これだけチートで成り上がれないって嘘でしょ!? 作:かりん2022
学校生活を無難に追えれば、俺は可愛い嫁さんと異世界でチートでウハウハ生活である。頑張るぞ!! まず、挨拶から!
「一年生の樹です。よろしくお願いします!」
「五条家分家の百瞳 葵です」
「葵の双子の椿、です……」
「七海建人」
「灰原 雄! よろしく!」
「美咲です、樹様の妾になる為にまいりました」
「「「「「は?」」」」」
ぶ、無難な学校生活……。
「樹様は私と同じ術式とか。是非私を導いていただきたく思います」
「んー。でも、コツって全部ルナ様信仰しないと無理な事だしなぁ」
「信仰します」
「……本当に? その身を捧げ、尽くし、金銭を貢ぐと?」
その言葉に、美咲は震え、それでも頷いた。
「は、はい」
「じゃあ、聖印に力が欲しいって祈るといい。俺に貞操を捧げなくとも、ルナ様が導いてくれる。俺には椿だけだし」
そして、聖印を渡す。
「なんですか、ルナ様って」
「小さき邪神ルナ様は、忠誠と引き換えに力をくれる。俺もそれで強くなったんだ」
「霊験あらかたなのは確かです」
「面白そうな話、してんじゃん」
そう声がかかる。発したのは五条先輩だった。
「悟様!」
「力が得られるんなら、俺も信仰したい」
「ずるいよ、悟。私も強くなりたいね」
そういう2人に聖印を渡す。
「これで品切れなんで、これ以上聖印が欲しければ信仰心が貯まるまでしばらくお待ちください」
「そういうシステムなの?」
「そういうシステムです。お祈りして小瓶が下賜されたら飲んでください」
言われた通り、素直に祈り始める3人。すると小瓶がコトンと落ちた。
「それを飲むと、翌日から頭が良くなります。さらに信仰心を貯めると、もっといいものがもらえますが、祈りは1日1回3分までです」
「なるほど?」
美咲がこくりと飲み干す。
残り2人もそれを飲み、その後、入学のお祝いをした。
翌日。
「すげー! グラサンなくても大丈夫なの!」
「教科書がするする記憶できる!」
「これ、が、力……!」
「等価交換をお忘れなく。力を受け取った3人には、これから奉仕をしてもらいます。さあ、聖印を握ってください。さ、七海、灰原、家入先輩も体験入信って事でどうですか?」
聖印が輝く。
「ここどこ?」
「女神様の楽園です。あっちの扉が私達の仕事場です。あっちは東京駅への入り口」
てくてく歩いて仕事場へ。
「ここどこ!?」
「ダンジョン都市ベロベロです」
入場し、冒険者登録をして、ダンジョンへ。
「ここで稼いでルナ様に貢物をするんです。治安は悪いんで、休むときはこっちで休まず楽園か東京駅まで戻ってください」
「すげーダンジョン! 傑、どっちが奥まで潜れるか競争しようぜ!」
「あ、悟、待て!」
「樹。信仰します。聖印はまだですか?」
「俺も欲しい!」
「私だけ仲間はずれは許さねーぞ」
催促する七海、灰原、家入先輩に、俺達は、ドヤ顔で聖印を渡した。
それから、俺達は頑張った。
五条悟と夏油傑はルナ様からお話があったらしく、すごく真剣に話し合いをしてた。
それから。
先輩達が怪我をした。
なんでも、護衛中に凄いモンスターに襲われたらしい。
ニュースでやってた。ドラゴンやん。ドラゴンやん。
先輩の護衛対象は、ドラゴンに食われてしまったらしい。
テレビにも映ってた、俺達は度肝を抜かれた。
2人はとても沈み込んでいるようだった。
その後、ドラゴンタイプの呪霊も増えた。
「ということで、楽園の管理人の天内 理子じゃ! よろしく!」
「黒井でございます」
心配して損した。
「ということで、樹! 妾達が野宿で泣かないように、街づくりをするのじゃあ!」
「予算はルナ様から10,000コイン頂いております。これでこの楽園を国にせよと」
「よーし! じゃあ皆で街について考えようぜ!」
「おー!」
それからしばらく後。
五条派閥に対する攻撃が行われるからと、俺以外の一年生は死亡を装って異世界に一時的に避難する事になった。俺は卒業してどこからも文句つけられないようにしないとだけど、術式的に使い勝手のいい葵と有用すぎる夏油先輩はかなりヤバいらしい。執拗に狙われる可能性があるそうだ。特に夏油先輩は絶対にこの世界に戻るなとまで言われており、五条先輩と涙の別れをしていた。
俺の結婚式も卒業時に延期になった。
俺と五条先輩はめちゃくちゃ落ち込んだ。
仕事の過程で、幼児3人を保護したので、楽園に送った。
ルナ様にお褒めになられた。卒業したら、結婚式で向こうに移住だ。
表向きは殉職。裏向きは、五条派閥が狙われており、俺も五条の助けを経て雲隠れするというシナリオだ。
五条先輩の演技力は素晴らしかった。乾杯である。
ルート選択
-
反乱ルート
-
奴隷ルート