それに出てきた悪魔の中には自分を霊視すると極小のビキニのみを身に着けた自分の恥ずかしい姿を強制的に見せつける趣味を持ったガチムチのオッサンがいたっけ。恐ろしい事にそれがヒロインの実父なんだよね。しかもベリアルなんだよね
「間に入ったアンタのシフターへの御礼の話を忘れるなんて恥を知りなさい!」
「ゴメェン母ちゃぁん」
話が読めた。親父への報酬の話だ。俺に話さず勝手にやってたと思ったら違ったのか。それぐらい最初にしとけと言わざるをえない
「ガネーシャ様。私達に用とは何ですか?」
噂をすれば何とやら、親父達がやってきた
「親父への報酬の話だって」
「一番重要な役割を担わせたのに申し訳ない。君には我の加護を強化させてもらう」
親父のステータスが上昇した。らしい
「コホン。見苦しいところを見せた。妾はカーリー。我が子の依頼を受け、ここまで来てくれたこと感謝する」
「こちらも欲しい物や仲間も見つけられましたので、ありがとうございます」
「申し訳ないが、そこにいるドゥラの嫁とその親族の救出を頼みたい。彼等は先祖代々きちんと神々を敬ってくれた。せめて魂だけでも保護をしたいのだ」
「こちらとしても行くつもりなので構いません」
「そうか、それなら報酬は…何だ分霊?ちょっと話をさせろ?何故…」
「どうかしました?」
「………冬舞、英玲奈。大きくなりましたね」
いきなり声が変わった!?この懐かしい声は…
「……婆ちゃん!?…そうだ。婆ちゃんはカーリーの」
「ええ、下位でしたが分霊の転生体でした」
「お袋…」
「凱もごめんなさいね。私の縁からこんな仕事を押しつけられてしまって」
「構わんさ。翔と佐奈の為だ。使えるものは何でも使う」
「翔と佐奈って?」
「弟と妹だ。メシアンに拉致られてな。四分の一しか帰ってこなかった。魂はメシアンに囚われてる」
「…すまん、嫌な事聞いた」
「気にするな」
「追加依頼の報酬なのですが、冬舞には加護の与え方を間違うと成長を阻害すると聞いています。なので、凱と英玲奈と冬舞のシキガミ3人にあなたが家族同然と認識している人で戦える者たちに私とガネーシャの加護を与えようと思います。カーリーも戦いに携わる神ですから、役に立つと思います。他にも何か欲しい物があればある程度は融通可能です」
「…あれ?爺ちゃんは」
「私と言うものがありながら過去の女(船)で泣いてるのにはあげません」
「…え、それ酷くない?」
「そっちのガネーシャがやるでしょう。冬舞たち。頑張るのですよ。お婆ちゃんはあの世で翔と佐奈が無事にこちらに来れた時の為に色々準備をしていますからね。…またね」
「…婆ちゃん」
「…分霊がどうしても話をさせろと言ってきてな。話の腰を折らせた。分霊の報酬以外にも欲しい物があるなら言ってくれ」
「それなら…」
「…ではそれで良いか」
「まてい!やっぱり儂だけなにもないのか!?」
「お弁当ニキの母と祖父にはガネーシャの加護を追加でだそう」
「よろしくお願いします」
「ではよしなに」
「頼んだゾウ」
「ハリードニキ」
「どうした?」
「空いてる小屋はないか?氏子達を脱出させる為の船に移動できる小型のポータルを設置したい。後、氏子達には食事が済んだら荷物を纏めさせてくれ。予定を早めるかもしれん」
「ああ、分かった」
小型ポータルを起動し、船に移動すると…
「セツニキ!?どうしてここに?」
「ちょっと用事があってな。それを熟すためにこいつらを連れてきたんだ」
「こんにちは、ビブリオテークネキと言います」
「…七尾百合子?」
「お弁当ニキさんですね。名誉店長ネキから色々惚気話を聞かせてもらっています」
「…(明らかにアイマスの会のメンバーだし知ってて当たり前か)よろしく」
「今日はインドから出ることが無かった超貴重な文献が読めると聞いて来ました。早く読ませてください!」
「(無視する)それにシンシ遠征チームリーダーのアイアンニキも。大船渡の管理異界とシェルターの件は良いのか?」
「推しの玉蹴りネキから頼まれてな。それに、良いところを紹介してもらった礼だ。他にも数名船の護衛に来てる」
シンシ遠征チームなら大丈夫だな。しかし…
「人手が増えるのはありがたいが何故?」
「ショタおじから頼まれてな。追加の人員を連れてきた」
「ショタおじが?」
「"増援に任せてすぐに救出に行け。すぐに行けば間に合う可能性がある"だそうだ。説得はチクリンニキがやるからな」
「!…そういう事か。ありがとうセツニキ。戻ったらすぐに出る」
「しっかりな。じゃな」
セツニキが即いなくなった。よっぽどこの案件に嫌われてるらしいな
「師匠、説得頼みますよ」
「最悪は説得(物理)になるけどな」
師匠とビブリオテークネキを連れて集落に戻ると、小屋の前にそれなりの人数が集まっていた
「ハリードニキ、ラバセンニキ、皆。施設に今から強襲をかけるぞ」
「今から!?」
「ショタおじからのメッセージだ」
「…なら仕方がないな」
(ショタおじってたしかガイア連合のトップで占い師としても超一流だって聞いたな)
「叔父上、行かれるのですか?」
「ええ、離れ離れになった皆を迎えに行ってきます。王子はここにある転送機で船に移動し、皆と待っていてください」
「…叔父上、ご武運を」
「必ず帰ってきます」
こんな時でも臣下の礼は崩さない。本当に徹底しているんだな。…"ご武運を?"もしかしてメシアンに捕まってるの気付いてるのに知らんぷりしてるこの王子様?
