転生エスパー少年の極秘レポート 作:ポケモンにてエスパーは最強
なんか書けたので投稿。
流石に次は遅くなる予定です。
一週間くらい先かなぁ……年末に向けて仕事が忙しいっ!
□月○日 やせいの 研究員(助手)が あらわれた!
「……おや!?ヤマトの ようすが……!」
テッテッテッテッ テッテッテッテッー⤴︎ テレテレテッテッテッー⤴︎⤴︎(進化の音)
「おめでとう!ヤマトは 研究員(助手)に しんかした!」
はい、というわけで。
今日からオーキド研究所の研究員(助手)兼お手伝いという名の雑用係に就職致しましたー。わーぱちぱち!
これ本当は凄いことなんだけど、別に俺の能力がオーキド博士に評価されてヘッドハンティングを受けたとか、そういう話ではないのです。
もっと切実な理由があるのです。
この前トキワの森ピクニックでピカチュウを捕まえた俺なのだが、その時に少し問題が起きたと書いたと思う。
本来ポケモントレーナーというのは十歳以上で研究所、またはリーグ関係の施設からポケモンをもらった者のことを指す。
アニメやゲームの世界でどうだったかは知らないが、この世界ではそういう法律が敷かれている。
親が子供にポケモンをプレゼントするのも公にはグレーな行為だとされているが、これに関しては基本的に黙認されるのが常だ。
当然例外はあり、これに引っ掛かったのが今回の俺である。
率直に言えば、十歳未満の子供がポケモンを所持している時に見逃してもらえるのは二匹までというのが暗黙の了解になっているのだ。
どういうことなの?意味が分からないぞ。
仮に三匹以上のポケモンを所持してしまった際には親が一時的に預かるか、或いは危険なポケモンの場合に親が管理しきれないと判断されるとリーグやジム預かりとなることが多い。
滅多にあることではないが、稀によくある話でもある。
こうした時にどうすれば良いのかというと、幾つかの選択肢が提示されることになった。
一つは、トレーナーズスクールで卒業証明書をもらうこと。
この場合は三匹まで所持が認められるが、同じく管理しきれないと判断されたポケモンは一時的に手を離れることになる。
例えば、ドラゴンタイプなんかは手に余ると判断されやすい。
基本的な知識を収め、ポケモンとの意思疎通にも問題がないという程度の証明になる。イメージとしてはジムバッジ一つか二つくらいだろうか。
これに関してはトレーナーズスクールの規模にもよるところがあるので一概には言えないが、少なくとも三匹は絶対に許される。
一つは、ジムトレーナー見習いとしてトレーニングを積んで、ジム公認の許可証をもらうこと。
この場合は六匹まで所持が認められる。
能力が高く危険とされるポケモンもジムから問題ないとの声があれば、問題なく所持することを許されるのだ。
だが、名目上とはいえジムトレーナー見習いとして入る以上は一定の実力と実績を求められる。
太いコネを利用すればある程度は無視して入れるかもしれないが、結局は能力がなければ許可証を発行してもらえないので意味はないだろう。
一度認められてしまえば一端のトレーナーどころか、エリートトレーナーの仲間入りである。現実は厳しいが、夢はある。
そして、最後に研究所などの公的機関に就職すること。
この場合は例外的に手持ちの制限がなくなることがあり、主に研究所に所属した時に適用されるものだが、研究目的での捕獲として手配すれば黙認されるのだ。
フィールドワークと称して旅も出来るし、博士の助手として他の地方へ出向く際に帯同することも可能かもしれない。
簡単に言っているが、実際にはこれが最も難しいだろう。博士が助手として側に置くだけの才覚、または理由を提示し続けなければならないのだ。研究の邪魔をされては本末転倒なのだから。
オーキド博士に限らず学者というのは変わり者が多く、コネが通用しないような我の強い人物ばかりである。
この選択肢の中から、俺は研究所を選んだ。
オーキド研究所が比較的に近いということも理由にあるが、何よりも合法的に多くのポケモンと触れ合える機会を逃す手はなかった。
採用されるかどうかに関しては特に心配していなかった。
アニメやゲーム由来の知識があるので、例えば『変化技』についての研究資料を提出するだけでも興味は引けるはずだ。
今回は念のため、ポケモンの特性についての論文擬きを餌にすることで見事就職出来た。
まだ助手見習いみたいな扱いだが、初日なんだから当然の話だな。
これから様々な知識をさも研究したかのように小出しにしていけば、十歳になるまでの約二年間くらいは凌げると思う。
博士にも事情は説明してあるけど、どうせなら旅に出る際に惜しまれるくらいの働きはしたい。
オーキド博士と仲良くなれたらトキワシティ出身の俺でも、もしかしたら旅立ちの時に御三家ポケモンをもらえるかもしれない。試してみる価値はある。
とはいえ、期間限定のバイトみたいなものだし、余り気負いすぎずやっていこう。
□月△日 謎の天才少年現る……!?
