ハイスクールD×D 憧憬をつきすすめ   作:Nm

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お疲れ様です。

本編はいつもより長くなっています。

ご拝読お願いします。


4話 襲撃!?転生者連合 1

 「覚悟なら、もうできているよ。」

 

 

 

 

???「ふぅん?あれが、神様が言っていた、敵性転生者ってやつ?随分と勝手やってくれちゃって、ムカつくなぁ。」

 

???「あまり、侮らないほうがいいよ、もう、姫島家や最上位悪魔ともコネ持っているみたいだし。」

 

???「俺たちがいがみ合うのは後にして、まず、あいつらからつぶさないとね。」

 

???「相手はガキだ!とっととつぶしちまおうぜ!!」

 

???「潰すのは結構だが、どうやって潰す?相手は最上位悪魔や姫島家のばばぁとつながっている。下手に消せば僕らの正体が明るみになる。」

 

???「そこは、僕に任せてよ、都合よく僕の力は洗脳系だからね、この力を使って死に追いやるなり、情報をもみ消すのは訳ないよ。」

 

???「じゃあ、君に任せるけど、あいつみたいに失敗しても助けないからね。」

 

???「言ってなよ、全部僕がもらっていくからさ。」

 

 

 

 

 どうも、中学2年生になった、兵藤七海です。

ウルトラアライアンスのみんなの協力でプロトタイプのスーツができたよ、まだ、完成には程遠いけど、うれしいよ、あれから試行錯誤の山でくじけそうにもなったけど、周りのサポートや仲間のおかげで何とか形になった。

 

プロトスーツは漫画ULTRAMANのように、みんな黒にしている。それに、本当に完成してから、色を塗ろうと願掛けみたいなものもある。

 

アライアンスのみんなと中学が同じになったよ、それと、新しい後輩と仲間ができた。

 

新しい仲間が、矢的猛君、彼も転生者としての記憶を持ち、学校の先生を目指している少年だ、正体不明の転生者らしき人に襲われたところ、バラキエルさんに助けられ、堕天使の伝手を手に入れた少年だ。

 

新しい後輩が、7歳になる光超一郎君だ。

この子の親戚がクリスチャンでその伝手を使い天使陣営にコンタクトを取ってくれた。

 

みんなのおかげで、内密にだけど三大勢力でウルトラアライアンスを含めての会議を行うことになった。これで、少しは互いに歩み寄ることができればいいんだけどなぁ。

 

私は今日、終わりの日直の報告書を先生提出して、帰宅しているところだ。

もう夕方になっており、夕焼けを見ると少しノスタルジックな気分になる。

 

あれ、いつもなら散歩しているおじいさんや買い物しているおばさんを見かけない。それどころか、まるで、人っ子ひとりいない様子だ。

 

まるで、早田君が遭遇したはぐれ悪魔や結界のように思った、私は、懐に仕舞っていたスマートフォンを取り出すと早田君に連絡を入れた。

どういうわけかつながらない、他のメンバーにも電話してもつながらなかった、間違いなく、閉じ込められたみたいだ。

 

「無駄だよ、もう結界張っているからつながらないよ。」

 

っ!

 

そこにはまだ5歳くらいの茶髪の男の子がいた。

 

「はじめまして、敵性転生者、僕はアトム、アトム・バアル、短い付き合いだけどさようなら。」

 

そういって、右手に黒い魔力を収束して私に打ち出した。

 

なんなの、バイオレンス過ぎない!!

いきなり、会話もなく襲うとかどういう神経してんの!!

 

咄嗟に、念力を使いその黒いエネルギーボールを反らした。

 

外れたエネルギーボールは自販機を貫通して破壊した。

 

バアルって言っていたな、これが、噂の滅びの魔力か、こんなの生身で受けたらひとたまりもないぞ!!

 

「へぇ、僕の滅びの魔力を反らすなんて、それが、君の神器?」

 

「いきなり、攻撃されるようなことは、まぁ、しているかも?確か、バアルさん家のアトム君だっけ、保護者はどこ、その保護者はお茶の水博士?」

 

「言うと思ってんの?その、舐めた態度気に入らないな!」

 

今度は両手で黒いエネルギーボールを生成し、私に打ち出してきた。

 

あまり、子供に手だししたくないんだけどなぁ、でも、僕が死んだらみんなが悲しんで、心に傷を作ってしまう。そんなことさせるわけにはいかない。

 

悲しいことを少しでも減らすためにウルトラアライアンスを作ったんだ、すぐに諦めたら、協力してくれた両親や仲間に申し訳が立たないよ。

 

ここは子供でも容赦せずに行くか。

 

懐に仕舞っていたウルトラアイを取り出し、私の目に装着した。

 

デュワ!

 

全身に黒い金属のスーツが装着され、私はウルトラセブンプロトになった。

 

「はぁ!黒いウルトラセブン!!なんだよ、そんな、チートもらっていたのかよ!!」

 

「悪いね、チートはチートでもこれは自家製のチートなんだ。」

 

「わけわかんない、もういい、死ねよ。」

 

「悪いけど、死ぬわけにはいかないんだ。」

 

プロトスーツの稼働限界時間は3分それまでに何とか無力化しないと。

この、スーツだと手加減が難しいからなぁ、できれば、殺さずに無力化したい、相手の狙いや、他に転生者がいるかもしれないしね。

 

「なんで、効かねぇんだよ!!」

相手は相当イラついて、広くない場所にもかかわらず、めちゃくちゃに魔力を打ち出した。

 

ヒュン!

