僕らのヒーローアカデミア―One For Allを完遂せよ―   作:眼鏡熊@ヒロアカ完走

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雄英体育祭、開幕

雄英体育祭本番当日!!!

 

「ラストチャンスに懸ける“熱”と経験値からなる戦略等で例年のメインは3年ステージなんだけど、今年に限っちゃあ1年ステージ大注目だな」

 

「……我らも1年の様子を見たかったが」

 

「警備依頼が来た以上仕方ねえよ」

 

「なんか全国からプロヒーロー呼んだらしいですね。今年は……ってあれは……!?」

 

モッチャモッチャ

 

 

と言ってデステゴロとシンリンカムイの肩を叩き、少し向こうを指さす。

 

 

「……『レディ・ナガン』……!それに『ホークス』か」

 

 

遠距離最強と名高いヒーローと新進気鋭の最速ヒーロー。

 

 

「あの二人も1年ステージか……」

 

「あの二人ってなんか関わりありましたっけ?」

 

独立前(サイドキック)時代にレディ・ナガンの事務所にいたな。“個性”相性もいい」

 

 

“剛翼”持ちのホークスが観測者(スポッター)として対象の位置を観測。レディ・ナガンが観測情報を元に狙撃。2人がチームアップを組むと立てこもり事件すらニュース前に事件が収束するらしい。

 

 

「あ!あれガンヘッドじゃないですか……?」

 

「非番のはずだが……む。エンデヴァーにレイジング。ご家族と一緒という事は家族の応援か」

 

「他にも結構……こう見ると武闘派ヒーローはスクラップフィストの一門が多いな」

 

「エンデヴァー事務所からの独立ヒーローも結構みますね」

 

「こりゃあ2人ともなんかやったな」

 

「スクラップフィストがなにかする必要あります……?」

 

「お弟子さんでもいるんじゃないか」

 

「成程……」

 

「なんにせよ。ここまでプロが居るとそうそう面倒は起きなそうだな」

 

「うわーフラグ」

 

「デステゴロ……」

 

「俺が悪いのか!?」

 

 

まぁ、少しは?

 

 

 

―――――――――――

 

 

そして、控え室

 

 

「皆、準備は出来てるか!?もうじき入場だ!!」

 

「コスチューム着たかったなー」

 

「公平を期すためだよ」

 

「出久」

 

「焦凍くん……何?」

 

「昔お前に救われてから、ずっと追いかけてきた……今でも追いかけてるし、いつかは追いつきたい。だから……」

 

 

今日、お前に勝つ

 

 

「おお!?宣戦布告か!?」

 

 

その、言葉に。

 

「僕も……負けない

 

「……ああ」

 

 

「馬鹿言えや!!!全員俺がぶちのめしてトップ立ったるわ!!!」

 

 

「かっちゃん……」

 

 

「爆豪」

 

 

「「空気は読もう」」

 

 

「読んだ上でじゃ!!!!」

 

 

「かっちゃぁーん。空気読めてねーぞ」

 

「そーだそーだ!!」

 

 

「うるせぇ!!!」

 

 

流石A組!!!かっちゃんいじりに余念が無い。

 

 

 

 

 

 

 

さて、そうして。

 

 

『1年ステージ!生徒の入場だ!!』

 

 

“君が来たってことを、知らしめてほしい!!”

 

 

そう。僕たちが

 

 

「了解……オールマイト」

 

 

僕たちが、来たっていうことを。

 

 

 

 

 

―――――――

 

 

『ヒーロー科1年!!!A組だろぉお!?』

 

 

「やっぱりすごい人だ……」

 

圧倒される。

 

「観衆の中で最大のパフォーマンスを発揮できるか……これもまたヒーローの素養を身につける一環なんだな……」

 

 

『さぁB組に続いて普通科C.D.E組!!サポート科F.G.H組も来たぞー!!そして経営科……』

 

 

「俺らって完全に引き立て役よな」

 

「マジだるい……」

 

 

 

 

「選手宣誓!!」

 

あ、ミッドナイト!!

 

 

「18禁なのに高校にいてもいいものか……」

 

「いい!!!」

 

 

「静かにしなさい!!選手代表!!!」

 

 

1-A爆豪勝己!緑谷出久!!

