【TS】クラス全員ドラゴン娘にされて異世界転生したった!【共学】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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【100話記念】他の人達から見たドラゴン

 〜ベアトリーチェ〜

 

「はい、今回の換金額はコチラになります」

 

 ドラゴンの方々が来てバーガータウン冒険者ギルドの収益は倍近く増えていた。

 

 それだけ深層から得られる物資の換金効率が良いのだ。

 

「私達は彼女達から得られた利益を還元できているのだろうか?」

 

「サブギルド長?」

 

「リーフィア独り言だ。気にしないでくれ」

 

「あ、はい」

 

 ギルド長は得られた収益により他のギルドからも一目置かれ、来年の定年後は町長になるための選挙活動をするらしい。

 

 となると立場的に私が新しいギルド長となる。

 

 今までドラゴンの方々との付き合いを維持しつつ、新規の冒険者の死亡率を下げたりする必要がある。

 

 あとはドラゴンの方々が欲している奴隷を集めることをしないといけない。

 

 若手で右も左も分かっていない村から出てきたばかりで力もそれほど無い冒険者希望の若者を欲している傾向があるから言いくるめて人材を確保しなければ……来年の雨季頃に奴隷が欲しいと言っているのが集中しているし、奴隷を得るに合わせて宿から出て借家や家を買うと言っているからな。

 

「彼らを根付かせる事は出来た……か。あとはどれだけ長く付き合えるかかな」

 

「ドラゴンの方々の話ですか?」

 

「ああそうだ。リーフィア、私がギルド長になったらお前にこの仕事を引き継がせる。補佐役を誰にするか考えておけ」

 

「わかりました……前までだったらマリーを真っ先に指名したんですがね……ドラゴンの方々から人気でしたし」

 

「全く……馬鹿な兄貴を持つと辛いだろうよ……マリーは今元気でやっているらしいがな」

 

「しかし特別冒険者とは言えドラゴンの皆さんには凄い優遇していますが他の冒険者の方々から不満が出ないのって何でですかね」

 

「元々特別冒険者は冒険者ギルドから見て凄まじく利益を出す冒険者に与えられる称号だからな。本来は特権みたいなのは無い名誉職なんだが……拡大解釈して色々特権を付けてドラゴンの皆さんが困らないようにしているけど……ドラゴンの皆さんも特別冒険者ということ以上を話さないのでしょうね。話してもじゃあ迷宮の深層に何度も潜れるかって言ったら黙るでしょうし……元から地位がある人達は実家のコネでなんとかなるような特権でしか無いからね」

 

「それもそうですね。宿の補助金も皆さん出ていく選択をしてくれたお陰で一時的な物になりそうですし、奴隷の仲介でもこちらが少し利益が出ますからね。あとは市民権の代筆とか納税は他の冒険者の方にもやっていますし……あれ? 業者の紹介とかを含めて特権らしい特権ってあんまり無いかも?」

 

「紹介は幾らでもするけど、それ以上は特に手出しはしない……特別冒険者が名誉職というのが分かるだろ?」

 

「そうですねサブギルド長」

 

 ベアトリーチェのドラゴン達に対しての対応であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜ルシア〜

 

「はい、今日の授業はここまで〜お疲れー」

 

 私の見立ての通り魔力総量が多い為かドラゴンやドラゴニュートの子達は高い才能を活かして魔法をガンガン覚えていく。

 

 聖級魔法も残すところ回復魔法と雷魔法を残すのみとなった。

 

(2ヶ月で1つの聖魔法を覚えるとは恐ろしい才能だねぇ)

 

 魔法は学問……魔力総量もそうだが基礎学力と想像力が鍵になってくる。

 

 ドラゴンの面々は私が教えたことを直ぐにイメージして出力することができ、それをドラゴニュートの子達が見ることでイメージを補完している。

 

