これだけチートで成り上がれないって嘘でしょ!?   作:かりん2022

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成績良すぎて困ることもあるんやなって

呪術廻戦かよ!!

 

思いっきりパクってきおったな、運営め。

 

最強コンビとかいるのかな? いそう。くそう。2人がいるのは嬉しすぎるけど宿儺はやめろください!

 

しかも弟に婚約者がいた。めっちゃ可愛い良家の子女とか嘘でしょ?

弟には勿体なさすぎる。

家は大変な騒動である。

 

「いい? 樹。悪いこと言わないから、色々チートがバレる前にささっと入学と同時に条件クリアしなさい。でないと葵くんと椿ちゃんがやばすぎでしょ。何よ言いなりになるってやばい香りしかしないわ。呪術界にはね、縛りっていう激ヤバ仕様の罠とかあったりするのよ。サポートはするから二度と他人と縛るな縛らせるな」

「う、うん」

「ご迷惑をおかけします」

「いいのよ。縛ったのは良くないけど、弟を信じてくれてありがとう。私は決めたわ。ルナ様の前で行う最初の儀式は、樹と椿ちゃんの結婚式にすると……。教祖の私自ら執り行うと……」

「桜お姉様……」

 

 感動してうるうるする椿。

 

「ルナ様も、神の通貨を100枚贈ると言っておられるわ」

「お任せください。一月以内には試験を受けさせます」

 

 葵はキリッとした顔で言う。

 

「いや、特別一級術師は一級術師ではないのでダメですなんて屁理屈言われると困るから、せめて入学時にしなさいよ……。ちゃんとそれまで死なない程度にチート隠すのよ? それにそもそも18歳じゃないと結婚できないでしょ?」

「教祖様の仰せのままに。でも18歳の樹の誕生日に結婚式にしましょう」

 

 なお、樹はコイン1枚とダンジョンの諸々と有り余る魔力と葵と樹の固化した呪力で、式神を作っている。影に入って葵を護衛してくれる二級相当の式神である。

 二級? 弱いという勿れ。術師の二級は、二級呪霊に無双できるということである。シャープなロボットな感じのデザインをとても気に入り(デザインしたのは私だ)、ロボ丸と名付けて大変に可愛がっている。コイン欲しいんだね、軍団作れるもんね。そりゃそうか……。

 

「ふぉぉ!! よくわからんが、四年後に息子にいいとこの嫁が来るぅぅぅ!!」

「お金よ! バイトをしてお金を貯めるのよ! 結婚式の準備をしなきゃ!」

 

 がんばれ、我が父と母……!

 結婚式のウェルカムボード描くのは私な!

 

「あなたもバイトするのよ!」

「ええ!?」

 

 断りたいが、チートを説明できないので、私もバイトをすることになってしまった。うう、ダンジョンに行く時間が減る……。確かに日本円も必要だけどさぁ。異世界行けるんだから、なんか考えないと駄目ね……。

 

 一方、弟達3人は、チートがバレないように画策しつつ、ダンジョンを攻略する。

 

 

 そうして、ついにその日が訪れた。

 この日ばかりは聖印で様子を見させてもらう。

 普段は覗きなんてしないんだからね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君が一般出のくせに名家の姫を貰い受けたいと囀るクズなん?」

「否定はしません。絶対椿を嫁にしますから」

「フゥン。でも君がここで死んだら、椿ちゃん自分の妾やで」

「させません」

 

 煽りにも我が弟は薙いでいる。いいよいいよー! 精神集中できてるよー!

 巨大な鎧武者の呪霊が出る。特級呪霊というやつだろう。

 

「真依ちゃんよか呪力はあるみたいやけど、できてせいぜい小刀やろ? 構築術式がどうやって足掻くのか、せいぜい見させてもらうで」

 

 慌てず騒がず、鎧武者よりさらに大きい剣を出してブンっと振る。

 一瞬で真っ二つにされた呪霊。余波がブワッと広がる。

 ドゴォーンと小石が舞う。

 

 剣がざらっと一瞬で崩れていく。

 

 真っ二つにされた呪霊はギュンギュン指輪に吸われていく。

 

「は?」

「直哉一級術師」

「え」

 

 液体の入った小瓶を構築した弟は、直哉に向かって投げる。

 

「頬、怪我してますよ。その薬使ってください。30分で消えちゃうんで」

 

 きゃーーーーーーーーーーーー!!!

 

 うちの!

 

 弟が!!!

 

 格好いい!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 それはともかく、運営よ、やはり呪術キャラ出してきたか……。

 転生だったからいいけど、ゲームだったら絶対不可能、いや、だからこそ転生してからに回した……? あ、ありえる。自分の欲望に正直な運営ならば……!

 直哉術師って何歳なんだろ?

 五条先生はもう先生なんだろうか……?

 

 とにかく試験は合格間違いなしだな!!

 

 

 

 他の2人も、楽々試験を突破!! 誇らしすぎる!!!

 

 えっ 全員、試験やり直し? そんなばかな。

 

 戸惑っていたが、理由は別にズルだとかカンニングだとか、そんな悪い話ではなかった。いや、困る話ではあったのだが。

 ランクアップの話だったのである。

 

 特級術師に推薦? 結婚の条件は卒業時に一級ジャストだから、と必死に断る樹。魔力の下駄履かせてる状態だからそれはそう。呪力は同種の力でしか祓えない性質があるので、魔力はあくまで下駄にしかならないのだ。あまり級を挙げられても困る。

 同じく、三級で申請してた葵は改めて一級の試験を受けないかって事に(攻撃手段が限定されるから一級は困るって言ってた)。ごねて二級って事にしてた。

 

 そして椿は二級だった。希望は三級である。三級ならいくらでも相手する自信があるが、二級はちょっと……とのこと。

 

 落ちこぼれと言われていた3人組が、特に樹が黄金世代クラスより高い級で入学って事で騒然となったそうだ。

 

 当然、3人は喜んだ。お祝いもする事になった。

 気持ちはわかる。わかるけどさ。

 

 お祝いの場で、ルナ様と我らの信仰にかんぱーい! なんてしなくてもよかったと思うんだ。大丈夫かな……!?

 

「信仰のおかげで結婚できました!」

「信仰のおかげで強くなれました!」

「信仰のおかげで自信がつきましたー!」

「「「やったね!!!!!!」」」

 

 ま、いいか……。

 

 姉として、教祖として、ルナ様として。

 

 彼らにお祝いを用意しないとね。はぁ。

 




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