 

 

「は?2人……?」

 

「今年の首席同率トップで2人らしい」

 

 

そう。これは体育祭前に連絡が来たことだった。

 

 

「選手宣誓2人ィ?ひとりじゃダメなんすか」

 

「それだと首席なのに機会が偏るだろう?だから1年は2人。2年目、3年目を順番でやる形にしたんだ」

 

「……なるほど。確かに公平ですね」

 

「だろ?」

 

 

と。オールマイトはサムズアップをしていた。

 

 

そうして、2人で色々考えての、今日。

 

 

「「宣誓」」

 

合図なんていらない。今更だ。

 

 

「僕たち選手一同は、これまでの積み重ねを活かし」

 

 

そう。積み重ねだ。夢に向けて、あこがれに向けて。

 

「夢や憧れに恥じぬよう、全力で」

 

 

それを恥じ入ることがないように。悔いを残さず。

 

 

「「“頂点(てっぺん)”を目指して本気で戦うことを誓います」」

 

 

何がなんでも上に立つという。覚悟で挑む。

 

 

 

その、“熱”が、静かに。

 

 

1年ステージ(ここ)にいる全てに伝播する。

 

 

「(好み!!!!)」

 

 

失礼。下心もちがいた。

 

 

 

そうして、宣言を終え。

 

 

「さーて早速第1種目行きましょう!!!」

 

「雄英なんでも早速だよね」

 

 

「所謂予選よ!毎年ここで多くの者が涙を飲むわ(ティアドリンク)!!さて運命の第一種目!!今年は」

 

「障害物競走!!」

 

 

「計11クラスでの総当たりレースよ!コースはこのスタジアムの外周約4キロ!わが校は自由さが売り文句!ウフフフ……コースさえ守れば()()()()()()構わないわ!さて、全員位置につきまくりなさい!!」

 

さぁ、さぁ。見せつけてやろう。

 

 

僕たちが“何”を目指しているのか。

 

 

どう、強くなったのか。この2週間(積み重ね)を。

 

 

 

そうして、位置について

 

 

「スターーーーート!!!」

 

 

“浮遊”!!!

 

 

クラスター!!!

 

 

“溜めて”、放つ!!!

 

 

 

瞬間、僕たちは全てを抜き去った。

 

 

 

『さーて実況していくぜ!解説アーユーレディ!?ミイラマン!』

 

『無理やり呼んだんだろが』

 

 

『つーかはぇええええ!緑谷と轟と爆豪早速抜けてんな!』

 

 

しかも放ったのが氷だったために、後続は凍らされた。

 

 

「っぶなぁ!?」

 

「2度目はない!!」

 

「使い慣れてんなぁ“個性”……」

 

 

「お、意外と抜けてんな」

 

 

「轟のウラのウラをかいてやったぜざまぁねえってんだ!!喰らえオイラの」

 

WHAM!!!

 

 

あ、殴られてる。

 

 

『ターゲット大量!』

 

「入試の仮想敵!?」

 

 

『さぁーいきなり障害物だ!まずは手始め』

 

 

『第1関門ロボ・インフェルノ!!』

 

 

「入試ん時の0P敵じゃねえか!!!」

 

 

邪魔―――――なら

 

 

榴弾砲(ハウザー)……」

 

 

「赫灼熱拳・燐」

 

 

「“黒鞭”バンテージ!!100%……」

 

 

 

着弾(インパクト)・クラスター!!!

 

 

大氷海嘯

 

 

デトロイト・スマッシュ!!!!

 

 

 

爆破が、凍結が、鉄拳が。

 

 

なぎ倒し、凍てつかせ、ぶっ飛ばす

 

 

「……は」

 

 

「はぁ!?」

 

 

『マジか!!!1-Aの3人に0P敵為す術なし!!!』

 

『まぁ、あいつらならこんぐらいはやるだろ』

 

 

そして0Pを足場にどんどんどんどん進む

 

 

 

「おいおい……真っ向から破壊かよ」

 

瀬呂が

 

「まだまだ届かんな」

 

常闇が

 

 

突き放されまいと1-Aの面々がどんどんと追いかけていく。

 

 

『一足先行く連中A組が多いなやっぱ!!』

 

 

「他の科やB組も決して悪くない!ただ……」

 

 

