ネットミーム・アーカイブ   作:一酒の過ち

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女王なのにキングとはこれ如何に―――


3.昆虫女王!ムツキング!

フォォォォォンン!!!!フオォォォォン!

 

アビドスに突如鳴り響く、クソデカサイレン。

先ほどから、妙に視線を感じて居心地が悪い。

 

『ホ・・・ホシノサン!?ナゼェ私を見てるんデス・・・?』

 

「んっと・・・いやぁ・・・随分と可愛らしい先生だなぁ・・・って。」

 

『え、そう?嬉しいなぁ・・・えへへ。』

でも大人のレディ

(笑)
 である私には美人って・・・

 

おい!アロナァ!勝手に付け足すなぁ!というか地の文に干渉するなァ!

 

 

全く・・・それにしてもさっきからサイレンうるさいなぁ・・・

 

 

『で、何のサイレンなの・・・?』

 

「ん、襲撃。」

 

しゅ・・・襲撃ィ!?

 

なんでそんな落ち着いてるんだ???襲撃なんて聞いてないが?

も・・・もう始まってる!!!

 

「ん、キヴォトスではよくある事。」

 

侵入者に対処すべく音のする方向に向かう、アビドスの廃校対策委員会の6人と私。

 

 

「あ・・・あの~本当にこのまま続けるんですか?アビドス編ですよね、今・・・」

 

 

 

 

わざわざ校庭で名乗りを上げる、四人組。

その後ろには大量のヘルメットをつけた肩パッドが・・・いない。たったの四人だけ。

 

おばあちゃんが言っていた・・・

「戦闘において有効な攻撃を行うためには相手の三倍の兵力が必要となる」・・・と。

この勝負・・・もろたで工藤。

 

 

「初めまして・・・じゃなかった。待っていたわよアビドスの諸君!」

 

凄い丁寧なあいさつ、今のうちに銃の一発でも撃てばいいのに。

絶対良い娘じゃん、アビドスに何し来たんだろ。

 

 

アル様の御膳です、平伏してください!

 

「平伏してほしいとは思ってないのよ、ハルカ?ほら、アウトローらしくここは勝負を・・・」

 

じゃあ死んでくださいッ!殺します!!!

 

「ハ・・・ハルカぁ・・・!?ちょ、そんな強い・・・」

 

な・・・何様のつもりなんだ・・・!

ゆ・・・許せねえ・・・殺してやるぞ陸八魔アル・・・!

 

どどど、どうしてそうなるのよ!?ムツキも何か言ってあげて頂戴!誤解だって・・・!」

 

「カリフォッフォ・・・!(平和の象徴)」

 

「いやいやいや・・・!戦いたくない訳じゃなくて・・・!」

「あーもう・・・ヘルメット団のみんなは帰っちゃったけど、私達だけでも頑張るわよ!」

 

 

「時間が遅くなったのは、社長が「シャーレの近くで行き倒れてる人がいる気がする」とか言って助けに行こうとするからでしょ・・・」

 

「で・・・でも・・・!見捨ててなんていけないじゃない・・・!」

 

「結局いなかったし。」

 

「クフフ♡」(爆笑)

 

 

「まあいいわ!私達・・・四人そろって・・・!」

「便利屋69*1!!!」

S〇X!!!」(on the beach)

 

 

やめないか!!!(驚愕)

 

意味とか分かって使ってるんだろうか・・・

いや、社長さん本人は分かって無さそうだな。

それにしても、公共の場で下ネタなんて・・・恥ずかしくないのかよ?

 

 

「フフク♡」(遺憾の意)

 

あっ、震えてる!やっぱり意味が分かると恥ずかしいんだあれ!

そういえば・・・最後の一人は?

 

 

「私は・・・カヨコ。」

 

控えめな挨拶を返しくれたのはカヨコちゃん・・・目つき怖っ!?(怖い顔+)

 

「カヨコの目が鋭くなったわ!?これは何かに気づいたときにする目なのよ・・・!」

 

な、なんだって~!?

 

確かにカヨコちゃんの目が急に鋭くなった。

確かに利発そうな子だ、きっともう重大な事に気がついたんだ・・・!