オーキド研究所の助手になってからしばらく経ったけど、今のところ問題なく過ごせていた。つい先日まではね。
レッドとリーフの主人公コンビ、グリーンと姉のナナミ、まだ面識はないため確証はないけどブルーらしき少女も発見した。
同い年なのは少し不安な要素だが、主人公の存在を確認出来たのは望外の幸運だった。
レッドは想像に違わない無口な少年で、それ以上に印象に残ったのがポケモンバトルに対する純粋すぎるほどの闘争心。
名前の通り赤い双眸に宿った太陽を思わせる熱量。一目見ればただ者ではないと類い稀なる才気を感じさせる底知れない少年というのが、俺からの第一印象だった。
実際にはポケモンとバトル以外に関する興味が薄すぎて他が疎かになっており、色々と放っておけないポンコツだったわけだけど。
彼らについて書きたいことは山ほどあるが、今は置いておこう。
漸くアグレッシブかつフットワークの軽すぎるオーキド博士の助手としての仕事に慣れてきた矢先に問題は起きた。
朝起きて出勤して挨拶した俺に対して、博士は開口一番に「おお!良いところに来た、ヤマトくん!君の提出した論文について学会でも話題になっておるぞー。わしも質問したい部分があっての。少し時間良いじゃろうか?」なんて宣ったのだ。
当然俺は大量の疑問符を頭に浮かべると共に、このジジイやりやがったなと直感で事態を察した。
詳しく話を聞けば、どうやらオーキド博士は俺が研究所に就職しにきた時にプレゼンとして用意したポケモンの特性についてをまとめた論文擬きをそのまま俺の名前で学会に提出したらしい。
まず一言。何勝手なことしてくれてんだこのジジイ!と言いたい。いや、我慢しきれずに言いました。
しかし、そこはオーキド博士である。
当たり前のように善意に満ち溢れた行いであり、突然罵倒されて戸惑う彼に対して俺が取れる行動は何事もなかったかのように話を進めて誤魔化すことだけだった。
さっきのは口が滑っ……じゃなくて言い間違えただけなんです、ということにした。オーキド博士は普通に許してくれた。
まだこの世界では確証のなかった特性について詳細に書き記した論文を用意して世界的権威であるオーキド博士に助手として自分を売り込んだ将来有望な学者候補。
学会に参加している学者達からはそう認識されているらしい。
いいえ、違います。ただの住み込みバイトです。
彼らも各自で実証実験や研究も済ませたらしく、俺の論文擬きは未成年の子供の戯言ではなく確かな事実に基づいた歴とした研究成果であることが数多の学者様方によって認められてしまったのだ。
おいおい、やめてくれよぉ〜。
結果どうなったかと言うと、他にも研究成果とか隠してるんじゃないの?全部吐き出しちゃいなよ!という感じで、学会に俺を呼ぶため歴代最年少の博士に据えようと画策しているらしい。
論文一つで博士とかそんな阿呆な、と思うかもしれないが今回は特殊な例である。
俺が提出した論文によって30匹を超えるポケモンの特性が確かなものとして認められてしまったのだ。
これが二、三匹だけならここまで大事にはならなかったはず。
著名な博士を中心とした学者様方が未成年の少年に対して博士を名乗るに相応しい実績と判断するだけの内容があったわけだ。
カントー地方に生息している151匹の内から伝説などを除いて30匹くらいの特性を纏めたのはインパクトを求めた結果とはいえ少しやりすぎたようだな。
小出しにすれば云々とか考えてたのに、結局は興が乗ってこのザマである。自業自得で草。
そうして一つの論文から巻き起こった騒動はポケモンリーグ本部すらも動かす事態にまで発展し、俺は歴代最年少の博士になることが決まったとさ。
□月□日 うちの子達ったら、天才……!