「では、師匠。後は任せます」
「ああ。終わる頃には集落の住民と荷物は全部船に移して転送機も回収して何も無いはずだから、船に直接来いよ」
「分かりました。行ってきます」
一番足が遅い親父をボストンが担いで集落から3分ほど走って離れ
「グゥエイン!来い!」
ここから施設まで飛んで1時間。ここしか休憩は取れん
「お弁当ニキ。カムシーンなんだが、別の剣に変えてもらえるか?」
「いいぜ。この龍鱗の剣がいいか?」
「ああ、それがいい。今の俺にはカムシーンは相応しく無いからな」
「だな」
カムシーンを手放す。か。再現としても悪くない
同時刻 日本 岩手 お弁当ニキの実家
「りっちゃん、泊まりに来てくれてありがとうね。1人分だと料理も作るのイマイチだから、3人分の方が楽しいわ」
「構いませんよお義母さま。こっちとしても楽できますし」
お弁当ニキの実家に泊まりに来ている。勿論ぴよちゃんと一緒だ。料理好きで得意な主婦の技術もあってオカルト食材を合わせた調理技術も高くなっているようね
「りっちゃん!義が入ってるわよ!付けなくて良いっていつも言ってるわよね?既に家族なんだから」
「いつも思うんですが、どうしてわかるんです?」
「直感ね」
「…」
家族かあ。岩手支部に移籍してから実家に顔を出してない。派出所が稼働する前に冬舞を連れて一度顔を出して来たいな。規模は小さいがガイア連合と取り引きがある店をやってるからアタシがガイア連合に所属してるのは知ってるし
「うっ」
「あっ」
お母さまとぴよちゃんが胸を抑えて蹲る
「二人ともどうしたの!?…そうだ、アナライズ!」
二人ともステータスが伸びてガネーシャの加護とカーリーの加護が増えている?
「…あら?力が湧いてくるわ?」
「私もです?」
「カーリーの加護は分かりませんが、ガネーシャの加護があるから、インドで目的の人達の保護には成功したようですね」
「…前に冬舞が言ってた丹若子(にわこ)お母さんがカーリーの何とかだっていうから力を貸してくれるんじゃないかしら?…お母さん冬舞達の事4人とも凄い可愛がっててお菓子食べさせ過ぎて夕飯食べられなくなった事が何度あったか」
「私は?」
「きっとりっちゃんに力を与えれないから代わりにくれたのよ」
驚いた。既にお祖母様にも嫁として認められているらしい
「アタシも家族にしてくれてるってことですね」
「そういうことね。しかし、りっちゃんもだけど冬舞も奥手よね?誰に似たのかしら?お父さんもお祖父ちゃんも自分からガンガン行くタイプよ」
「そうなんですか?」
「そうよ。わたし岩手の生まれじゃないんだけどね。県外に嫁に行くの決めたのも旦那のその熱烈なアプローチがあったからなのよ〜。…あ、わたしの弟、あの子達から見たら叔父ね。あの子は奥手な方で皆心配したのよね。最後には相手に押し倒されてたわ。今考えると冬舞はそいつに似たのかしら?」
「は、はあ…」
「そう言えば、色々あって再来月位にこっちに子供連れて引越してくるって昨日連絡があったから気にしてあげないとね」
(情報が多い)
「それとね…」
このまま話は夕方まで続く
話はインドに戻る
そろそろ目的地なんだが聞くのを忘れてた事があった
「ハリードニキ、聞くの忘れてたんだが」
「何だ?」
「
「…生きたまま捕らえられたのは10人だ。抵抗して死んだのは5人」
「…そうか。他に妊婦は?」
「殺された方に1人。旦那と一緒に他の子を逃がそうとして死んだそうだ。他の子は捕まった」
「…そうか。なんとか一人でも多く救出しないとな」
「医者の俺がいるから遺体が4割残れば何とかなる可能性はあるからな」
「頼りにさせてもらう」
「そろそろ着くぞ。…さあ、行こう!」
同時刻。集落から船への避難が完了して十五分後
私は、メシア教の巡回神父。エジプト神との宗教戦争の時には岩手にいた。異界の管理を行っていたのでそこそこレベルはある
エジプトの地を収めたと報告が来たら本国の指示でインドに潜伏して今に至っている。そういえば和賀川の辺りに周囲の念を吸って限界に達すると異界が発生するように作った装置を置いていったがどうなったかな?岩手に残った部下に異界が発生したら記録しておくように言っておいたが…。あそこなら市街地の近くだからいい結果が得られるだろう
