魔剣のカンネ   作:グレンリアスター

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初めての魔物と戦闘

 カンネに転生してから半年が過ぎた。

 時間が経つのは早いな~。

 さてこの半年で私はそこそこ運動ができる女の子になった。

 走り込みや筋トレにも慣れ、長くできるようになっている。

 だけどまだ剣の腕はまだまだ。

 とりあえずゲームやアニメに出てきた剣技をまねて練習しているけど、うまくできているか分からない。

 

 あ、でも魔法はすっごい成長したよ。

 この半年間で色々な魔法を作ったんだ~。

 

 集中力を上げる“集中力を強化する魔法(コンセントレート)”。

 動きを速くする“速く動く魔法(アクセル)”。

 筋力を上げる“筋力を強化する魔法(マッスル)”。

 そして光の刃を生み出す“光の剣を作る魔法(ライトソード)”。

 

 合計四つの魔法を作ることに成功した。

 いや~カンネ()って、すごいんだね。

 魔法をポンポンと作れるよ。

 アニメではそんなシーンはなかったけど、そういう才能があったみたい。

 

 これからもどんどん頑張るぞー!

 

<><><><>

 

「ふんふ~ん」

 

 

 鼻歌を歌いながら、私は街の近くにいる森の中を散歩していた。

 今日は気分転換。

 たまには休まないとね~。

 

「ん?」

 

 森に咲いている花を見て綺麗だな~と思っていた時、後ろからなにかが近づいてくる音が聞こえる。

 なにか……いる?

 振り返るとそこには私よりも大きな狼がいた。

 鋭い爪と牙。蒼い毛皮。ギラギラと光る両目。

 明らかに普通の狼じゃない。

 魔物だ。

 

「こういう時……逃げるのが正解だよね」

 

 私はその場から逃げようとした。

 だけど……逃げられないことに気が付く。

 

「三匹……か」

 

 チラッと後ろを振り向くと、そこには二匹の狼がいた。

 どうやら群れで行動している狼型魔物みたいだね。

 仕方ない。

 

「戦うしかないよね」

 

 両親から貰った小さな木の杖をポケットから取り出し、魔法を唱える。

 

「“器用にする魔法(デクステリティ)”“集中力を強化する魔法(コンセントレート)”“速く動く魔法(アクセル)”“筋力を強化する魔法(マッスル)”“光の剣を作る魔法(ライトソード)”」

 

 無数の魔法を発動し、己を強化。

 そして杖から光の刃を形成し、構える。

 

「いいよ、相手してあげる」

 

 私の言葉が合図となり、三匹の狼は一斉に襲い掛かった。

 迫りくる爪と牙による攻撃を躱し、光の剣を振るう。

 

「やあああああああああああああああああ!!」

 

 光の刃は狼型魔物の肉を切り裂く。

 赤い血が飛び散り、血の臭いが私の鼻を刺激する。

 まずは一匹!

 

「「ガアアアアアアァァァァァァァァ!」」

 

 二匹の狼型魔物は爪を振るい、私を切り裂こうとする。

 だが私は迫りくる爪撃を跳んで、回避。

 そして光の剣を狼型魔物の頭に突き刺す。

 肉を突き刺す感覚が手に伝わってくる。

 二匹目!

 次でラスト。

 

「ガアアアアアアアァァァァ!!」

 

 狼型魔物は爪を連続で振るう。

 怒涛の連撃を私は光の剣で防ぐ。

 火花が飛び散り、金属音が鳴り響く。

 くっ、強い!

 だけど……私はこんなところで死ぬわけにはいかない!!

 

「ハアアアアァァァァァァァ!」

 

 私は素早く光の剣を振るい、狼型魔物の前足を斬り飛ばす。

 赤い血が私の顔に付着する。

 

「ガアアアアアアァァァァァァァ!?」

 

 悲鳴を上げる狼型魔物。

 そんな魔物の首を私は容赦なく斬り飛ばした。

 狼型魔物の頭は宙を舞い、地面を何度もバウンドする。

 倒した魔物三匹は黒い塵と化して消滅していく。

 

「ハァ…ハァ……ハァ~」

 

 初めての戦闘をした私は地面に座り込んだ。

 はぁ~……疲れた。

 いや、本当に疲れた……。

 魔力とか体力とかすっごい減ったし…両手もプルプル震えてる。

 

「魔法剣士になるのは……まだまだ先かな……」

 

 なんとか魔物と戦い、勝利したが……まだまだ改善点が多い。

 これからも頑張らないとな~……。

 新しい魔法とか考えないとね。

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