転生エスパー少年の極秘レポート 作:ポケモンにてエスパーは最強
折角書いたので投稿。
△月○日 パパンのバカやろー!
トレーニングがキツすぎるっ!!(迫真)
兎にも角にも、パワーアップしたトレーニングが鬼畜すぎて身も心も休まる暇がない。
友人と遊ぶ時間は気力で捻出しているけど、あまりにもフラフラダンスな感じで逆に気を遣わせてしまう始末。優しさは嬉しいが、同時に申し訳ない。
お互いに周囲に余り馴染めなくて、友人は互いのみの我が友。本当はもっと遊びたいだろうに。我慢しなくても良いんだけど。
自分の限界くらい分かってるからまだ大丈夫、って言っても聞く耳持ってくれないんだよなぁ。
まあ、それもこれも我が身の貧弱さが故のことだ。
すまん、イエロー。寂しい思いをさせる。
というわけで、母を泣き落として味方につけてから父に直談判。秒で勝利しました。やったぜ!
週一で完全休日を設けることになったので、我が友とも思う存分遊ぶことが出来るだろう。さて、何をして遊ぼうか。今からもう楽しみだ。
ちなみに、俺の住んでいる町はトキワシティ。
ここはアニメやゲームで主人公がマサラタウンの次に訪れる町であり、ジムリーダー最強の男にしてロケット団のボスであるサカキが時折出没する場所でもある。
一度だけ遠目に見たことがあるけど、オーラがやばかった。超能力を使うまでもなく、頭一つも二つも抜けた能力を感じ取れた。
仮にレッドやサトシの存在が確認出来なかった場合、俺が対処しないといけないのだろうか。
勝てる勝てないではなく、可能な限り正面から相対したくない人物だった。
それはさておき、父も少し反省しているらしい。
直談判の後はかなり落ち込んだ様子も見せていたが、それ自体は一晩で立ち直っていた。
しかし、息子が友達と遊ぶ余裕もないほど疲労困憊に追い込んでいたのは正直どうなのかと、多少熱が冷めた今反省しているとのこと。
確かに焚き付けたのは俺だったけど、やりすぎ感は否めなかったからね。
母も助けを求められたら動くつもりだったという話だし、思い込んだら一直線というのは昔から父の悪癖なんだとか。
俺としては解決した問題だから余り思い詰められても困るけど、まあ大人だし上手く割り切るでしょう。
そんなこんなで、少しばかりトレーニングが楽になったのでした。めでたし、めでたし。
△月○日 のりこめー^ ^
しばらくぶりの日記再開。
何故期間が空いたのかと言えば、つい昨日までポケモンリーグが開催していたのでした!
どういうわけか父がリーグ運営から招待されていたので、母と息子の家族連れで観戦しに行ったというわけ。
しかも、ホテル代まで持ってくれるときた!棚ぼた大儲けだな、サンキュー、パッパ!
即日のりこめー^ ^とリーグ会場入りとホテルチェックインを済ませた。
VIP席とスイートルームだった。パッパ何者なんじゃ?*1
流石に気になって突っ込んでみると、あっさり白状されました。
そしたら出るわ出るわ新事実。
ガラル地方出身で?サイキッカーで有名な家系?未来予知など予知や直感に特化した超能力者で落ちこぼれ扱い?ホウエン地方まで家出してエスパージムに押しかけて?ジムトレーナーからジムリーダーになって?予知夢で母に一目惚れしてカントーに飛んで?初手プロポーズで電撃結婚した???
俺の父ちゃん、物語一本余裕で書けるくらい濃い人生送ってんなぁ、おい…………(しみじみ)
それで最近リーグに所在がバレてお叱り受けた後、リーグスタッフとして勤務する代わりにお許しを頂けることになったと。
ジムリーダーの仕事すっぽかして夢で一目惚れした女性に会って結婚するためだけにカントーに飛んで、結婚後も今の生活を邪魔されたくないから連絡一つしないで隠れ潜んでたって、うちのパッパやばすぎワロタ。
マッマも初手プロポーズしてくる初対面の男に即OK出してんの怖いよー。反射神経イカれてるって!
ポケモンリーグもどうして許してくれたの?交換条件でリーグスタッフにって話だけど、うちのパッパが昔ジムリーダー放り出したこともう覚えてないの?『ドわすれ』使ってる?
