またタイトル変えました。
元々このタイトルにするつもりだったんですが、ネタバレになっちゃうのと、ここまで書き進める事すらできずにエタる可能性があったんで「上位者」のところ最初「カービィ」にしてました。……が、カービィの名前借りといて内容がこんななので、批判が多かったこともあり、一時的に「TS」にしてました。これはこれでなんかややこしい。
一応今回の更新で第一段階終わるんで、タイトルはこれで固定します。十話ちょっとしか書いてないのに二回もタイトル変わることある?
水曜日、AM7:35。
「追ってきたらこの裕福な家族ブッ壊してやるからな‼ いいかあ、俺を追うなよヒーロー共‼」
連続強盗殺人犯の凶悪ヴィラン、僧帽ヘッドギア。
強い上に姑息な
「ヒーロー助けてぇえ‼」
「せめて‼娘だけでも‼」
強く、狡猾なヴィランが、人質まで取っている。
「くそ!うまいこと動きやがる!」
「このまま逃げおおせたらぁ‼」
手を出せないでいるヒーロー。状況はまさに絶望的。
「もう大丈夫だファミリー」
そんな状況をいつだって覆してきたのがこの男。
「MISSOURI……SMASH!」
ナンバーワンヒーロー、オールマイト。
「何故なら私が……通勤がてら来た!」
平和の象徴の面目躍如である。
〇
同日、PM0:50。
「今日のヒーロー基礎学だが……俺とオールマイト、そしてもう一人の3人体制で見ることになった」
いよいよだ。
「災害水難なんでもござれ……
USJ襲撃。
原作にて、敵陣営の最初の顔見せとなる重要なイベント。
「レスキュー……今回も大変そうだな」
「ねー!」
「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ⁉鳴るぜ‼腕が‼」
原作では、クラスの皆が敵と接触して危険な目に遭う。先生達は浅くない傷を負って、オールマイトも無理して戦って寿命を縮めて、それなのに敵には逃げられる。
ほとんど敗北といっていい。……いわゆる、序盤の負けイベントだ。
ニュースを確認したけど、原作同様、オールマイトは朝から三件の
「今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始」
ここで僕がどれだけ被害を減らせるか。今後を占う意味でも重要なイベントだ。
命の危険があるイベントはヘドロヴィラン以来かな。かっちゃんの命が係ってるって意味では初めてとも言える。
まだまだ序盤とはいえ初のボス戦。締まっていこう。
〇
「あれ?トガさん、体操服なんだ?コスチュームじゃなくていいの?」
「ん、イズ君。コスチュームまだ届いてないの。昨日着てたのは間に合わせだから……体のラインが見えちゃって恥ずかしいし。樺月ちゃんに言われてポーチだけ持ってきたんだよ」
「そうなんだ。そのかっちゃんは?」
「あっちで透ちゃんと話してます。透ちゃん、透明人間だからって
「そうなんだ、かっちゃんらしいや。……この場合、ヒーローらしいって言うべきかな?」
――ピー!!
「1-A集合!!バスの席順でスムーズにいくよう、番号順に二列で並ぼう!」
「……私メガネの人あんまり好きじゃないです」
「まあまあ、そう言わずに」
飯田君、
「くそう、こういうタイプだったか……!」
「イミなかったなー」
なお、バスは普通に対面式の座席だったので飯田君の頑張りは空回りに終わった。そんなところも彼らしい。
……ちょっと緊張が解けたかも。こういう小ボケを挟んでくれるのはありがたいね。
「私、思った事を何でも言っちゃうの。……緑谷ちゃん」
「え、うん。どうしたの蛙吹さん」
「梅雨ちゃんと呼んで。……ねぇ緑谷ちゃん、あなた個性でヘンな見た目になることがあるわよね」
「ああ、これ?」
「……それよ。正直、あなたのその姿はあまり美しくないわ。その、抵抗はないの?」
「抵抗?……別に、必要なことだからなぁ」
「必要なことだとしても、普通はヒトの見た目に拘るものよ。現代のヒーローは人気商売としての側面も強いわ。……こんなことはあまり言いたくないけれど、異形の見た目はどうしたって人気が出にくいもの。せっかく見た目がいいのに、どうして自らそれを捨てるような真似ができるの?」
「……それは俺も気になっていた。聞かせてくれ緑谷、お前がヒトの形に拘らない理由は何だ?」
「障子君……。……なんで、って言われてもなぁ。……一応、コスチュームは全身を隠せるようにできてるよ?今は着けてないけど、頭も覆い隠せるようにしてあるんだ」
「そういう問題じゃないし、それだけじゃないんでしょう?……別に、言いたくないんなら無理に聞くつもりはないけれど」
「う~ん……まぁ、アレだよ。人助けさえできるなら、人気なんかどうでもいいかなって」
「待てよ緑谷、そいつぁ極論じゃねーか?オールマイトみてぇなアツいヒーローが人気を集めてこそ、平和は保たれるんだぜ?人に愛される事は人を助ける事にもなるんだ」
「切島君まで。……そうだね、オールマイトみたいに自分を象徴化させるってのも一つの手だとは思う。……だけど僕は、僕なら、もっと直接的にすべてを救うことができるんだ。だからそうする。そうすべきなんだよ」
「……何言ってっか分かんねーぞ、緑谷?」