 

そう言えば聞いたことがあるぞ!カヨコちゃんは近所でも有名な名探偵なんだ!

まだ高校生だけどその推理力は大人顔負け。

この世の全ての犯罪者はたとえ親兄弟友人でも容赦なく警察に通報するぐらいの心構えだよ。

でも、アルちゃんが良しとした行動は、彼女にとっては全てが「正義」なんだ!

酷いダブルスタンダードを見たよ!

将来の夢はもちろん畳の上で死ぬこと。

好きな物は猫と音楽、嫌いな物は犯罪者、好きでも嫌いでも無い物は消しゴムだよ。

 

「流石はカヨコ局長!もう相手のウィークスポットを見つけたのね!」

 

一体、誰が弱点だと睨んでいるんだ・・・!

さあ、始まるぞ・・・!

カヨコちゃんの名推理が・・・!

 

 

ゆっくりとこちらに歩いてくる、カヨコと名乗った彼女。

カバンから出したスヌードを首に巻いてくれる・・・まるで季節外れのマフラーみたいに。

 

 

「その・・・さ。見る人が見たらわかるから・・・隠しといた方が良いよ、首元のそれ。」

 

「フク♡」(衣類)

 

 

 

う あ あ あ あ あ あ !?(PC書き文字)

 

 

 

ユウカがつけた奴だぁ!?

私、変態・・・私・・・変態だった・・・

公共の場で下ネタなんて・・・恥ずかしくないのかよッ・・・!(ブーメラン)

 

「あはは・・・」

どこか気まずそうにホシノちゃんも笑っているし、ノノミちゃんはこちらと目を合わせてはくれない。

余りのショックにその場に力なく倒れる・・・もうダメポ・・・

先生どころか・・・これじゃ人間の屑だよこの野郎・・・

 

 

「良く分からないけど、これで一人ダウンね!ふふん、どうかしら!降参するなら今の内よ!」

 

 

あまりにも、生徒の教育によろしくない・・・

一瞬、ユウカのせいにしてしまったがそれは間違い。

 

私の・・・ミスでした。

私の選択、そしてそれによって招かれたこのすべての状況。

 

 

 

『違うんだエレン!私が・・・私が悪いんだ・・・!』

 

「エレン・・・?あ・・・あの?そんなに落ち込まなくても良いんじゃない?」

 

『ユウカや環境のせいじゃない、私が淫売なのは私が悪いんだ!!!』

 

 

もう・・・嫌なんだ・・・自分が!頼む・・・私を殺してくれ・・・

 

な・・・なんですって!?そんなに落ち込む事無いわ!私が話を聞いてあげるから・・・!」

 

『優しさが染みる・・・もう消えたい・・・』

 

「ああああ・・・もう!一時休戦!ほら、話してみなさい・・・話せば楽になる事もあるから!」

 

 

 

閑話休題

 

「そ・・・それでこの私の膝の上で丸くなってるのが、シャーレの先生なのね?」

『にゃーん。』

 

何故か部室に彼女達を招き入れた私達。

絶賛メンタルブレイクして、アルちゃんに介抱されている私。

襲撃者なんて・・・いなかったんや・・・

 

「あのぉ・・・便利屋6・・・しっ・・・便利屋の皆さん!(ヤケクソ)

「どうしたのかしら?アヤネさんだったわよね?」

 

下から見上げるアルちゃんは・・・すごく・・・大きいです

と言うか、すっごい暑い。めっちゃいい匂いする・・・けど暑い。

 

 

「どうしてアビドスを訪れたんですか・・・?」

「どうして私はアビドスにいるんでしょう・・・辛いです・・・お茶おかわり貰いますね・・・」

 

「ギャハハハ!見てアヤネちゃん!3倍よ!50万が三倍ッ!っぱFXは止められないンだわ!」

「セリカちゃん・・・今大事な話をしているので、少し黙っていてくださいね?」

 

今!FXが熱い!そして私もアッツゥイ!

 

「その・・・私達は・・・依頼で・・・」

「えっと、誰からどんな依頼を・・・?」

「え・・・えっと・・・」

 

非常に気まずそうなアル社長。

 

はっ やっ くっ!言えっよォォォォォ!!!

