僕らのヒーローアカデミア―One For Allを完遂せよ― 作:眼鏡熊@ヒロアカ完走
2月の終わり。
「おら!遅れんぞ出久!!!」
「わわっ、待ってよかっちゃん!!!」
力は試した。訓練もした。勉強もした。
これで、受かりに行く。
そして、校門で。
「(思い出せ、この11年を。踏み出せ、第1歩を)」
ガッ!
「(あっ、こいつ)」
「(……これだよ)」
激突、することは無く。
「―――――大丈夫?」
そこには、天使がいた。
「私の“個性”!ごめんね。勝手に、でも、転んじゃったら縁起悪いもんね。緊張するよねぇ。お互い、頑張ろうね!」
「うん。ありがとう!お互いがんばろう!」
そして、その子は歩き出した
「(女子と、喋っちゃったーーーー!)」
「……」(こいつはまたキモイ事考えてんな。という顔)
そう。緑谷少年は“無個性“で頑張り続け、それなりに仲も良いが、ついぞ、ついぞ!!!!彼女も冬美ちゃん以外の女子ともずっと仲良くできることは無かったのだ。
トガヒミコ?あの子とはあれ以来会えていない。
ならば、どうなるか。
そう!この緑谷少年は。
「おら、キモイ顔してねえで行くぞクソデク!!!」
「久々の
「うるせぇ!今のお前は
「ひどいよかっちゃん!!!!!!」
――――――
「受験生のリスナー!今日は俺のライブにようこそ!エビバディセイ、ヘイ!!!」
「Heeeeey!!!!」
「サンキューリスナー!!お前に救われたぜ!さて、受験生のリスナーに実技の内容をサクッと説明するぜ!アーユーレディ!?」
「「Yeah!!!!!」」
ボイスヒーロープレゼントマイクだ!!やっぱり雄英教師はみんなプロのヒーローなんだなぁ
「ありがとよ!」
そして、内容が説明される。
「オーケイ!?」
「オーケー!!!」
「サンキューリスナー!受かってなくても来いよ!!!サインやる!!!!」
「ホントですか!?」
「ホント!!!!!!」
今日死んでもいいや。
さて、そのまま説明が続き。
「質問よろしいでしょうか!?質問には、4種のロボがありますが、ポイントは3種。誤載であれば最高峰である雄英において恥ずべき事態!!ついでにそこの縮れ毛の君!先程から大声を出して、冷やかしならよそでやりたまえ!」
「えっ?だってせっかくプレゼントマイクが緊張を解してくれてるのに応えないのはダメかなって」
「!!!それは、成程。確かにその通りだ。すまなかった。俺の浅慮だ」
「いいよ。浅く見えたならごめんね」
「いや、浅いのは俺だった。済まない」
「こちらこそ」
「――――ありがとう」
「おーけーおーけー!お便りサンキューな。そいつは言わばおじゃま虫。倒してもいいが、倒しても意味が無い。逃げるのがおすすめだ」
「ありがとうございます!失礼しました!!!!」
随分真っ直ぐな子だなぁ。
「俺からは以上!。これからはリスナーに、ウチの校訓を伝授しよう。かのナポレオン・ボナパルトは言った。真の英雄とは、人生の不幸を乗越えていく者であると、」
―――――Plus Ultra!!!
それでは皆、よい、受難を。
――――――
やる。やるんだ。積み重ねを忘れるな。なる。なるんだ。オールマイトのような。憧れのヒーローに!!
「ハイスタート!!!」
言葉と共に、駆け出した!!!
OFA――フルカウル!!!
「(5%!!!)」
身体にエネルギーを纏わせながら走り出し、両手から黒鞭を放出する。
「どうした!?実戦にカウントなんてねぇんだよ!!!賽は投げられてんぞ!?ソッコーで出たリスナー達に追いつけ!!」
電柱やビルの縁に足や黒鞭を掛けながら移動して、電柱の鉄骨部分に黒鞭をかけて逆さに吊り下がる。
「――――捕捉完了」
瞬間、浮遊を発動してエアフォースで移動。
複数の1ポイントを黒鞭で捕縛しながら身体の慣性と腕力で引き絞り、1箇所に集めて破壊して地面に叩きつける。
グッ、と足に力を入れて瞬間的にパーセンテージをあげる。
「(発勁)」
ジャンプ中ギコギコと同じ動作を繰り返し、加速しながら仮想敵をぶちのめして行く。
そうして―――――
「――――0P」
現れる巨大ロボ。
「逃げるぞ!!!」
他に受験者は逃げ出した。どうする?戦う意味は無い。逃げるか?
「っ痛ゥ……!」
足元に、あの時の女の子がいた
『転んじゃったら、縁起悪いもんね』
瞬間、逃げる理由は失った。
「――――
瞬間、駆け出して、
―――――
一発
―――――
二発
―――――
三発
都合3発の45%SMASHが、巨大ロボをかちあげる。
「――――――音が、遅れて……?」
誰かが呟いた。
「嘘だろ……?あのロボをカチ上げやがった」
「
そして脚力の勢いのまま飛び上がり、最高速へ
「デラウェア・スマッシュ」
瞬間、都合5つの打撃がほぼ同時に0P敵を吹き飛ばし
「(確、認――――――!!)」
飛ばした先に目立つ人影なし!!!
「SMAAAAAAAASH!!!!!」
発勁全解放の打撃を脳天から叩き付けて押し潰した。
「ッふぅうううううううう!!!」
僕の、勝ちだ。
――――――――
その日私は、輝きを見た。
拳を打ち出し、笑顔で人を助け出す、本当の
「ひー……ろー……」
――――――――
「嘘だろ……?」
「破格の超パワーに、音を置き去りにする超スピード。プロにも、どころか」
オールマイトクラス……!
「点数も半端じゃない。敵ポイント77に加え救助ポイント60。これだけでも恐ろしいが」
「同じく0Ptを破壊した奴が別会場の同中にいる」
「紛うことなきツートップ。金の卵だ」
「……この2人は、俺に面倒を見させてください」
「相澤くん……」
「こいつらはプロ所かプロのトップに近しい力も、思いやりもある。だからこそ」
本気で導きに行く。
――――――――――
ちなみにあの後サイン貰いに行った。ニッコニコで書いてくれた。
うれしい。
そして
「いずく!!きたよ!入試の結果!!!」
そして、開くと。
そして、投影された結果では。
『筆記は問題なし。実技でも破格の敵ポイント、そして。―――――救助ポイント。審査制でね。ヒロイックな行動をした子達に割り振られる。敵ポイント77、救助ポイント60!同じ中学の爆豪少年と並んで、君は首席合格だ!!!来いよ、緑谷少年……!ここが、』
君のヒーローアカデミアだ!!!
多くの人に助けられて、多くの挫折を経て、僕は今ここにいる。
ガチャ、とドアを開け。
「首席!」
ニカッ!
「い、いずくぅううううう!!」
「かっちゃんとお揃いだって!」
「勝己くんも!!!?」
さぁ、始めよう。
手を差し伸べ続ける物語を