ダンジョンにダイの代わりに爆死した兄弟子がいるのは間違っているだろうか(なおヒュンケルでもポップでもない) 作:規律式足
原作では触れてませんが、天界での関係を考えると気になる組み合わせっていますよね。
例として、
カーリーとガネーシャ。
シヴァの妻と子です。実母ではありませんが親子ですね。オラリオに来たら「カーリーはガネーシャの義母だ!!」とガネーシャが叫びそう。
ニョルズとフレイヤも親子です。
原作でのやらかしを父親はどう思ったのやら、というか父親の為にメレンに眷属を派遣してください。
基本的に天界での関係を持ち出さないマナーのようですが、ヘファイストスにアフロディーテが地雷みたいなんでネタとして突くのもありですよね。
問題は神話を知っているのが神か転生者ぐらいなことですが。
テルスキュラの儀式。
同格の女戦士同士の殺し合い。
強くなる為に、ランクアップする為に、神の恩恵を高める為の最適解。
カーリーが闘国に降臨する以前から行われていたその儀式は結果を積み上げ、その有効性を証明していた。そこに神の恩恵・ステイタスという明確な数値が表示されてしまったのだから、それを否定する者は誰もいない。
テルスキュラを飛び出した姉妹を除いて。
彼女らに続くアマゾネスはまだいない。
港街メレンの夜は激しく震えていた。
オラリオの平和が為、憂いなくダンジョン攻略を行う為に、ロキ・ファミリアは迷宮都市の裏側で暗躍する者達の尻尾を掴もうとしていた。
歓楽街、イシュタル・ファミリアともう少しだけ友好的であれば容易く入手できた情報を得る為に。
港街メレンに訪れたきっかけ、伝令神ヘルメス(胡散臭い神代表)による『海竜の封印』の調査依頼と、闇派閥の被害者である神ディオニュソスからもたらされたモンスター目撃情報からだった。
そしてその成果は出た。
敵の拠点に繋がる、地下水道に食人花を斡旋する存在がいることを。
そのオマケに善神である神格者ニョルズの苦悩と港街の苦しい現実、私腹を肥やすギルド支部長という問題も発覚することになる。
そんな陰謀やらなんやかんやある状況で、ロキ・ファミリアとカーリー・ファミリアの間で戦いが起きていた。
カーリー・ファミリアの、破壊と殺戮の神であるカーリーの目的はテルスキュラの儀式。
『最強の戦士』を創り出すこと。
闘国より飛び出しその才を開花させた姉妹を、現テルスキュラ最強姉妹と食い合わしより強き戦士へと至らすのである。
カーリーの熱意は本気であり、メレンに訪れたその時よりやる気に満ちていた。
そう、このままでは引き下がれない。
あんな色ボケ雌墜ち巨大ガマガエルに自身の最高傑作二人が負けたままにしておけないのだ。
「返して貰うぞ、フリュネ・ジャミール。アマゾネス最強は闘国こそが持つべき称号なのだ」
なおイシュタル・ファミリア最強アマゾネスであるフリュネ・ジャミールにテルスキュラ最強姉妹、『耐久』を代償に血を啜れば際限無く強くなれる『呪詛』を持つ闘国の捕食者アルガナ・カリフ。『猛毒』を身に纏い触れた者全てをあらゆる状態異常にし殺す蠱毒の王バーチェ・カリフが負けた理由だが、
ランクアップと『アレ』で耐久が某獣王クロコダインにあと少しで届きそうな領域に至ったフリュネをアルガナが出血させることができず、バーチェの猛毒に関しては普通に効かなかったからだ。
フリュネ・ジャミール、対人戦に特化している女戦士が戦うには分が悪い。ぶっちゃけダンジョンの階層主に片足突っ込んだバケモノである。
さて、
そんなバケモノガエルアマゾネスであるが、現在は全身鎧を身に纏いより蛙的なシルエットになりながら両手に一つずつ巨大斧を握り戦闘を繰り広げていた。
相手はロキ・ファミリアが誇る第一級冒険者『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタイン。
メレンで暴れさせた食人花を蹴散らした彼女を、儀式の邪魔をさせぬように足止めをしていた。
「むっ、強い。ランクアップした?」
奇跡の剣に風を纏わせて振るうアイズは質量では圧倒的に上回る二丁巨大斧と互角に斬り合っていた。
「そういうお前も、風の使い方が上手くなってないかぃ!!そんな器用な受け流し、今迄できなかったろぅっ!!」
