【TS】クラス全員ドラゴン娘にされて異世界転生したった!【共学】   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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収穫期

 秋の収穫期となり今年も皆に手伝って貰った。

 

 手伝ってくれたら米俵を1俵報酬で渡すとなったら釣れた。

 

 隣に引っ越した木戸と正木さんには来年用の種籾含めて多めに渡すことを約束してある。

 

 それに脱穀や精米に必要な装置も前田先生が頑張って増産してくれた。

 

 冒険者も20名ほどの雇って始まった収穫作業だが、まず赤芋の収穫から始める。

 

 土魔法でガンガン掘り起こしていくから、芋をツルからハサミで切って、箱に入れていく。

 

 箱に芋が溜まったら別の箱を持ってきての繰り返し……残ったツルはそのまま天日干しにして後で土と混ぜてしまう。

 

 雇われ冒険者達がガンガン回収してきた芋は洗う人達が芋を洗ってシートの上に天日干しにして乾燥させていく。

 

 数日干したら箱に詰めて出荷である。

 

 出荷作業も冒険者に協力してもらう契約になっている。

 

 なお冒険者ギルドからは奴隷の人数増やしてくださいよと懇願された。

 

 この時期はどこの農場も人手が欲しいので冒険者も引っ張りだこ。

 

 なので特別冒険者の俺達に人員を回すよりももっと大きな大農園に人手を回したいらしいが、優先的に依頼を回すという約束をしているので反故できないしで辛いのだとか。

 

 いや、知らんがな……。

 

 続いて米の収穫作業。

 

 昨年は1本1本鎌を使って切り取っていたが、今年は練度が上がった風魔法を使い、刈り取りを行う。

 

 風魔法が得意な面子で風魔法のカマイタチを応用して風の鎌で根元からサクサク切っていくとだいたい縦25メートル横5メートル位を一気に刈り取ることができるので、稲を倒しながら進んでいく。

 

 倒れた稲は後ろから引っ付いている人が束にして纏めて稲架に掛けて干していく。

 

 約50名の人員で一気に進め、午後いっぱいを使って終了。

 

 クラスの人達はこれで手伝いは終了で、翌日は雇った冒険者達と共に大豆の収穫作業を行う。

 

 木戸と正木さんには今日も協力してもらうが、刈り取り方は昨日の米と同じく風魔法で一気に根元から刈り取ってしまう。

 

 刈り取った大豆の株を束にして、シートの上に向きをそろえて置いて数日間天日干しにする。

 

 今日はこの作業を延々と繰り返し、午前中でケリをつけた。

 

 そして午後からはポキウリの収穫作業に入る。

 

 ポキウリはちょくちょく生育の早い株から実を収穫していたが、冬になる前に残りを収穫しておく。

 

 冒険者の方にもハサミを渡して1個1個丁寧に実を収穫したら箱に入れて地下の冷凍室に入れていく。

 

 その際に俺がスキルで透視を行い、中身の色や虫食いが無いかを確認してサーモンとマグロの箱を分けて入れていく。

 

 人数が居たため収穫作業は2日で終わり、乾燥が終われば脱穀作業が始まる。

 

 大豆や小麦とかは専用の脱穀機が魔道具屋に注文すれば作ってもらえるので、事前に注文していた大豆の脱穀機を用いて大豆の脱穀作業を行っていく。

 

 機械の形は四角形で、横の入り口から大豆の株を入れるとバリバリという音と共にローラーで株がすり潰され、さやから大豆が飛び出して、中で動いているふるいの下をくぐり、袋に蓄積されていく。

 

 茎や葉っぱ等はふるいに引っかかり斜めにスライドされて後ろから粉砕されたのが出てくる仕組みになっていた。

 

 脱穀した大豆は今度は虫食いだったりかびていたり割れていたりで商品にならない奴を選別する機械を通すと綺麗な大豆だけが出てくる様になる。

 

 これをもう一度袋詰めすれば食品商会に出荷することができる。

 

 これを大豆の株が無くなるまで延々と繰り返す。

 

 機械が1台ずつしか無いので、2日かけて脱穀と選別を終わらせ、荷車に乗せて大豆から出荷していく。

 

 次に天日干ししていた赤芋をカゴに詰めて出荷する。

 

 そして最後に米の脱穀と精米が待っている。

 