 ただドラゴニュートの2人は基礎学力が足りない為か火魔法だったら火力不足……赤い炎と青い炎どちらが火力が出ているか分からなかったり、洞窟で火を使うとガスに引火して大怪我を負うことがあるといった魔法による二次災害や連鎖反応を全く想像できてない。

 

 だから聖級魔法の本質である対象の拡大と上級魔法の性質の変化を組み合わせた別種類の魔法の製作はできないだろう。

 

 そもそも聖級魔法も彼女達は土魔法しか覚えられてないが……。

 

 しかしドラゴンの彼女達は実年齢が17歳と言っていたので、それほどの若さであれほどの想像力と高い学力を得れるとはどんな教育をしていたのだろうか……教師だったマエダに聞いたらマエダ達の国は、ほぼ全ての国民が高度な教育を受けていると聞く……しかも想像力を補完出来る書物(漫画やアニメ)が大量にあったらしい。

 

 魔法が無い世界でそれほど魔法の適性が高いのは珍しい。

 

 マエダから異世界の事を聞けば聞くほど面白い。

 

 魔石の代わりに電気で動く機械がゴロゴロあるとも言っていたし、燃える液体で動く車両に、音速より速い飛行物体……想像はできても実現するには別系統の技術がいるだろう。

 

 聞けば聞くほど面白い。

 

 それに彼女達は才能あるドラゴンだ。

 

 寿命も長い。

 

 将来的に彼女達は勇者コニーの様な圧倒的な力を身に着けていくことになるだろう。

 

 その力が人類の守護として役立てるなら教えた甲斐があるってものだ。

 

(さてさて、皆はどんな人生を送るのかな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 〜マリー〜

 

「お待たせしました! 今日の朝食です!」

 

 私はマリー……今はカネダ様達の奴隷をしています。

 

 奴隷になった経緯は兄が冒険者ギルドの金を着服したから……そんな兄は悪事がバレて縛り首になったらしいですが、縁座で私や両親も奴隷に落ちる羽目になりました。

 

 ただ奴隷にはなりましたが、カネダ様達に買い取ってもらい、13年でお金の支払いが終わるように手回しもしてくれて……お陰で私は不自由無く生活することができています。

 

 お風呂も入れるし、3食の食事も保証されているし、寝る部屋もある。

 

 週に1度お母さんやお父さんに会える時間もある。

 

 奴隷でこれ以上のことを望むのはバチが当たりそうです。

 

 カネダ様達は冒険者ギルドで働いていた時からある程度は知っていましたが、迷宮の深層に普通に行くし、凄い戦利品を持って帰ってきます。

 

 私の兄が盗んだ大金を1回の迷宮探索で稼いできてしまうくらい凄い人達です。

 

 パンドラちゃんとハートちゃんも私と年齢がそう離れていないのにいろいろな魔法が使えたり、素振りでも凄い音を立てています。

 

 風切り音って言うんでしょうか……。

 

 そんな凄い人達に囲まれて、私も柔軟とか筋トレに参加させてもらっているのですが、何百回と普通にやる皆さんは凄いなぁと思います。

 

 あと私に求められているのは料理、交渉、計算でしょうか。

 

 カネダ様から食費を貰ってその中で美味しい料理を作る。

 

 その為に料理本を読み漁ってメモしたり、美味しそうと思ったお店の味を再現してみたりします。

 

 交渉は農作物を売る時や買取り交渉の時でしょうか。

 

 カネダ様達が居ない時にカネダ様が作るお米という作物を売って欲しいと商人の方々から言われるので、優先順位をつけたり、交渉して他の作物を高く買ってもらったりします。

 

 計算は家で使うお金を計算したり、パンドラちゃんやハートちゃんに算術を教えたりします。

 

 今年からは新しく奴隷を購入すると言っているので、その人達への給料の計算や馬を飼ったら餌代の計算だったりとやることは増えます。

 

 役立てるところを見せて長く今の生活が続けられるように頑張ります!

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