転生してから二年が過ぎた。
この二年で私は剣の腕や魔法の腕が大きく成長したよ。
魔物を倒すのも前よりうまくなった。
少しずつだけど、私は成長している。
成長するって楽しいな!
「さて……今日はどんな魔物と戦おうかな」
私は森の中を歩き、修行相手である魔物を探していた。
やっぱり一番強くなる方法は実戦だよね。
「ん?」
魔物を探している時、偶然小さな女の子が森の中を走っているのを見た。
歳は私と同じ六歳ぐらい。
友達と鬼ごっこでもしているのかな?
「グアアアアアアアアアアアアアアアア!」
「え?魔物!?」
小さな女の子を大きな魔物が追いかけていた。
体長は二メートル。
頭が牛で首から下が人間の姿をしている。
ミノタウロスだ。
「!助けなくちゃ!」
私は複数の魔法を発動し、自分の肉体を強化。
“速く動く魔法”と“筋力を強化する魔法”で強化した脚で、素早く森の中を走る。
風の如き速さでミノタウロスに接近し、私はポケットから小さな木の杖を取り出し、別の魔法を発動する。
「“光の剣を作る魔法”!」
杖から光の刃を生み出し、素早く振るう。
斬撃がミノタウロスに直撃。
しかし皮膚が硬く、傷は浅い。
「ウモオォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!」
私に気が付いたミノタウロスは、拳を振るう。
拳を光の剣で受け流し、新たな魔法を発動する。
「“器用にする魔法”“集中力を強化する魔法”!」
器用さと集中力を強化した私は、剣を振るった。
ミノタウロスの攻撃を躱し、傷を付ける。
それを繰り返した。
しかしミノタウロスの皮膚があまりにも硬すぎるせいで、あまりダメージが通ってない。
「なら!」
私は新たに開発した魔法を発動する。
「“
三つの魔法を使い、私は力強く光の剣を振るい、一閃。
ミノタウロスの右腕を斬り飛ばした。
「ウモォォォォォォォォォォォ!!」
片腕を亡くしたミノタウロスは血走った目で私を睨み、左拳で光の剣を殴った。
私は光の剣を手放してしまう。
だが私のターンはまだ終わっていない!
腰に差していた短剣二本を鞘から取り出し、跳躍。
ミノタウロスの首に目掛けて、双剣を突き刺した。
赤い血が私の服に飛び散る。
「終わりだよ」
私は双剣をミノタウロスの首から引き抜き、地面に着地する。
ミノタウロスの身体は黒い塵と化し、消滅した。
フゥ―と息を吐き、私は短剣二本を鞘に戻す。
「大丈夫?」
私は地面に座って呆然としている女の子に手を差し伸ばす。
女の子は私の手を握り、立ち上がる。
「ああ、助かった」
「無事でよかったよ」
「……」
「どうしたの?私の顔をじーと見て」
「いや、バカそうに見えるお前に助けられるなんてなと思って」
「バ、バカ?」
この子、口が悪いんだけど。
助けてあげたのに、なんなの?
助けなければよかったかな。
というかこの子……どこかで見たことあるような。
ねずみ色の長い髪……サファイアのような蒼い瞳。
可愛らしい服。
あれ?私、この子……知っているような。
「ところでお前、名前は?」
「え?カンネ…だけど」
「カンネ……カンネ……覚えた。私はラヴィーネだ。覚えておけ」
「え?」
ラヴィーネ。
そうだ。彼女は……『葬送のフリーレン』に登場するアニメキャラクター。
そして私の幼馴染になる女の子だ。
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