転生エスパー少年の極秘レポート 作:ポケモンにてエスパーは最強
ブルーの相棒はピッピにしました。
理由?特にありません。
強いて言えば、プリンだとアニポケのプリンさんやスマブラのプリンが頭を過ってしまうからですね。
☆月☆日 いざ、新天地へ!
はい。
というわけで、シンオウ地方にやって参りました。
こうなった経緯を説明しよう!
別にオーキド博士の助手をクビになったとか、シンオウ地方に引っ越したというような深い理由はない。
先日の学会でナナカマド博士に挨拶した際に、俺よりも三歳下の女の子が助手見習いとして研究所にいるという興味深い話を聞いたのだ。
最初は「ほーん、そうなんだ」くらいの感想だったんだけどね。
改めて考えると俺が八歳だから、五歳で研究所に?凄いガッツというか、将来有望だなぁ。
それで、なんとなく名前を聞いたらヒカリって返ってきて。
ファッ!?
シンオウ地方でヒカリって、あのDPt女主人公の!?と混乱したけどすぐに我を取り戻した。
そう言えば、ゲームで男主人公を選んだ時は博士の助手みたいな立場になってたっけ?転生して八年間、記憶の劣化が増えてきて余り覚えてないんだよな。
写真を見せてもらったところ、若干ヒカリの面影がある気がした。
そんな子供の頃から研究所にいたのかと思ったものだが、ナナカマド博士曰く、ヒカリとは遠い親戚関係にある*1らしい。
ポケモン大好きな子で、よく遊びにきていたのがきっかけになったんだとさ。
あと俺の話をしたら会ってみたいって言ってたみたいで、これから予定がなければ一緒にシンオウ地方に行かないかと誘われた。
そマ?ヒカリかなり好きなキャラだったんだよね。
歴代女主人公の中でも特に見た目が好みで、他だとハルカとかユウリなんかもデザインが好きだった。
もちろんオーキド博士やレッドのような原作キャラと会って現実と二次元の違いは理解してるけど、前世の推しキャラと会話できるならしてみたいと思うのはオタクの本能だろう。
そんなこんなで両親とオーキド博士に話を通して、一週間ほどナナカマド研究所のお世話になることになったのだ。
ポケモンの進化について研究しているナナカマド博士とポケモンの特性について研究している(ということになっている)俺は意外と相性が良い。
進化によって特性が変わることもあるため、そういう話をする時はナナカマド博士も興味を惹かれるようだった。
肝心のヒカリだが、恐らく女主人公だと思う。
八歳にして博士として認められている俺に憧れてくれているらしく、事あるごとに持ち上げられて自己肯定感が爆上がりである。
将来美少女確定の女の子に褒められまくって喜ばないやついる?いねえよなあ!?
有頂天になって少し話しすぎたかもしれないが、本当にヤバいことは流石に話していないから大丈夫だろう。
ヒカリは流石のコミュ強といったところで、今日だけでも結構仲良くなれたんじゃないか?
俺の場合もコミュニケーションを苦にしたことは前世でも今世でもないため、人と仲良くなるのは嫌いじゃない。
明日から一週間は研究所に留まる以上は避けて通れないことが分かりきってるし、折角なら仲良くやれた方がいいに決まってるからな。
短い間だけど、よろしく!
☆月♡日 シンオウ地方二日目
今日はナナカマド博士のフィールドワークについて行った。
ポケモンの進化について研究しているナナカマド博士だけど、それだけを研究しているわけではない。
というか、環境に影響を受けて進化する場合もあるため生態調査は必須だ。
フィールドワークのメンバーは、ナナカマド博士と成人女性の助手が一人、あとは俺とヒカリの四人だった。
野生のポケモンは人を襲うこともあるのでもう一人の助手の女性、アヤセさんと言うらしいのだが、彼女は俺達の護衛として来てくれたらしい。
元々はポケモントレーナーをしていて、現役時代はシンオウリーグの本戦にも出場したことがあるのだとか。
実際バトルを見たが、手持ちのポケモンみんなが鍛えられていてめっちゃ強かった。
ナナカマド博士もカビゴンを連れてきていた。
こちらも練度が高く、アヤセさんのポケモンと遜色ない。
俺のエスパーセンサー的には純粋なレベルはカビゴンの方が上で、アヤセさんのレントラーは若い分だけ動きが良いという感じ。
甲乙つけ難いが、バトルすればカビゴンの方が優勢か?
