ありがとうから2日後。昨日は製造部の基礎の部分を座学形式で学び、製造部での仕事初日だ
荷物の中に学校で使ってた作業着があって良かった
「今日から宜しくお願いします」
「おう、よろしくな。…ところでお弁当ニキ。もしかして、学生?」
「岩手の工業高校1年生だ。夏休み中なので参加したらあれよあれよとなって今こうしてる」
「お、おう」
「ちなみに名誉店長ネキは高校2年生。こっちも夏休み中だって」
「そうか。なら急がないとな」
「?」
「低レベル覚醒者は悪魔に命を狙われやすい。力が弱いからな。数の暴力に負けたからよく分かるだろ?」
「ああ」
「だから護衛が必要になる。それが式神だ」
「あんなやらかしをしてもまだ連合の為に頑張ろうって奴らに対する俺達からの贈り物だ。はじめましてお弁当ニキ。俺はチクリンニキだ。エドニキより暇なのが数人指導に当たることになった。コンゴトモヨロシク」
「…あ!タケバヤシ・リョーマ!体格は前世に近い!」
「当たり!元ネタに比べたらデカすぎるのによく分かったな」
好きな作品だからな。マンガ版も読んでたよ。もう1人いる!この槍片手に現れた鍛冶職人で胸の大きな女性は…!
「…ロマサガ3のノーラだ!」
「…最後に胸を見て当てられるのは何とも言えないけど、当たりね。コテハンはそのままノーラネキ」
かつてとあるサイトでロマサガ3の女性キャラは誰が一番胸が大きいのか?という検証をやっていたが、1ドット差で1番胸が大きいと実証されていたんです(マジ話)
「空気で何となく感じて分かったんだけどな。男だからね」
「今回は許すけど次はハンマーで頭叩き割るか股間に焼きごてね」
「…その槍はアラケスの槍だ!」
「高熱の再現に苦労したわ」
「ご指導ご鞭撻よろしくお願いします!」
ロマサガ顔に産まれたならやはりそれ関係のものは用意したい!
「よし、ではマジックアイテムの作り方から教えてみよう。ノーラネキは後でな」
「アタシは鍛冶場で自分の仕事してるから。また午後にね」
チクリンニキのラボへと移動する
「さて、俺のやり方は属性魔法スキルが使える事が前提になる。お弁当ニキは何が使える?」
「アクア、ジオ、ディアが使えます。その代わり物理はからっきし」
「レベル4位でそれだけ使えるなら上出来だ。水はマイナー属性だから耐性持ちは多く無いし、電撃は当たり属性。回復はどのレベルでもあって困る事はない。その3つならどれから覚えても問題ないが一番危険の少ない回復からだな」
「これはストーン系アイテムの共通の材料だ」
目の前の机に拳大の石が大量に出てくる
「どれも霊地や異界から回収してきた。この石はMAGを溜め込むのに優れていてね。それを特定の使い方をするとその石が砕けてそこから飛び出す魔法が一番近くにいるMAGを発する存在に向かっていくようになっている。ちなみに、再利用はできない。敵に回収されてしまうとまずいことになるからな。この術式を教える前にMAGを流し込むやり方を教える」
「はい!」
「この石にディアを使ってみろ」
「ディア」
「使っても何も変わらないだろ?魔法が発動するだけだからな。魔法が発動する前の状態のMAGをこれに入れるようにするんだぞ」
MAGを集中させる。うまくいかない
「発動する時に呪文を言うだろ。今度は体の中を流れるMAGの動き意識しながらディアを使ってみよう」
「ディア。…これは?何か動いてる?」
「感じたか?次はそれがどう動いているか感じてみよう」
〜中略〜
「キープできるようになってきたな。やっぱり短時間でも魔法フルに使っての戦いを経験してると早いな。よし、それを石に流し込んでみな」
「…フン!やった!」
「……できたな。初心者にしては上出来だ。これつけてアナライズしてみな」
魔石(超低品質):使用すれば回復可能。回復量は雀の涙。連合的にはこれを使う位なら地方の零細霊能組織の切り札的回復アイテムに混じっている魔石(低品質)を使った方が良い。そもそも他の材料が足りない
「…ボロクソですね」
「MAGの動きを意識して感じ始めて1時間なら普通はできないさ。さ、もう一個作ってみよう」
2回目以降は要領が少し掴めたのか徐々にペースがあがる。30程作る頃には5分ほどで一つできそうな感じだ。ただ
「低品質から上がらない」
「MAGだけでやるには技術が足りないからな。これに他の材料も使うんだ」
「…初日で品質並〜低で他の属性も作れるようになるか。これはこれからが楽しみだな」
「…疲れた」
「慣れてないから当たり前。良いこと教えてやるよ。こうやって。こうする」
水球を出して動かし始める。これはまさか…!