 

シュウン!

 

シュパッ!!

 

こちらに向かってくる3発の魔力のうち1発目は右へ体を傾けて回避し、2発目は逆方向へ体を傾けこれも回避、最後の3発目は腹部に当たろうとしていたため、アイスラッガーで両断した。

 

「なんだよ、なんで効かないんだよ!避けんなよ!!あと、なんで、アイスラッガーで滅びの魔力が切れるんだよ!!!」

 

なんか、起こりながらも質問多いなぁ、敵対者に質問して素直に答えると思っているのかね?それに、」バアルって確か貴族の家でも上位のはずなのに、明らかに動きは素人で戦闘訓練を受けた様子がない。

 

悪魔側からの情報では5歳くらいなら普通、基礎教育は施すと聞いていたんだがな、なんか訳ありか?

 

 

 

 

(どいつも、こいつも、僕を無視して!僕は、生まれ変わって、すごい力を手に入れて、なのに誰も僕を認めず、前世と同じで独りぼっちのままだ。)

 

僕はバアル家の分家の生まれだった、けど、両親はクソで僕のことを見ないで、頭のいい姉ばかり可愛がった。所謂、ネグレクトというやつだ、最低限の生活支援だけされ、いつも、独りぼっちだった。けど、転機があった、それは、魔力検診の際に僕は滅びの魔力を発動させた。

 

最高の気分だったよ、まさしく、世界が変わるとはこのことだ。今まで、僕を虐げてきた家族が僕を恐ろしい目で見てくるんだ。スカッとしたね、そして、僕が生まれた家には手切れ金が渡され、僕はバアル本家に養子として迎えられた。

 

こうだよ、そうこなっくっちゃ、面白くない。成り上がりは異世界もののお約束だね!

そう、息巻いていたが、来てみると違った。自由時間はほとんどなく、家庭教師やら

礼儀作法だの戦闘訓練だの、教育をすし詰めで押し込んでいく。生活水準は上がった、でも、独りぼっちの料理が味気ないのはどこも変わらないということを知った。

 

これじゃあ、前世の時と同じじゃないか!僕はこんな生活望んでない!!

鬱屈した気持ちが溜まり、爆発しそうなとき、ある男から誘いが来た。

 

???「君も転生者だろ?俺たちと一緒に世界を面白おかしく変えないか?」

 

僕はすぐさま、その誘いに乗り家を出た。

そして、今は転生者連合の一人となったわけさ。

 

 

 

 

彼の表情を見ると泣きそうで、でも、泣けないつらそうな顔をしていた。

 

あぁ、こんな顔見せられたら、助けないわけにはいかないな。

 

「なぁ、やりたいことやっているって割りには、すごく、辛そうだぞ。改めて聞くけど、君に何があってこんなことをしたんだい?」

 

「なんだよ、勝っているからって憐れんでんのか!反吐が出るね・・!!」

 

「困っていそうな人を助けるのは当たり前だろう、自分より年下で、しかも、泣くに泣けないような顔してんだぞ!心配するに決まっている。」

 

そういうとヘッドギアを解除して、素顔を見せた。

 

「話をして解決するわけじゃないけど、話をすると気持ちが少しは楽になるかもよ、気持ちはため込みすぎるとつらいぜ、改めまして、俺は兵藤七海だ、よろしくな、アトム。」

 

なんか、昔のアライアンスのみんなに出会う前の自分を見ているようで忍びなかった。

何とかできるとは思わないが、だけど、何とかしてあげたいと思った。

 

そういった、ウルトラセブンだった男は素顔を見せ、困ったような微笑みをしていた。

 

アトムがまとっていた、魔力がだんだんと落ち着いてきた。

 

「僕は・・・、前世は一人で生きてきて、友達もいなくて、仕事はブラックだしさ、それで、過労死して、生まれ変わったら何かが変わると思った、でも、何も変わらなくて、名前も呼んでくれないし、どこ行ってもいじめられて、どこでも独りぼっちの食事は味気ないことに変わらないんだなって・・・。」

そう言うとアトムは乾いた笑みをこぼした。

 

「そうか・・・、アトムは独りぼっちが嫌っだったんだな、でも、他人とどう接するかもわからずに、足踏みして、どうすればいいかわからなくて、こういう行為によってしか自己表現できかったんだな、でも、今日、一歩君は進んだんだよ。」

そういって七海はアトムにゆっくり近づいた。

 

「何が、進んだの・・・?」

 

「君は、今まで、自分の気持ちを他人に表していなかっただろ?だけど、私にぶつけてくれた。これは、自分の気持ちに向き合ったってことだよ、すごい、進歩だよ。」

嬉しそうにほほ笑んだ。

 

そう言って、私はアトムの頭をゆっくりと撫でた、最初はアトムもおびえていたが少しずつ慣れていった。

 

それじゃあ、結界を解いてもらってから、みんなに連絡して、後かたずけしますか。

だが、その前に・・・。

 

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