僕らのヒーローアカデミア―One For Allを完遂せよ― 作:眼鏡熊@ヒロアカ完走
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「だいたい、ヒーロー科志望だよね」
Yeaaaaaaaaah!!!!!!!!
「そういや、爆豪と緑谷は雄英志望だったっけ?」
「マジ!?」
「おう」
「爆豪はともかく緑谷もか……」
「いくら緑谷がそこいらの異形系でもボコれるったって……」
“無個性“だろ??
「でも、緑谷やさしーよ?あんたらと違って」
「そんなこと言う必要ないよね!?」
「まぁ、いいだろ?どこを目指すかなんてそいつ次第なんだからよ」
あんまヒト様の幼馴染バカにしてんじゃねーぞ
そういう勝己の顔はそれは恐ろしく。
「(バクゴーこえー)」
「(緑谷のこと好きすぎでしょ。気持ちは分かる)」
そんな、折。
―――――――――――
中学からの帰り道、僕は珍しく一人で帰っていた。
『Mサイズの、隠れ蓑』
瞬間、秒速で距離を取った。
「(ヘドロ……!?そういう個性か!)」
手を伸ばすヘドロを避けながらどうにか打開策を練っていると。
「もう大丈夫だ。少年」
私が、来た。
そうして彼は、拳ひとつでヘドロを散らし、
ペッドボトルにぶち込んでしまった。
「オ、オオオオオアアアアアア!!!!」
オール、マイトォ!!!!!!
「よく頑張ったな、少年」
「ありがとうございます!!あ、あの!サインください!!!」
「イイヨ!!!!」
そうして彼はサインをくれた。
「さて、私は――――」
「あ、あの!聞きたいことが!!!」
「済まないが、時間が無くてね」
待っ……!!
「それでは、今後とも……!」
「応援、宜しくっ!!!!!――――ってぇ!熱狂がすぎるぞ!!!少年!離したまえ!!」
「今離したら死んじゃいます!!!」
「確かに!!!!」
―――――――――
「まったく、もう。私はマジで時間が無いので、これで!」
「待って!!」
「No!!!待たない!!!」
「じゃあ、聞いてください!!!」
そう、聞きたかったのだ
「“個性“がなくても、ヒーローはできますか!!」
“無個性“でも、ヒーローになれますか!!
そして、少しして、
オールマイトが骸骨になった。
!?!?
「オ、オオオオオオ!!!萎んでる!?偽物!?」
「私はオールマイコポォ」
血を吐いた。
そして、彼は話し始める。
中身のこと、傷の事。
5年前の、恐ろしい敵のこと。
自分の弱体化のこと。
平和の象徴の、矜恃
「プロはいつだって命懸けだよ。力がなくても成り立つなんて、とてもじゃないが言えないね」
その、言葉に。
ぼくは、
「それでも、ぼくは」
ヒーローを目指します
「君は……」
「憧れてしまったから、そうありたいと思ってしまったから。だからこれはただの確認だったんです。オールマイト」
ありがとうございます。それでも僕は
「“無個性“でもヒーローになります」
そうして、真っ直ぐ目を見た。
「それじゃあ!!!」
そして、フェンスから飛び降りてパルクールで駆け下りた。
その、帰り際。
―――――――――
ゴォゥ!!!!!
ヘドロに、自分の同級生がまとわりつかれてた。
身体から炎を撒き散らしながら、離れさせるために暴れてた。
「あっ」
――――――“無個性“だろ?
そういった同級生だった。個性は確か、噴炎、からだから炎が吹き出す個性。調整もできなくて四苦八苦してた。
周りのヒーローは相性問題が出れてない。でも、大丈夫。ほかのプロが……プロ、が。
そうして、視線を向けた時、彼は。
彼の顔は。
助けを求めているように見えた
瞬間、僕は駆け出して。
「うぅうううううおおおおおおお!!!!」
「バカ!止まれ!!!!」
カバンを敵の目めがけて投げつける。
『ギッ!?』
そして、彼の目の前まで来て。
手を、掴んだ。
「助けに来たよ」
なんで、と言っている気がして。
「だって君が、助けを求める顔、してたから」
その目に、万感の光が灯った気がした。
Bomb!!!
