そういえば槍衾のシーンのアーカード様がイケメンすぎるあまり卓上調味料をすべて倒してしまいました。
「はぁ…全然見つかんないよ〜」
商店街の一角でユメはそうひとりごちた
三時間ほど前
ユメの宣言からヘルメット団をさがしに店を出た三人だったがホシノの
「それでユメ先輩、ヘルメット団のアジトに心当たりがあるんですか?」
という発言から三人ともアジトの場所がわからないと知り頭を抱えるユメ
結局「三人で分けて探せばすぐに見つかるよ…多分」と言ったことで三人は一旦別れアジトを見つけ次第連絡して集合することにしたのだが未だに連絡はなかった
「う〜んすぐに見つかると思ったんだけどなぁ」
あてどもなく彷徨うユメ
そんなユメに忍び寄る2つの影
「おい!そこのお前止まりな!」
「金目のもんおいてきな!」
スケバンであった
ユメは突然話しかけられてびっくりするが相手がスケバンだとわかると途端にがっかりした
「はあ、どうせならヘルメット団が良かったんだけどな」
「あぁん、テメ何言ってやがる!さっさと金目のモンださんかい!」
スケバンがそう言い終わらないうちにユメはスケバンのうしろに回り込んでいた
「ごめんね」トンッ トンッ
そして鮮やかな手刀をもってスケバンたちを気絶させた
その後ユメはまた歩き始めた
「これで三回目…私ってそんなに狙いやすいのかなぁ?」
スマホで自分の顔を確認するが「狙ってください」と書いているわけもなく
ユメはまたため息をつく
「はぁ…それにしても二人から連絡来ないな〜」
そう言ってモモトークを確認するユメだがあることに気づく
「あれ?そういえばマスターってスマホ持ってたっけ」
・・・
「やばいやばいやばい!早くホシノちゃんと探さないと!」
アーカードがとてもまずい状況にあることを知ると、ホシノに連絡しようとする
その時突然ユメの脳内に声が響いた
(ユメ、ヘルメット団とやらのアジトを見つけた。場所はガンショップから南東方向に3キロ離れた廃工場だ、ピンク頭にも伝えておけ)
「えっえっえっ、マスター⁉️近くにいるの⁉️」
さがしていた吸血鬼によって脳内に直接告げられる情報に混乱するユメ
(ただの念話だ、この程度でいちいち驚くな。私は先に中を見てくる。さっさとこい)
それっきり声が聞こえなくなったあと、ユメは今起きたことをようやく理解して我に返る
「…私どんどん人間離れしていくなぁ」
そして開いたままのモモトークを操作してホシノへと連絡をとったユメは告げられた場所へと向かうのであった
「先輩、ほんとにここなんですか?」
「うん、アーカードさんが言ってたから間違えないと思う」
連絡を終えたあと、合流した二人は廃工場の目の前まで来ていた
「そういえば先輩はどうやってあいつと連絡取ったんですか?」
「ええっとそれは…」
二人が話しながら廃工場に入ろうと入口を開けると中から「うわあああああぁぁぁ」と
誰かの叫び声が聞こえた
「っ‼️ホシノちゃん早く行こう!」
二人が走って叫び声の元へと向かう間にも
「ぎゃはあああああああぁぁぁ」だとか
「きええええええええええええ」なんかの叫び声が聞こえてきた
「…これ大丈夫そうじゃないですか?」
「…ま、まあとりあえず行ってみようよ」
そして二人が廃工場の奥で見たものとは…
「ハハハハハ、いいぞ人間もっと泣け、豚のように鳴き叫べ!」
「いやだああああああああああ」
少女を追いかけ回す
「それでなにがあったか教えてくれる?」
数分後
落ち着いた少女をとりあえず座らせて事情を聞くユメ、アーカードは地面に突き刺さっていた
少女はアーカードを埋めたユメを少し怖がっている様子だったがゆっくりと話し始めた
「お、おうオレ…じゃなくて私はここで仲間たちと休んでいた時に、いきなりその男が現れたんです。そしてわたしたちを見るなり襲いかかってきて、反撃はしたんですけどどんなに撃っても止まらないからしかたなく私が殿になって仲間たちを逃がしたんです」
そう話す少女は嘘をついているようには見えなかったがホシノは目を細めて問い詰めた
「あなた、ヘルメット団の人ですよね。ヘルメットはないみたいですけど途中でヘルメットが落ちているのを見かけました。何よりあなたが着ている制服と同じものを着ているヘルメット団員にあったことがあります。」
ホシノがそう言うと少女は途端にしおらしい表情から開き直ったようにふてくされた表情になった
「あ〜あ、ばれてやんの!せっかく演技したのによぉ!そうだよ!オレがギスギスヘルメット団リーダーの弾野ヒヅカ様だ!」
「なんか仲悪そうなヘルメット団だね」
ヒヅカの名乗りに率直な感想を言うユメ、ホシノもそう思った
「うるせぇ!これにはわけがあんだよ!」
