VAMPIRE ARCHIVE   作:個々易々地

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ついにあの人の登場です。どうやって登場させようか迷いましたけどこうすることにしました
他のキャラもこうして登場させる予定です


あくまでメイド

「はあ…なんで私まで」

 

ため息を吐くホシノがいるここはアビドスから少し離れた商店街

 

「まぁまぁホシノちゃん、銃とかそういうのはホシノちゃんのほうが詳しいでしょ」

「それはそうでしょうけど…」

 

ユメの鶴の一声で商店街にきた一行はある場所へと向かっていた

 

「それにしても、こうしてあそこに行くのは久しぶりだね」

「そうですね最近は襲撃も少なかったですからね」

 

そんなことを話しながら歩いているとユメはある店の前で立ち止まった

 

「さっ着いたよ、ここがガンショップ【Butler(執事)】アビドス生御用達の店だよ!」

 

その店はひっそりとした落ち着いた外観でアーカードはそれがガンショップと言われるまで気づかなかった。そしてその店の名はアーカードにとって馴染のある名前だった

 

「う〜んやっぱりいつ見てもカフェにしか見えませんね」

「そお?どっちかというとヘアサロンじゃない?」

 

なにやら呆けているアーカードを尻目に二人は店内に入る

 

「おや、これはこれはアビドス高校のお嬢様方。ようこそガンショップ【Butler(執事)】へ」

 

そこにいたのは片眼鏡をかけメイド服を着た生徒だった

そしてユメたちのあとから入ってきたアーカードに目を向けると恭しく頭を下げた

 

「はじめまして旦那様、ガンショップ【Butler(執事)】へようこそ。私は当店で店長を務めさせていただいています上梨ヨウカでございます。以後お見知りおきを」

 

その生徒を前にしてにアーカードは何も言えずに固まってしまう

その様子を見て首を傾げるヨウカ

 

「旦那様?どうかなさいましたか?」

『…いや、古い友人を思い出してな』

 

そう聞くとヨウカはどこか腑に落ちた顔をすると優しく微笑んだ

 

「その人は良いご友人だったのでしょうね」

『なぜそう思う』

「だって」

 

 

 

 

 

「私を見る顔がひどく哀しそうでしたもの」

 

 

 

 


 

 

 

 

立ち話も何だからと店の奥にと招かれたホシノたちは用意されてあったテーブルに座っていた

 

「私、ここに来るたびにこれが楽しみなんだよね〜♪」

「そう言ってもらえると光栄です」

 

店のバックヤードからヨウカが3人分のティーカップをお盆に乗せてやってくる

 

「こちらダージリンです。ホシノ様はストレートでユメ様はミルクティーでお間違えないでしょうか?」

「うん、合ってるよ!アーカードさんはどうする?」

 

自然な流れで紅茶を出すヨウカにアーカードは疑問を持つ

 

『こっちの世界のガンショップはどこも紅茶を出すのか?』

 

その疑問にヨウカがアーカードの前に紅茶を置きながら答える

 

「いえ、私の知る限りこのようなサービスを行っているのは当店だけでございます。当店では【お客様に最高のおもてなしを】をモットーにしていますから。ミルクか砂糖をご所望ですか?」

「いや私はいい」

 

そうして紅茶を飲み始める一同

普通に紅茶を楽しむホシノ

一口飲んで熱かったのかソーサーに置くユメ

アーカードは一口も飲まなかった

ヨウカはシュンとした

 

「旦那様…紅茶は苦手でしたでしょうか」

 

落ち込んでるヨウカにアーカードは少し申し訳無さそうに弁明する。

 

『いや、私は体質のせいで飲めないというだけさ。紅茶はきらいじゃない。それと私を呼ぶときはアーカードで良い』

「承知しましたアーカード様」

 

結局ホシノだけが飲み終わってから、ヨウカはユメに訪問の目的を訪ねた

 

