逃げ上手の転生記 〜かぶき町のちゃらんぽらん侍と〜 作:虹武者
「幕府御用達占い師?」
真選組屯所
そこで土方が近藤に報告していた。
「ああ、虚による大規模な戦争のどさくさに紛れてその占い師が逃走したらしい。」
「逃走?」
「そうだ。そいつは城の地下に監禁されていたと聞く。」
「なんでですか?」
土方の隣にいた弧次郎が聞く。
「さぁな。だがその占い師、定々の暗殺に関わっている可能性がある。」
「なに?」
近藤が聞く。
「定々がピンポイントで暗殺出来たのはその占い師が占いで定々の未来を読んだからと言われている。」
「そんなもので暗殺されたのか。」
「その占い師、どうやら定々が開国の折連れて来た天人らしい。」
土方が報告する。
「まったく。暗殺対象を占いなどで決めようなど。そもそも占いを信じ過ぎるのも問題だな。」
「そうだな…ところで近藤さん。何故、ケツにロケット花火を?」
土方と弧次郎が近藤のケツに刺さってるロケット花火を見る。
「これか?これは今朝人気の占い師が『乙女座の無精髭生やしたオッサンはケツにロケット花火を着けると運気アップ』と言っていてな。」
「ガッツリ占い信じてるじゃねぇかぁ!ってかどんな占いだ!?どう占ったらケツにロケット花火刺すことになるんだ!?」
「俺、誕生日いつッスか?」
「お前はやんなくていい!」
一方、万事屋
そこでは銀時がアム○・レイの物真似をしていた。
「2度も打ったね!親父にも打たれたことないのに!」
「あれはなんでしょうか?」
「気にしたら負けネ。」
銀時を無視する神楽達。時行は気になったので聞いてみる。
「あの銀さん?何をしているのでしょうか?」
「何って、古谷徹が声優降板したから次のガンダムは俺が乗ろうと思ってな。」
銀時が話す。それを無視して新八と神楽は会話していた。
「最近、かぶき町で人気の占い師四天王なんてものが流行ってますよ。」
「そうアルか?」
「なんでも未来が見えるとか。」
新八の発言に銀時が反応した。
「新八く~ん。そんな眉唾レベルのこと信じてるの~?ハッキリ言ってあんなのはだれにでもあたるようなことを言ってるだけだよ~。」
「でも、私は気になります!」
時行も反応した。純粋な少年の眼を見て何も言えなくなる銀時。新八と神楽の視線が刺さる。
「銀さん。」
「銀ちゃん。」
「だ、だったら俺がその占い師イカサマだって照明してやる!」
銀時は万事屋を飛び出した。その足で占い師四天王がいるというテントに向かった。
「ターミナルの近くとはいいところに陣取ってるじゃねぇか。」
銀時が入ろうとする。それと同時に土方も入ろうとした。お互い足を止め睨み合う。
「おいおいおいおい、真選組鬼の副長とあろう方が占いだぁ?随分可愛い趣味してるじゃねぇか。」
「バカか。てめぇと一緒にするんじゃねぇ。俺は近藤さんのケツに刺さったロケット花火を抜くために来たんだ。」
「なんだその理由!?何1つ理解出来ねぇよ!」
「俺だって自分が何言ってるか理解したくねぇよ。てめぇこそ占いなんぞに頼るとは随分追い込まれてるみてえだな。」
「ちげぇよ!時行が占いに嵌まりそうだからこんなのはぺてんだと証明に行くんだよ!」
2人は睨みながらテントに入る。そこには4人の占い師がいた。この4人が占い師四天王だろう。
「おい。近藤さんのケツにロケット花火刺したの誰だ?」
土方が聞くも全員答えない。
「ここは占いの館。知りたいことは占いで教えましょう。」
「上等だ。やってみろ。」
銀時と土方が初老の男性の前に立つ。
「初めまして。霊媒占いを担当しています。霊仙と言います。」
「霊媒だぁ?そんなぺてんが一場嫌いなんだよ。」
「あなた達は今まで多くの修羅場をくぐってきたようですね。周りに多くの霊がいますよ。」
それを聞いた銀時と土方は膝をガクガクさせていた。
「ふ、ふざけるな。俺はそんなもん、全然怖くないよ。なぁ、土方君。」
