【TS】クラス全員ドラゴン娘にされて異世界転生したった!【共学】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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マクロでの出来事 2 マクロの市場

 冒険者ギルドを出た俺達は昼食を取りに美味しそうな飯屋を訪れた。

 

「へい、味噌麺お待ち」

 

 味噌麺という料理を注文し、出されたのは味噌ラーメンであった。

 

 中華麺擬きがあるんだ……と思いながらも食べてみる。

 

 こちらの行儀的に啜る事が出来ない(啜る行為が行儀が悪いとされているため)が、パスタの様に麺をフォークにくるんでいただく。

 

「懐かしい……まんま味噌ラーメンじゃん」

 

 嬉しい事にコーンとバターも乗ってバターコーン味噌ラーメンになっている。

 

 違う点はチャーシューの代わりに馬刺しが入っている点だろう。

 

 ただ馬刺しも馬刺しで軽く炙ってあって味噌ラーメンと喧嘩していないように仕込まれている。

 

「まいどー」

 

 1杯15Gするが大満足し、そのまま市場に行ってみる。

 

 市場では公国各地から作物が集まってくる為、様々な食材が並んでいた。

 

 例えば近くの迷宮で取られた魚が並ぶ魚市場では俺の2倍以上の大きさの巨大なナマズが吊り下げられて売られていたり、ピラルクーみたいな強固な鱗で覆われたアーマードラゴンフィッシュという名前の魚がぶつ切りにされて売られていたりと大迫力だった。

 

 海の魚は塩漬けされた魚が並んでおり、鮮魚は流石に無かった。

 

 あとマクロ近くの迷宮の魚は巨大魚が多いらしく、小さい魚でも1メートルは超えていた。

 

「お、嬢ちゃん達見てるんだったら食ってくかい? 迷宮の魚は刺身にするとうめぇんだこれが! レモンをちょちょっとかければ身が引き締まって絶品だよ!」

 

 魚屋っぽいお兄さんに言われて店の奥の食事スペースでお兄さんからオススメされたレッドピラニアの刺身と塩焼きをいただく。

 

「うん、美味い! レモンかけると……あれ! タイのカルパッチョに近い味がする」

 

「宮さん良い物食べてたんだね」

 

「私は醤油でやっぱり食べたいなぁ……ご飯とも合いそう」

 

「帰る時に1尾買って家で皆で食べようか? ムニエルにしても美味しそうだし、パンドラもハート……マリーとかも大きな魚食べた事無いだろうし」

 

「金やん良いじゃん。あ、そう言えば前田先生が醤油作ってたから貰って刺身にして食べない?」

 

「宮ちゃんそれ絶対美味しい」

 

「でしょ! 中ちゃんも分かってるじゃん」

 

 宮永さんと中園さんが盛り上がり、こりゃ帰る時に1尾買うのは確定だな。

 

 食べ終わって皿を返却してから塩漬けや味噌漬けの魚を見てみるが、魚市場近くで取れた迷宮産の魚は鮮度が良い為、塩漬けや味噌漬けでも美味しそうに見える。

 

 これなら夏場でも1週間、冷蔵庫ならば2週間程度は保つんじゃないかと思う。

 

 まぁ一度冷凍してしまった方が安全だとは思うが……。

 

 魚市場を出て次は肉市場に行ってみる。

 

 豚、鶏、牛、馬、羊といったメジャーな肉から、迷宮にしか居ないバロメッツの肉だったりマンモスの肉、俺達には馴染みのある首長竜の肉も売られていた。

 

「首長竜の肉高! 100グラム500Gもするじゃん」

 

「高級食材だったんだな……あれ」

 

「エレキカンガルーの肉やハニーベアーの肉なんてのもあるね」

 

 見たこと無い食材というのはやはり面白い。

 

 調理方法を考えたり、どんな味なのか想像するのでも面白く感じる。

 

 そのまま移動していると卵市場なんてのもあり、色々な食用の卵が売られていた。

 

 卵の形も殻の色も千差万別……サンダーバードの卵だと電気マークみたいなのが卵に付いており、実食コーナーで食べさせてもらった。

 

 普通の卵焼きに見えたが、食べると舌が炭酸を飲んだ時のようにピリピリっと痺れる感覚がする。

 

 味もキレがあるみたいな食感で、普通の卵焼きなのに噛めば噛むほどピリピリと舌に刺激が来る。

 

「うん、溶かしてこんだけピリピリするならケーキとかにしても美味しそう」

 

「吸い物とかには合わなそうだけど、好きな人は好きだろうね」

 

「広島お好み焼きの卵とかに使ったら美味しそうじゃない?」

 

「お好み焼きなら作れそうだし今度作ってみるか」

 

 また帰りに買う物を増やしながら野菜市場も見ていく。

 

 野菜市場は他の市場よりもエリアが広く、様々な野菜や果物が売られていた。

 

 宝石の様なチェリーに食べ過ぎても腹が痛くならない善性ニンニク、中にはワサビや鷹の目、キムチなんかも野菜市場で売られており、あるかなーと思って漁ってみたら唐辛子の粉も売られていた。

 

「唐辛子の粉あるじゃん、今度ラー油作ろ」

 

「ラー油?」

 

「ご飯のお供に食べるラー油作りたかったんだよね。あとご飯のお供といえば梅干しとメンマ、納豆だけど、納豆は向き不向きがあるから……」

 

「えー、納豆作れるんだったら私食べたい」

 

「私も!」

 

「ありゃ、じゃあ今年の収穫した大豆と稲藁を使って作るか」

 

「「やったー!」」

 

 ちなみに梅干しもこの市場で見つける事ができ、買う物リストに追加するのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「結構調味料類があったね」

 

「椎茸もあったのびっくりした」

 

 夕食は魚のグラタンが食べられるお店で取ってホテルに戻ってそんな会話をしていた。

 

「ねぇ見て! お城の光りが漏れて凄い綺麗」

 

 ライトアップされているわけでも無いが、城から漏れ出る光りで、城の周りが照らされて美しい光景を作り出していた。

 

「うーん絵になる」

 

「宮さんは何処かで1日絵を描く感じにする?」

 

「そうね。明日の依頼が終わったら……明後日か明々後日くらいに1日貰おうかな」

 

「金田君は明後日以降何処に行きたいとかあるの?」

 

「競馬場行きたいな。一応生産した馬がもしかしたら将来走るかもしれないから。中さんは?」

 

「私は服屋とか行きたいな〜。着れなくてもどんなデザインが首都だと流行っているのか知りたい」

 

「あ、それなら私も見たい!」

 

 だいたい予定が決まってきた。

 

 まず明日は依頼を受ける、明後日は服屋巡り、明々後日は競馬場に俺と中園さんは行く感じである。

 

 その後はキックボールの試合観戦をし、錬金術関連の書籍集めをして最終日に食材等を買って帰ると言う感じになるだろう。

 

「明日に備えて寝るか」

 

「「おー!」」

 

 こうして明日の依頼に備えるのだった。

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