オーキド博士の助手になったり、気が付けば博士号を授与されたりしたけれど、今日も俺は元気です。
実際のところ俺も忙しくなるのではと戦々恐々していたのだが、流石に未成年の子供を扱き使いまくる人達ではない。
ポケモン好きに悪い人は居ないということだ。
具体的には、血走った目で「飴ちゃんは要るかね?ところで、このポケモンについてだが……」とか、にっこり笑顔で「美味しい食事をご馳走するよ。ところで、この子の特性なんだけど……」という感じで、お歴々からは可愛がられている。
もう少し欲望を隠してくれませんかね?無理?知ってた。
俺が思っていた以上に、ポケモンの特性についての情報は劇薬だったようだ。
改めて考えれば当然の話だが、特性を知っているのと知らないのとでは戦術の幅が全く変わってくる。
例えばの話だが、イシツブテの特性が『がんじょう』ではなく『いしあたま』だとすれば、反動を受ける技を積極的に採用することができるようになるのだ。
相手も知っていれば警戒しているところに裏をかいて『変化技』を積んだりということも可能になり、頭脳戦に持ち込む余地が増える。
だからこそ博士達は言葉でこそ俺を労っているが、目は口ほどに物を言うという状態になっていた。
そう言われても、こちらとしては手持ちのポケモン達と触れ合う時間を疎かにするつもりはないし、二日に一回はマサラタウンとトキワシティを往復してイエローとも遊ぶつもりだ。
ちなみに、片道10km程度なのでトレーニング感覚で走れば十分以内に到着する距離である。
ぶっちゃけテレポートすれば一瞬だが、研究所に住み込みバイトしてる関係で体が鈍ったりしたらパッパが怖いからね。
移動ついでに鍛えられるとか最高か?
そんなわけで、今日はうちの子達と遊びまくった。
語れば長くなるので一部だけ抜粋する。
ラルの『ねんりき』を俺のサイコキネシスで弾き、コンの『ニトロチャージ』に見せ掛けた『だましうち』を躱す。
着地の瞬間を狙った『かげうち』を踏み潰し、同時に掛けられた『かなしばり』を気合いで解除*1。
刹那の隙を見逃さず『こうそくいどう』と『かげぶんしん』をしたエースが『あなをほる』からの『アイアンテール』をしてくるが、足元から伝わる僅かな振動を感知していた俺は鋼色の尻尾を掴んで投げ飛ばした。
ほんの一瞬だけ掴んだ手から『ほうでん』の電撃を喰らってしまったが、電気マッサージみたいで気持ちよかったんだよな。また今度やってもらおう。
その間にラルが『チャームボイス』*2とコンが『ひみつのちから』を使ってきたのでテレポートで回避、した先を読んでいたエースの『10まんボルト』をサイコキネシスで散らす。
電撃の陰から飛び出してきたラルの『はたきおとす』を受け流して優しく投げれば、『ひのこ』で俺を狙っていたコンが慌てて中断*3した。
こんな感じに遊び続けて、ラルとコンが疲れて動かなくなったあとにエースによる全力全開の『じゅうでん』『しんそく』『ボルテッカー』の合体必殺技を受け止めて、うちの子達との遊び兼トレーニングは終了となる。
もうこんなに技を使いこなしてるとか、うちの子達ってば天才過ぎませんこと!?