「ユメ様、それで今日はどういったご要件でしょうか」

 

それになにやら紅茶を飲まずに眺めていたユメは我に返り答える

 

「あっそうそうヨウカさん、今日はこのアーカードさんに銃を見繕ってほしくてきたの」

「アーカード様に、ですか…」

 

なぜか申し訳無さそうな顔をするヨウカ

 

「あれ?なんかまずかったかな?」

「ああ、いえ、まずいというわけではないのですが。実は当店では学生のお客様に限り学割を行っておりまして、アーカード様の場合学割が適用されず普通料金での提供となってしまいます」

「ええっ!そんなのあったの⁉️」

 

初めて知った事実に思わず身を乗り出してしまうユメ、その隣ではホシノが納得したように手をポンと叩いた

 

「ああ、だから性能の割に安かったんですね。ちなみに学割ってどのくらい割り引くんですか?」

「ええっと、七割り程度ですね」

 

その言葉に常連二人の動きがビシリと固まる

代わりにアーカードが口を開いた

 

『そんなので商売が成り立つのか?』

「ははは…まあなんとか。ですが生徒以外のお客様も来てくださいますし。これは先代の店長が借金で苦しむアビドス生たちを支援しようと始めたものですので辞めるつもりはございません」

 

そこでやっと再起動したユメが口をはさむ

 

「ヨウカさん…もし、もしアーカードさんの銃を注文したらいくらになるかなぁ…」

「そうですね、種類にもよりますが一番安いハンドガンで50000円からになります」

 

聞こえた値段が理解できずまたもやフリーズするユメ、ホシノは考えるのをやめて紅茶をおかわりした。

 

 

 

紅茶を飲んで落ち着いたホシノは未だに混乱しているユメを正気に戻したあと、二人で相談を始めた。その間、メイドと吸血鬼は紅茶談義で盛り上がっていた。

 

「先輩やっぱ銃買うのやめましょう。あいつなんて素手で十分です」

「でもアーカードさんだけ素手なんて危ないし可哀想だよぉ」

「じゃあ先輩はあんな高いお金払えるんですか?」

「ひぃん…」

 

値段を前に泣くことしかできないユメ、そんなユメを見かねてかヨウカが声をかける

 

「あの、ユメ様。ユメ様にはいつも当店をご利用していただいているので今回だけ特別にアーカード様に学割を適用するというのはどうでしょうか」

「えっいいの!」

 

ヨウカの提案に目を輝かせるユメにヨウカは「ただし」と続ける

 

「ただし割引をするには私の依頼を一つこなしていただきます」

 

その言葉に肩を落とすユメだが持ち直してヨウカから依頼内容を聞く

 

「依頼って私達は何をすれば良いのかな?」

「そう複雑なものではございません。最近、ここら一帯にヘルメット団が住み着きまして。住民たちが困っているというのをよく聞くのです。なので街の安全のためにもヘルメット団の撃退をお願いしたいのです」

 

そこまで聞くとユメは立ち上がり堂々と宣言して二人の手を引き街へ繰り出した

 

 

「よし!その依頼、アビドス生徒会が請け負った!さぁふたりともさっさと行って片付けちゃおっか!」

 




ブルアカでヒナちゃんが来てくれました。ぐへへ、拙者の作品でシナシナ具合を上げてやるぜ!

アーカード:友人だった人を思い出した。紅茶は飲めないけど淹れるのを見るのは好き

梔子ユメ:なんかノリが某社長に似てる、多分どっちもアホだからかな。紅茶は結局飲まなかった

小鳥遊ホシノ:アーカードに銃…いる?紅茶だけを飲みに来ることもある







上梨ヨウカ:ウォルターから死神要素を抜いた存在。イニシャルが同じ名前は思いつかなかったよ
      カミナシ→(死)神無し ヨウカ→羊(ひつじ)カ→執事(しつじ)カ
      
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