僕のヒーローアカデミアCCC   作:─────

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戦闘訓練から数日、あれから雄英のゲートが破壊される事件こそ起こったものの、その他には大きな事件は起こらず、カリキュラムの通りにレスキュー訓練が行われた。

学級委員長の飯田が張り切って整列を行い───飯田が想定した席の並びでなかったため頑張りは無駄になったが───皆がそれに従ってバスに乗り込んだ。

 

乗り込んだバスの中では、切島や緑谷を中心にそれぞれの個性を話の種にした雑談が行われていた。

そんな中車窓から外の景色を眺めていた佐倉に突然

 

「でもよぉ、やっぱ佐倉の個性が一番強そうだよな。まだ底見えねぇし」

「……俺か?」

「おう!あれでも全力じゃねぇんだろ?」

「そうだな、彼女たちにはまだ奥の手がある。……いつか見せてやりたいものだ」

 

その時、佐倉のスマートフォンから青白い光が溢れ、例の如くBBが出現する。

 

「コミュニケーション弱者のセンパイに会話チャ〜ンス!センパイの一番の理解者ことBBちゃんがセンパイの足りない言葉を翻訳してあげちゃいます!」

「……頼んでいないぞ」

「さぁ、センパイに質問をどうぞ!」

「…………えっと、佐倉が呼べる人って、これまでの三人以外にいるのか?」

「……あぁ」

 

一言で返す佐倉、するとBBが

 

「……ふむふむ。『まだ何人も呼べるけど、相性の問題でこれまで呼んだ彼女たちみたいな運用が出来るのは追加で三人だ。俺の家族に興味を持ってくれて嬉しい』…ですかね?」

「──〜〜っ、お前……!」

「相性とかあるのね?」

「あぁ。相性が悪いほど、効率が悪い」

「そして、私を含めた最も相性の良い六人をセンパイは()()と……、いえ、その六人が先輩の家族です」

 

態々言い直したBB。

彼とBBの間に存在する言いようのない絆のような関係性を感じたA組の面々は彼らの関係性についてほとんど納得したような気がした。

しかし、蛙吹が追加で質問をする。

 

「BBちゃんは佐倉ちゃんを〝センパイ〟って呼ぶけれど、実際に年上なのかしら?」

「いえ、私のセンパイ呼びは遊び……というか、オリジナルの模倣です」

「オリジナル?」

「彼の元々の個性は他世界の事象を一度だけ読み取り、以降それを個性として模倣するという能力でした。つまり、私たちは他世界のオリジナルから模倣された、所謂コピー品に近いものと──」

「俺の力で()()した彼女たちは、元となるオリジナル…つまりは他の世界での記憶が残っているんだ。BBを初めとした彼女たち──その中でも特にBBは──突飛な発言をすることもあるが、それは彼女たちが俺たちとは違う常識の世界からやってきたが故だ」

「………………、そうですね。メルトの発言なんか良い例です。彼女、未だに笑い混じりで物騒なこと言いますから」

 

召喚の二文字を強調して話した佐倉に、BBは一瞬固まるがすぐな動き出して彼の言葉に補足を入れる。

佐倉のその言葉は一重に、彼女たちが単なるコピーだとは思っていないからこそ、自然と口を突いた言外の否定だった。

 

やがて、バスがUSJへと到着しそこでヒーローである13号から、一言二言と話を聞き、授業が始まるかというその時、突然足元に青白い線が方眼を描く。

イレイザーヘッドは個性発動の用意をしながら佐倉を見るが、佐倉は

 

「……メルト、すぐに水場へ。リップ……()を構えて。BB、悪いけど各種サポートをお願い、─────イレイザー、あれはこの授業の計画に入っていませんね?」

 

佐倉の睨みつける先には黒い霧。

そこから溢れ出るように、ヴィランが現れた。

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