というか流石にあっついいんだよ!!土色のコートなんか着やがって―――ッ!?

今真夏だぞ!?

 

 

「悪いけど、それは守秘義「カイザーPMCの理事から貴方達を倒せって依頼よ!」務・・・あのさ、社長。」

「あっ、これ言っちゃダメな奴だった・・・えっと、忘れて頂戴!」

 

 

と・・・当然んじゃろ。

守秘義務違反・・・の前に暴行罪と銃刀法違反だからな。

あっ・・・?ちょっと待てい。(江戸っ子)

こっちの法律どうなってるんだ?

さっきも給食部の学生が運転してたし、キヴォトスの法律ってガバガバ・・・?

法律にだって穴はあるんだよなぁ・・・(感慨)

 

 

「はぁ~・・・」

「ままま・・・不味いわよね?」

「アル様!大丈夫です!アル様のすることに何時だって間違いはありません!!!」

 

 

 

『忘れろビームって言ってくれれば忘れるかも・・・』

 

「ほ・・・ほんとでしょうね!?わ・・・わ・・・」

 

「わ~↑すぅ~↓れ~↑ろぉ~びぃ~む~」

「いや、ホシノ先輩が言う必要は無いでしょ。」

 

 

「忘れろ・・・びぃむ・・・っ。」

 

 

 

羞恥からか・・・消え入りそうな程、小さな声の忘れろビーム・・・

あまりの可愛さに、直近の・・・「記憶を消された!」

 

 

それはそれとしてカイザーPMCか・・・

名前覚えたかんな?逃がさないかんな?尾刃(おがた)はカ~ンナ♡

カンナって誰だよ、お前の彼か?

 

 

「それで・・・やるんですか?この雰囲気で。」

 

「そうしてもいいけど・・・残念ながら、そういう訳にはいかないだろうね。今日は帰るよ。」

 

「私は返してはくれないんですか・・・?」

 

「フォッフォッフォ・・・(バルタン星人)」

 

 

 

そうして彼女たち便利屋は去って行った・・・

机の上に、真っ黒な・・・ビキニを残して。いや、持ち帰れよ。

 

仕方がないので私が持ち帰った。

生徒達の情操教育によろしくないのでね。

 

 

 

辺りはすっかり夕暮れになっている、日が弱くなっていて過ごしやすい環境だ。

そろそろ帰ろうかな、なんて思っていると・・・一つ妙案を思いつく。

 

 

『ねえ、アロナ・・・?』

「おう、どうした?戦闘を起こさずにあの場を切り抜けるなんて・・・」

「”よわよわ”な癖によくやるじゃねえか!見直したぜ!」

 

この黒ビキニ・・・アロナに似合うと思うんだよね。

「わりぃ、ここまで手遅れだったとは思わなかったぜ。そしてさっきの一言は撤回させてくれ。」

 

そんな私の方に、向かってくる人影が一人・・・

 

先生~?迎えに来ましたよ・・・?

 

この状況・・・まっ、不味い・・・!

何が不味い?言ってみろ。

とりあえず逃げないと・・・!

 

「どうしたんですか?先生・・・シャーレはそっちじゃないですよ?」

ワイシャツの袖をつままれる・・・ユウカ からは 逃げられない!

 

「先生?その黒ビキニ・・・どうしたんですか?」

『ヒュッ・・・!?ユ・・・ユウカ?』

 

私の手にあるのは・・・真っ黒なビキニ。

こんな・・・こんなものっ!!!

慌てて捨てようとした黒ビキニは・・・肩の力が足りなくて1m位しか飛ばなかった訳で。

 

 

もうしょうがないですねぇ・・・先生。今回だけですよ♡

あっ、ちょ・・・ちょっと待って下さい!助けて!待ってください!お願いしまァァァァ!?

 

この後めちゃくちゃHAPPY♡ENDした。

*1
実は公式の誤植なので、SNS発祥という訳ではない




素面に戻ってから見返して、既視感あると思ったらあれだ。
風邪ひいたときに見る夢に凄い似てるね。

一応ミレニアムくらいまでは何となく書けそうなので、よろしくお願いします。
まあアビドス編もう終わるんですけどね、初見さん。
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