【TS】クラス全員ドラゴン娘にされて異世界転生したった!【共学】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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ソレンス迷宮 1 大量の金属

「バックパックよし、ピッケルよし、着替え良し、袋よし、コンロ良し、魔石良し……オッケー」

 

「よし、じゃあ今日から2日間ソレンス迷宮8階層目指して探索頑張るでござるよ!」

 

「「「おー!」」」

 

 ソレンス迷宮への準備を整え、俺達は朝食を食べ終えた後に迷宮目指して出発した。

 

 朝食の時に他のクラスメイトから

 

「金やんのグループもうダンジョンアタックするの」

 

「早くね? あと行くのソレンス迷宮って……またあそこに潜るのかよ」

 

「慣れていた方が良いのと軽い金稼ぎだ。服とかバッグとか買って貯金が減ったからな。ぼちぼち稼がないと」

 

「金やん、経験値増加のアイテムが宝箱から出たら売ってくれよ……効果が低くても買うからさ」

 

「加茂了解。何個か出たら売るわ。まー5000G位は用意しておいてくれよ」

 

「おう!」

 

 そんな会話をしたりもした。

 

 

 

 

 

 

 

 町を出て20分、ソレンス迷宮の入り口に到着する。

 

『お疲れ様でーす』

 

 と衛兵に挨拶する。

 

『お、前に出てきた竜人の姉ちゃんたちじゃんか。冒険者にはなれたか?』

 

 と、俺達がこの迷宮から出て賄賂を渡した衛兵らしい。

 

 冒険者カードを見せると

 

『すっげぇステータス。これなら確かに深層から帰ってこれるのも納得だわな。ホイ、カード返す』

 

 冒険者カードを返され、頑張って稼げよと肩をポンポンと叩かれた。

 

 兜を被っているので顔は見えないが声的に中年の男性だろう。

 

 俺達は手を振りながら迷宮に入るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 まだ朝の早い時間なので迷宮内に冒険者は少なく、小走りで1階層を駆け抜ける。

 

 出てくるスライムも少ないし、ポヨンポヨンと弾んでいるばかりで攻撃してこないため、素通りしていく。

 

 30分もかからずに2階層に到着する。

 

 ゴブリンが出てくるが、次の階層の最短距離を走り抜ける。

 

 オタクが足音が全然しないことに気が付き、2階層を駆け抜けて3階層に進む通路で聞くと前に話していた忍び足のスキルで、熟練度が上がったために走りながらでも足音が消せるようになったらしい。

 

「まぁ飛行してしまえば足音は消せるでござるが、低空をホバリングで飛行するには別のスキルが必要でござるからこれで良いでござるよ」

 

 と言われた。

 

 飛行スキルの弱点としてある程度の高さが無いと天井にぶつかってしまう。

 

 翼を使って飛んでいるので翼を羽ばたかせられる空間的広さと飛び上がった時に前に少し進んでしまうので同じ場所での空中停止が難しい。

 

 ホバー移動ができれば俺の目指すスキルツリーでも戦闘面で有用なので獲得を検討しても良いかもしれない。

 

 まぁ10ポイントするのでレベルをもう少し上げて、スキルポイントに余裕ができてからになるが……。

 

 ちなみに浮遊は本当にその場から浮くだけ、落下するときの勢いを限りなく減速できるけど移動はできない。

 

 飛行が翼を使っての移動……ホバー移動は魔法的要素がもしかしたらあるのかもしれない。(火炎放射みたいに魔力を消耗するタイプのスキル)

 

 そんな事を考えていると3階層の中盤に進んでいた。

 

 ここの階層は強い光や人が多いとモンスターが逃げるらしく、オタクが試しに気配を完全に消して5分ほど散策したら角うさぎを4羽も捕まえてきた。

 

 角うさぎは角を折ると弱るらしく、換金する時にはなるべく角を傷つけない方が良いらしいが、食糧の足しにするため角を折って、ぐったりしたうさぎの腹をロープでくくりつけて、皆1羽ずつバッグの側面に固定して持って行くことにするのだった。

 

「アサシン系のスキルを習得していれば逆にこの階層は狩場でござるな。まぁ1人で潜るなら良いでござるが、換金効率も悪いから食糧補充用でござるな」

 

「まぁそういう場所もないとダンジョンを長期間潜ることもできないからな」

 

「というか多分ポークステーキってここの階層のトゲイノシシを食べているよね……」

 

「安いしダンジョンからポップするモンスターだから食い尽くすことが無いからいいんじゃないの?」

 

「中園……まあそうだけど」

 