各々が状況に適した技を選択する判断力。時に力を合わせて時に仲間を囮に使ったりもする連携力。技と技を組み合わせて必殺技に昇華させる発想力。
技の構想に関しては俺も一緒に考えてはいるが、だとしてもラルとコンに至っては産まれてからまだ半年しか経ってないのにこの動き。
ここに俺の指揮が加われば向かうところ敵なしだな!
トキワシティでイエローと遊ぶ日とは隔日で、レッド達とポケモンバトルしてるので指揮能力も抜かりなく鍛えている。
俺が最年少博士になったことがきっかけとなり、興味を持ったレッド、リーフ、グリーン、ブルーの仲良し組がバトルしようぜ!って誘ってくれたんだよね。
双子の妹のリーフが通訳してくれたが、レッド曰く、それだけポケモンに詳しいならバトルも強いんだろ?という発想らしい。
うーん、この脳筋。ポケモン博士が必ずしもポケモンバトルに強いと思ったら大間違いなんだよなぁ……。
まあ、俺に関して言えば大当たりなわけですけど。
ラルとコンは、まだ本格的なバトルは早いということで見学してもらい、専らエースで相手をしている。
特に相棒がピカチュウのレッドはかなり俺とエースのコンビに負けん気を燃やしているようで、今のところ全勝だけど冷や冷やする場面が増えてきた。
バトルセンスに限ってはレッドはピカイチだな。ピカチュウだけに。
レッドのことばかり書いているが、リーフもかなりポケモンバトルのセンスがある。
攻撃のレッドと防御のリーフという感じで、こちらの相棒はイーブイで『変化技』を上手く使って場を撹乱してしぶとく逆転を狙ってくるのだ。
レッドがノリとセンスで押してくるのであれば、リーフは理詰めと閃きで詰めてくるタイプ。
まだ知識量とかトレーナーとしての経験値が段違いなので負ける気はしないが、将来的な潜在能力は二人の方が上かもしれない。
俺には超能力もあるから、一概にそうも言い切れないけどな。
いざとなればテレパシーを繋げて声を出さずに直接指示をしたり、相手のトレーナーとポケモンの心を読んで作戦を見抜いたりもやろうと思えばできる。
パッパの血を継いでるだけあって予知も得意だし、超能力を使えばトレーナーの実力で抜かされても簡単には負けないだろう。
本来ならエスパー少年はそうやってバトルするはずだからね。
俺みたいに鍛え上げた動体視力とか反射神経を駆使するのは、武道家とかアスリート系のトレーナーがやることじゃない?
大体こんな感じかな。
俺も多少は腕を上げたと思うけど、パッパ的にはまだ未熟者らしいので今後も頑張ろう。
昨日やっとフーディンとのサイコキネシス対決で押し勝ったばかりだし、この感覚を忘れないうちに物にしないとな!
-追記-
エルレイドとフーディンが二段階目に突入した。
何を言ってるか分からないかもしれないが、俺も分かりたくなかった。
今までは全力の四割くらいだったらしく、一定のレベルに達したというパッパの判断により、今後は八割で相手をしてくれることになった。
わーい、うれしいなー(白目)
オラわっくわくしてきたぞー、ってなるかい!
人間がポケモンに勝てるわけないだろっ、いい加減にしろ!
という怒りのパワーによって、新たに俺の超能力が覚醒したのは余談である。
ポケモンの所持数があーだこーだ書いた話は全て独自設定によるものです。
作者はポケモンにわかですが、こんな設定が何処にもないことくらいは知ってる。……ないよね?
あと評価とか感想くれると作者のやる気が上がるよー。
やる気が上がると更新が早まるかも?
他のキャラ達の相棒も後書きに載せちゃいます。
グリーンはポッポです。これも独自設定?
なんとなくピジョットのイメージがあったので決めました。
ブルーはピッピかプリンで迷ってる。
可愛いポケモンだし、ネットで調べたら手持ちにいるらしいので、こちらも次の話までに決めておきます。