これだけチートで成り上がれないって嘘でしょ!?   作:かりん2022

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仲良すぎか

椿と我が弟、樹の結婚式をした。

楽園は街が出来ており、荘厳な神殿で素晴らしい結婚式を挙げられた。

 

あと、領主様との交流が功を奏し、宇宙船も手に入った。

 

七海と灰原は頑張ってくれた。十分に渡した力分の働きはした。

なので、解放してもいい。

五条と家入だけだとかなり大変そうだったので、七海と灰原は帰りたがっていたのだ。割と鍛えてあるし。

それを言うなら、夏油もそうだけど。

夏油は無事、術師だけの世界はそれはそれでクソという認識を持ってくれた。

これで暴走することも無くなったと思うが、流石に夏油はなぁ……。まだ羂索がね。危ないかな。

相談して、それでも会いたいということで、1ヶ月だけ、という事になった。

ひとまず、七海と灰原帰還である。

それだけでも五条は喜んでくれた。

美咲もそろそろ義務を果たしてもらおうということで、代わりに美咲を回収予定。

そういうわけで、3人を送る事にしたのである。

葵の転移の練習ついでに葵に送らせよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかしい」

「そうですね、おかしい」

「五条さんなら、そろそろ連絡くれるはずですよね」

 

 学校の前まで来て、私達は相談する。

 悟と硝子の電脳ネットワークが感じ取れないのだ。

 

「もしかして、緊急の依頼でしょうか」

「誕生日に? 可哀想に。でも、だとしても硝子がいるはずだろう」

 

 学校に入るに入れず、少し近寄ると警報が鳴って驚く。

 

「えっえっえっ 私たちが来るって連絡してたはずだよね!?」

 

 あわあわしいていると、私が来た。私が来た。

 

「わ、私!?」

「君は誰かな? それに君は……灰原? まさか」

 

 ギャラリーが現れ、私は私と対峙する。

 

「夏油さんの偽物! なんのようですか」

「こっちの台詞だよ」

「わ、私は悟に一目会いに来たんだ。仕事がすごく大変そうだし、悟と会えないのは寂しいから、1ヶ月だけ教祖様に許可をもらって」

「教祖様? 教祖は私だけど?」

「はぁ? 私なんかが恐れ多い! 邪神様はそれでいいって言ったのかい?」

「まず本当に神なんているわけないだろ。呪霊に騙されているんだね。かわいそうに。それより、灰原は死んだはずじゃあ?」

「死ぬ予定だったらしいですね。助けてもらいましたけど」

 

 そこで、私達は気づいた。

 ここ、別の世界じゃないか? もしかして、邪神様が言っていた本来の世界線とか。急いで電子ネットワークで確認し合う。そうして、おそらくそうだろうと意見を一致させた。

 

「……ふっ どうやら私が偽物だったようだね。それはともかく、可能なら手合わせして欲しいかな。私が強くなれたのか純粋に知りたい」

「夏油さんの圧勝じゃあ?」

「そうとも言い切れないですよ、灰原。呪霊集めが出来てませんから」

「……残念ながら、私は忙しくてね」

 

 私が更に口を開こうとすると、葵と硝子、悟が現れた。

 

「傑ー! 時間になっても来ないから、すげー心配した!」

「悟! 会いたかったよ!」

「すみません、夏油先輩。転移先を間違ってしまって……」

 

 私と悟は抱きしめ合う。ぎゅー。

 それと同時に電子ネットワークで状況説明。

 

「さっさと帰ろうぜ」

「ん、でも私は私と勝負がしたいんだ。半年後に復活する宿儺の対策もあるしね。私は、宿儺の世界斬で悟が真っ二つになって殺されるって予言を、どうしても回避したい。その為には力が必要なんだ」

「それは……確かに。俺も真っ二つになるのは嫌だ」

「見守っていてくれるかい?」

「傑……。うん、見てる。負けたら慰めてやるよ♪」

「ははは。その時はよろしく頼むよ」

 

 悟と抱きしめ合うのをやめて、私は私と向き合う。

 悟は私を後ろからぎゅー。

 

「悟が二人……いや、宿儺? どういうことだ」

 

 教祖の私が警戒をする。

 

「私としては、今からでも大丈夫だよ」

「……いや。クリスマスに戦おう。ただし、負けた方は買った方のいう事を聞く。これでどうかな」

「それは……」

「悟に勝てる宿儺を倒そうっていうんだ。これくらいの試練を乗り越えられないならどのみち無理じゃないか?」

「わかったよ」

「傑!」

「心配しないで、悟。頑張るよ、私」

「じゃあ、しばらくこっちに滞在する事になるな。俺も一緒にいるよ」

「その間の仕事どうするんだよ」

「葵がする」

「悟様ぁ!?」

 

 様子を伺っていた葵が悲痛な声をあげる。

 

「道間違えた罰」

「じゃあその間、私達は観光でもしますか。戻ってくるのは数年ぶりですしね」

「それはいいね、七海! 早速質屋に行ってこの世界のお金を手に入れにいこうよ!」

 

「ということで解散! ああ、教祖の私。皆が力を持ってる世界って、実際に経験して見るとクソだよ?」

 

 そうして、解散をしようとしたのだが。

 

「放っておけるわけないでしょ。呪詛師じゃないなら事情話せ」

 

 そうして、教師の悟からストップが掛かったのだった。

 

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