いや、『いかく』で攻撃力も下がってるし、速攻を掛ければいけるかもしれない。
ポケモンを連れているのは二人だけでなく、もちろん俺も持っている。
ナナカマド博士とアヤセさんが俺達に任せて良いと判断した時だけ、バトルの経験を積まさせてもらっている。
エースがメインでバトルして、ラルとコンは見学だな。
相手が弱ければ戦わせてあげてもいいけど、まだ焦って育てないといけないような時期には程遠い。
俺の相棒として、じっくり育ててやるからな。
ちなみに、何故かヒカリはポッチャマを連れていた。
詳しく話を聞いたところ、ナナカマド博士が新人トレーナーに用意していたうちの一匹らしい。
正式にヒカリのポケモンというわけではなく形式上は借りているだけとのことだが、非常に懐いている様子を見た限りナナカマド博士がどういうつもりかはお察しだ。
基本的には研究所預かりのようなので、恐らく七、八歳になったら譲ろうとしているのだろう。
このメンバーで何処に向かったというと、201番道路の先にあるシンジ湖である。
ナナカマド博士は時折シンジ湖の様子を見に行っているそうで、俺達にフィールドワークの経験を積ませるのと同時に目的を果たすつもりのようだ。
シンジ湖と言えばアレだ、アグノムだっけ。ユクシー、エムリット……エムリットだ!
BDSPもプレイしたけど、どうしても細かいところは覚えていられないんだよな。
幻のポケモンは細かくない?名前は覚えてるからヨシッ!
ゲームだと201番道路の付近はレベルの低いポケモンしか出なかったが、現実でもそうとは限らない。
というか、基本的には何処でもレベルにはバラつきがあるものだ。
ポケモンは経験値を溜めることで進化する性質がある以上は、本ポケの意思で拒絶しなければ何れは進化して強くなっていく。
多分イメージし易いのはLA……LEGENDSアルセウスの世界観や剣盾のワイルドエリアだろう。
普通にそこら辺にLv.30〜50くらいのポケモン彷徨いてたからな、怖すぎんよ。
なお、現実だと当たり前の光景な模様。
そんな世界なので、俺とヒカリは程々にバトルをしながらポケモン達の生態調査を行っていった。
ビッパとビーダルが仲良く水浴びしていたり、ムクホークがムックルに餌を与えていたりと野生ポケモン達の日常を垣間見れた。
ニドリーノとニドリーナによる縄張り争いにも遭遇して、傷だらけの勝者と逃げ去っていく敗者を見守った。
突然ドードリオに襲われた際は、相性有利とはいえエースが天才的なバトルセンスを発揮してレベル差を覆して撃退した。
今日は実り大きな一日だった。
フィールドワークに連れてきてくれたナナカマド博士には感謝しかない。
明日もまたよろしくお願いします!
☆月♪日 シンオウ地方三日目
昨日のフィールドワークのレポート作成をした。
とはいえ、難しいことは何もない。
ただ野生のポケモンに対する所感などを書けばいいだけだ。……ヒカリに関しては。
仮にも博士として名を連ねている俺は話が異なる。
しっかり博士が目を通して見当違いなことを書いてる部分はダメ出しをすると事前申告されていたので、真面目に書かなければいけなかった。
ナナカマド博士は優しいが、甘やかさない主義らしい。
ひいこら言いながらレポート作成をする羽目になったが、前世の記憶がなければ無理だったかもしれない。
多少質疑応答があったけれど、問題無しとのことだった。
まだ我八歳ぞ?
子供でいられる期間は短いし、ちゃんと子供扱いして欲しいものである。
大人扱いで喜ぶと思ったら大間違いだ!
本当は食っちゃ寝ゴロゴロしたいのに、世の中は上手くいかないことばかりだなぁ。
とりま、もう寝よう。
今日は疲れた。
☆月★日 シンオウ地方四日目
ムックル、ゲットだぜ!