「宮永さんはここのイノシシ食べるの抵抗あるの?」

 

「いや無いけど」

 

 どんな会話だよと俺は中園さんと宮永さんの会話を聞きながら進み、3階層も突破した。

 

 宮永さんが体内時計というスキルを習得しており、まだ熟練度が高くないので10分感覚でしかわからないらしいが、駆け足で通り抜けてきたので1時間で3階層までを踏破できたらしい。

 

「休憩いるか?」

 

「拙者は要らないでござる」

 

「私も大丈夫」

 

「わ、私も」

 

 やっぱり体力がドラゴンになって上がっているからか、5キロくらいの荷物を持っているが全然大丈夫だった。

 

 俺、前の世界で自衛隊で行軍訓練があるって聞いて休みの日に練習で10キロの荷物を持って30キロ歩いた時も10キロ過ぎた位で肩や足が痛くなったのに……このドラゴンの体だと全然負荷がかかってないように感じる。

 

 普通なら休憩挟まないと辛いが、皆大丈夫そうなので先に行く。

 

 4階層は巨大樹と森のエリアで俺達は迷わず落下していく。

 

 地面が近づいてきたなーと思ったら浮遊でふわっと浮き、軽やかに着地する。

 

 ズボッと後ろで音がしたので振り向くと、オタクが距離感をミスって膝から下が地面に突き刺さっていた。

 

「オタク大丈夫かよ!?」

 

 オタクは土魔法で足を掘り出すと軽くジャンプしてみて痛みや違和感は無いと言う。

 

 普通なら複雑骨折……悪ければ死んでいてもおかしくない。

 

 ドラゴンの体どれだけ頑丈なんだよ……。

 

 一応中園さんが回復魔法をかけるが、効果は特に無く、本当に怪我をしていないらしい。

 

 そんなトラブルがあったが4階層を突破し、5階層の石畳の階層に移動する。

 

 オークやケットシー、コボルドが襲いかかってくるが土魔法で地面からトゲを生やして貫くと直ぐに絶命していく。

 

 体が残るオークは火炎放射で燃やし、コボルドとケットシーの魔石は回収して、ドロップする肉も燃やして炭にした。

 

「経験値全然入らねー……15体倒して1レベルしか上がらないし……経験値増加大があってこれかよ……」

 

 そんな愚痴を言いながら5階層を進み、6階層のオークの溜まっている部屋に到着した。

 

 4人で火炎放射して部屋を焼き尽くして一瞬で殲滅……炭化したオークの残骸が転がっていたが、部屋で休むわけでも無いので先に進み、ビュンビュン飛んでくる鉱石を素手で掴んでいった。

 

「一応冒険者ギルドがこの鉱石買い取りたいって言ってたから取れるだけ取っておくか……」

 

「壁とか掘ったらいっぱい出てきたりしない?」

 

 中園さんが何気なく言ったが、宮永さんが土魔法で壁を掘ってみるとザザァと鉱石が大量に出てきた。

 

「金やん、土魔法で金属を抽出とかできないの? これ無造作に運ぶってなったら流石にバッグがパンパンになると思うんだけど」

 

「確かに……金やんは土魔法の聖級を習得していたからできないでござるか?」

 

「ちょっと待ってな」

 

 俺はとりあえず鉱石を魔法で1つの塊にして、それを金属ごとに分離できないか試すと、ポコポコとまずは金がこぼれ落ちた。

 

「あ、できそうだわ……ただ金属を抽出するのに意識をだいぶ集中するから集めておいてくれない」

 

 と他の3人に頼んで、俺は金の抽出を続ける。

 

 金の粒が地面に落ちるので、オタクが袋を下に置いて金の粒がある程度落ちたら魔法でインゴットにくっつけて成形した。

 

「おお、テレビ番組とかで出てくる金の延べ棒ができた……」

 

「飛ぶ鉱石がだいたい500キロくらい掘れて、金が5キロくらい?」

 

 次銀を抽出するぞと言い、銀を出していく。

 

 今度は銀の延べ棒が3つ出来上がり、だいたい15キロほど抽出できた。

 

 続けて、銅、鉄、コバルトに水晶を抽出し、小石程度の魔石? ぽいのと砂が残った。

 

 砂やゴミを抜くとだいたい400キロくらいで、インゴットの形に纏めたので大きさは取らなくなった。

 

 袋に詰めてバッグに入れるが、4人に分散すれば入りそうである。

 

 もったいないので持って行く事にして、俺達は6階層を抜けて7階層のピラミッドをショートカットして中継地点のキャンプに荷物を下ろすのだった。

 

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