前回のあらすじ
準決勝も片が付いた。
俺は決勝戦に向けてダメージを受けた部位の修復を行っていたところだ。
まぁダメージもそこまでひどくないから修復するのに時間はかからなかったけど…
さてさてさーて、そろそろ待機場所に行かなければ織斑先生にグーパンされてしまう。
俺はアストレイを待機状態にし、待機場所へ向かった。
カイ「さて…これでラスト。カイ・ディーゼル、アストレイ。行っきまーす!」
ビュウン!
俺は勢いよく待機場所を飛び立った。
同時に飛び立った大毅、烈と向かい合わせになった。
まずは大毅のスピードに警戒しつつビームライフルで烈を狙うことにした。
カイ「落ちろ、落ちろ、落ちろ。」
バン!
バン!
バン!
しかし烈は俺の射撃を回避してドンドン迫ってくる。
カイ「落ちろて!落ちろて!」
烈「落ちろ落ちろうるせぇんだよ!」
ボコオォ!
カイ「グハァ…」
烈の強烈な左フックが俺の顔面にクリティカルヒットした。
野郎、いいパンチ持ってやがる…
続けざまに大毅が猛スピードで俺と烈に接近してきた。
大毅「フルスロットルで行くぜ!」
バコォン!
バコォン!
カイ「グァ…」
烈「ゴフ…」
大毅のスピードによって威力が上がったパンチが再び俺の顔面と烈の腹を襲った。
烈はうずくまって腹を抑えている。
俺は顔面をさすっている。
カイ「みんなパンチ大好きだろ…」
大毅「どんどん行くぜ!」
シュイン!
カイ「⁉」
ドカァン!
カイ「グハァ!」
大毅は俺の背後に回り込んでドロップキックをかました。
俺は吹っ飛んでアリーナの壁に打ち付けられる。
カイ「はぁ…はぁ…クソッタレ!アイツらに射撃が通用しないことはよーくわかった!だったらこれでやってやる!」
俺はそう言うとガーベラ・ストレートを引き抜いた。
カイ「言っとくが、お前らが俺を本気にさせたんだぜ?」
俺は全力で大毅と烈に接近し、ガーベラ・ストレートによる斬撃を放った。
ズバッ!
烈「⁉」
大毅「おおっとぉ!」
2人はすぐに回避した。
そして烈が降り終を狙ってビームサーベルによる斬撃を放った。
シュン!
烈「⁉」
カイ「へっ!この程度…どうってことはない!」
俺は体をずらしてその斬撃を肩で受け止めた。
肩へのダメージは甚大だが、痛がってばっかじゃいられない。
俺は全身の力を込めて横薙ぎを放った。
カイ「とりあえずお前は輪切りになっとけぇ!」
ズダァン!
烈「グ…!」
烈はその斬撃を耐えはしたものの俺の全力の振りだったため、吹っ飛ばされた。
カイ「次はお前だ。」
大毅「その周回遅れなスピードで俺を倒せるかな?」
カイ「まだまだギアは上がるぜ!」
シュン‼
大毅は再び超スピードで俺の斬撃を回避した。
そして…
ドガァ!
カイ「ガハァ!」
レッグアームド・Dによって強化された蹴りが、俺の腹にクリティカルヒットした。
大毅「よっ。」
ドカァ!
カイ「グォ!」
大毅は流れるようにうずくまっていた俺の顎を蹴り上げた。
やべぇ…脳が揺れやがった…
俺は体中にタイヤ痕を残して意識を失い、落ちた。
その後俺は意識不明だったのであとの烈VS大毅は見ていないが、翼がしてくれた説明によると…
復活した烈が不意を突いて大毅を殴り飛ばし、そこから殴り合いになったそう。
烈「オラァ!」
ボコッ!
大毅「グゥゥ…!」
烈の不意打ちパンチが大毅の顔面威直撃すると大毅も烈の方を向き、回し蹴りを放った。
ドォン!