今度は202番道路でフィールドワークをしていた時のこと。
俺のエスパーセンサーに助けを求める声が聞こえて行ってみれば、翼を負傷したムックルを発見して一時保護した。
テレパシーで話を聞いてみたところ、どうやら202番道路のボス格レントラーから兄弟が不興を買ったらしく、それを助けるために『すてみタックル』を敢行したとか。
何やってんだお前ぇ!?
むしろよく生きてるな凄いよ才能あるってマジで。
直接見てないから断言はできないけど、この辺り一帯のコリンク系列のポケモンを統べる存在というくらいだから、まず間違いなくLv.50以上は確定だろう。
特性『すてみ』って言っても、幾らなんでも命知らず過ぎる。
完全に油断しているところに不意打ちして、それでも反撃されてるんだから運が良かっただけだぞ?
そうやって諭してもムックルは自分の行動を全く後悔していないようだった。
最悪の可能性も覚悟していたとまで言われてしまえば、それ以上の言葉は野暮でしかない。
兄弟の方はボスレントラーに対を為すボス格ムクホークの元まで逃げ延びたので危険はないらしいが、全力で喧嘩を売りに行ったムックルは許されないだろう。
八つ当たりも含んだ悲惨な目に合う可能性はあった。
圧倒的格上にも怯まない勇敢さ。
待ち受ける悲惨な未来にも臆さない能天気さ。
相手の油断を利用して最大火力を叩き込む冷静さ。
片目くらいは奪ってやると意気込む生意気さ。
案外どうにかなると思ってる陽気さ。
兄弟を見捨てない真面目さ。
同情でもなんでもなく、このムックルが欲しいと思った。
タマゴ技で『すてみタックル』を覚えているのは判明しているし、レベルは低いが即戦力にはなる。
見るからに潜在能力も高い方で向上心もある。
もしムックルが望むなら仲間にすると心に決めて、幾つかの選択肢を提示した。
一つは、このまま野生で生き延びる未来。
九割以上の確率で悲惨な未来が待ち受けているだろうが、もしかしたら逃げ切れるかもしれない。
一つは、俺と一緒に来る未来。
今よりも自由が無くなって故郷を離れる代わり、必ず強くしてやると約束する。
いつか帰って来た時に返り討ちにできるくらいに。
一つは、ナナカマド博士に保護される未来。
これは前述した選択肢の折衷案に近いというか、一時的な保護になるので安全が確保されたら野生に戻る感じになるだろう。
故郷も離れる必要はないし、最もムックルにとって都合の良い提案だと言える。
さて、お前はどうする?
なんて聞くまでもなく、選択肢を提示した時点で俺をジッと見つめて鳴き声を上げた。
まるで迷いのない眼差しに思わず笑ってしまった。
つくづく気に入った。
いつか絶対に返り討ちにしてやる、だなんて頼もしい限りである。
そんな経緯があって、新たにムックルが仲間になった。
基本的には勝ち気な姉御って感じで、先輩の三匹達にも阿ることなく挨拶を交わしていた。
まずは怪我を治すことが先決だが、即戦力が加入ったってことでこれからはビシバシ鍛えていくから、よろしくな!
それにしても、ムックルを仲間にする時に遠くから俺を見てたあのムクホーク凄い威圧感だったなぁ。
俺のエスパーセンサーがビンビンに反応してたぜ。
温厚な性格だってムックルは言ってたけど、アレは多分ジムリーダーのエースと同等くらいの強さはあるんじゃないか?
父さんのエルレイドと同じくらいの力を感じたぞ。
まあ、何にせよお前の群れのムックルは丁重に扱うから安心してくれよな。
いつかお前よりも強くなって帰ってくるからさ。
また続きが書けたら投稿します。
『ヤマト』
本作の主人公。
現在八歳の転生エスパー少年。
現時点の手持ちポケモン達はこんな感じ。
・ラル/ラルトス(♂)Lv.8
・コン/ロコン(♀)Lv.8
・エース/ピカチュウ(♂)Lv.25
・ムックル(♀)Lv.10
余談ですが、エースが倒したドードリオはLv.35でした。
進化してから比較的すぐの若い個体だったので、天才ピカチュウの餌食になってしまいました。
ちなみに、ボスレントラーはLv.55、ボスムクホークはLv.65です。
主人公がゲットしたムックルはこのガチポケのムクホークさんの実の娘になります。