「そうだねぇ坂田君。俺はお前と違って幽霊とか全然信じねぇからな。」
「後ろにいますよ。」
霊仙の一言で銀時と土方はテーブルの下に逃げ込んだ。
「何してるのですか?」
「「いや、ちょっとコンタクト落として。」」
銀時と土方は立ち上がり埃を払う。次はスキンヘッドの悪そうな顔をした男だ。
「万世と言います。」
万世は土方をジーと見る。
「なるほど。あなたの未来が見えました。」
「ほぅ。」
(こいつが例の未来を読む天人か。)
「あなたは将来カロリーや脂質の摂り過ぎで太る可能性があります。このままですと肥満による脂質異常症、動脈硬化、心臓病など、さまざまな生活習慣病にかかる恐れがあります。」
万世の占い(?)に黙る土方。
「なのでこれからはカロリーを抑える食事が必要です。特にマヨネーズは1日このスプーン大さじ1杯に止めておくのがいいでしょう。
万世の占い(?)に吐血する土方。倒れる土方に銀時が寄る。
「おいィィィ!」
「気を付けろ万事屋…こいつは…俺達を…殺す気だ。」
「それで死ぬのおめえだけだ!ってか占いというよりただの診察じゃねぇか!」
真っ白になる土方を抱える銀時。万世は銀時も占った。
「あなたの場合は糖の摂りすぎですね。このままですと糖尿病が酷くなり腎症や網膜症、神経障害などの合併症を引き起こし、全身の臓器に障害をきたす可能性があります。なのでこれからは糖を抑える食事をするべきです。特にパフェとイチゴ牛乳は控えるべきですね。」
銀時も吐血した。そのテントに時行と弧次郎が来た。2人とも占いが気になっている様子だ。
「占いなんてやったことないッスよ。」
「雫が似たことをしてくれた気が…」
時行と弧次郎が入ると吐血して倒れている銀時と土方がいた。2人は慌てて掛けよった。
「大丈夫ですか銀さん!」
「土方副長!」
「と、時行…イチゴ牛乳を…」
「俺にはマヨネーズを…」
「「はい!」」
時行と弧次郎が急いでイチゴ牛乳とマヨネーズを渡す。それを口に入れて回復した銀時と土方。
「その中に薬物とか入ってませんよね?」
それを見て心配してしまった万世。
「てめぇ。やってくれたな。」
「私は占っただけですが。」
「俺達を殺す気だっただろうが。」
「あなた達が勝手に倒れただけですよ!」
銀時と土方が万世を睨んでいる。すると、隣にいた女性が笑った。
「面白い人達ですわ。」
「なんだお前?」
「私はアレイン。次は私の占いを体験してみては如何?」
「ほぅ。何占いだ?」
「ズバリ恋愛占いですわ。」
アレインが銀時達を見る。すると、時行を見て微笑んだ。
「綺麗な黒髪の少年。」
「わ、私ですか!?」
「あなた、将来100人の美少女達に好かれますわ。」
「おい!どこの100カノだ!?」
銀時がツッコミをする。弧次郎は納得していた。
「今の私に養えるでしょうか?」
「真面目に考えなくていいから!」
真面目に考える時行に銀時がツッコミしている。その光景を霊仙がジーと見る。それに気付いた弧次郎が霊仙を見る。
「若に何の用ッスかおっさん?」
「そこの少年も君もこの2人に負けず劣らず修羅の道を歩んでいるようですな。」
「それがどうしたッスか?」
「あなた達の周りにも落武者の霊が大量におります。」
それを聞いた銀時と土方はテントから出ようとして転けた。
「銀さん!?」
「どうしたッスか土方副長!?」
「いや、マヨネーズ
「俺はヒロアカと呪術廻戦と夜桜が最終回を迎えたことを確かめに。」
「そんなに幽霊の類いが苦手ですか?」
霊仙が汗を掻いて聞く。銀時と土方が起き上がる。
「占いなんてものはな。誰にでもあり得る大したこたないこと言えば大抵当たるんだよ。」
「ならば、開覚の占いなんかはどうです?彼は未来が見えますよ。」
そう言って万世がローブの青年、開覚を見た。銀時達も開覚を見る。開覚はローブの下から銀時達を覗いた。