戦姫絶唱シンフォギア 異能生存体の少女は凶鳥のギアと共に   作:のうち

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私何してんだろ・・・最高にダサい。

 やぁ、2話前に二課やら大人の責任から逃げ出したダサい奴です。まあ、私には義手や義眼のこともあるからおそらくは監視がつけられるだろうって義眼も義手も捨てて現在はいろいろと国の制度を活用しながら日々の暮らしを送っている。

 

 外な灰皿で煙草を吸って現在住んでいるボロアパートに帰ってくる。

 

「ただいま・・・・って言ってもおかえりなんて言葉が帰ってくるわけでもないんだけどね。」

と私は買ってきたものがコンビニの袋を冷蔵庫に突っ込んで窓際に座っている女の子をみる。

 

 その子はなんと立花響なんだよね。

なんでそんなことになってるのかといえば、話せば長くなる。

 

 あのライブのあと私は仕事を辞めて、両親の残したいくつかのアパートの家賃収入や様々な制度を使っていきつなぐ事が出来るように動いていた。そして面倒な手続きが終わって帰るところだった

 

 なんか、刃牙の家みたいな感じの家が燃えて人だかりが出来ていた。

 

 そこで消防士に抑えられて母親と祖母を呼ぶ女の子がいた。

 

 ああ、最近ニュースになってたライブの被災者の家を狙った放火か・・・酷いことする奴もいたもんだと、巻き込まれたくない私はその場をあとにすることにした。

 

 翌日、コンビニに行った帰り昨日の少女が家の焼け跡の前に虚な目をして座っていた。周りの視線は彼女を奇異の目で見るもの、蔑んだり憎しみの目を向けるものなど様々であったがその視線や彼女に向かって投げられる石などがあたっても、もはや家族を失った彼女には関係ないというのか、所々から血が出ている。

 

 「・・・・・」

 

 これを見て私は余計なお節介を働こうとしている。

 

逃げ出した私が今さらどういうつもりでこんなことをしてるんだろ。

 

 そんなことを考えながら私は彼女を病院へ連れていき、当日のうちに仮の保護者として役所で手続きを行った。

 

 それから半年程は彼女の身内、つまりは血縁者をまわって彼女を引き取ってくれることを期待していたのだが彼女の引き取り手はいなかった。

 

 父親?、家族が大変な目に遭ってる時にさっさと逃げ出した馬鹿にこの子を預ける訳ないだろ。

 家族が辛い時に拠り所になってやれない奴に・・・家族を捨てるような奴にはあの子の父親を名乗って欲しくないというのが本音だった。

 

 その考えは前世や転生した現世においても変わらない。

 

 そんなこんなで私たち2人は結局、リディアンのある街に住むことになったもう引っ越しはこれで最後にしたいもんだが、そういえば引っ越しできた日が響の誕生日だったので買い物ついでに響の誕生日プレゼントを買いに2人で買い物にやって来たんだけど、あの子が欲しいと行ったのは翼のCDだった。

 

 そういえば、私が二課にいた頃にもらった音源も熱心に聞いてたっけか。それでいいならって買ってやったらたいそう大喜びだった。ご飯を食べて帰ろうと思ってふらわーに行こうとしてた時にノイズ警報が鳴る。

 

 「響、シェルターに急ぐぞ。」

 

「は、はい」

 

 「大丈夫だ。シェルターならすぐそこだ。」

 この街のシェルターとか地下施設の設計にはマオ社つまりは私の古巣が絡んでいる為、割とこの街の構造には詳しい為、近場のシェルターに響の手を引いて急ぐ。

 

 そしてシェルターの入り口に入ろうとした時、上空から聞き覚えのあるヘリのプロペラ音が聞こえた為、上を見上げるとヒュッケバインの運用ユニット搭載へリから私の使っていた009とは違うアーマーを纏った少女が降下していくのが見える。

 

 そのことに目を奪われていると固まってしまった私をシェルターに入れようと手を引く響の声が耳に入り、私達はシェルターに避難した。

避難指示が解除された後も私の頭の中は、先程のアーマーの少女のことで頭がいっぱいだった。

 

 おそらくはヒュッケバインMk-Ⅱだろうことは予想できた、あれを見た時、私はどうやらある程度はヒュッケバインのギアに愛着が湧いていたらしい。

 

 いらないと捨てたものがこんなにも恋しいと感じたのはこれがはじめてかも知れなかった。

 

何してんだろうな。私、最高にダサいわ。

 

 だが、翼のCDを聴いて幸せそうな顔をしている響を見ると自然とその恋しさも薄れて彼女をどうにか普通の人間として原作に関わらせないようにしようという決意をしたんだが、その決意や過去の因縁やこの世界の定める運命は私やあの子を想いもよらぬ形で巻き込んでいくことを今はまだ知らない。

 

ヒュッケバインMk-Ⅱの装着者

  • 主人公達より後の世代の転生者
  • 原作キャラに憑依した転生者
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