「ムダだぞチャラ男。そいつは口を割らん。……ま、アタシくらいになれば大体察しは付くがな」
「おおっ、さっすが幼馴染!して、その心は!?」
「教えねーよ。聞きたきゃ本人に聞きな」
「あー……にしても、緑谷の個性は強くていいな!出来る事が多いし、スマートだ!俺の【硬化】は対人じゃ強えけど、いかんせん地味なんだよなー」
「そんなことないさ、僕はすごくかっこいいと思うよ。【硬化】の個性なら攻撃されても無傷でいられるし、『攻撃が通用しない』っていうのは敵の意思を挫く。人々に安心感を与えることもできるし、プロにも十分通用する個性じゃないかな」
「プロなー!しかしやっぱハデな方が人気は出やすいぜ?長年地道に活動して芽が出ないまま終わるヒーローとかザラだろ?」
「僕のネビルレーザーは派手さも強さもプロ並み☆」
「でもお腹壊しちゃうのはヨクナイね!」
「派手で強えっつったらやっぱ轟だな」
「……そうか?
「いやいや!氷も十分派手だしカッコいいって!」
「派手というより華やかと言うべきかもね。轟君は炎の方が派手でカッコいいと思ってるの?」
「……いや、俺は氷の方が好きだ。ただ、
「顔がよくて、個性も派手で。嫌だねぇ雄英は。最高峰の人材がゴロゴロいる」
「アンタも十分勝ち組でしょ。電気系個性とか強くて派手な個性の代名詞みたいなもんじゃん」
「いやー、俺ってば中学まではトップだったからさぁ。鼻っ柱折られちゃったワケ」
「まだ入学したばかりなのに何を言ってるのさ、上鳴君。僕らまだスタートラインにすら立ってないんだ、今付いてる差なんて将来的な事を考えれば微々たるものだよ?」
「
「これを機に
「ひでぇ」
「もう着くぞ、いい加減にしとけよ」
〇
バスを降りたとき、目の前には大きなドーム状の建物。
水難事故や土砂災害、火災、防風、
その名をU(ウソの)S(災害や)J(事故ルーム)、略してUSJ。
いろいろとギリギリな名前のその建物の入り口前には、ヒーロー
「皆さん、待ってましたよ!」
そこに居たのはUSJをつくった張本人、スペースヒーロー 13号。宇宙服のようなコスチュームに身を包んだ、災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー。
そして、もう一人。
「早速中に入ろうか!今日は私もビシバシ行くぞ!」
言わずと知れたナンバーワンヒーロー、オールマイトがそこにいた。
……あるぇ?
♢
「えー、始める前にお小言を一つ二つ……三つ、四つ……五つ、六つ、七つ……」
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性は【ブラックホール】。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね!」
「ええ……」
「しかし、簡単に人を殺せる力です。……皆の中にもそういう個性がいるでしょう」
「超人社会は個性の使用を資格制にし、厳しく規制することで、一見成り立っているようには見えます」
「しかし、一歩間違えれば容易に人を殺せる“いきすぎた個性”を個々が持っていることを忘れないでください」
「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトさんの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います」
「この授業では、心機一転!人命のために個性をどう活用するかを学んでいきましょう!」
……え~っと、せっかく13号が素晴らしい演説をしてくれている所だけど、僕は絶賛混乱中だ。13号の演説に合いの手入れなきゃだったのに、麗日さんにやってもらっちゃった。
なんでオールマイトいるの?全く想定してなかったんだけど。十年前からいろいろ考えて作戦とか立ててたのに全部パーだ。どうしよう。
……落ち着け、オールマイトがこの場にいるのは想定外だけど、決して悪いことじゃない。
むしろ助かったじゃないか。戦力が増えるんだ、僕の取るべきリスクも小さくなる。
そうとも、ヘドロヴィランの時と同じだ。オールマイトのバックアップがある分、思いっきりやれる。
「君たちの力は人を傷つける為にあるのではない、助ける為にあるのだと心得て帰ってくださいな」
うん、そうだ。オールマイトには悪いけど、何かあった時には庇って貰おう。それがいい。
原作より戦力があるんだから、僕の負担は小さく収まるはずだ。人を殺す必要もないだろう、たぶん。
「以上!ご清聴ありがとうございました」
「ステキー!」
「ブラボー‼ブラーボ―‼」
適当に拍手を送っていると、突如USJ内の明かりが消えて暗くなり、何かに気付いたオールマイトが振り返って広場の方を見遣る。
さて、「ゲームスタート」だね。うまくやろう。
♢
USJ中央、噴水前。
虚空から湧き出すように現れた不定形の黒い靄は、空間を侵食するように広がっていく。
黒いヴェールの奥から覗くは、この世の闇。
即ち、ヴィランの襲撃である。
「一かたまりになって動くな!」
「相澤君、13号君、生徒たちを頼む!」
硬い表情の相澤先生、一人飛び出すオールマイト。
ピリつく空気と裏腹に、呆然とする
かっちゃんでさえも……あれ、けっこう平然としてる?
