カンネに転生してから三週間が過ぎた。
「三十一……三十二……三十三!」
私は魔法剣士になるために部屋で腕立てをしていた。
剣を振るうためには筋肉が必要だから。
他にもスクワットや腹筋、背筋などの筋トレや走り込みをしている。
「三十四……三十五!もう…だめ」
私は床に倒れ、はぁはぁと息を漏らした。
この身体……少し運動するだけでめっちゃ疲れる。
まぁ、今はまだ子供だから仕方ないけど。
「毎日…頑張ってやるのきつー」
顔に浮かんだ汗を腕で拭いながら、私は少し身体を休ませる。
やはり魔法剣士になるのは難しいのか……いや、どれだけ大変でもやってみせる!
だって魔法剣士なんて最高にカッコイイもん!
諦めきれない。
「よし、次は剣の練習だね」
私は木の剣を持って外に出た。
剣を構え、上段から振り下ろす。
素振りだ。
「一、二、三」
剣を振るった。
素振りは毎日二十回するようにしている。
できるようになったら少しずつ回数を増やそう。
「ふぅ……剣の素振りはこんな感じかな。さて……次は」
それから私は剣を振るった。
横に振ったり、斜めに振ったり、とにかく試行錯誤で剣を振り続けた。
剣を教えてくれる人はいないため、独学でやるしかない。
「やぁ!たぁ!」
私は一時間以上、剣を振るい続けた。
絶対になってやる。魔法剣士に!
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剣の鍛錬を終えた後は魔法の勉強を始めた。
魔法の本は家にあったおかげで魔法の勉強はできる。
おかげで“
どうやら私は魔法の才能があるらしい。
まぁアニメでは魔法使いだったから、知ってたけど。
「魔法……か。自分で作れないかな」
魔法の本を読んで、私が考えたのはオリジナル魔法を作ることだ。
だってさ。一つぐらいオリジナルの魔法って作ってみたくない?
私は作ってみたい。というか、やってみたい!
魔法剣士になるには、やっぱり身体能力を強化する魔法とか剣技を強化する魔法とかいいよね~。
この世界の魔法はゴーレムを作ったり、遠距離攻撃するものばかり。
近接戦で使える魔法がない。
いや、あるんだろうけど今、私が住んでいる街ではそういう魔法がない。
「作ってみますか、私だけの魔法!」
私は全力で魔法の勉強をしまくった。
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一か月後、ついに私は魔法を作ることに成功した。
まぁアニメ知識を参考にして作ったんだけど。
「“
“器用にする魔法”が書かれた魔導書を見て、私は自然と笑みを浮かべた。
大変だったけど楽しかった。
自分だけの魔法を作るってこんなに楽しいんだ!
おかげで徹夜しちゃった。
というかこの身体、魔法を作る才能がめっちゃあったわ。
“水を操る魔法”を使うよりもすごいんじゃない?
「この魔法は色々…使える」
私が初めて作った魔法“器用にする魔法”。
この魔法はあらゆることを器用にできるようになるというもの。
シンプルな能力だが、この魔法を使えば剣の扱いが上手くなったり、魔法を作るのが上手くなったりする。
「よし、これからもどんどん魔法を作ろう!目指せ、最強の魔法剣…士……」
突然、眩暈に襲われ……私は意識を失った。
その後、寝不足で倒れた私を見て、母は悲鳴を上げ、医者を呼んできた。
そしてしばらく眠った後、両親は私を叱った。
今度から睡眠を大事にしよう。