飯田がエンジンで、上鳴が雷で、耳郎がイヤホンジャックで、クラスの面々が次々と進む。

 

『立ち止まる時間が短い』

 

 

上の世界を肌で感じたもの。

 

 

切島が、

 

 

恐怖を植え付けられたもの。

 

 

麗日が、

 

 

対処し、凌いだもの。

 

 

尾白が、

 

 

『各々が経験を糧に、迷いを打ち消している』

 

 

 

 

そして後続より早く、僕たちは第2関門へ。

 

 

『おいおい早すぎだろ!!そんじゃあ第2関門!ザ・フォール!!!……なんだけどよ』

 

『まぁ飛行手段もちと足場形成出来るやつが揃うとな』

 

『爆速通過ーーーー!!!!おい待てマジで早すぎだろ!!!RTAじゃねんだよ!!!はてさて第3関門!!!』

 

 

そしてそしての第3関門。

 

 

『一面地雷原!!怒りのアフガンだ!!!地雷の位置はよく見りゃわかる!!目と足酷使しろ!ちなみに地雷!威力は大したことねえが、音と見た目は派手だから失禁必死だぜ!』

 

『人によるだろ。まぁ、関係あるのは轟くらいか?』

 

 

 

いいや、

 

 

「関係ねぇ」

 

 

瞬間、火炎。

 

 

『轟、炎の出力で飛行ーーーー!!!!』

 

『成程、短時間の飛行なら行けるとかそんなとこか』

 

 

 

ここでの順位は、かっちゃん、轟くん、僕。このままなら負ける、から―――――

 

 

OFA瞬間45パーセント

 

 

 

「セントルイス・スマッシュ!!」

 

 

蹴った瞬間黒鞭を編み込んで布のようにし、

 

 

 

Kabooooooomb!!!!

 

 

連鎖で大爆発した衝撃で加速。

 

 

そして、

 

 

 

「ごめんね2人とも」

 

 

 

 

黒鞭で2人を支えに、弾性を伴って加速する!!!

 

 

 

 

「ってめぇ出久!!」

 

 

「っこの!!!」

 

 

そして姿勢修正!!!黒鞭バンテージからの瞬間70%!!!

 

 

「デトロイト・スマッシュ!!」

 

 

空気圧で加速しながら後続に圧力を与える。

 

 

「っがあ!!!!」

 

 

Boboboboboboom!!

 

 

 

「おお!!!」

 

 

パキキキキ

 

 

 

それでも、加速する。かっちゃんは全身爆破。轟くんは氷で空気抵抗を減らす造形を、僕は。

 

 

黒鞭をゴール間際の柱に括り付け、

 

 

 

ギコギコギコギコ!!!

 

 

 

「(発勁解放!!!)」

 

 

超、加速!!!!

 

 

 

ギュウン!!!

 

 

 

そして、着地の反動をそのままに

 

 

瞬間45%!!!

 

 

 

OFAの出力でさらに加速。

 

 

 

『緑谷間髪入れずに妨害、加速!!!イレイザーお前のクラスすげえな!!どういう教育してんだ!』

 

『俺は何もしてねえよ。奴らが勝手に火ィ付け合ってんだろ』

 

『さァさァ序盤の展開からアッツアツのデッドヒートをかましてスタジアムに帰ってきたのはこの男―――――』

 

『無視か』

 

 

そうして、そうして。

 

『緑谷出久ゥウウウウウ!!!!』

 

 

そうして、彼は来た。

 

 

 

 

―――――――

 

「あの子は……1年前の……!!」

 

 

そう、あの日の子供の、“ヒーロー”

 

 

―――――――

 

「出久ぅ……!」

 

自慢の息子

 

 

―――――――

 

「……ハハッ、それくらいやってくれなきゃな?マイヒーローズ」

 

手を取った、“マイヒーロー”。

 

 

――――――――

 

 

そう、そうして。観客席にオールマイトを見て。

 

 

ニッ

 

 

互いに、笑顔を。

 

 

 

「ハア……ハアッ」

 

「っふぅー……」

 

「クソッ……!!まだ、まだ……!!!」

 

「嗚呼……“まだだ”」

 

まだ、終わってない。

 

 

『まだまだ後続は続くから、後続の実況していくぜ〜!!!』

 

『尺余っただけだろ』

 

『オイヤメロォ!!!!』

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