今私は最後の王族の隠れ家であるらしい集落へ向かっている。捨て駒にした部下は良い仕事をしてくれました。おかげで場所の特定が出来ましたからね。これが上手く行けばアメリカにでも異動したいところだ。そろそろインドにも飽きてきたからな。だが、その前に美少年だと聞く王子様で色々楽しみたいところだ
「セウォル神父!」
「どうしました?」
「集落がもぬけの殻です!」
「なんだと!?…徹底的に探しなさい!」
雑事は部下に押し付けちょっとだけ外装の良い小屋に入る。香と美少年の残り香がする。ここが王子様のいた小屋なのは間違い無いだろう。美少年の残り香を深呼吸して小屋の中を家探しだ。…何も無い
「…金目のものの一つでも残しておけばいいものを!」
八つ当たりで壁を蹴り飛ばすと…
大きな爆発が起こり我々探索チームごと塵も残さず吹き飛ばすのであった。…最期に美少年の尻を撫で回したり頬ずりしたりしたかった
その爆発が修羅勢ならギリギリ見える所で
「おー、爆発したな」
「チクリンニキ、作戦は成功したのか?」
「アイアンニキか。完璧なようだ」
「それは良かった。お弁当ニキには悪い事したな」
「家族を巻き込んだ異界のコアをあそこに埋めてった奴だったか、後で事後報告すればいいさ」
「同じような事を他の場所でもしてたんだっけ?」
「そう、そのうえ少年少女への性的暴行の数が吐いて捨てるほど。現地でそれをやっては巡回神父の立場を使って逃走を繰り返してたから余罪だけで死刑だな。その現場を異界に巻き込んで証拠隠滅とは恐れ入るね」
「どうしようもねえクズだな」
「本当にな」
「そういえば、どうして俺達シンシ遠征チームに声かけたんだ?」
「トラポートが使えてこの案件に協力してくれそうな集団はお前達だけだからな。この船の転送陣は、転移系が使えないと起動できないからな」
「そりゃあ仕方がないな」
「…この後船に襲撃来ると思うか?」
「来ないでくれると嬉しいが、来ると思っていた方が良いだろうな」
「だな」
彼等はメシアンの襲撃に備えるのだった
セツニキ
この話を読んでくれている方々ならご存知の最速で出会った俺らのガイア連合活動記録の主人公様
運命力の関係もあり、来たくない精神状態にあったが、ショタおじの頼みとここまで支障なく他のメンバーを連れてこれるのが自分だけなので頑張ってくれた。本当にありがたいお方である
ビブリオテークネキ
アイドルマスターミリオンライブの七尾百合子そっくりな黒札。勿論図書館探検部員にしてアイマスの会のメンバー
バラモンやインド神の表に出されない歴史を見れると聞いてやってきた
とある図書館の禁書庫に侵入し、悪魔の封印された本を読んで覚醒。それに操り人形にされかけるが、逆に従えてしまった。その本を封印に来た黒札からの紹介で連合入りしている
自称風の戦士なのだが、疾風系の適性はそこそこ。どちらかといえば火炎や氷結、回復系の方が得意
ちなみに、ビブリオテークとはドイツ語で図書館である
アイアンニキ
玉蹴りニキの岩手移籍に付いてきたシンシ遠征チームのリーダー。数話前の修行中に声をかけてきた黒札でもある。誰かに任せたいと言っていた大船渡の管理異界とシェルターの件に手を挙げてくれた。そこでの儲けを推しの玉蹴りネキに貢ぐ予定
既に隠れてラバセンニキとくっついているのを知りながらも推しの幸せは自分の幸せとあくまで推しの幸せを願える漢
嫁式神はFGОのナイチンゲール
物理吸収のスキル持ちで、彼を定期的に蹴り上げた事で玉蹴りネキは物理貫通がパッシブスキル化している
前世はドルオタで推しのアイドルが結婚引退したことにショックを受けながらも推しが幸せになるなら受け入れる事を決めて次の推しを見つける為に行動してすぐに子供を庇って暴走トラックに撥ねられて転生した
再現
カムシーン入手の選択肢で取らないことを選択するとEDで嫁と再会できるので、自ら手放す事で再現とした
水瀬丹若子
お弁当ニキの祖母。名前は鬼子母神に供えるザクロの別名から