これだけチートで成り上がれないって嘘でしょ!?   作:かりん2022

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敵対するより取り込むのが優れている方法なのである

「とりあえず、お前、誰? ルナ様の件についても知りたいんだけど」

「んー。温まりながら説明しましょうか」

 

 雨の中頑張った為、私達は全員風邪っぴきである。参加してなかった一年生と二年生も揃って事情を聞く。勿論先生や監視の人も一緒である。

 

「私はルナ様に仕える教祖なんだけど、たまにお告げをいただける事があって。ルナ様は普段、平和なんて知ったこっちゃあないんだけど、流石に教祖のいる国がなくなるのはルナ様の計画が上手くいかなくなるので、今回だけ助けてくれたの。失敗しちゃったみたいだけど」

「ルナ様の目的ってテラフォーミングだっけ。地球をまっさらにして作り替えた方が早くない?」

「どうしてそんな酷い事いうの……?」

 

 私はちいかわ化する。

 

「ルナ様は、そんな酷い上にさもしい真似はしないよ」

「虐殺して惑星リサイクルがさもしい……」

「でもめちゃくちゃ大変じゃね? 宇宙開発からだろ?」

「ルナ様は四つの世界を股にかける神様だから、宇宙船は文明が進んだ場所から調達するわよ」

「えっ」

「えっ ベロベロしか知らない」

「魔法都市で修行はどうして?」

「宇宙船をオーダーメイドするのにいくらかかると思ってるのよ。生半可な方法では稼げないわ!」

「なるほど。世界間貿易で稼ぐって事?」

「そういう事。ルナ様は貿易もお好きだし、魔法世界では飛行船とダンジョンコア。SF世界では宇宙船とロボットをご希望よ。楽園の整備もしないとね。その為には!! まず第一に!!! お金!!! 信用!!!!! 力!!!!!!」

「なるほど。無理やり奪ったりはしねーの?」

「破壊からは恨みしか生まれないわよ。奪うよりオーダーメイドの方がずっといいの。天元様の件でガリベー襲うのは、時間なさそうだから。短期間で禁呪を貰うほどの信用を得るのは無理かなって。奪うってのは通常だと手っ取り早いように見えて一番の悪手なのよ」

「確かに、奪うよりオーダーメイドの方が良いよな」

「そうよ。中古品より自分用にあつらえた新品よ。中古品を神様に捧げらんないでしょ」

 

 わかってもらえたようである。

 

「となると、呪術師してる時間ないのでは……?」

「いいところに気づいたわね。学校卒業したら、樹と椿ちゃんは当教団で頑張ってもらいます。約束は嫁ってことで婿じゃないんだし。あと、葵くんも真依ちゃんも資金提供で頑張ってもらう予定」

「えー! それ困る!」

「力をタダで得られると思うなよ……!」

「それはそっかー。じゃあ、下手に信仰広めると」

「呪術師がいなくなるか天罰が落ちますね。力を失うとか」

「こわ」

「異能世界は治安悪いし、こっちの世界も教祖である私の出身地って事以外さほど価値がなくて。呪術師として稼ぐ意味はあんまりなかったりするのよね。生活費は必要だけど」

「んー。じゃあ俺と傑は駄目だな。将来呪術師だもん」

「さらっと私を巻き込むね……ま、いいけど」

 

そして私は総括した。

 

「ルナ様の奴隷になるなら、私としては教団に術師を受け入れるのも否やはないわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして。

私の家に、3人の訪問者が現れた。

 

「リアル神様がいたとはね。私は未知にワクワクしているよ!」

「全日本人から力を奪うことも可能なのかい?」

「金稼ぎなら私に任せてくれ!! お代は期待しているよ!」

 

「帰れ」

 

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