トガさんは完全に臨戦態勢だ。さすが、経験が違う。
……ともかく、皆に危機が迫ったなら対処するのは僕だ。
まだ先生たちが戦うフェーズだけど、いつでも動けるように気を引き締めておく。
♢
「マジでさぁ……なんでオールマイトいんの?」
「死柄木 弔? どうしました?」
――ガリ、ガリガリ。
「シナリオに沿って動けばいいんじゃねぇのかよ……ほんっと意味わからんし」
「じゃあ何、いままで何もかも全部うまくいかなかったのは、ただ単に運が悪かったからって?」
「ふざっけんなよマジでさぁ。敵なんだから報われなくて当然ってか?さすがヒーローの世界じゃん。クソがよォ」
「初めての原作イベントだからって気合い入れてきたのにさぁ、空気とか読めないワケ?」
「なぁ、オールマイト?」
「……さっきから何を言っているんだ、君は?」
「
「……君が主犯かな?覚悟はできているんだろうね?」
「できてるワケねーだろ。誰にクチきいてんだ下等存在が」
「そうかい……。ならば、覚悟してもらおう!」
「脳無」
「ぐっ……!?」
「ははっ、すっごい風圧。パンチ一発でこれかよ、ウケる」
「死柄木弔、我々も」
「そーだな、ラスボスが向こうから来てくれたんだ、さっさとクリアして……あん?」
「? どうしました、死柄木弔」
「……あー、なに、そーゆー感じ?」
♢
「しっかし、敵もバカだよな。雄英に攻め込んでくるとか……今年はオールマイトもいるってのに」
「そうそう!ヴィランなんてオールマイトがみんなやっつけちまうよ!」
「……あんまり楽観するのは危険じゃないかしら。オールマイトの存在を織り込んで、それ相応の準備をして臨んできている可能性もあると思うわ」
「い、いや、でもよぉ」
「俺もそう思う。校舎と離れた隔離空間、20人の
オールマイトがいるからだろう、僕らは避難せず入り口付近に待機するよう言い付けられた。たぶん、外の状況がわからないなら下手に動くよりオールマイトの近くに、って判断だと思う。原作と違う展開だけど、合理的な判断だ。
皆は不安そうにしているけれど、けっこう余裕のある表情だ。私語すらしている。オールマイトがいるのと、先生二人が僕らの警護に付いてくれているからだと思う。
敵の襲撃を受けているというのに、みんな慌てず騒がず出しゃばらず、落ち着いて“市民”の役に徹している。さすがは雄英生だね。
……けど、そういうのは今どうでもよくて。
この感覚を、どう表現するべきだろう。
例えば、読書に集中しているときに、ふと顔を上げるような。
例えば、白黒の映画を見ているときにカラーのCMが挟まるような。
突然視界が開ける感覚。失っていた手足を取り戻したような。
「……あ~、なるほど?……なるほど、そうか」
理屈でなく、本能で理解する。
これは、“上位者”の視点だ。
僕は今まで、高次元の知覚を断ち、低次元のソレの中で過ごしていた。
それは僕にとって常に目を閉じて過ごすような行為だけれど、この世界ではそれが“普通”だと思い込んで、いつしか“目”の開き方を忘れてしまっていたんだ。
だけれど、ああ、よく視える。
USJの中に多数のチンピラが配されている。
オールマイトが今、そのうちの一人を殴り飛ばした。
クラスの皆がザワザワしている。
不安そうな人、話し合う人、それを律しようとする人。
先生たちは広場の様子を気にかけつつ、相澤先生は時折オールマイトの援護をもしつつ
かっちゃんは……落ち着いた様子だ。麗日さんを宥めていて、トガさんはそんな二人を守るように周囲を警戒している。
まるで高い所から俯瞰しているように沢山の情報が流れ込んでくる。
そうだ、そうだよ。「見る」ってこういうことだった。
これが、僕の本来視えているべき世界。開いた“目”の映す光景。
……そして、“目”の開けたキッカケ。
階段の向こう、噴水の辺り。全身に手を付けた青年と“目”が合う。
あまりよく見えないけれど、わかる。目では見えなくても“目”でなら視える。
アレは僕と同じ
……長年の疑問が氷解した。
この世界には、原作世界との差異が多々存在する。
トガさんなんかはいい例だろう。解放軍の蜂起はずっと後のはずだったし、ステインは本来思想犯の極悪ヴィランだ。
これだけの差異が生じているのにも関わらず、原作との根本的な違いは多くない、というか、ごく少数。
