目的でそのネタを出されたため、ボコボコにした上で適切に治療する。再度ボコボコに〜の無限コンボをした事がある

糞隼と寝取られ糞犬
エジプト神話のホルス神とセト神の事。ホルス神の父オシリス神の不倫相手の中にセト神の嫁のネフティスがいる。しかもネフティスはオシリスとの間にアヌビス神を産んでいるがセト神との間には子供がいない。これもあってかセト神は自神の兄でもあるオシリス神を騙して殺害している。これもあって何度も甥のホルスと戦いを繰り広げる事になる
ちなみに、伊邪那岐伊邪那美のようにオシリス神セト神の嫁はそれぞれ兄妹での夫婦神であり、その為か4人兄妹で一人だけハブられ、それにキレて暴れたら血縁者達に更に酷い扱いを受けるというよく考えてみるとこの叔父には微妙に被害者が加害者に反撃したら事態が泥沼化していった感があったり。流石にそれで甥を害するのは擁護出来んけど
兄殺害を知られていながらその原因を俯瞰して見ていたであろう上位神の太陽神ラーには糾弾されるどころか味方され、自分の夫の事に固執した妹に罠に嵌められるような目に遭うわけである
悪神として貶められているとはいえ大分散々な扱いを受けているね。そういえば遊戯王のそこから名前貰ったと言われてる海馬さんも漫画で割りを食う立場だったな
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