俺のパッパとマッマがおもしれー男と女すぎる件について。
これもう小説一本どころか連載確定だよ。他にも絶対面白激ヤバイカれエキサイティングなエピソードあるって。我が家で普通なの俺だけじゃん。
そうそうエピソードと言えば、今日ついに父のエルレイドから一本取れたよ。
勝ったわけじゃなくて有効打が一発入っただけなんだけど、リーグ観戦からの興奮で無意識に火事場の馬鹿力みたいなのが出てたみたいで、綺麗に不意打ちが成功したんだよね。
カウンターだったからってのもあるだろうけど、一瞬とはいえ元ジムリーダーのエースポケモンに膝を突かせたというのは凄いことじゃないだろうか。
まあ、超能力とかは使わずに自分の肉体と技術だけで出来たことだし、多分この世界の人間なら俺と同じトレーニングをこなせば似たようなことも普通に出来るんだろうな。
スーパーマサラ人とか、ガラル空手の達人とか居るし、これくらいは普通の範疇だな!
前置きが長くなりすぎて既に眠いので、ポケモンリーグの感想に関してはまた明日にしよう。
面白い作戦とかもあったし、忘れないうちに書いておかないと。
いやー、それにしてもエキシビションマッチで見たチャンピオンワタルの『はかいこうせん』…………じゃなくて、カイリューの『はかいこうせん』は凄い迫力だった。
あんなの人に撃つもんじゃないわ。ですよね、ワタルさん!
△月□日 Let's Go!
今日は家族みんなでトキワの森に行ってきた。
目的はピクニック。大自然に囲まれながらサンドウィッチ作りをしたいという俺の我儘が発端である。
父も偶にはリフレッシュも必要だろうと快諾。母もカスミさんと違って虫ポケモン嫌いというわけではないため、特に否定意見が出ることもなく可決された。
道中で出てきた野生のポケモンは弱い個体のみ俺とラル&コンの相棒達で対処して、進化系やレベルの高そうな個体は近寄ってこようとした段階で父のエルレイド(Lv.68)が威圧して追い払うというやり方で安全に散歩することが出来た。
強いぞ強いぞ、格好良いぞー!エ・ル・レ・イ・ド!
この日が初めてのバトルだったが、二匹は特に問題もなく野生のポケモンを蹴散らしてくれた。
ゲームと違って覚えられる技の数に制限はないが、レジェアルより更に細かく技ごとの練度があるイメージをして頂きたい。
トレーニングで熟練度を上げることはもちろん可能だが、レベルが上がれば自然と使いこなせるようになることも多いため、両親に聞きながら鍛える技は厳選している。
まだ産まれてから一年も経ってないうちの子達では実現性はないけど、現代でも皆伝すれば『力業』と『早業』を使うことは不可能ではないかも?
というか、チャンピオン級のポケモンが使う技の威力や速度は他とは段違いだし、そうと知らずに使っている可能性はある。
現在二匹が使える技は以下の通り。
ラル コン
・なきごえ ・ひのこ
・チャームボイス ・しっぽをふる
・かげぶんしん ・かなしばり
・ねんりき ・さいみんじゅつ(タマゴ)
・かなしばり(タマゴ) ・おきみやげ(タマゴ)
・みちづれ(タマゴ) ・とおぼえ(タマゴ)
・アンコール(タマゴ) ・いやしのねがい(タマゴ)
・はたきおとす(タマゴ) ・ニトロチャージ(タマゴ)
・かげうち(タマゴ) ・つぶらなひとみ(タマゴ)
・くろいまなざし(タマゴ) ・だましうち(タマゴ)
・じこあんじ(タマゴ)
・ねっぷう(タマゴ)
・じんつうりき(タマゴ)
・ゆうわく(タマゴ)
・エナジーボール(タマゴ)
・ひみつのちから(タマゴ)
・たたりめ(タマゴ)
・パワースワップ(タマゴ)
これには俺もドン引き〜(IKKO並感)
タマゴ技六つも使えるラルも大概だけど、更に輪をかけてコンは凄いというか酷いことになっている。
コンには攻撃種族値の個体値のみ逆Vという明確な弱点があった。
ただのエンジョイ勢だった俺でも個体値の差は絶大なステータスの差を生むことは知っている。
極端な例になるが、Vと逆Vでは実数値にして倍近く能力差が出てしまう。
とてもではないけれど、同じポケモンとは思えないほどの差だ。
要するに、コンは『物理技』で決定力を出せない。相手からすれば『特殊技』だけを警戒すれば良いという隙を生む危険性があった。
これは一瞬の判断が勝敗を決し兼ねないポケモンバトルにおいて選択肢が絞られることは、確かに弱点と言えるものだろう。少なくとも俺はそう思っていた。
しかし、『パワースワップ』を使えるとなれば話は大きく変わってくる。
この技は自分と相手の攻撃、特攻の能力値を入れ替えるという『変化技』に分類されていた。
ゲームではハマれば強力という程度の認識だったが、現実になると余りにも理不尽な技だ。『物理技』主体のポケモン相手に使用すれば、その時点で勝敗は決するだろう。
そもそもこの世界の現状として『変化技』の認知度が低い。
流石にエリートトレーナー級にもなれば使ってくるだろうが、『なきごえ』とか『しっぽをふる』とか見た目に分かり難い技は使用頻度が極端に少なくなる。ジムリーダー以上で漸くといった感じだ。
まだ知られていない技が多くあるのは、今日の両親の反応を見れば一目瞭然である。
今のポケモンバトル界隈は正直高威力技の殴り合いをしているだけ。
ジムリーダーやチャンピオンも相手に手応えを感じさせるためなのか、『変化技』を多用した試合というのを見る機会は極稀になる。
観客や視聴者を意識しているのもあるのかな?
