【TS】クラス全員ドラゴン娘にされて異世界転生したった!【共学】 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
秋の収穫期になる頃にはエレナとメアリの身長の急成長も止まり、俺達と大差無い身長や容姿に変化していた。
「なかなか良い容姿ですわね」
「胸がパツパツですわね」
エレナとメアリの胸はスイカ並みのたわわが2つちゃんと実っており、背丈も165センチまで成長し、立派なレディになっていた。
産まれた時からドレスを身に纏っていたが、ドラゴンにとって皮膚と似た役割かもしれないが、ドレスも体の成長に合わせて大きくなり、衣服で困るということは無かったが、成長が落ち着いた最近は宮永さん、中園さん、パンドラ、ハートの6人で服屋に行って普段着を注文することもしていた。
暴食状態も身長の急成長が鈍くなるにつれて落ち着き、今は普通の食事量に落ち着いた。
そしてメアリとエレナの冒険者登録をしに行き、ベアトリーチェさんから
「あら? カネダって出てますけど」
「俺の娘達です」
「む、娘!?」
「「娘でーす」」
「ええ!? いつの間に結婚を!?」
「まぁちょっと訳ありなんで詮索はしないでください……ただ血の繋がった娘だし、娘達まだ産まれて3ヶ月なので……」
「3ヶ月でこんなに大きくなるんですね……ドラゴンの娘って」
「まぁ種族的な特徴なのでそこは気にしないでください」
「まぁ分かりました。冒険者登録しましょう」
と言う会話の後に冒険者登録も終わり、2人も冒険者になることが出来た。
「ちなみにメアリとエレナは迷宮探索をしたことは前世であるの?」
「ええ、ありますわ」
「私もありますわよ」
「あるんだ……てっきり無いかと思ったけど」
「貴族でもある程度の力がないといけませんので、レベルが上げやすい迷宮に潜りますの」
「本職ではないので25レベルくらいまで上げる程度ですけどね。まぁ私達は天才でしたのでレベル40まで上げましたけど」
「ちなみにゴーストだとレベルってどうなるんだ?」
「ゴーストの時はレベルが半減しましたわね。生前持っていたスキルも弱体化か無くなってしまっていましたし……ステータスも大幅に弱体化していましたわ」
「なるほどな……とりあえず2人は錬金術の教師だけどレベリングもパンドラとハートと一緒にすることな」
「ええ、そうしますわ」
「言われなくてもします」
そして収穫の時になり、土魔法の使えるエレナとメアリも駆り出して、冒険者を雇って一気に収穫していく。
今年は人数を減らして4日かけて収穫作業を行ったが、コンテナヤドカリの甲羅を肥料として撒いたエリアのポキウリの実の大きさや実っている数が他のエリアに比べて多くなっていた。
肥料としてコンテナヤドカリの甲羅って効果凄いんだなぁと思いながら収穫していき、一旦干してから脱穀だったり精米だったり納品作業が始まる。
「延々と終わりませんね」
「お米ってこうやって食べられるようになるのですね」
「メアリ〜エレナ〜もっとキビキビ動いてよ」
「失礼ねパンドラ! 私達ちゃんと働いてますわよ!」
「そうよ!」
「働いてるって一番簡単な精米機にお米運ぶだけじゃん! 他には回転脱穀機で脱穀するだけだし! 藁をロールにするの手伝ってよ」
「そうだよ! もっと働け!」
「奴隷の立場の癖に生意気ですわ!」
「そうよ」
パンドラ、ハートとメアリ、エレナが揉め始めるが、俺はメアリとエレナの頭をポンポンと叩き
「もっと働け」
と命令。
2人は渋々他の作業も始めた。
「パンドラ、ハート……2人もあまり突っかかるな」
「「ごめんなさいカネダ様……」」
「まぁ今度迷宮探索を4人で行ってもらうから、そこで上下関係みっちり仕込んで良い。俺の中ではメアリとエレナも奴隷と同じ立場でパンドラとハートとは対等の関係だと思っているし、先輩としてしごいて良いから」
「「はい!」」
ちょっとメアリとエレナは元貴族というのもあるが選民意識が高すぎるのと前世から天才であった自負とゴーストになって消滅しないように気を張り続けていたのが精神を摩耗し、その反動でやや傲慢気味になっている。
知識は素晴らしいので上手く折り合いを付けて欲しいと思うが……どうなのだろう。
収穫作業も終わり、エルリックとシミスターのユニコーンに対しての日常作業も慣れてきたと思ったので、冬になる前に2頭牝馬のユニコーンをグリーンビット迷宮から捕獲してきた。
ヘゼとラナという栗毛のユニコーンでヘゼは悪戯好き、ラナはのんびり屋であった。(ユニコーンの中では、普通の馬だと気性難扱いではあるが)
2頭も2ヶ月ほど精神米の稲藁を食べ続けると喋るようになり、気性も落ち着いてくるようになったが
「あ! ヘゼやめろよ! 俺の服がヨダレだらけになるだろうが! ポケット引っ張るな」
『へへーん、やーなこった! シミスターの服ボロボロにしてやるんだ!』
ガブガブとシミスターのズボンに甘噛みしてヨダレだらけにしたり、ラナはラナで掃除の時間になっても全く動かなかったりして困ったちゃんである。
『お前らマリーには手間かかせるなよ』
マリーと一緒に牝馬の放牧地近くに遊びに来たヤマトが新人のヘゼとラナに注意する。
『あ……や、ヤマト! こ、こんにちは! 今日もカッコいいわ!』
『ヤマトだ! 私のご飯少しあげようか!』
ヘゼとラナもヤマトを見ると急に大人しくなることがしばしば……俺達は恋する乙女状態と呼んでおり、ヤマトも2頭の前だとビシッとしているが、自分の馬房に戻るとヤマトの息子が勃起していることがあり、来年の種付けは問題なさそうだなと思うのであった。
エレナとメアリ、パンドラ、ハートの4人でマッシュルーム迷宮の6階層で狐狩りに出かけ、俺の敵探知のチョーカーをパンドラに貸してエレナとメアリのレベリングを行ってきてくれと頼み、俺は牧場で餌やりや馬房の掃除をして時間を潰し、夕方になるとメアリとエレナがボロボロになって帰ってきた。
「ど、どうした2人共……」
「イエ、ナンデモアリマセン」
「キニシナイデクダサイ」
カタコトで喋りながら風呂場に直行していき、後から帰ってきたパンドラとハートに事情を聞くと、あまりに態度が横柄だったので絞めたとのこと。
「また調子に乗るようなことがあればまた締めます」
「ほどほどにしておけよ……やりすぎると報復されるからな」
「はい!」
俺は注意するが、メアリとエレナの態度はその事件後改善し、横柄な態度が出ることは無くなったのだった。
ちなみにこっそりハートが俺の所に後から来て
「パンドラは怒らせたら私から見てもヤバいですので、迷宮探索でパンドラとメアリ、エレナの3人で行かせるってのは絶対にやめてください。死人が出ます」
マジでパンドラなにをしたと思いながら時が過ぎていくのだった。