がむしゃらに不規則に二丁巨大斧を振るい地面を砕きながら進む。フリュネの外見と合わさってまさに破壊の球体と言える様相。
だがアイズはその連撃を受け止め流す、奇跡の剣というゼノンが本気で拵えた逸品の性能はフリュネの武器を圧倒的に上回り、ゼノンとの浜辺の飛行訓練が風の纏い方操り方を桁違いに高めていた。
「ゼノンさんに習ったおかげ。だから・・・・・・負けない!!」
「ハハハ、ここで旦那の名が出るかぃ!!って今メレンに居るのあの人?」
そのアイズの一言に、フリュネは攻撃をピタリと止める。
「うん、魚を採りにきたって」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「ふ・・・・・・・・・・・・・・・なんて間の悪い。総員引き上げだよおおおお!!」
「「「「はい!!バケモノガエル首領!!」」」」
「ぶっ転がされたいのかお前らぁっ!!」
フリュネによる撤退宣言に、戦っていたアイズ達ロキ・ファミリア女性陣は呆気にとられる。
ちなみにモロバレであるがイシュタル・ファミリアであることを隠す為に一応コードネームで呼び合っていた。団員達はノリノリでフリュネのコードネームを『バケモノガエル首領』にしたそうな。
「喧嘩売っといて逃げられると思ってんのかバケモノガエル」
「ベートさん」
そこに駆けつけてきた一人の狼人。
オラリオ最速の一角『狂狼』ベート・ローガ。レベルではフリュネと同格のロキ・ファミリアが幹部である。
「チッ、早すぎる雄だねえ」
フリュネの今の実力ならばイシュタル・ファミリアの『切り札』を用いずともけして負けない存在。
だがこの場所は、この時間では不味い。
「退きなお前ら、コイツらはアタイが引き受けるよおっ!!」
月夜にこそ真の実力を発揮する狼人。
その増加率はレベルを超える。
「行かせない!!」
「邪魔だ」
一人のアマゾネスが足止めしようと突っ込むも一蹴される。
「「「M七号!!」」」
「フリュネのも酷いけど私のコードネームも酷いよ皆。でもベート・ローガ、良い蹴り♡(ガクリッ)」
戦闘娼婦であるがレベル2に過ぎない彼女レナが月夜のベート・ローガを足止めできる道理はないのである。
「だから退けと言ったんだよ!!(春姫連れて来るべきだったか?)分が悪いねえ」
「ん?なんか変わった『男殺し』」
「前よか団長してんじゃねえか」
「えっ、美しくなったって言った?」
「「「「「「「「「「言ってない言ってない」」」」」」」」」」
因縁ある存在である、幾度となく襲撃されたフリュネの変わりようにアイズとベートが首を傾げれば、フリュネは一言合わない聞き間違いをして、その場の全員に否定された。
「ふん、ちょいと極上の雄を知っただけだよ。女の悦びをね」
だからそんな彼に嫌われたくない振る舞いをしようと少しばかり改めただけだと言う。
(((((((少しじゃねえよ、別生命体レベルで変わったから見た目以外)))))))
と、仲間である団員達は口に出さないが思った。
「そっか」
「死ぬほどどうでもいい」
「なら聞くんじゃねえよっ!!スプラッシュ狼ィイイ!!」
「「「「「ブッ」」」」」
「あっ」
「あんっ?」
叫びながら斧を振り上げるフリュネ。
その発言に吹き出すロキ・ファミリア。
記憶のない本人だけが意味もわからず硬直し、巨大斧を足甲で受け止める。
「ぼやぼやしないで撤退しろお前ら!!あと剣姫ィ!姉の方は船、妹は海蝕洞だよぉ!!」
「なんで教えてくれるの?」
「義理は十分に果たしたからねえ」
鎧の下でフリュネはニヤリと笑った。
さて、後は戦いを楽しみながらで足止めだと最強のアマゾネスは決める。
傲慢でナルシストなバケモノガエルは、負けることを楽しむことができるようになったのだ。
短いけどここで切ります。
フリュネVSアイズです。
とはいえゼノンが居ることを知り、あっさり撤退を決めましたが。
現状のアイズなら武器の差が無くなればフリュネが勝ちます。ベート・ローガには月夜でなければ勝てる感じです。
バケモノガエル首領。
フリュネのコードネーム。本人モロバレ。
M七号。
レナのコードネーム。
ベートに惚れた。
ベートスプラッシュ。
本人以外には割と有名。