反論するヒヅカだったがその顔はほんの少し悲しそうだった
「それで、なんであなたはそこで埋まってるやつと鬼ごっこしてたんですか?」
『それについては私から説明しよう』
「あっ起きた」
いつの間にか起きていたアーカードを見るなりヒヅカはホシノのうしろに隠れてしまった
「ひぃ!起きた!」
「あなた、ヒヅカさんに何したんですか?」
『なに、そいつがたった一人で挑んできた割には弱かったもんでな。少し遊んでやってたのさ』
そう言ってアーカードは愉快そうに意地の悪い笑顔を浮かべていた
それを見た二人はそろってため息をついた
「結局この人どうするんですか?」
ヘルメット団員ということでとりあえずヒヅカを拘束したホシノ
『こいつは腐ってもリーダーだ、リーダーが捕まったとなれば部下たちも助けに来るだろう。そこを叩く』
「そうですねそれがいいでしょう」
サラッと心無い作戦を実行しようとするホシノとアーカード
だがヒヅカはそれを止めようともしない
「はっはっはっいくら待っても無駄だよ、あいつらはどうせこねぇ」
「…どういうこと?仲間なら助けてくれるんじゃないの?」
ヒヅカの言っている意味がわからないユメにヒヅカは続ける
「オレ達ギスギスヘルメット団は団員が敵わない相手と出会ったときは、リーダーが責任を取って殿になるのさ。今ごろあいつらはもうアビドスを出てるだろうよ」
『ふむ、ならこっちとしてはありがたいが…』
不敵に笑うヒヅカにアーカードはヒヅカの目をまっすぐ見て、問う
『おまえはどうなんだ?一人ぼっちでおいていかれてさみしくないのか?』
その問いにヒヅカは目をそらすように俯いて答える
「…ただでさえヘルメット団は弱いんだこうでもしないと生き残れないんだよ」
『それはリーダーの言葉だ、私が聞きたいのは弾野ヒヅカ、お前自身の言葉だ』
ヒヅカは答えない
『本当は仲間と一緒に逃げたかったんじゃないのか?』
ヒヅカは答えない
『仲間に助けてほしいんじゃないか?』
ヒヅカは答えない
『さあ言えよ、若いの』
…ヒヅカは小さく口を開いた
「……たよ」
ヒヅカは大きく口を開いた
「オレも一緒に逃げたかったよ!」
ヒヅカはもう口を閉じなかった
「オレだって逃げたかったし怖かったよ!今だって早く助けてほしいよ!でもオレがこうしないとあいつらは助からない、だから、だから…!」
最後の方は嗚咽にかき消され言葉にならなかった
だがアーカードは満足そうに頷いた
『そうだ、その言葉が聞きたかった』
その時突然爆発音が響き工場の壁が崩れた
「助けに来ましたよリーダー!野郎ども!あの男に突っ込め!」
「「「「やあああああああああああああ」」」」
崩れた壁の外から出てきたのはボロボロなヘルメット団
全員がどこかしら怪我していて、装備もみすぼらしくヘルメットをつけてない者もいる
「なっお前らどうして…!」
『くくく、どうやらお前の予想は外れたらしいな』
そしてそれをアーカードは喜々として迎え撃つ
『さあ、遊んでやるぞ石頭ども!』
「負けました」
最後の一人が白旗を上げた時ヒヅカはそう言ってアーカードに頭を下げた
「オレたちの負けです。ですが罰を受けるのは私一人にしてください」
「リーダー!これは私達が勝手にしたことだから罰は私達が受けるべきだ!リーダーは関係ない!」
責任を奪い合うリーダーとその部下にアーカードは口を挟む
『お前たちは少し黙れ、罰を与えるのは私だ』
そう言われ口を閉じるヘルメット団
『そうだな…リーダーと部下、どちらか片方だけに罰を与えるというのも後が悪い。よって両者に罰を与えるとしよう。それで罰の内容は…』
恐ろしい罰を想像してその場の誰かが唾を飲んだ
『お前ら全員をアビドス高校の生徒とする、以上だ』
「「「「「「「「「・・・はああああああああ⁉️」」」」」」」」」
そしてその場の全員が声を上げた
「ちょっと待て!それっていいのか⁉️いやそもそもできんのか⁉️」
「い、いやたしかにできるっちゃできるけどさぁ!」
確認をとるヒヅカ、可能だと言うユメ
どこにも問題はなかった
『なら構わんだろう。ユメ、アビドス高校の人手不足が少し解消されたぞ良かったな』
「ぐぎぎ、ちゃんとありがたいのが余計に腹立つ」
一度息を吐くと落ち着いたユメはその場の全員をとりあえずガンショップまで連れて行こうという結論を出した
「それでこんな大所帯になったんですね」
大量のティーカップを一つも落とすことなく配っていくヨウカ
ガンショップ【Butler】は開店以来初めての満員御礼となった
「そうなんだよ、まったくアーカードさんってほんと勝手だよね。別にアビドス生徒会に所属してるわけでもないのにさぁ」