「この、音は―――――」
「出久!!!!」
声だけでわかった。そのまま息を合わせる。
「
ヘドロのみを狙ったスタングレネードが、ヘドロをひるませ、そのまま僕は彼を引き抜いた。
『ギッ、ガッ、舐めるなぁ!!!!!!』
「っ!!!!」
「情けない、君に諭しておいて、自分がやらないままとは……!プロはいつだって命懸け……!!!!」
DETROIT SMASH!!!!!
その後、僕らはプロヒーローに叱られることになった。
「君が前に出る必要は無かったんだ!!!」
その言葉に、
「何処がだよ……!!!!!」
かっちゃんがキレた。
「ざけんな!!!!!てめぇらが指くわえてじっとしてる間あいつはどんだけ苦しんだと思ってんだ!!!俺ァ見たぞ!!!出久があいつに手を伸ばした時、あいつは救われたような顔してやがった!!!てめぇらじゃねぇ!!!出久があいつのヒーローだったんだ!!!」
その言葉に、彼らはバツの悪そうな顔をした。
「周りで聞いてりゃやれ相性が悪いだ向いてないだ、それであいつが死んだらどうするつもりだったんだ!!俺ァ、出久が走り出したから走ったんだ!!!アイツが」
“無個性“のあいつが走り出したから、俺も走ったんだ!!!
「テメェらのどこがヒーローで、出久のどこがヒーローじゃないってんだよ!!!!その数のヒーローがいてガキひとり救えねえで避難誘導しかできねえならそのまま警察にでも転職してやがれ!!!!」
今日のあいつのヒーローは、出久とオールマイトだけだ!!!!
「――――すまなかった。その通りだ。順序が違った」
「先輩!?」
「今度は、君たちを失望させないようにする。走り出さなくていいようにする。だから」
見ていてくれ
「……わかった」
「かっちゃん。僕のために怒ってくれたのは嬉しいけど、シンリンカムイたちに謝ろう。皆も最善だと思ったことをしてくれたんだ。勝手をしたのは僕たちだから」
「……わぁってる。」
――――――
僕とかっちゃん。2人で帰る帰り道の途中に。
「緑谷!!!爆豪!!!!」
「お前」
「炎藤くん!大丈夫なの?」
「おう!!!お前らのお陰でな!どうしても言いたくて。だから来たんだ」
「2人とも!!!助けてくれてありがとう!!!」
お前らは、俺のヒーローだ!!!
「!」
「へっ」
「うん!!!!」
この僕は笑えていただろうか。でも。きっと、
僕はこの日を一生忘れない。
――――――――
かっちゃんと別れたあとの事だ。
「私が来たァ!!!」
「オールマイト!?さっきまで取材に」
「抜けるなんてわけないさ!なぜなら私はオールマイグフォア!!!」
「ォアアー!!!」
また血を吐いた!!!
「少年、詫びと訂正を言いに来た」
「君の言葉を聞いていなければ、口先だけの偽筋になっていた」
「そんな……僕が悪いんです。“無個性“で、免許もないのにあんなことして」
「そうさ……あの場の誰でもない、“無個性“の君だったからこそ。私も、彼も動かされた。トップヒーローは学生時代から逸話を残す。彼らは何時も、話をこう結ぶ」
考えるより先に、体が動いていた。と
「うっ……グッ……」
僕は、どうしてか母の言葉を思い出していた。
「君も、そうだったんだろう?」
「うん!!!!」
違うんだ、母さん。僕が言って欲しかった言葉は、欲しかったのは
「君はヒーローになれる」
言い忘れてたけどこれは、
僕らが最高のヒーローになるまでの物語だ
―――――――――
「君なら私の力を受け継ぐに値する」
「力……!?」
そうしてオールマイトは話をした。
自身の、“個性“の話を。
「私の個性は聖火の如く引き継がれてきたものなんだ……!そして次は、君の番だということだ」
「ぼく、の。」
「そう。君の」
「1人が培い、次へ、その1人が培い、また次へ。そうして紡がれてきた義勇の結晶。君に継いで欲しいんだ。あの時君は、あの場の誰よりも”ヒーロー”だった」
受け継いでくれるか
「はい!!!」
「即答……!そうしてくれると思ってたぜ!少年」
そして、プロローグは終わりに近づく