剣が欲しい。
剣の鍛錬をしていた私は、心から剣が欲しいと思った。
いや、先生から貰った短剣二本は今でも大事に持っているよ?
でもね……なんかこう、私だけの剣が欲しいな~って、思った。
例えば変形する剣とか。
あとは刀とか。
BLEACHに出てくる斬魄刀とか、いいよね~。
あ、成長する剣とかも最高かも!
いっそのことSF風の剣とかもありかな。ビームサーベルとか。
とにかく剣が欲しい。
私だけの剣が!
だけど高いんだよな~、武器屋に売っている剣。
子供じゃあ買えない。
だから、
「作ろう!私だけの最高の剣を!!」
私は自分専用の剣を作ることにした。
なんだか楽しくなってきた♪
それから私は自分だけの武器の製作を開始。
まず私が最初に始めたのは剣を作るための魔法作り。
特殊な金属を生み出す魔法―――“
特殊な宝石を生み出す魔法―――“
あらゆるものを変形させる魔法―――“
この三つの魔法を作って、剣の製作を始めた。
だけど何度も失敗する。
切れ味がある剣を作れば、砕け散り。
頑丈な剣を作れば、重すぎて持てず。
剣を作るってこんなに難しいんだ。
でも諦めないよ!
絶対に私だけの剣を作ってみせる!
それから私は試行錯誤を繰り返し、何十…何百本の剣を作った。
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剣を作り始めてから二年後。
私が八歳になった時……ついに完成した。
「やった!やっと完成した!!」
私は二年をかけて作ったオリジナルの剣を見る。
その剣は常闇の如く黒く、刃が湾曲しており、宝石が埋め込まれていた。
これが私が作った魔法剣―――
軽く、頑丈な特殊金属と魔法の性能を上げる特殊宝石で作ったオリジナルの剣。
見た目は刀。
だがこの刀は剣であると同時に魔法の杖でもある。
「さっそくこれで魔物と戦ってみよう!」
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「おお~ちょうどいた♪」
私は頬を緩めた。
視線の先にいたのは、七体の魔物。
身長は二メートルはあり、頭が狼、首から下が人間。
鋭い牙と鋭い爪を持っていた。
ワーウルフだ。
「さぁ、試し斬りと行こうかな!」
無数の魔法を発動し、己を強化した私は影月を構え―――駆け出した。
弾丸の如き速さで走る私は刀を振るい、ワーウルフの首の切り飛ばす。
「切れ味は合格。次は魔法の性能はどうかな。“
私は魔法を発動し、刀の剣先から光線を放つ。
光線は太く、五体のワーウルフを呑み込み、跡形もなく消滅させた。
すごい威力。魔法発動も問題なし!
「次は耐久力かな」
ワーウルフは爪を力強く振るった。
私は刀で爪撃を防ぐ。
大きな金属音が鳴り響いたが、刀には皹一つ入っていない。
いいね、最高だね!
「試し斬りに付き合ってくれてありがとう。じゃあ……死んで」
私は刀を素早く振るい、最後のワーウルフを細切れにした。
赤い血が周囲に飛び散り、血の臭いが充満する。
「影月……最高の得物だよ。これからよろしくね♪」
私は相棒を優しく撫でる。
刀身には、口元を三日月に歪めた少女の顔が映し出されていた。
「さ~て、今日はもう帰って、この子の鞘を作らないとな。どんなのがいいかな~♪」
私は影月の鞘のことを考えながら、家に向かった。