「それでも、アビドス高校の人手不足と街の治安改善を一気に成してしまわれたのですから。とても素晴らしいことです」
「そうだけどさぁ…もうちょっと説明があってもいいじゃん」
ヨウカに紅茶のおかわりをもらいながらユメは延々とアーカードについて愚痴っていた
ヨウカは純粋にアーカードを褒めていた
そこに件の人物が現れる
『それでヨウカ、約束どおり依頼は片付けたんだ私の注文について話そうじゃないか』
「そうですね、ではアーカード様どのようなものをご所望でしょうか?」
そう聞かれアーカードは迷うことなく答えた
『二丁拳銃だ。デカくて強いやつがいい、それと同じ種類ではなく別々のものをオーダーメイドしたい』
「かしこまりました。ではオーダーメイドとのご指名なのでこちらにてご希望をお聞かせください」
『了解した』
そう言ってバックヤードへと消えた二人を眺めていたユメはアーカードの注文が予算を超えないことを祈るばかりであった
1週間後
ユメのスマホに注文の品が完成したことを知らせる通知が届いた
アーカードはスマホを使いこなせなかったのでスマホを介した連絡はすべてユメが行っていた
(マスター銃できたってさ)
ユメが念話で語りかけるも返事はない
仕方なくアーカードの自室へと向かうとアーカードは自分の棺桶の中で眠っていた
「マスター起きてってば注文してた銃できたから受け取りに行くよ」
アーカードは何度かユメに揺すられてやっと起きた
『…なんだユメか、まだ日が昇っているじゃないかお前も吸血鬼の端くれなら昼は寝ろ』
「そんなことでヨウカさんを待たせるわけにはいかないでしょ。さっ起きた起きた、私もついて行ってあげるから早く店に行くよ」
『はぁ…私はガキかなにかか?』
完全に起きたアーカードを連れてガンショップへと向かうユメ、その途中でヒヅカたち元ヘルメット団員たちがが校門で掃除をしているのを見かけた
「こうして掃除に手が回るくらいには人手が増えたのはありがたいね。それに関しては感謝してるよ。けど今度からちゃんと事前に相談してよね」
『善処しよう』
「それ絶対しないやつじゃん』
そんな適当なことをことを話しながら二人はガンショップへと向かった
「いらっしゃいませ、ユメ様、アーカード様。ご注文の品の受け取りですね」
店に入った二人を迎えたのはどこか上機嫌なヨウカだった
『こんにちはヨウカ、注文したものはできているのか?』
「はい、こちらに」
そう言ってヨウカはカウンターの下から2つのアタッシュケースを取り出した
「どうぞ手に取りお確かめください」
アーカードは1つ目のアタッシュケースを開けると中から白銀の拳銃を手に取った
「454カスールカスタムオートマチックでございます。
全長33.5cm 重量4kg 装弾数七発 弾は454カスール改造弾を使用しています。
そして弾頭はご希望の通り錫で仕上げたものです」
手に持つ銃を傾け様々な角度から覗きこむそして備え付けのマガジンを素早くリロードすると満足そうに頷いた
『いい仕事をするなヨウカ』
「ありがとうございます。ですが私としてはもう一方の品が最高の出来だと自負しております」
『ほう、見せてくれ』
2つ目のアタッシュケースをヨウカが開けて見せる
「対
先ほどの454カスール改造弾使用ではなく初の専用弾使用銃です。
全長39cm 重量10kg 装弾数6発 もはや人類では扱えない代物です」
「専用弾 13mm炸裂徹鋼弾」
『弾殻は?』
「純銀製 マケドニウム加工弾殻」
『装薬は?』
「マーベルス化学薬筒 NNA9」
『弾頭は? 炸薬式か? 水銀か?』
「強化済み 水銀弾頭でございます」
『パーフェクトだ 上梨ヨウカ』
「感謝の極み」
そうしてここに一匹の吸血鬼が完成した
めっちゃ筆乗っちゃった。次からどうしよう
なんかこのアーカードさんキャラ崩壊してるけど大丈夫か?
大丈夫だ、問題ない
アーカード:ついにモチ武器ゲット、けどあってもなくても戦闘力は変わらない模様
梔子ユメ:一気に十数人の転校手続きをさせられた。ユメは激怒した。最近よくお腹が空く
小鳥遊ホシノ:今回影が薄かった人。よくヘルメット団員と模擬戦をしている今のところ全勝
上梨ヨウカ:頑張った人。初めてのロマン砲作りにテンションが上がる。実は他にも作ってる
ヘルメット団員:いつの間にか仲間になってた人達。今はみんなヘルメットはしてない
一応アーカードには感謝している
弾野ヒヅカ:ベルナドット隊長を元にした生徒。眼帯をつけてる。ヘルメットに眼帯?
弾→弾く→flip→お調子者 ヒヅカ→陽(よう)ヅカ→傭(よう)ヅカ→傭兵ヅカ
結構こねくり回した、余分な部分については聞かないでください。
他のブルアカ二次創作書いてる人ってどうやってオリキャラの名前決めてるんだろ