【TS】クラス全員ドラゴン娘にされて異世界転生したった!【共学】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

86 / 129
戦利品の鑑定

 地上に戻る途中の6階層にてまだバッグやアイテムボックスに空きが沢山あったので、鉱石を掘っておく。

 

 壁を軽く掘っただけで鉱石がゴロゴロ出てきて、俺がインゴットに魔法で加工していき、アイテムボックスに入り切る分だけインゴットを仕舞って、地上に戻る。

 

 地上に出た後は冒険者ギルドに向かい、2階でベアトリーチェさんとリーフィアの2人に今回の成果物を換金してもらう。

 

「今回も沢山ありがとうございます。まず金属ですが、金が150万G、銀が20万G、銅が2万G、鉄が1万G、他が1万Gになります」

 

「えっとこちらの細かい魔石は4000Gで1個5万Gの魔石が……凄いですね! 120個に15万Gの魔石が30個……巨大魔石は前回と同様に750万Gで買取りさせてもらいます!」

 

「そしてミスリルの武器ですが、重さでの買取りで良ければ今回ですと35キロになりますので8750万Gになります」

 

「ですので1億724万4000Gになります!」

 

 おぉと俺達から歓喜の声が漏れる。

 

 これを6等分にしたら1787万4000G……オタクに端数を渡すと言ってあるので、1700万Gとしても貯金額は倍増。

 

 ちなみに公国の冒険者ギルドでの1回での換金額は今回のが最高額らしい。

 

「ちなみに前回の最高額は?」

 

「前回は魔王討伐が1億Gになりましたので今回は成果物だけで超えているので……」

 

「なるほど」

 

「我々冒険者ギルドも特別冒険者の皆さんの頑張りにより多大な利益が得られていますので、これからも何卒よろしくお願いします」

 

 そうベアトリーチェさんに言われた。

 

 

 

 

 

 

 

 口座金額が2000万Gを突破し、ウッキウキで家に帰り祝勝会を行う。

 

 少し高めのボトルの酒を開けて、ワインを皆で飲みながら戦利品の割り振りを改めて決める。

 

 オタクは敵探知のチョーカーとアイテムボックスを、アイテムボックスは背負いバンドをカバン屋に取り付けて背負えるようにするらしい。

 

 ミスリルのフライパンは冒険者の時にあると便利なのでチームでの所有物に、ミスリルの釣り竿はクラスで欲しい人が居れば譲っても良いなという話になり、残りの黄金の茶釜、ホームベーカリーみたいな機械、よくわからない木の苗、蜂のマークが描かれた樽の4つは俺達が貰い、この4つはルシア師匠や魔法ギルドに鑑定して貰う事にした。

 

 マリーにもお小遣いとして1万Gを渡し、自由に使って良いと言っておくのだった。

 

 

 

 

 

 

 翌日、まずルシア師匠に4つの物を鑑定してもらうと、よくわからない木の苗と蜂マークの樽、そして茶釜については知っていた。

 

「これはビルの木だな。エルフの国とかには多い木で植えると背の高い家屋が出来上がるんだよ。だいたい1株で10家族くらい住むことができるんだけど、部屋のリフォームができないんだよねぇ。ここは寝室、ここはトイレ、ここはお風呂みたいなのが決められていてね。仮住まいとしては便利だけど、一生住むってなったら苦痛だよ。エルフの国に住んでいるエルフはそれが普通と思っているけど……見た感じこれはグレードが凄く高い感じだから金持ちが住む向けの物件かなぁ」

 

 今の俺達には必要のない物だな。

 

「こっちは蜂蜜タンクだね。樽が壊れない限り蜂蜜が自動で溜まっていく不思議なタンクだねぇ。これのお酒バージョンを見たことがあったよ。ただ溜まる蜂蜜の量は1日でコップ1杯とかそんな量だから商業用には向かないけどねぇ」

 

 と教えてくれた。

 

 ホームベーカリー擬きはわからないと言われ、魔法ギルドに依頼してみて鑑定結果を待つ。

 

 最後に黄金の茶釜はデカいので家に来てもらって見てもらうと……。

 

「これは錬金術の釜だね。しかも上物だ」

 

「錬金術ですか?」

 

「ああ、魔法とは別形態の技術でね。薬品を混ぜて回復薬を作ったり、金属を混ぜて合金を作ったりする連中が使う釜だ。せっかくだ、私の得意分野で何か作ってみようか」

 

 ルシア師匠は冷蔵庫や地下室を漁り始めて、凍らせて保存しているポキウリを見つけた。

 

「これが良いね。迷宮の植物だろ?」

 

「はい、迷宮で種を宝箱から見つけて育てたスイカ擬きで、俺達はポキウリって呼んでます」

 

「ポキウリか……」

 

 ルシア師匠は解凍してから錬金釜にポキウリを丸々入れると、水魔法で水を入れていき、火を付けて煮込み始める。

 

 グツグツと煮ながら木べらで混ぜていくと、ポキウリがどんどん溶け出していき、ぐちゃぐちゃになってしまう。

 

 普通お湯で煮ても形は保ったままなので、溶け出すのは普通じゃない。

 

 水が抜けていくとルシア師匠は木べらでかき回すのを辞めて、数秒するとボンっとキノコ雲が起こり、錬金釜の中にはポキウリの体積と同じくらいの大量の種が残っていた。

 

「果実や野菜を種にして増やす錬金術だ。やっぱり質の良い錬金釜だと大量に作れるね」

 

 ポキウリの種は1個に200粒程入っていたが、ルシア師匠が錬金術で作った種は優に1000粒を超えていた。

 

「私は種を増やす程度の錬金術しか知らないけど、これを使えば迷宮で種が出ない果実でも種にして育てることができる……環境が適合するかは運に左右されるけどね」

 

 ちなみに錬金術も極めると品種改良とかも出来るようになるらしいが、ルシア師匠も錬金術は触りしか知らないらしく、錬金術の初歩の本を貸すくらいしかできないと言われたが、滅茶苦茶ありがたい。

 

 ルシア師匠を宿まで送ると、錬金術初歩の本を借りて勉強しますと言うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 数日後、魔法ギルドからホームベーカリーみたいな魔道具の鑑定が終了したと連絡があり、職員にこれが何なのか聞くと、何でもパンにしてしまう魔道具らしい。

 

 ベースとなる小麦粉に入れたい具材を入れると自動でパンを作ってくれるらしい。

 

 小麦粉だけなら普通の食パンが焼かれて出てくるし、卵を入れると卵蒸しパンが、野菜を入れると野菜パンみたいにその食材に適したパンが焼き上がって出てくる。

 

 小麦粉は絶対に必要だが、小麦粉の量によって最大5斤ほどの長さのパンが蓋を開けると焼かれた状態で飛び出してくるらしい。

 

 うん、やっぱりホームベーカリーだった。

 

 でもこれでパンを作る手間が大幅に減るし、材料によっては蒸しパンとかになって出てくるので、砂糖を加えたらスポンジが出てきたりしないかと思ってしまう。

 

 これは魔石の交換も必要無いし、水やイースト菌を自動で生み出してくれる高性能ホームベーカリーといった感じらしい。

 

 良い物ゲットできたと俺達は喜ぶのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。