 回転式脱穀機を用いて脱穀していき、魔道唐箕でゴミと米を仕分けして、精米機で精米していく。

 

 精米が終わればもう一度唐箕で今度は殻と米を仕分けして完成である。

 

 今年は藁もロールに纏めて倉庫の中に保管しておく。

 

 来年から馬を飼う時の餌や寝藁にするためだ。

 

 藁を保管しておくための倉庫も拡張しておいて良かった……やってなかったら藁が入り切らなかったと思う。

 

 そして精米した米を袋に詰めて、協力してくれた皆に分けて、豪炎寺と原村さんの所に卸していく。

 

 量が量なので豪炎寺達から今年は少しお金を貰ったが、豪炎寺達にポキウリも卸し、やるべきことは完了である。

 

 食品を取り扱う商会から米を卸して欲しいと催促が来ていた為、今年収穫できた米100トンのうち50トンを卸し、1トン1万Gで売却した。

 

 なので米だけでも50万G、赤芋は40万G、大豆は8万Gで売却となった。

 

 大豆はどうしても面積当たりの収穫量が低くなりがちなので仕方がない。

 

 赤芋は利率が良いが連作障害に気をつけないといけない。

 

 とりあえず冬の間は土地を休ませて、場所を交換しながら順繰りやっていくしか無い。

 

 だいたい不作とかを考慮しても80万G以上は稼げることがよくわかった。

 

 冒険者としての収益だと1回潜れば達成できてしまうが、お米を作ることに価値があるので良いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 久しぶりの毎食お米生活……豪炎寺の所も米料理を再開すると、いつも以上に繁盛し、新メニューのポキ丼も凄い勢いで売れているらしい。

 

 ハンバーグメインのお店なのに海鮮丼擬きが売れるとはこれいかに……。

 

 ちなみに豪炎寺達はお店が忙しすぎて奴隷をもう2人雇ったらしい。

 

 若い女性でウエイトレスとして活用しているのだとか……。

 

 豪炎寺や原村さんに若いウエイトレス2人でアイドル的な人気が出始め、4人目当てで食堂を訪れる冒険者も出てきて更に賑わうの循環に入り、1日200食以上売れるのだとか……。

 

 週1日休みにしているが、休み入れないと倒れるくらい忙しいらしい。

 

 野暮であるが軽く計算してみたところ1食10Gから20Gの間で売られるらしいので15Gで1食計算し、200食なので3000Gの売上となり、人件費が1人100G払っているので奴隷4人で400G、材料費が1食5G以下らしいので1000G、設備費などで100G差し引いて1500Gが純利益になる。

 

 1ヶ月30日……休みが4日から5日入るので5日休み計算で25日働いていることになり、3万7500Gの営業利益を出して居る。

 

 1年となれば45万G稼ぐことも夢じゃないらしい。

 

 こうなると増築して食堂部分をもっと広くした方が良さそうに見える。

 

 今は牛丼屋くらいの広さだが、大衆レストランくらい広がり、店員を増やせばもっと売ることも可能だろう。

 

 待つのを嫌ってお店に入らない層も居そうだし……。

 

 その事を豪炎寺に話したら鉄板でハンバーグを焼くパフォーマンスをしているので当面はお店を広げたりすることはしないらしい。

 

 今ウエイトレスをしている人に料理を教えて料理のサポートとして戦力になってもらうほうが助かると言っていた。

 

 まぁ繁盛店なので素人が意見するのは邪魔でしか無いし、豪炎寺も原村さんも自分の店を持てて生き生きとしているので口は出さない様にする。

 

 そんな繁盛店だと邪な輩が出てくることもあり、1度泥棒が深夜に入った事があったらしいが、気配を感じて豪炎寺がとっ捕まえた事件が起こったらしい。

 

 ナイフで襲いかかってきたが、体に当たってもナイフが効かなくて絶望しながら捕まり、それがライバル店の息子でライバル店からの妨害であったことが発覚すると衛兵に泥棒に入った息子と共に悪事がバレたライバル店は余罪で奴隷落ちし、店も潰れるという事件が起こったらしい。

 

 それを武勇伝の様に語ってくれた。

 

 漫画みたいなベタベタな事もあるんだなぁと俺は聞いて思うのだった。

 

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