実際レベルの高いポケモンで上から殴るのが最強という理論は分かる。実現可能なら一番強い戦い方だ。
けれど、それをさせないための『変化技』じゃないのかと俺は言いたい。
現在のようにチャレンジャーに付き合って攻撃技を撃ち合うのは派手で見応えがあるかもしれないけど、『変化技』がハマった瞬間の快感はベクトル違いで気持ちの良いものなのだ。バトルにもより深みが増すに違いない。
もしかしたらゲームでレッドがシロガネ山に引き篭もって野生ポケモンばかりと戦っていたのは、彼にとってはそっちの方が手応えがあったのかもしれない。
俺も野生のポケモンと戦って分かったことだが、彼らは当たり前のように『変化技』を使う。
キャタピーの『いとをはく』、ポッポの『なきごえ』、コラッタの『しっぽをふる』、ピカチュウの『わるだくみ』、バタフリーの『ちょうのまい』等々。
今日見ただけでもこんなに多様な技を使っていた。
野生のポケモンたちは毎日が命懸けだ。弱いポケモンは特に、常に命の危機に晒されている。
だからこその『変化技』なのだろうと思う。
相手と真正面から戦っても勝てないことが分かりきっているから、相手を倒そうとするのではなく生き延びるために技を使ってくる。
元々はただ息抜きにピクニックをしたかっただけだったが、何だか色々と勉強になった。
ゲームとは違う現実特有の戦い方を改めて知れたし、旅立ちの日に向けて父に言われるがままトレーニングに精を出していた俺にも少しずつやりたいことが見えてきた気がする。
一先ず俺に出来ることは自分自身のトレーニング。ラルとコン達も鍛え始めて良いかもしれないな。
細かいことは父と相談して決めるとして、今日のピクニックは結果的に良いリフレッシュになったのではないだろうか。
明日からは以前にも増してトレーニングを頑張れるだろう。
まだ明確な形は見えないが、僅かに形を成してきた夢を掴むためにも気を引き締めていこう。
-追記-
格好良く締めたけど、書き忘れたので追記。
トキワの森で新たにピカチュウをゲットだぜ!やったぜ!ちなみに、性別は♂だぜ!
ニックネームは相棒の二匹だけのつもりだったけど、このピカチュウはなんか色々とチートっぽかったので急遽名前を考えました。
というわけで、ニックネームはエース。個体値は脅威の6V!性格はまだ不明。当然の権利の如く『ボルテッカー』は覚えてる。他の技も要確認だけど、軽く調べた感じではコンと同等の異常個体。
そもそも他のピカチュウと比べて全ての能力値が高すぎる。まるでLPLEの相棒ピカチュウのように、種族値そのものが違うのではないかと思うほどに出鱈目だった。
出会った場所は当然ながらトキワの森。
突然草陰から飛び出してきたかと思えば俺の周りをぐるぐると回った後、警戒心の欠片もなく肩に飛び乗ってきたのだ。
母は慌てて追い払おうとしていたけど、超能力で敵意などがないことは分かっていたので父からモンスターボールを一つ譲ってもらい、そのまま何事もなく俺の手持ちに加わった。
何というか、一連の流れもLPLEに似ている気がする。やっぱりコイツ相棒ピカチュウなのでは?ボブは訝しんだ。
ここで少々問題が起きたのだけれど、これに関してはまた後日の日記で書くことにする。
改めて見返すと、何だかよく分からないことを長々と書き連ねてあって意味が分からなくなりそうだし。俺は何が書きたかったんだろう……謎は深まるばかりである。
日記ってこういうものじゃないだろ、って思わず自分でツッコミ入れちゃったわ。
まあ、ゲームのポケモンに準えてレポート感覚で日記書いてるだけだし、ちょっと変なところがあっても自分しか見る人もいないから別にいっか!
ありがとうございました。
また続きを書いたら読んでくれると嬉しいです。