かっちゃんの性別とか僕の中身とか、数えるほどだ。これだけの原因がこれほどの結果を齎すとは考え難い。いくらバタフライエフェクトと言ったって限度がある。
だけど、死柄木が転生者ならいろいろと説明がつく。
物語の悪役に転生、なんて使い古されたテンプレートも、自分の身に降りかかるなら笑えない。恐らくは相当にジタバタしたはずだ。
この世界に起きている大きい改変の内の幾つかは、死柄木がシナリオを書き換えようとした結果だと考えれば辻褄が合う。
……こんなことに今更気づくなんて。もっと早い段階で可能性だけでも思い至っておくべきだった。そもそも、原作にて僕と彼は対比する形で描かれる。僕が転生者なら彼も転生者であることを疑うのは当然だしこの世界に起きている改変の中から明らかに誰かの意志を感じるようなものをピックアップして類推していけば可能性くらいには思い至れたはずで……。
ともかく、死柄木は
想定外もいいところだけど、急いで軌道修正しなくちゃならない。ええっと……。
「緑谷っ!!」
気が付けば、目の前には脳無。
距離が近い。回避できない。
咄嗟に斥力場を展開。振われる拳を受け止める。
「うぐぅっ……!」
全身が磨り潰されるような激痛。
脳無の拳は受け止められたけど、反動が尋常じゃない。回復が間に合わない。
もう既に次の拳が振り翳されている。まずい、あと何発耐えられる?何秒保つ?かっちゃんは……
「DETROIT……SMASH!!」
……オールマイト。
「生徒たちに……手は、出させん!!」
すっ飛んで来たオールマイトが脳無を殴りつけ、少し怯んだところをジャイアントスイングで噴水の方まで投げ戻してしまった。
「大丈夫そうで何よりだ、緑谷少年。すまないね、少し取り溢してしまった。でも大丈夫。私が、いる」
言い放って跳び去ってしまうオールマイト。
しばし呆然とした後、広場の辺りから聞こえる轟音に正気に戻る。
いけない、助けられてしまった。僕が助けなきゃいけないのに。
「……13号、生徒達を連れて避難しろ」
「先輩……。いいんですか?」
「数分経っても外は静かなままだ。連絡手段を断たれていることから考えても、襲撃はここだけと見るべきだろう。……何より、ここもあまり安全ではなさそうだ。すぐに片付くんならそれが一番だったんだが、楽はさせてくれんらしい。俺はオールマイトに加勢する。生徒達を頼んだぞ、13号」
「わかりました。……皆さん、こちらへ!避難します!」
避難……。
反射的に広場の方を見遣る。
オールマイトは
一体はさっき襲い掛かってきたオールマイトみたいなパワーのやつ。原作に出てきた【ショック吸収】と【超再生】だ。
そしてもう一体は、“見”たところ恐らく【自己複製】と【自爆】。さっきから鳴り響いてる轟音もほとんどコイツのせい。
「緑谷君、何をしている!早く避難を!」
……死柄木は原作よりも戦力を増して臨んできていたらしい。そりゃそうか、僕だってそうする。
死柄木の作戦は多分オールマイトの消耗を狙ったもの。【ショック吸収】が足止めしている間に、増えまくった【自爆】が纏わりついて攻撃。増殖に限りがあるのかは不明だけど、数の暴力でオールマイトを消耗させて、弱ったところを攻撃しようって魂胆だろう。
オールマイトの“時間制限”を知っているからこその作戦だ。実際、オールマイトはかなり苦戦している。
加えて、敵はオールマイトのヒーローとしての弱点をも突いている。
【自爆】は仲間の損害もお構いなしで、オールマイトが最初に
……いくらオールマイトでもこれじゃ厳しい。
「させませんよ」
多少の取り溢しが出てしまっても仕方ないくらいには。
……さて、名誉挽回のチャンスだね。
正直出しゃばらない方がいい気もするけど、そういうわけにもいかない。
いろいろとイレギュラーはあったけど、この展開は予定通り。
うまくやろう。
書き始める前、「緑谷出久」という名前から連想される個性を考えたとき、真っ先に思いついたのはクトゥルフ的上位存在でした。
正味、原作知識持ち転生者とか上位存在みたいなもんだと思うんですよね。
TRPGに出てくる上位者って大抵ロクでもないですけど、
画面一枚隔てただけでそこまで鈍感になれる連中が“一般人”としてその辺歩いてんですから、世の中って面白いです。