「魔法で遊ぶ」
「そうだ。原作でエリアリア達に教えてたあれだ。実際に制御力とかがあがる。これが極まれば複合属性何かも使える様になる。うまくなればロマサガの生命の水なら簡単に使えるはずだ。ただMP切れには注意な。鍛えておいて損はない」
「時間のある時にやってみます」
「でも今は無しな。昼飯食いに行こう」
練習風景と午後のノーラネキの指導、それから数日は割愛します
「チクリンニキ。例のカードは?それとお弁当ニキの成長具合いは?」
「エドニキか。これなら問題ない。明後日には基本的なのは一人で大丈夫だろう。初心者製造部としては良い方だ。まだまだ伸びるよ。そのおかげで、1枚できた。まだ感覚は掴みきれないがとっかかりは見えたよ」
「いろんな意味でそいつぁ良かった。これで必要なものは揃った。独り立ち祝いに渡せるな。…お弁当ニキが岩手に戻る時にノーラネキと一緒に一度向かってもらえるか?高校生で嫁連れてきたになるのは良くない気がしてな」
「構わんよ。エドニキもまとめ役までやらされて大変だね」
「仕方ないさ。その分デスマーチを他人に押し付けれるしな」
見てなくて大丈夫。と太鼓判をおされて数日後。店長ネキと二人で呼び出された
「久しぶり、お弁当ニキ。所属変わってから会えなかったわね」
「お久しぶり。お互い落ち着いたら一緒にご飯でも行こう」
「そうね。そっちはどんな感じ?私は「ウォッホン!」」
「チクリンニキ?」
「エドニキの代理で俺が引き渡し役だ」
「式神完成したんですね?」
「そうだ、実は名誉店長ネキの方は先に完成してたんだけど、後どうせなら二人一緒の方が良いと思ってな」
女性型の式神が2体。片方はぴよちゃんこと音無小鳥。希望を言っていたしネキの方だろう。俺のは
「艦これの北上…!胸が元より大きい?」
「シキガミ遠征させる予定だろ?艦これには実際に遠征任務があるのと、実家が北上川から遠くないって言ってたからそのへんも合わせてオカルト的強化を行ってる。見た目は俺達からのサービス」
「あ、ありがとうございます…」
微妙に律子からの視線が冷たい。おっぱい星人だと思われた?製造部からのサービスって言ってたじゃん
「さぁ、二人とも起動させてやってくれ」
「…お弁当ニキの式神、軽巡洋艦北上様だよー。コンゴトモヨロシク」
「名誉店長ネキの式神、音無小鳥です。コンゴトモヨロシク」
「北上には岩手とここの行き来が楽になるようトラポート。つまり転移呪文を覚えさせてある。あと、弁当ニキ由来で接近戦関係のスキルが生えてる。何かの役に立つかもしないから今度マスターの方にも仕込んでやる」
「トラポートがあれば移動が楽になるな」
「ぴよちゃんは事務仕事全般と家事関係のスキル。余った容量で戦闘力を高めてある。割と近くに住んでるからトラポートは必要無いな」
「ボディーガードも兼ねてるからこれ以上無いですね」
「北上の遠征の処理は店長ネキにお願いしたい」
「…わかりました。ちひろネキから近々式神相手から受け付けをやってもらうって言われてたのはこれでしたか」
「そういうことだ。電話で話せない事は北上に間に入ってもらえよ。今日はこのまま式神と一緒に動いてくれ。明日か明後日位からシキガミ遠征して弁当ニキの生産物の材料集めを始めてやってくれ。名誉店長ネキ、弁当ニキに指名依頼の書類の書き方教えてやってくれ。じゃ、俺は自分の仕事に戻るから」
こうして、連合製造部としての仕事が始まっていく
チクリンニキ
元ネタは神達に拾われた男の主人公。ただし外見年齢は本編の年齢の倍位になっており、長身でムキムキになっている
元ネタ通り殴り合い、魔法、商売に研究、製品開発まで何でもござれ、足りない人手は知り合いとテイムしたスライムやゴブリンで対応するとんでも男。趣味はフィギュア製作。目標はクリーナースライムの開発と生産を行って終末後の衛生面の改善。戦闘班とかけ持ちしている
彼に仕込まれたMAG操作と戦闘技術は弁当ニキの戦闘技術の基礎となる
原作で使える魔法はだいたい使えており、スキルカード化を頑張っていたが、トラポートはカード化できていなかった。北上のトラポートのスキルカードは初めての成功品
ノーラネキ
弁当ニキ同様に元ネタはロマサガ3のノーラ。同じ作品の原作持ちとして原作再現に色々協力してくれる。北上の胸が盛られたのは言い当てられる前に胸をガン見されたお返しに意見を出したら通ってしまった
元ネタの関係もあり、仲良くなったがそれも理由で名誉店長ネキからのおっぱい星人疑惑が加速する事になる
なお、弁当本人は「乳に貴賎なし。大きさよりも自分に生で見せて触らせてくれるおっぱいこそが最も尊い」と言う考えの持ち主