【TS】クラス全員ドラゴン娘にされて異世界転生したった!【共学】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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冬の間のクラスメイト

 冬の間、俺、宮永さん、中園さんはパンドラとハートのレベリングをするために積極的に迷宮に潜り、お小遣いを稼いだり、トゲイノシシや角うさぎを捕まえてきてその日の夕飯にしたりと結構激しく動いていた。

 

 後は俺は農家の皆さんの所に行って、農法の教えを乞うたり、魔法ギルドの図書室で農業に関する書物を読んだりしながら来年畑をどう取り扱うか考えながら農学の勉強に励んでいた。

 

 宮永さんは空いた時間には絵を描いて教会の展覧会に出品したり、豪炎寺と原村さんと協力して再現できる料理のレシピと挿し絵を描いたりしていた。

 

 中園さんは回復魔法の勉強の一環で教会に赴いて練習がてら骨折した人の治癒をさせてもらっているらしい。

 

 性病なども中園さんは状態異常の治癒魔法を使えるので回復させることができ、教会から治癒師という職業の会員証を与えられ、どこの町の教会でもこれを見せれば人を治癒しても文句を言われないという証明のカードをもらっていた。

 

 そんな事をしながら冬の期間を過ごしていたが、他のクラスメイトはどんな生活をしていたかと言うと……。

 

 まずオタクは2週間から3週間に1度俺達と迷宮に潜るのは継続しているが、奴隷を購入しようと思っているため、広い家を欲していた為に賃貸探しに奔走しており、今下級市民だが中級市民に上がれる半年縛りが無くなれば中級市民に上がって、物件を購入してしまおうかとも考えていた。

 

 中級市民になれば扱える奴隷の数の制限も無くなる。

 

 ちなみに俺達も冬が始まる頃に中級市民となり、3ヶ月に1度、1人当たり3600Gの税金を支払うようにしていた。

 

 口座から引き落としなので払い忘れることも無いが……。

 

 なのでオタクは物件選びを慎重に行っており、最悪自分の家を建てることも視野に入れていた。

 

 後は魔道具の製作の勉強をしており、最近では扇風機みたいな魔道具が作れたとはしゃいでいた。

 

 もう少し勉強すれば魔法のエアコンとか魔法のコンロとかも作れるようになるらしい。

 

 前田先生は冬の間に倉庫を借りて自家製酒の製造を始めたらしい。

 

 俺の米の一部を使って純米酒と呼ばれる酒を造ろうと様々な資料と知識をフル動員して製作しているらしい。

 

 上手くできればどぶろくみたいなのか清酒ができるかもしれないと言っていた。

 

 あとはクラスメイトの所に時々来て様子の確認をしてくれていた。

 

 俺達の家にもたまに来て元気ですか? とか人間関係で喧嘩したりとかありませんかとか聞いてくる。

 

 俺達がクラスメイトの動向が宿が違う関係で分かりづらくなってしまっていたが、前田先生が他のクラスメイトの情報をよく教えてくれた。

 

 そんな前田先生を一番頼っているのが和田さんだ。

 

 精神を崩して治療していた和田さんも秋から冬にかけて安静にしていた事や、適度に前田先生と一緒に広くて気温も心地よいグリーンビット迷宮の安全地帯でキャンプをしたり、ユニコーンやバイコーンの競りを見に行って、馬モンスターと触れ合う事で調子を取り戻して居た。

 

 完治とまではいかなくても米を毎日食べていれば症状を抑えられるので和田さんだけは毎日1食は精神米を食べさせていた。

 

 野村、佐々木、二宮、加茂の4人はグループで動くようになり、ソレンス迷宮の深部やマッシュルーム迷宮の7階層以下の攻略に励んでいるらしく、お揃いのマントを羽織る様になっていた。

 

 マントの刺繍で俺達の母校又木高校の校章(丸にYと上部に横棒で三角形を作り、真ん中に又の字が入っている)をシンボルマークにしていた。

 

 正直ダサい様にも思えるが、俺達の繋がりを考えるとこれ以上無いシンボルマークである。

 

 マントの裏には色ポケットが付いており、小道具を入れたり、魔石を保管するのに使っているらしい。

 

 で、4人は王都を観てきた事で将来的には色々な場所を冒険してみたいと思うようになっているらしい。

 

 里崎はルシア師匠と休みの日も特別授業を追加で受けているらしく、将来は本格的に王宮魔法使いになりたいと頑張っていた。

 

 正直孤児院を開くと言っていたが、明確な夢を見つけた1人だ。

 

 委員長は冒険者をやりながら、今後上級市民になるための準備を始めていた。

 

 どうやら委員長は冒険者ギルドの職員を経由して上級市民になろうと考えているらしく、ベアトリーチェさんにも相談したらしい。

 

 ただ特別冒険者を1職員にするのは冒険者ギルド的には損失らしく、上級市民になれる手筈を共に模索しながら迷宮に潜って間引きを頑張ったり、迷宮で負傷した冒険者の救助を積極的に行っているらしい。

 

 飯田と藤原さんは迷宮の動植物を冒険者ギルドの図鑑を参考にしながら実際の行動や植生等を細かく記録する作業をしているのだとか……。

 

 だからマッシュルーム迷宮に潜りがち。

 

 豪炎寺と原村さんは自分の店の事で精一杯。

 

 他の皆はそれぞれ自己鍛錬を続けながら将来どうするか考えている段階だ。

 

 帰れないことを悲観する段階は過ぎて、どう生きていくかより考えるステップに入ったとも言う。

 

 俺や豪炎寺達みたいに宿を出たメンバーが元気にやっているのを見て励みになっているらしい。

 

 一番皆がやってみたいと思っているらしいのは奴隷を雇って疑似家族の様に扱い、どれだけ奴隷の子を育てることができるかというのを皆真剣に考えているらしい。

 

 ドラゴンという上位種族であるという傲慢かもしれないが、俺とパンドラとハートの関係を見て良いなぁと言う感情を多くの人が抱いたらしい。

 

 そしてその感情を持った人達は眷属化のロックが外れ、習得可能となったらしい。

 

 50ポイントと重たいが、魔法は勉強で上げれば良いと割り切った分、ポイントが節約できていて50ポイントを抽出するのは容易いらしい。

 

 ただルシア師匠から忠告もされており、眷属化の事が公になれば教会が黙ってない可能性が高い為にやるなら慎重かつ集団で辻褄合わせができないといけないらしい。

 

 その為にはバーガータウンから出なければならないとも言われた。

 

 眷属達で新しく村を立ち上げるくらいの勢いが無いなら眷属化なんてスキルは使わない方が生きやすいとも忠告を受け、まずは奴隷を雇って人を扱うということを学んだり、奴隷に仕事をさせて収益を得る仕組みを作ろうという感じの流れになった。

 

 ただ奴隷を雇うとなったら宿を出ないといけないので、まだそこら辺の踏ん切りがつかない人達は、ルシア師匠の授業が終わるまでは現状維持を決め、迷宮に潜って自己鍛錬を続けたり、家庭教師を見つけてきて個別授業を受けてスキルを身に着けていく事を冬の間に行っているらしい。

 

 

 

 

 

 冬の間は各々スキルアップや将来に向けての動きをする人と現状維持で将来の事は後に考える人に分かれるのだった。

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