烈「カハァ…」
そして大毅は再び回転して今度は膝蹴りを烈の顔面にぶつけた。
ボコォ‼
烈「グッ!」
だがその膝蹴りによる衝撃が原因でバンシィ・ノルンのデストロイモードが起動したのだ。
烈「ガアァァァァァ!」
ドカッ!
大毅「グフッ!」
そのまま大毅に接近し、エルボーを腹に直撃させた。
大毅が腹を抑えてる時には回し蹴りを喰らわせた。
そしたら今度は大毅のレッドゾーンが赤と紫の二色に変化し両腕両足に金色の槍の意匠が描かれた籠手と足甲を装備した。
そしてそのまま壮絶なノーガードの肉弾戦にもつれ込んだという。
烈「オラァ!」
大毅「負けるかぁ!」
ドカアァァァァァァァン!
決着は着かず、互いにアリーナで気を失ったらしい。
ちなみに俺は意識が回復した瞬間大急ぎでクラス代表の座を一夏に押し付けると翼に伝えた。
どうやら皆一夏の成長の為にクラス代表を押し付けようと満場一致していたらしいのだ。
良かった良かった。
数日後、2組に転校生が来るという噂を聞いた。
あぁ…あれね…セカンド幼馴染ね…杢蔵大丈夫かな…
杢蔵というのは2組の男子生徒、白峰 杢蔵のことだ。
俺と同じ転生者でボルトガンダムを駆る180㎝の巨漢ボーイだ。
異性が苦手らしいが割と改善されてきている…セカンド幼馴染の影響で悪化しそうだけど…
カイ「んで、転校生はどうだった?」
杢蔵「うん…会って早々クラス代表を譲れって言われたッス。」
カイ「なるへそ…で、どうしたの?」
杢蔵「自分にはクラス代表は荷が重い感じがしたのですぐに譲ったっす。」
カイ「そうか。それでいいんだな?」
杢蔵「自分は構いません。」
カイ「それでよぉ、その転校生が来てからお前の異性苦手はどうなった?」
杢蔵「…」
カイ「あ…(察し)」
杢蔵「体格をバカにされたッス。」
カイ「あのツインテアマシメてやる!」
杢蔵「落ち着いてほしいッス!」
カイ「ったくよぉ…ま、お前のボルトガンダムの破壊力を見せつけてしまえばぐうの音も出なくなるだろうよ。」
杢蔵「そんな自信ないッスよ…」
実際杢蔵のボルトガンダムの破壊力は強力だ。
杢蔵の元々のパワーに加え、ボルトガンダムによってさらに上がったパワーから繰り出されるグラビトンハンマーの威力はアリーナにクレーターを量産させてしまうほど。
しかも時間制限付きで機体性能を上げられるのでポテンシャルは相当高いといえるだろう。
あのセカンド幼馴染が信じられないという目をする日も遠くないな。
またまた数日後、杢蔵が自分の部屋に帰っている時だった。
鈴「ねぇアンタ。」
杢蔵「え、自分ッスか?」
鈴「そうよ、アンタ意外に誰がいんのよ。」
杢蔵「ど、どうかしたんスか?」
鈴「ちょっと私の話を聞きなさいよ。」
杢蔵「でも自分そろそろ寝な「いいから聞きなさいよ!」えぇ…」
杢蔵は鈴に呼び止められた挙句我儘を言い出され困っていた。
それから杢蔵は鈴の一夏への愚痴をひたすら聞かされた。
杢蔵「早く終わんないかな…」
この杢蔵と鈴の出会いが2人にとって人生を大きく揺るがすものだとは、まだ誰も思わなかった。
ガイアクラッシャー!
カイの飛び立つときの掛け声をどうするか。
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行っきまーす!
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バトルスタンバイ!
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出撃開始!
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いざ、参る!
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…ゴー!